(CNN) 6月半ば、クルーズ船「ビラ・ビ・オデッセイ」の船内に足を踏み入れたシャロン・レーンさんは、喜びと安堵(あんど)の気持ちで胸がいっぱいになった。 「長年の夢がついに叶(かな)った」とCNN Travelに語った。 これは短期のクルーズ旅行ではない。米カリフォルニア出身で77歳のレーンさんは、今後15年間この船で世界の海を巡り、日本からニュージーランドまでさまざまな場所に立ち寄る予定だ。 ビラ・ビ・オデッセイは「居住型」のクルーズ船で、乗客は原則として短期間の旅行目的では乗船しない。キャビン(客室)は販売され、その契約期間は少なくともオデッセイの推定耐用年数である15年間。船は30年前に建造され、最近改修が完了した。 居住型クルーズ船は、クルーズ船業界にとってまだ新しい分野だ。 海上での暮らし 米クルーズ新興企業のビラ・ビ・レジデンシズが運営するオデッセイは、昨年9月末に出航した。
最前線で守るべきは、この国か、目の前にある命か。 2019年12月に中国の湖北省武漢市で初めて発生が確認され、2020年に入ってから世界的流行(パンデミック)を引き起こした新型コロナウイルス。過去に未知のウイルスの脅威や感染拡大を描いたパニック映画やサスペンス映画は国内外にいくつか存在したが、本作は世界規模で人類が経験した新型コロナウイルスを事実に基づく物語としてオリジナル脚本で映画化した日本で初めての作品である。 物語の舞台は、2020年2月3日に横浜港に入港し、その後日本で初となる新型コロナウイルスの集団感染が発生した豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」。乗客乗員は世界56ヵ国の3,711名。横浜入港後の健康診断と有症状者の検体採取により10人の感染者が確認されたことで、日本が初めて治療法不明の未知のウイルスに直面することとなった。 当時、日本に大規模なウイルス対応を専門とする機関は存
新型コロナウイルスの集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」が横浜に入港してから3日で5年を迎える。乗客乗員712人が感染し、13人が死亡した「未知の感染症」は、今や季節性インフルエンザと同等に位置付けられ、国際クルーズ船の受け入れも再開された。だが、元乗客は危機感をあらわにする。「災害級の感染拡大で多くの人が亡くなったのに、政府の対応は検証されないまま。果たして、これでいいのか」 「船内はまさに『地獄』だった」 ダイヤモンド・プリンセスに乗っていた80代の無職男性は当時を回顧する。 日本生まれの大型客船が那覇港から横浜港・大黒ふ頭沖に到着したのは2020年2月3日夜。すぐに厚生労働省の検疫官が乗り込んだ。 その2日前、香港で下船した乗客のコロナ感染が判明。那覇港に続く再検疫の結果、31人のうち10人の陽性が確認された。 だが患者の搬送手段も、受け入れ先もなかった。政府は船内
注目を集めているディズニークルーズの拠点が、東京国際クルーズターミナルに決まりました。ほぼ間違いなく日本最大となるクルーズ船であり、受け入れ条件はかなりシビア。受け入れる側も、それなりの“覚悟”が必要です。ディズニークルーズ「東京」へ 注目を集めているディズニークルーズの拠点が決まりました。東京都とオリエンタルランドは2024年11月29日、クルーズ船事業に関する連携協定を締結。日本船籍では過去最大となる14万総トン級の新造クルーズ船について、船籍港を東京港とし、東京国際クルーズターミナルを主要な発着拠点にすることで合意したと明らかにしました。 拡大画像ディズニークルーズのイメージ(画像:オリエンタルランド)。 あいさつに立ったオリエンタルランドの髙野由美子代表取締役会長兼CEO(最高経営責任者)は「大都市圏にあり各地からのアクセスに優れたこの港から、私たちのクルーズ船が出港できること
東京都とオリエンタルランドは、東京港におけるクルーズ事業に関する連携協定を締結したと発表しました。ディズニークルーズの主要港は「東京」に 東京都とオリエンタルランドは2024年11月29日、東京港におけるクルーズ事業に関する連携協定を締結したと発表しました。「ディズニーのクルーズ船」が東京にやってきます。 拡大画像ディズニークルーズのイメージ(画像:オリエンタルランド)。 オリエンタルランドは今年7月、日本で新造船による「ディズニークルーズ」を就航させる計画を発表しています。今回、東京港をその主要な発着拠点とすることとし、関連する取り組みについて協力していくことを取り決めました。 小池百合子都知事は同日の会見で、その拠点をお台場の「東京国際クルーズターミナル」とすることを明らかにしています。 オリエンタルランドは「ファミリーエンターテインメントクルーズ」を掲げ、協定に基づきクルーズ事業
