米テキサス州西部ではしかの検査が行われている場所を示す看板/Jan Sonnenmair/Getty Images viaCNN Newsource (CNN) 米テキサス州西部ではしかの感染拡大が続く中、ケネディ保健福祉長官はビタミンAによる治療を重視する姿勢を示している。ステロイド剤ブデソニドや抗生物質クラリスロマイシン、タラ肝油の使用が「良好な結果」をもたらすとの情報にも言及した。 医師らはこうした情報発信について、ワクチン接種促進の取り組みを損なう恐れがあると指摘する。インターネット上では既に、これらの治療法に関する誤情報が出回っている。 米国では2000年にはしかウイルスの根絶が宣言されており、多くの医師ははしかを診た経験がない。はしかの感染に特化した抗ウイルス薬は存在しない。 米イエール大公衆衛生大学院のトップ、メーガン・ラニー氏は「ビタミンAはワクチンの代わりにはならない」
米テキサス州ラボックの小児病院で数人の患者に肝機能の異常が見つかりビタミンA中毒の兆候が見られた/Jan Sonnenmair/Getty Images (CNN) はしかが流行している米テキサス州とニューメキシコ州で、入院患者のビタミンA中毒の症例が報告されている。 流行の中心地に近いテキサス州ラボックの小児病院では、複数の患者の検査でビタミンA過剰摂取の兆候とみられる肝機能の異常が見つかった。 ビタミンA中毒の症状がある入院患者の子どもは、全員が予防接種を受けていなかった。 ビタミンAについては、米保健福祉省(HHS)のロバート・F・ケネディ長官が感染対策の中心と位置づけ、FOXニュースのインタビューでは「予防薬として」作用する可能性もあると発言していた。 しかしビタミンAの過剰摂取は深刻な健康被害につながることがある。ビタミンAではしかが予防できることを裏付ける根拠はない。 医師の指

1リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く