朝日新聞による報道を機に、砂糖玉で病気が治ると称する擬似医療「ホメオパシー」が社会的に問題視されています。ところが、これだけ騒ぎになっているのに、ホメオパシーの問題性を世に問おうとする“医療ジャーナリスト(フリーランサー)”の姿が見えません。何やってるんでしょうか。 ■ホメオパシーをヨイショしてきた人々Googleで「医療ジャーナリスト」「ホメオパシー」で検索すると、出てくるのはホメオパシーに対して擁護的な“医療ジャーナリスト”ばかりです。たとえば、日本統合医療学会会員の“医療ジャーナリスト”福原麻希氏は、『Sponichi Annex』で<「健康」総合医療入門>という連載を執筆しており、第11回と第12回でホメオパシーを紹介。帯津三敬塾クリニック(東京・池袋)の板村論子院長へのインタビューを、<花粉症や片頭痛も改善する> <胃の痛み、うつも改善する>といった見出しで掲載しています。その

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「ホメオパシー」という代替医療では、ある症状を引き起こす物質を希釈すればその症状を治す薬になると考えらえている。たとえば、ミツバチを希釈したものはミツバチによる虫刺されに効く、という具合だ。また、希釈すればするほど効果が増すとされる。 原料のミツバチはすり潰されてアルコールに溶かされ、元の物質が残らないほど何度も希釈・振とうされ、砂糖玉に染み込まされる。この砂糖玉を「レメディ」と呼ぶ。ミツバチから作られたレメディは「Apis(エイピスまたはアピス)」だ。レメディの中には「般若心経のレメディ」「福島の土のレメディ」といったわけのわからない新しいものもあるが、エイピスは古くからある伝統的なレメディの一つである。 実際には、エイピスのレメディには効果がない。ミツバチ由来の物質は残っていないため、実質的にはただの砂糖玉である。効果があるように誤認するのは、ただの自然治癒をみているか(ミツバチ刺傷は

ほとんど確信をもっているけど、 医療や薬を科学的根拠なしに批判するような書籍や記事をSNS等で拡散させているのは、東洋医学界隈の人間だと思う。 具体的には鍼灸師、柔道整復師、整体師あたり。 整体に関しては国家資格ではなく定義もよくわからないが、「陰と陽」や「氣」を持ち出す整体師は多いので東洋医学系だと思う。 私は柔道整復師で、現在はリラクゼーション屋だから、 Facebookのニュースフィードには柔道整復師や鍼灸師や整体師のシェアや投稿が出てくる。多分、一般の方よりも医師よりも、東洋医学界隈の活動が目に入りやすいと思う。 どんな内容かと言うと、 「癌で死ぬのではなく癌治療によって殺されるのだ」だとか、 「薬は毒です!断薬しましょう!」という内容なんである。 その他には、なんでもかんでも「食」か「自然」で解決できるというマクロビ的な内容であったり、ホメオパシーであったり・・・ 『代替医療のト