乗りものニュース ›› 船 ›› 「衝撃。デカすぎる」ディズニーのクルーズ船にザワつきまくる日本の船業界 それは脅威か、希望か 突如発表されたオリエンタルランドによる「ディズニークルーズ」の日本展開のニュースが、船舶業界に衝撃を与えています。新造される客船の規模は日本の従来のクルーズ船を大幅に上回るサイズ。「まさに黒船」との声もあります。 船舶業界を震撼させた「ディズニークルーズ」 「衝撃。びっくりした」――日本外航客船協会の伊藤正幸事務局長は新たなクルーズ船社の誕生にそうコメントしました。東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドが2024年7月9日に発表したクルーズ事業への参入表明が、日本の船舶業界を震撼させています。 オリエンタルランドが日本導入を発表したディズニークルーズのイメージ(画像:オリエンタルランド)。 オリエンタルランドはディズニー・エンタープライゼズとライセン
Af @Sz73B 世界一周するクルーズ船とかも最近は復活してきたみたいだが、クルーズ船の規模がデカくなりすぎて、一隻に数千人、場合によっては万近い乗員数になってほとんど町が動いてるようなもので、そんなのが規模の大きくないヨーロッパ小都市に乗り付けると一瞬でパンクするからとうとう拒否し始めてるとか。2023-08-12 22:30:58 Af @Sz73B 万単位の乗員を積んだクルーズ船が都市の港に停泊するや否や大量の人間が吐き出されて都市の観光地や宿泊施設に押し寄せて銘々が勝手な振る舞いをしてゴミを大量に残して去るとか、もはや新手の蝗害。2023-08-12 22:32:44 リンク クーリエ・ジャポン クルーズ船はもういらない─世界の有名寄港地がパンデミック後に態度を変えている理由 | 「割に合わない」構図からの脱却 新型コロナウイルスの世界的な流行による大打撃から、ゆるやかに回復
乗りものニュース ›› 船 ›› 日本一周クルーズ船が「なぜか韓国に寄る」理由 寄らなきゃ違法!? 背景に”日本の海運を守る”制度 船舶輸送に「カボタージュ」という制度があります。聞きなれない言葉ですが、有事に日本を危機から守る、重要な役割を果たしています。 外国船は国内でヒト・モノを運んではダメ 「カボタージュ(Cabotage)」は一般にはあまり馴染みのない言葉です。労働運動関係の用語で、労働組合による「怠業」(わざと作業を遅くする)を意味する「サボタージュ(Sabotage)」と勘違いする人もいるでしょう。 これに対し「カボタージュ」は、国の安全を守る”防波堤”のような役目の制度で、「似て非なるもの」です。一体どんな制度なのでしょうか。 コンテナ船のイメージ(画像:GustavsMD)。 これは基本的に、国内の海運市場へ外国勢がむやみやたらに参入するのを禁止するのが目的です。 「外国
「海外事情」に寄稿した文章です。許可を得てこちらに転載します(初稿)。書いたのは昨年12月なのでデータはやや古くなりましたが、「総括」なので、内容は特に問題ないと思います。御覧ください。 緒言 日本の新型コロナ対策を「総括」、すなわち総合的なパースペクティブからまとめようとしたものが過去に2つ存在する。一つは、書籍になった「新型コロナ対応/民間臨時調査会 調査・検証報告書」[1]であり、もう一つは、政府が招聘した新型コロナウイルス感染対応に関する有識者会議が出した「新型コロナウイルス感染症へのこれまでの取組を踏まえた次の感染症危機に向けた中長期的な課題について」[2]である。 しかし、前者はどちらかというと「証言集」に近く、やや厳しい言い方をすれば、「個人の感想」集であり、属人的なものだった。データ解析、ファクトの解析には乏しかった。後者については政府に依頼されて役人が突貫工事でまとめたも
乗客・乗員およそ4600人を乗せてニュージーランドを出発、12日をかけてシドニーに到着したクルーズ船「マジェスティック・プリンセス」で、800人以上の新型コロナウイルスへの感染が確認された。検査では偽陰性が出る可能性もあることから、実際にはより多くが感染していた可能性もある。 「クルーズ船で集団感染」と聞けば、2020年のパンデミック発生当初を思い出す人も多いかもしれない。同じシドニーに到着した「ルビー・プリンセス」や、横浜に寄港した「ダイヤモンド・プリンセス」など、複数のクルーズ船で発生した集団感染では、多くの人が重症化し、死亡した人もいる。そのためクルーズ船の運航会社は2020〜21年の大半の時期において、運航を中止することとなった。 だが、2022年の現在、再び当時と同じことが起きると考える必要はないだろう。すでに多くの人が初回(種類によって1回または2回)のワクチン接種を受け、追加
