電車、バス、タクシーといった公共交通利用でこそ歩ける登山コースというのも探せば結構あるもので、今回はそういったお話。 公共交通最大の利点とも言えるのが、登山口と下山口を全く別の場所に設定できること。車の回収というのを考えなくて良いのがマイカーにはないアドバンテージであり、その効力を最大限に発揮するのがアルプスなどの長距離縦走にあります。 過去に自分が歩いた、そういった縦走コースを数件ご紹介。公共交通利用の登山者にこそおすすめしたいです。 少し前にも公共交通について語った回がありましたが、こういった雑感的な記事の方が割と楽しく書けている部分もあるので、今後増やしていこうかなと思いつつ、、、 今回のお話は、またまた公共交通利用の登山について。 電車、バスといった公共交通利用のメリット・デメリットは色々ありますが、その最大の利点ともいえるのが、登山口と下山口を全く別の場所に設定できること。 マイ

「日帰りで山を歩いて温泉宿に泊まる」という旅の提案 「山を歩いた後に温泉宿に泊まり、温泉と食事と酒を楽しむ」というのは、私が最も好きで、多くの人におすすめしたいと思っている旅のスタイルです。 麓に温泉いっぱい!苦労せず絶景を楽しめる乗鞍岳 もちろん山小屋に泊まるのも好きだし、テント泊で縦走するのも大好きなんですけど、欲を言えばその山行が日帰りであろうと数泊の縦走登山であろうと、最後に温泉宿に泊まってから帰るのが理想は理想なんですよ! でも、毎回は予算的にも厳しいですし、週末の休みは2日間しかないので「日帰り登山+温泉1泊」を2日間で楽しむのが、最も実現しやすいプランなのではないかと思います。 また、私自身が長く東京に住んでいるため今回は「東京から」のプランとなってしまいましたが、いつか西日本編も作れるよう、今後も山歩きと温泉宿を楽しんでいく所存です。 「日帰りで山を歩いて温泉宿に泊まる」と

伊豆の西側に連なる金冠山~達磨山、その先に果てしなく続く伊豆山稜線歩道を歩いてきました。 天城峠を起点に43kmにも及ぶ稜線縦走トレイル「伊豆山稜線歩道」。流石に1日では歩き通せないので、今回はだるま山高原をスタートして金冠山~達磨山と登り、さらに伽藍山~棚場山~魂の山とひたすら南下して仁科峠までの区間を縦走しました。 標高1000mに満たない山ながらも、草原や笹道広がる雄大な稜線は展望も抜群で、伊豆の海風にあたりながら気持ちの良いトレッキングができます。富士山と海の展望はもちろん、4月中旬の時期はマメザクラの季節でもあるので、桜花見も同時に楽しめる春山登山には打ってつけの登山ルートです。 細かいアップダウンが多いので意外とタフなコースでしたが、伊豆の大自然に魅せられた1日となりました。 雄大な稜線広がる伊豆山稜線歩道――― 伊豆に広がる43kmもの稜線天国『伊豆山稜線歩道』。 今回歩いた

登り立原高原 下り立原高原 最高標高1851m 登山口標高1370m 距離6.80km 累積標高519m 520m 平均斜度8.5度 時季2016年3月 天気曇りのち晴れ 日程日帰り 水の量 歩いた時間登り1:34/下り1:07/合計2:41 平均した歩行速度2.68km/h この日のペース 立原高原 天狗山分岐(0:42) 垣越山(0:51) 男山(1:34) 垣越山 天狗山分岐 立原高原(2:41) 南相木村の立原高原キャンプ場から登りました。 入口の案内板の親しみやすさや、高低差、見上げれば天狗山らしき山が近く見えることから、男山もスッと登ることができるだろうと考えていましたが、稜線歩きの岩場には少し面食らいました。 樹林帯だから恐怖心も無く歩くことができましたが、岩場の狭さも高さも十分だったと思います。 案内板が天狗山寄りだったのも頷けた印象です。 ただ山頂からは最高の眺めで、八ヶ

先日の日曜日、「久々に奥多摩を歩いてみよう!」と大岳山に登ってきました。 ここの所、奥さんが仕事で疲れ気味だったこと、翌週には八ヶ岳へ泊まりがけで行く予定もあったので、土曜日は自宅のんびり過ごしていたのですが、最近は登山以外でも活躍されてるはらですぎ氏が楽しそうな山行をしているのを見て(他にもTwitterフォロワーさんたちの登山を見て)、やっぱり低山でもいいから山に遊びに行こう!と。 1月の丹沢 塔ノ岳山頂は想像以上に寒かったです - はらですぎ 先日の寒波が訪れたあとに我が府中市から眺めた奥多摩(奥秩父)の山々。左手の方に見える、とんがり帽子が目立つあの山に久々に行ってみることにしましょう。 実は初めての御岳山経由〜大岳山登山 大岳山(1,266.5m)は奥多摩三山にも数えられ、御岳山経由、鋸山経由、檜原村側の各登山口、そして海沢探勝路など、様々なルートから登山を楽しむことができる人気

