九州支社 事業推進部 営業推進化所属。プリセールスエンジニアとして、IIJサービスの提案を行っています。最近は生成AIの業務活用に(色々な意味で)ハマっています。 【IIJ 2025TECHアドベントカレンダー 12/8の記事です】 始めに こんにちは。九州支社営業推進課に所属する白川です。 普段はプリセールスエンジニアとして、IIJサービスや生成AI活用の提案を行っています。特に生成AI活用の提案においては、最近話題のノーコードで生成AIアプリを簡単に作れるDifyの導入活用支援を行っています。 今回はこのDify(ディフィー)の簡単なご紹介と、MCP(Model Context Protocol)という仕組みを使って、人の代わりにLLMがDB上のデータを分析できるらしいので、その検証をしてみたいと思います。 Difyとは 一般的に自社専用のAIチャットボットアプリなどを作る場合、Az

リコージャパンは2025年10月7日、「Dify」の活用を支援する「Dify支援サービス」の提供を開始した。Difyは、LLM(大規模言語モデル)を組み込んだアプリケーションをノーコード/ローコードで開発できるプラットフォームだ。 Dify支援サービスは、オンプレミスでLLMを実行するのに必要な環境構築、導入、運用支援をパッケージ化した「RICOH オンプレLLMスターターキット」のオプションとして提供される。 構築済みのPCサーバを最大2カ月提供するトライアルを提供 同サービスでは、「メールサポート」や「専任チームによるテクニカルミーティング」をチケット制で提供。Difyを活用してアプリケーションを作成する現場担当者向けに、技術、運用面でリコージャパンが伴走支援するという。 価格は、「Dify伴走支援 6チケットパック」が82万2000円(税別)。「追加チケット購入/チケットプラス1」が

はじめにノーコードでAI(人工知能)チャットbotを作成できるDifyの入門連載。前回までの連載で、Difyを使ったチャットbotの作成方法、Webサイトへの埋め込み方、プロンプト設計やテスト、ユーザーフィードバックを使った品質改善などを学んできました。本稿では、チャットbotがより豊富な情報源にアクセスできるようにすることで、回答の正確性と充実度を高める手法を解説します。 ナレッジベースとRAGの基本 生成AIはもともとの学習データに含まれない情報を答えられないだけでなく、誤情報をもっともらしく生成してしまうこともあります(ハルシネーション)。RAG(検索拡張生成、Retrieval-Augmented Generation)は、この問題を解決するための技術で、ユーザーからの質問に答える際にまず外部の知識ベース(ナレッジベース)から関連情報を検索し、その結果をコンテキストとして大規模言

報道発表資料 2025年08月18日ノーコード推進協会 一般社団法人ノーコード推進協会 (代表理事:中山五輪男、アステリア(株) CXO(最高変革責任者)、以下NCPA) は、ノーコード技術の普及と発展を目的として開催した「第3回日本ノーコード大賞」の全ての受賞者のプレゼン資料を一挙に掲載した電子書籍「ノーコード開発バイブル 2025 Summer」をこの度リリースしました。なお、この電子書籍はどなたでも無料で自由にダウンロードしていただけます。ノーコードに関する事例情報に興味をお持ちの方は是非ともお読みください。 ■電子書籍「ノーコード開発バイブル 2025 Summer」 の概要 以下の全受賞者のプレゼン内容が盛り込まれています。 【日本ノーコード大賞 自治体部門】 大賞:北海道函館市 優秀賞:山梨県富士吉田市 【日本ノーコード大賞 一般企業部門】 大賞:医療法人葵鐘会 優秀賞:ダ

ノーコード開発バイブル 2025 Summerには、自治体部門と一般企業部門の受賞事例が網羅されている。自治体部門では北海道函館市が大賞を受賞し、山梨県富士吉田市が優秀賞に選ばれた。一般企業部門では医療法人葵鐘会が大賞を獲得し、ダイハツ工業、大分県立津久見高等学校が優秀賞を受賞。さらに、橋本総業やあんしん村グループが特別賞に輝いた。 例えば医療法人葵鐘会は、複雑な新生児管理業務での業務忘れインシデントを撲滅するため、大型モニターと音声付きアラートのシステム「勿忘草」(わすれなぐさ)をローコード開発ツール「FileMaker」で構築した。システム導入後、アラート対象の業務忘れインシデントはゼロになったという成果はもちろんだが、現場の医師が自らツールを使って短期間(約3カ月)で安価(約15万円)に開発した点が評価されたという。 一般社団法人ノーコード推進協会の中山 五輪男氏(代表理事)は「ノー

