日本を拠点に、個人開発者として数々のWebサービスを世に送り出す。これまでにWebデザイナー向けメディア「サルワカ」、技術情報共有サービス「Zenn」(のちに売却)、日記やエッセイ投稿サービス「しずかなインターネット」、AI翻訳ツール「Nani!?」などを開発・運営。妻と娘、犬と猫とともに、シンプルな暮らしを送りながら、新しい場所をめぐることを楽しみにしている。 良いものを作るために「全部自分でやる」 働き方としては「個人開発」を強く打ち出していますよね。 そうですね。この5、6年はもう、基本的に自分一人でなにかを作って、それが当たればその先で新しいものを作れるし、外したらそのときは就職しようみたいなスタンスでいます。今のところはありがたいことにいい感じに当たっているので、好きなものだけ作ることができていますね。『Zenn』を作ったあとに買っていただいたということがあり、そのときは譲渡先の

昨日の夜、ちょうど同僚の書いた記事を読んだり、自分の書いた記事を見返したりしながら、連想的に思ったこと。 自分は3年半前にはじめて、エンジニアリングマネージャーの責をもらった。その仕事をする上では、とにかく自分がたどってきた社会人エンジニア約10年の経験が、もれなく役に立った。 しかしその中でも特に役に立ったと言えるのは、自分にとって最も忌まわしい、全く活躍できず、周囲からも疎まれていて、自分は何の役にも立っていないと感じ続けていた、新卒時代の1年間の経験である。 メンバーが、自身の能力を最大限に発揮できるように、工夫すること。特に、いま自己効力感が低かったり、何かうまくいっていないメンバーから、光るものを見つけて、それを活かすように支援したり配置を考えるということ。マネージャーになってから、この3年半一貫してずっとやってこれたことの一つだと、ある程度胸を張って言える。 SHEという、いま

これは「あらたま・いくおのAdvent Calendar 2025」5日目のエントリです。 昨日はyuya moriさんの『「マネジメントやるのもその育成も無理ゲー」を整理する』でした。 ぼくがこのアドベントカレンダーに登録しようと思ったのは、「あらたま・いくおのマネジメントRadio」がとても好きだからです。 ぼくは言語優位・視覚優位なタイプで、耳からの情報処理があまり得意ではなく、Audibleやポッドキャストを聴く習慣はほとんどありません。ですが、お二人のポッドキャストは、仕事柄共感することも多く、自分にとって身近な話題が多いのですんなり聴くことができ、いつも楽しませてもらっています。 お二人のお話を聴いていると、「いつも楽しそうだな〜」と微笑ましい気持ちになります。マネジメントにまつわる話題なので、時にはシビアな話もあるわけですが、そういうときにもあまり深刻さは感じません。きっと日
こんにちは、すえなみ(@a_suenami)です。 この記事は Best of 2025 アドベントカレンダー 3 日目の記事です。昨日は hysysk さんの「2025年のベスト数学」でした。 はじめに タイトルを見て驚いた方も多いと思いますが、虚偽でも誇張でもなく、文字通りのことがあったので、それにけじめをつける意味でブログを書いておこうと思い、そのための場としてこのアドベントカレンダーを使わせていただくことにしました。 ただ、安心していただきたいのは、これもタイトルにある通り、今年すべてのケリがついており、現在は落ち着いています(そうでなければブログを書けませんしね)。 2025 年"の"ベストではなく、2025 年"が"(ここ数年で)ベストの年になったというお話です。 何があったのか 今からだいたい 2 年半くらい前の2023 年春頃、当時僕が取締役 CTO を務めていた会社があ
相変わらず「リベラルアーツとリーダーシップ」というテーマで色々と考えています。過去にもこのテーマで記事を出したことがありますが、今回はまた少し別の角度から書きたいと思います。 それは リーダーの役割は「論理的に解けない問題」に向き合う ということです。ここでキャリアの進展に伴って、当事者が扱う問題の質や位置づけがどのように変化していくかを考えてみましょう。 一つ目に指摘できる変化が、キャリアの進展に伴って、扱う問題が論理的に正解のない問題になる、ということです。現在の日本に存在するほとんど全ての企業は、マックス・ヴェーバーが定義した官僚型組織のシステムで運営されています。この組織では、次の三点に則って業務執行が行われています。 明確な階層構造を持つ 各階層に明文化されたルールと権限規定がある ルールと権限規定の範囲を超えた案件は階層の上位者に委ねられる さて、この定義に則れば、権限の範囲を

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