12月初旬に冬の日光白根山へ登ってきました。 冬の日光白根山はこれで2回目。3年前にもほぼ同じ時期に登りましたが、この時は山頂でガスに巻かれてしまい展望を拝むことができなかったので、その時の景色を見るべく再訪。 今回は天気の崩れの心配が全くないほどの快晴無風で、日光の山々や上信越の雪景色、遠くにはアルプスや八ヶ岳、さらには富士山までも見渡せる絶好のコンディションでした。 凍結した五色沼、岩肌を雪で覆われた奥白根山、冬山ならではの雪と氷の世界に浸れた1日となりました。 3年ぶり2度目の冬の日光白根山へ――― 12本アイゼンを着けて初めて登った山が、確か2011年の雲取山。これを雪山登山開始とするなら、今シーズンで雪山6年目。 自分みたいにストイックに冬山に打ち込むのではなく、ほどほどのレベルで雪山登山を楽しみたい場合、アクセス面でも難易度でも夏山ほど選択肢は多くはないので、5年も経てば過去に

gearedの編集部員たち。各自各様のサブカルチャーを愛するが、比較的共通している趣味は音楽、ラーメン、東海林さだお。 CASIO はアウトドアに特化したスマートウオッチ Smart Outdoor Watch WSD-F10 を2016年に発売。第2弾として発表された WSD-F20 は、PRO TREK の新シリーズ PRO TREK Smart として発売される初めてのスマートウオッチとなります。 最大の特徴は、昨年リリースされた第1弾 WSD-F10 では搭載していなかった低消費電力GPSとオフラインで使えるカラー地図機能を搭載しているところ。WSD-F10 では地図機能等を使う際に、常にスマートフォンと連動しておく必要がありましたが、WSD-F20 ではスマートフォンの電波が届かない山域や、スマートフォンを手に持てないウォータースポーツなどでも単独で使うことができます。 マップは

2016年もあとわずか。 今年も何だかんだ冬の雪山、春の花見登山、夏のテント泊縦走、秋の紅葉登山と1年を通じて山登りを楽しめたので、2016年の登山記録をまとめておこうと思います。 全部載せるとなかなかのボリュームになるので、いくつかをピックアップ。2015年ほどは山には行けなかったけども、選定に悩むほどどれも色濃く思い出に残る登山でした。 毎回読んでくださっている方もいらっしゃるようでうれしい限りです。もうしばらくこのブログは続くと思うので、来年もどうぞよろしくお願いしますm(__)m 2016年登山総集編――― 昨年も年の瀬に同じようなまとめ記録を書きましたが、やっぱりブログを書き続けているとそれなりに自分の財産にもなるので、たまに振り返ってみたくなります。 山登りが他の一般的な趣味と違うと思っているのは、朝早くから夕暮れ時までほぼ丸一日その趣味(=山)に対して身を捧げるという点で、ア

10月22日に福島県の会津朝日岳へ登ってきました。 標高1624mとそこまで高くはないですが、日本二百名山にも選定されており、会津駒ヶ岳と並んで会津地方を代表する山となっている会津朝日岳。数年前の集中豪雨によってしばらく入山禁止となっていましたが、昨年より登山道が再開通し、今では普通に登ることができるようになっています。 この山の存在は前から知っていたのですが、詳細に調べていたわけでもなく何となく成り行きで決まった今回の日帰り登山。 ただ、それが結果的には良かったのかもしれない。前知識もあまりなく臨んだので、淡い期待を大いに上回る紅葉風景を目にした時には、ただただ感動させられました。 この山の紅葉は規模が凄まじいです。アクセス難ではありますが、紅葉ピーク時でありながらも閑散とした雰囲気で静かな山登りが楽しめるのもいいところ。 また1つお気に入りの穴場となる山を発見できた1日でした。 紅葉に

