2014年9月6日、オブジェクト指向の関数型プログラミング言語「Scala」に関する大規模カンファレンス「ScalaMatsuri 2014」が開催され、筆者も参加した(写真1)。当日の様子をレポートしたい。Scalaについては、名前は聞いたことがある方も多いと思う。2003年に生まれたオープンソースのプログラミング言語で、コンパイル後はJava VM上で動作する。Javaの既存資産を引き継ぎつつ、Javaにはない新たな言語の特徴を生かせることから、今後が期待されている言語の一つである。Scalaは海外では、米Twitterや米LinkedInなどが利用していることで知られ、ネット企業を中心に普及しつつあるが、今年の同カンファレンスでの発表を聞いて、国内のネット企業でも、もはや当たり前のように使われる状況になったのだと実感した。 国内でのScalaのユーザーとしては、ドワンゴ、エムスリ

前回 の続きです。 私が聴講したセッションのみのレポートとなります。 2014-07-04追記: 全セッションの動画とスライドはこちらにアップロードされています。 2日目 いよいよカンファレンス本編のスタートです。 ホテルから電車を乗り継ぎ Weberwiese 駅で降り、歩いて会場の Kosmos Berlin へ。 [09:00] キーノート: Erik Meijer – @headinthebox スライド スピーカーの Erik Meijer 氏は昨年の Coursera の講義 で Martin Odersky 氏らとともに講師を務めておられた方です。 講演のタイトルは『The Lost Art of Demotational Semantics』。 ホームページ上の記載とは異なる内容ですね。全編手書きのスライドが Cool なセッションでした。 内容は氏のツイートにもあるように

今所属している会社の方で行われるお祭り "楽天テクノロジーカンファレンス" について紹介いたしまっす!本年は "It's a small world" というのがテーマです。楽天は本年7月から正式に英語公用語化をスタートさせました。日本語を話せない社員も徐々に増えており、社内ではみんな一生懸命英語を勉強していたりします。 ソフトウェアに携わる私たちにとっても、英語ができるようになると、様々な機会が見えてくるようになります。海外のウェブサイトに載っている情報を翻訳無しで読めるようになったり、海外カンファレンスであこがれの人の話を通訳なしで聞けるようになることを始めとして、様々なコミュニケーションが徐々にグローバルスタンダードに適応し、圧倒的な情報量がリアルタイムに入ってくるようになります。そして、そこで分かることは、英語を頑張って勉強しているのは日本人だけでないこと。韓国、中国、台湾など近

HTML5カンファレンス2012の講演資料のまとめです。HTML5カンファレンスは非常に有意義なものでした。講演頂いた方、スタッフの皆様ありがとうございます。HTMLとかCSSとかAPIとか -2012秋編-(矢倉眞隆さん)HTML5 やCSS3 の新しいタグやプロパティについての解説。 でもその前に、W3C と WHATWG についての話。 一部のメディアで、W3C と WHATWG が決裂したかのような報道がされたが、実際は問題ないとのこと。 W3C と WHATWG の Editor を務めていた Ian Hickson氏は WHATWG のHTML に集中し、バグ修正が加速しそうです。 セッションでは紹介されていませんでしたが、こちらの記事に Ian Hickson氏からのメールの邦訳など載っています。HTML5仕様をめぐるW3CとWHATWGについて、Ian Hick

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