代替医療を提唱・実践する組織が、○○医学協会、○○学会、○○研究所、○○医学センターなどを名乗ることがある。慣れない人が公的な組織であると誤解することもあるだろうが、名乗るのは自由である。また、代替医療の組織が医学雑誌を発行することも自由である。組織外のメンバーに読まれるかどうかはともかくとして、論文のようなものを掲載すれば医学雑誌のように見える。なんならグループ内部で査読したことにしてもいい。 たとえばの話、日本ホメオパシー医学協会*1が、見た目の体裁だけは整った医学雑誌を発行することもできる。そのような雑誌に載った総説に「複数の公的な報告書がホメオパシーの有効性を科学的に認めている」と書いてあったとして、読者らは信じるだろうか? さて、sivad氏は、「もう少し新しい知見を追いましょうね」として、イギリス・アレルギー環境栄養医学協会(BSAENM)の報告書(以下BSAENM報告書)を引
■Homeopathy has clinical benefits in rheumatoid arthritis patients that are attributable to the consultation process but not the homeopathic remedy: a randomized controlled clinical trial ホメオパシーはリウマチ性関節炎に対して臨床的利益がある!ただし、レメディではなく"consultation process"が寄与している。レメディを決めるための過程、つまり症状やらなんやらお話を傾聴すること自体が効くわけ。そりゃそうだろうな。ちゃんとRCTをやるところがすごい。 エルンスト(「代替医療のトリック」の著者の一人)のコメント。■Homeopathy, non-specific effects andgoo
今日8月9日は「鍼灸(はり・きゅう)の日」だそうです。 前のブログ記事「梅酵素ジュースとコカ・コーラ~食の安全について」には、同業である鍼灸師の皆様から様々なご意見を頂きました。「好転反応」という言葉を使うべきでないという意見については、「現実にある現象であり説明に不可欠」というご意見もいただきました。 今日は1冊の本の紹介を通じて、私が鍼灸師は好転反応という言葉を使うべきではないと考える理由を改めてご説明します。紹介する本は『がんと一緒にゆっくりと―あらゆる療法をさまよって』。著者は2006年に亡くなった元NHKアナウンサーの絵門ゆう子さんです。 この本には、癌と診断された絵門さんが様々な民間療法をさまよった経緯が記されています。悪質な業者や施術者に大金を奪われ、最後には放り出されてしまう様子を読むと胸が苦しくなりました。 詳しくはぜひ本書を読んでいただきたいのですが、一連の経緯をご紹介
良書なのだが、おそらくこの内容でも彼らには届くまい。ニセ医学側の目的は金や一部、間違った善意であり、信者はもう感情的にも勘定的にも引き返せないからだ。本人がダメなら、周りの人間が勉強して自分や大切な人を守らなければならない。不安になると怪しげなものにも手を出したくなる、というのは人間の本質であり(自分も経験がある)、ここを突いてくる「ニセ医学」を防ぐのは当人の意志だけでは難しい。 相手の実名を出して批判する勇気と、自身が匿名で出版をする慎重は矛盾しない。疑似科学によって暴利を得ている輩は、批判者に対して容易に理不尽な牙を剥くからだ。匿名であろうと、出典を明らかにし、内容が優れていれば何の問題も無い。水道橋博士、武田教授等の有名人にもきちんと批判をしており、実に真っ当。 サイモン・シンの代替医療の批判本と比較して、日本の現状に合わせて事例の項目を多く上げる構成は、現状に対する啓蒙として正解

食べ物は命の根源。ご存知のように、食べ物を薬として病気の治療や予防に使うという考えは、中国やインド、エジプトなど、文明の発達していた地では古くから浸透していた。日本でも近年、「医食同源」という言葉が広まり、薬膳レストランや健康食の料理教室が人気を博している。 従って、『これを食べれば医者はいらない』というこの本のタイトル自体、目新しいものでも何でもない。しかし、分かっちゃいるけどやめられないのが人間。身体に悪くても「早い、安い、旨い!」と三拍子揃った、ファーストフードやジャンクフードに手を出さずにいられない人は数多し。そんな人たちにはぜひ、この本の著者、若杉ばあちゃんの愛ある説教を読んでほしい。「何を何グラムなんて言い出したら、料理じゃない」 「放射能だろうがなんだろうが、食事によってからだを健康な状態にしておけば、必要以上に怖れることなどない」 など、極論すぎると思われる部分もないでもな

ダ・ヴィンチ 2014年 10月号 [雑誌] 出版社/メーカー:KADOKAWA発売日: 2014/09/05メディア: 雑誌この商品を含むブログ (4件) を見るダ・ヴィンチのサイトにこんな記事が載ってまして。 みそ汁は飲む点滴! ガンも放射能も怖くない!? 日々の食事がアナタを救う | ダ・ヴィンチニュース これを食べれば医者はいらない 作者: 若杉友子出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2012/04/26メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 16回この商品を含むブログ (11件) を見る 食べ物は命の根源。ご存知のように、食べ物を薬として病気の治療や予防に使うという考えは、中国やインド、エジプトなど、文明の発達していた地では古くから浸透していた。日本でも近年、「医食同源」という言葉が広まり、薬膳レストランや健康食の料理教室が人気を博している。 従って、『これを食べれば医者は