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長野県の戸隠山と高妻山へ、紅葉狩りも兼ねて日帰り登山してきました。 10月中旬は山頂付近の紅葉は終わりを迎え、麓へと色づきが移っていく頃。ここ戸隠山の麓には鏡池という綺麗な池があり、その水面が映し出すシンメトリーの戸隠山と紅葉風景は、県内でも屈指の絶景と言われているほど。ぜひ一度はこの目で見ておきたい景色でした。 今回はその鏡池をスタートして、戸隠山と高妻山を1日で周る日帰りとしては長めのルート。特に危険なのが戸隠山の蟻の戸渡り。幅50cmほどの平均台に近い岩稜が核心部となっています。 それ以外にも鎖場や岩稜が続き、細かいアップダウンもあってかなりタフな山行となりましたが、両方とも紅葉の山というだけあって見事な錦秋の雰囲気に包まれての登山となりました。 戸隠山・鏡池からの紅葉登山――― 今回登る戸隠山(標高1904m・日本二百名山)と高妻山(標高2354m・日本百名山)。 標高と名山だけ見

青森県の最高峰にして本州最北の日本百名山、岩木山(標高1625m)へ登ってきました。 独立峰として津軽平野にどっしりと聳える岩木山。古くから山岳信仰の対象として修行の場にもなっている山ですが、現在は八合目まで津軽岩木スカイラインが通っているので、山頂付近まで一気に車で行くことができます。さらにそこからリフトも用意されているので、誰でも手軽に登頂が可能。観光気分で登れる山です。 今回はせっかく遥々青森まで行くことになったので、これらは利用せず、麓の岩木山神社(百沢コース)から登って、嶽温泉へ下山するルートで歩いてきました。 これだとしっかりとした山登りになるのでそれなりに大変ではありますが、山頂付近は紅葉も始まっていて、火山の溶岩帯を越えて目の前に飛び込んできた日本海は素晴らしい絶景! 久しぶりの東北遠征を楽しんできました。 津軽の名峰、紅葉の岩木山へ――― 年に数回慣行している東北遠征登山

青森遠征登山、2日目は紅葉の八甲田山へ登ってきました。 八甲田山というのは単体の山としては存在せず、十和田湖周辺に聳える火山群の総称。大きく北八甲田と南八甲田に分かれますが、今回登ったのは北八甲田山系。 酸ヶ湯温泉を基点に八甲田山の最高峰でもある大岳、ダイナミックな噴火口が見ものの井戸岳・赤倉岳、紅葉の名所でもある毛無岱の大湿原をぐるっと周回してきました。 岩木山と同様、こちらも登山口まで路線バスが運行している上にロープウェイもあるので手軽に登ることができます。紅葉のピークがまさに始まったところで、絶好の撮影ポイントにもなっている毛無岱の階段から、その見事な紅葉風景を眺めることができました。 紅葉に彩られた大湿原広がる八甲田山へ――― 岩木山に続いて2日目は八甲田山へ。岩木山と並んで青森県の日本百名山の1つでもあります。 独立峰の岩木山に対して八甲田山は火山連峰。同じ火山でありながら、その

gearedの編集部員たち。各自各様のサブカルチャーを愛するが、比較的共通している趣味は音楽、ラーメン、東海林さだお。 この度、以前に紹介したGARMIN epix J を入手し筑波山でテストしてみました。サイクリングやランニングなど多用途に使えるGPS ですが、登山やトレッキングでの利用をレポートしたいと思います。 この epix J の最大の特徴は、腕時計型GPS ながら地図が搭載されていること。外観は、四角いディスプレイが個性を主張。アウトドアウオッチは丸いデザインが主流のなか、ゴツい印象を受けます。しかし、大きさは縦横50.8 x 53.3mmで重量は約85gですから、実際には手につけてもアウトドアウオッチに比べ違和感はありません。 地図が内蔵されている本機では、地図情報に含まれる道路情報を利用したナビゲーションも可能。一方で、従来の腕時計タイプ同様に心拍計や自転車向けセンサー

8月末から9月初めにかけて北海道に遠征してきました~。去年の屋久島に続き、年一回の遠征です! 今回の目的は道東の百名山3座、羅臼岳・斜里岳・阿寒岳です。北海道は過去に旅行で3回訪れたことがありましたが、登山は初めてです。 この3座はどれも標高1,500m前後の山なので 景色はそれほど期待していなかったのですが、登ってみてびっくり! どの山も印象的なコース・展望が待ってくれていました! まずは最初に登った羅臼岳からレポします♪ <コースタイム> 2015/8/28 木下小屋6:10→650m岩峰7:05→弥三吉水7:20→銀鈴水8:00→大沢入口8:15→羅臼平8:50→羅臼岳山頂9:35→休憩~10:30→羅臼平10:55→木下小屋12:40 都内近辺からだと飛行機とレンタカーで登山口まで行く必要があるため、参考までに旅程も書いておきます。 まず計画を立てる段階で、道東3座をまとめてレン
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