昨年10月からおよそ1年間、内閣総理大臣を務めた石破茂氏の退任から1ヶ月。物価高対策、選択的夫婦別姓、戦後80年談話など在任中の取り組みと残された課題、そして退任後に急浮上した「議員定数削減」の議論や高市総理の「台湾有事」をめぐる発言など、石破前総理に在任1年と現政権の動きついて

韓国訪問に際し、報道陣の取材に応じる石破茂首相=首相官邸で2025年9月30日午前11時45分、平田明浩撮影 石破茂首相は30日、訪問先の韓国南部・釜山で、2001年にJR新大久保駅でホームから転落した男性を助けようとして亡くなった韓国人留学生の李秀賢(イ・スヒョン)さん(当時26歳)の墓参りをした。外務省によると、現職の日本の首相が李さんの墓地を訪れるのは初めて。 事故後、李さんの遺族は寄せられた見舞金や弔慰金をもとに、「LSHアジア奨学会」を設立し、日本への留学生に奨学金を支給してきた。首相は自身のX(ツイッター)に墓参の写真とともに、「遺志を継いで日韓の架け橋として活動してくださっている(李さんの母)辛潤賛(シン・ユンチャン)さんがお迎えくださいました」と投稿。その後の李在明(イ・ジェミョン)大統領との会談冒頭でも墓参に触れ、「人のために自分の命を投げ出した李秀賢さんの高い志と豊かな

石破首相、80年見解、国連総会で公表案 退陣表明後、困難の声も 時事通信政治部2025年09月08日19時32分配信 官邸に入る石破茂首相(中央)=8日午前、東京・永田町 石破茂首相が意欲を示す戦後80年の「見解」に関し、米ニューヨークで今月開かれる国連総会に合わせて公表する案が、政権内で浮上していることが分かった。政府関係者が8日、明らかにした。ただ、退陣表明で首相の求心力低下は避けられず、側近からも「この局面に至れば、もはや難しいのではないか」と悲観的な声が漏れる。 石破首相、戦後80年見解なお模索 降伏文書調印の2日も見送り 首相周辺は「首相は見解を自身の遺言ぐらいの気持ちで考えている」と解説。現在も準備作業を進めているという。 首相は、先の大戦に至った経緯の検証に、強いこだわりを持ってきた。悲惨な戦争を繰り返さないために必要との思いからだ。一方、自民党保守派は安倍晋三元首相の70

石破茂首相は6日夜、公邸で自民党の菅義偉副総裁、小泉進次郎農林水産相と会談した。菅、小泉両氏は、党総裁選前倒しの要求が強まる中、党が割れてはいけないという前提の下、首相に自発的な退陣を促したもようだ。 菅氏は始めの30分で公邸を後にし、小泉氏は約1時間半残った。首相は今秋に経済対策を策定する方針を表明したり、衆院解散を示唆したりするなどして、政権維持を図る構えをみせてきた。 菅氏が4年前に政権を退陣したときには、小泉氏が党総裁選への出馬を断念するよう説得し、菅氏は受け入れた。

北大西洋条約機構(NATO)首脳会議出席を取りやめた石破茂首相(中央)=24日午前、首相官邸(春名中撮影) 石破茂首相は24日にオランダで開幕する北大西洋条約機構(NATO)首脳会議への出席を中止した。政府関係者によると、トランプ米大統領が出席を見送る公算が大きいためというが、トランプ氏は急遽(きゅうきょ)出席を決めた。米軍がイランの核施設を攻撃するなど中東情勢が混迷する中、同志国と連携を深めて日本の立ち位置を示す機会だっただけに、自民党内からチグハグな対応を疑問視する声が上がっている。 「日本の立ち位置を示し、同志国と戦略的利益を得ていくための、心合わせの場だったはずだ。堂々と参加すべきだった。欠席となると外交センスを疑われてしまう」 自民の長尾敬元衆院議員は産経新聞の取材にこう述べ、首相のNATO首脳会議欠席に苦言を呈した。NATO首脳会議に合わせて米国は日本や韓国、オーストラリアな

石破茂首相は21日の参院予算委員会で、自民党の杉田水脈前衆院議員が過去に述べた「女性はいくらでもウソをつける」などの発言について、「強烈な違和感」があると語った。自民は杉田氏を今夏の参院選比例区で公…