業務改善の手段として注目される「ノーコード開発」。その概要から、業界動向、導入のメリット・デメリット、現場での活用事例、ノーコード開発ツールの導入ポイントまで、調査データを交えながら詳しく説明する。IT化、デジタル化が進んでいるといわれる昨今ですが、日々の業務で、手作業の多さやシステム化の必要性を感じることはまだまだ多いのではないでしょうか。ところが、業務のシステム化にはIT部門に頼る必要があったり、外部への委託費用が高かったり、専門知識を持つ人材が不足していたりして、なかなか進まないケースがほとんど。現場で感じる業務改善の課題は現実的なハードルによって後回しにされがちです。そのため、IT部門や外部委託に頼らず、“自分で、現場で”業務を改善する方法の一つとして「ノーコード開発」が注目されています。本稿では、ノーコード開発の概要から、業界動向、メリット、デメリット、現場での事例、ノーコー

かつての夢、そして挫折 「Programming is Dead. Long LiveProgramming ー プログラミングは死なず。ただ老兵は去るのみ」では、生成AIによる自然言語プログラミングの登場が、プログラミングの歴史からも必然であることを説明した。そして、プログラミングがより抽象化され、コンピューターから遠ざかり、ビジネスに近づいていること、今後さらにその流れが進む可能性があることを述べた。 さて、今回は、そこからさらに踏み込み、「誰もがプログラムを作れる世界」という夢が一度挫折し、今ふたたび新たな形で蘇ろうとしていることを見ていこう。 1959年、COBOLは「ビジネス担当者でも読める、書けるプログラミング」を実現するために誕生した。当初のプログラミングはアセンブリ言語が主流であり、ハードウェアに近い複雑な命令を扱う必要があった。その後に誕生した世界初の本格的プログラミン

今さら聞けないローコード開発の基礎知識、注目される理由と環境構築:kintoneで始めるローコード開発入門(1) ローコード開発とはどのようなものか、kintoneを題材に具体的な開発手順を解説する連載。第1回となる今回は、kintoneの特徴や主要機能の紹介とともに、ローコード開発のメリットについても触れて、理解を深めていきます。kintoneの環境取得手順やアプリの作成方法も解説します。 連載:kintoneで始めるローコード開発入門本連載の目的 昨今、ローコード開発ツールの注目が高まっています。これらのツールは手軽にシステム開発ができるという意味で注目されていますが、具体的な開発手順についてはよく分からない、という人も多いはずです。 そこで本連載では、グループウェアメーカーのサイボウズが2011年から提供している、著名なローコード開発ツール「kintone」(キントーン)を題材にロ

大手ITベンダーがDX(デジタル変革)需要などを背景に2025年3月期も好調な業績を維持する一方で、中小ITベンダーが苦しんでいる。 東京商工リサーチ(TSR)が2025年1月に発表した調査では、2024年におけるソフトウエア業の倒産数が223件と2015年以降、過去10年間の調査で最多となった。帝国データバンク(TDB)の調査でも倒産数が189件と、こちらも過去10年間の調査で最多だった。倒産企業の大半は中小規模の事業者という特徴があり、最も大きい倒産規模でも負債額は10億円未満だった。 倒産したソフトウエア業の中でも最も大きな割合を占めるのが、受託開発ソフトウエア業だ。TSRの調査で223件のうち209件、TDBの調査で189件のうち160件を占める。「(2024年の受託開発ソフトウエア業における倒産件数は)2023年調査との比較で約20%増加しており、増加率は高い」(帝国データバンク

ゼロイチスタートは「現在のノーコード開発市場は絶えず変化し続けており、その多様性はより複雑化している。今回公開したカオスマップは、業界全体の把握やツールの選定に役立つだろう」としている。 カオスマップは、ゼロイチスタートが独自に調査したノーコードによる受託開発ツールがまとめられている。同社は、業界の動向をより分かりやすく整理するため、「Webサイト作成」「ECサイト/ネットショップ構築」「スマホアプリ/モバイルアプリ」「Webアプリ/システム」「AI/チャットbot」「DX(デジタルトランスフォーメーション)」の6つのカテゴリーに分類している。 関連記事 大企業から中小企業まで導入が進む「ローコード/ノーコード」 内製化と生成AI連携が追い風にITRは、国内のローコード/ノーコード開発市場の推移と予測を発表した。2023年度の売上金額は、対2022年度比で14.5%増の812億2000万

突然ですが、みなさんは生成AIノーコードツールというものをご存じでしょうか。ノーコードツールは知っているけれども、生成AIノーコードツールは知らないという方もいるのではないでしょうか。 実は、日本語で指示を出すだけで従来のノーコードツールよりも高性能なアプリやワークフローが開発できるため、ノーコードツールに生成AIをかけあわせた生成AIノーコードツールが注目を集めています。 そこで今回は、その生成AIノーコードの特徴や失敗しない選び方、さらには生成AIノーコードツールを徹底比較したランキングをお伝えしていきます。 また、記事後半では用途別のおすすめ生成AIノーコードツールもご紹介するので最後までご覧ください。 生成AIノーコードツールとは まず、ランキングを見ていく前に生成AIノーコードツールについて解説していきます。 生成AIノーコードツールとはその名の通り、ノーコードツールに生成AI

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