クルーズ船「ノルウェージャン・ブレークアウェー」(2013年3月13日撮影、資料写真)。(c)CARMEN JASPERSEN / DPA / AFP 【12月5日 AFP】米保健当局は4日、南部ルイジアナ州ニューオーリンズ(New Orleans)に5日帰港するクルーズ船の乗客乗員10人が新型コロナウイルスに感染していることが判明したと発表した。 ルイジアナ州保健当局がツイッター(Twitter)に投稿した内容によると、感染者が確認されたのはノルウェージャン・クルーズライン(Norwegian CruiseLine)のクルーズ船「ノルウェージャン・ブレークアウェー(NorwegianBreakaway)」。先月28日にニューオーリンズを出港し、ベリーズ、ホンジュラス、メキシコに寄港していた。 3200人以上が乗船しており、下船前に全員に対して検査が行われる。陽性と判明した人には自家用
原則、ワクチン接種を乗客に義務付けていた運航中のクルーズ船から27人の新型コロナ陽性者が確認されましたが、全員、ワクチンを接種済みでした。アメリカ南部テキサス州を7日に出発し、カリブ海一周クルーズをしていた「カーニバル・ビスタ号」で11日、乗員26人、乗客1人の合計27人から新型コロナの陽性が確認されていたことが分かりました。 陽性者は全員、ワクチンを接種していて、無症状または軽い症状だということです。 このクルーズは子どもや疾患を持つ人を例外として、原則、乗客乗員にワクチン接種を義務付けていて、船に乗った約4300人の98%近くがワクチンを接種済みでした。 陽性者は隔離されたうえで乗客にはその事実が伝えられ、クルーズは再開されているということです。
29日に横浜港を出港した豪華クルーズ船「飛鳥2」に、新型コロナウイルスの感染者が出たということです。「飛鳥2」が戻るとみられる横浜港から報告です。 30日午後、豪華客船「飛鳥2」から「船内の乗客1人に新型コロナの感染者が出た」と連絡があったということです。このクルーズ船は29日午後5時ごろ、横浜港から出港し青森港などに寄港しながら、5月5日に横浜港に戻ってくる予定だったということです。 客船を運航する郵船クルーズ株式会社によりますと、この乗客は出港の1週間前にPCR検査を受けていて、その結果は陰性でした。しかし、29日乗船時に再度PCR検査を行ったところ、その結果が30日出て、陽性と判明したということです。 運航会社はクルーズを中止して、再び横浜港に向けて運航していて、到着は5月1日以降になる見通しです。
新型コロナウイルスの感染者が国内で確認されてから1年が過ぎた。累計の感染者数は40万人に迫り、死者は5000人を超えている。過去の波とはケタ違いのスケールの第3波の勢いは収まらず、11都府県に出されている緊急事態宣言の延長が懸念されている。なぜ、このような事態を招いてしまったの… この記事は有料会員限定です。 日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。 (残り3,335文字/全文3,475文字) ログインして読む 【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】
岩田健太郎といいます。もうすぐ50歳になるおっさんです。感染症を専門にする医者でもあります。 この文章は、「成人式には行かないで」というお願いの文章です。 なぜ、そのような文章を皆さんに読んでいただきたいのか、今からその理由を説明します。 理由は新型コロナウイルスです。このいまいましいウイルスがいなければ、我々は毎年行っている楽しい行事を楽しくとりおこなうことができたのです。が、残念ながら今はその時期ではありません。すべてはこのウイルスのせいなのです。 一生一度の大事な成人式、たかだか風邪の親戚みたいなウイルスごときで、止めにするなんて嫌だよ。そんな意見もあることでしょう。 でも、一生一度の大事な成人式だからこそ、ここで一歩踏みとどまってもらいたいのです。 すでに、年末年始に帰省した若者から、家族親戚に感染した事例が兵庫県でも複数見つかっています。確かに若者にとってはこのウイルスはほとんど
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