石破首相「どちら側にも立たず」 G7結束維持に全力―米ウクライナ決裂 時事通信 編集局2025年03月03日12時05分配信 衆院予算委員会で答弁する石破茂首相=3日午前、国会内 石破茂首相は3日の衆院予算委員会で、トランプ米大統領とウクライナのゼレンスキー大統領の会談が決裂したことに関し「どちらかの側に立つつもりは全くない。いかに米国の関与をつなぎ留め、G7(先進7カ国)全体の結束を図るかに尽力していきたい」と語った。 「勝てない」「第3次大戦招く」 雰囲気一転、正副大統領が攻撃―ゼレンスキー氏の「質問」発端 首相は「ゼレンスキー氏の訴えが十分な功を奏さなかったとすれば極めて残念だ」と指摘。一方で、トランプ氏がゼレンスキー氏を責め立てたことに関し「トランプ氏なりの思い、米国がどこまで負担すべきなのか、納税者のためにどうすべきなのかという考えはあったんだろう。ウクライナ側からそれにふさわし

日米首脳会談後、記者会見に臨んだ石破首相(2月7日) Photographer: Stefani Reynolds/Bloomberg 石破茂首相は強行日程で臨んだトランプ米大統領との初会談を成功させたようだ。トランプ政権は同盟国であるカナダに新たな関税を課すと発表。発動は1カ月延期されたが、6日午後に日本を出発した石破氏の訪米前は日米安全保障条約を防衛政策の基軸とする日本も関税の標的になるのではとの懸念が高まっていた。 石破氏はホワイトハウスで現地時間7日にトランプ氏との首脳会談と共同記者会見を行い、8日夜に帰国。トランプ氏と良好な関係を築き、緊密な同盟の確認と経済関係の深化に向けたロードマップ(工程表)の合意を取り付けたようだ。 石破氏は9日、NHKの番組に出演し、トランプ氏について「これから先、かなり落ち着いてじっくり話ができるなという印象を持った。相性は合うと思う」と話した。 日

読売新聞が11月2日朝刊で石破茂首相・自民党総裁の退任を求める社説を掲載した。産経新聞も同日の社説で「自民は新執行部のもとで他党と協議に臨むのが筋」と主張。両紙の退陣要求は、総選挙直後の10月29日以来、2度目となる。 読売は、躍進した国民民主党が3党協議に加わったことを「首相の延命」に手を貸すものなどと批判。一方で、従来、政権与党を厳しく批判してきた朝日新聞、毎日新聞は、石破首相続投を前提にした3党協議自体は批判していない。 近く石破内閣は総辞職し、首班指名選挙を経て新内閣が発足する。主要紙の社説は自公連立政権の存続自体は容認しており、非自民・野党連合政権の樹立を求める意見は出ていない。 15年ぶりの自・公過半数割れとなった総選挙から1週間。石破首相の責任論や今後の政権枠組みについての主要各紙の主張を整理、検証した。(以下、引用はすべて社説。最後に社説のリンク集あり) 読売新聞の社説(右

石破首相「報道に憤り覚える」 非公認候補側2000万円支給 時事通信 編集局2024年10月24日12時25分配信 石破茂首相=22日、首相官邸 石破茂首相(自民党総裁)は24日、広島市で街頭演説し、派閥裏金事件を受けて衆院選で非公認となった候補側に自民党本部が2000万円の活動費を支出したことについて、「政党支部に出しているのであって、非公認候補に出しているのではない。報道に誠に憤りを覚える」と述べた。「報道、偏った見方に負けるわけにはいかない」とも語った。 自民、非公認候補側に2000万円 「活動費」名目、公認と同額 首相が活動費の支出に言及したのは初めて。首相は「この厳しい(情勢の)中、自民党の公約、政策を分かってもらいたいとの思いで支部に(活動費を)出している。選挙に使うことも全くない」と説明した。 政党支部はかねて政治家の「財布」とも指摘されており、野党などからは「偽装非公認」と

民主党政権は「悪夢」 石破首相【24衆院選】 時事通信政治部2024年10月22日18時54分配信 千葉県内で街頭演説する石破茂首相=19日(AFP時事) 石破茂首相は22日、愛知県豊田市での演説で、旧民主党政権を「悪夢」と表現した。「悪夢のような民主党政権と言うが、あのころのことを覚えている人はずいぶん減った」と指摘し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設や東日本大震災に関する当時の対応を批判した。 接戦区に与野党てこ入れ 自民逆風「連立拡大」論も―立民、裏金追及を強化【24衆院選】 民主党政権を巡っては安倍晋三元首相がかつて「悪夢のような」とたびたび言及していた。 石破首相は2019年2月、安倍氏の当時の発言について「過去に終わった政権のことを引き合いに出して『自分たちが正しいんだ』というやり方は危ない。国民が求めているのは民主党に対する批判ではない」と語っていた。政治 選挙

Published 2024/10/02 19:33 (JST) Updated 2024/10/02 20:16 (JST)

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