子育て支援のNPO法人(新潟県上越市)代表の女性(56)から、大阪と新潟でマッサージを受けた男児2人が死亡した問題で、新潟県警江南署が昨年11月に新潟市の男児=当時(1)=に対する業務上過失致死容疑で女性を書類送検し、新潟地検が不起訴としていたことが10日、地検などへの取材で分かった。 地検によると、不起訴処分は昨年12月27日付。理由は明らかにしていない。 捜査関係者によると、新潟市の男児は昨年2月17日、体を押したり首をひねったりする施術を受けて同日死亡し、県警が任意で調べていた。女性は乳幼児の健康を促進するとした独自の施術をしていた。
ホタテの母 @Tmssa777 ホタテは去年11月に2回固まった。 いきなりの激痛に苦しむ発作は見慣れたが、強過ぎる痛みに全身が固まった。 呼吸も出来なかった。 それ以来、ホタテを1人には怖くて出来ない。 症状は悪化するのに、治療方法はない。 悪化がどこで止まるのか、この先も見えない。子宮頸がんワクチンの恐怖 2014-01-12 14:28:09 川上隆広 @kawakami_taka @Tmssa777 子宮頸がんワクチンの被害者に免疫グロブリン療法を進めている医師がいるようですが危険です。 治療方法は体内に入ったHPVと重金属類を排出することが先決と思います。ホメオパシーやキレート療法が有効だと思われます。 http://t.co/0IIAXm3Orr 2014-01-12 14:50:50

インターネットを含め、さまざまなメディアで提供されている「健康情報」。中には、根拠が薄かったり、ほとんどなかったりするものも多いです。そのような情報の中には、人々を脅かすことで行動を操りたい、またはセンセーショナリズムでアクセスを稼ぎたい、といったものも少なくありません。そういった記事で多用されるフレーズを集めてみました。なお、網羅的に調査したものではないため、うさじまの観察範囲によるバイアスがある場合があります。 「〜と言われています」「〜が指摘されています」「〜との声があります」 「責任転嫁の呪文」です。「誰かが言ってるんだもん、私が言ってるんじゃないもん、根拠なんか知らないよ、言ってる人に聞いてよね」というのと同義です。このフレーズとともに、根拠資料を提示してあればかなりマシなほうで、単に自分が思いついたことなんじゃないの、とツッコミたくなるような独自理論や、ごくごく一部の人が言って

占い,幽霊,宇宙人・・・なぜ人は,怪しい言説に魅入られるのか?心理学者のハインズ博士が,ニセ科学の数々を俎上に載せ,その実態と欺瞞を暴く.ニセ科学批判の定本,待望の新版.今回は,ホメオパシー,セラピューティック・タッチ,ファシリテイテッド・コミュニケーションなど,日本でも社会問題になっている代替医療を新たに取り上げ,バッサリと切る. 1章 ニセ科学の正体 2章 なぜニセ科学をあばくのか? 3章 心霊術のだましのテクニック 4章 予言は当たったか? 5章 偽造されたUFOの物的証拠 6章 異星人がやってきた? 7章 古代宇宙人飛来説のまやかし 8章 バミューダ・トライアングルの謎解き 9章 衝突する宇宙説の真相 10章 なぜ代替医療は流行るのか? 11章 まだある代替医療の数々 12章 集団ヒステリーが煽る恐怖 13章 現代ニセ科学の傾向と対策・その1 14章 現代ニセ科学の傾向と対策・その

Facebookで知りました。(ってことは、多分、Twitterでももうさんざん言われている内容なのかもしれませんが、最近また離れちゃっているので追えてません...) 母乳ケアで有名な故山西みな子氏の妹さんがやってらっしゃる自然育児相談所 / 山西助産所 (魚拓)に 乳腺炎をホメオパシーでご自身の自己責任で直す方々が多い時代です。30年前とは違って選択肢がたくさんある時代です。 とあります。 出たよ、自己責任...ちょっと待って? そうやって、「自己責任」ってことで勧めた人たちの責任はなかったことにしていない? ちょっと待ってよこれ、本当にこれ、どう解釈したらいいのですか? 問題、ないですか? ここは山西助産所は日本助産師会にも加入しています。リスト やっぱり、切っても切れない? 助産師とホメオパシーなのでしょうかね。医療従事者、国家資格を持って開業している方が乳児へのリスクがあることを承

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