『公研』2025年10月号「対話」 世界各地で右翼ポピュリズム政党が躍進している。ドイツ・オランダを事例を参考に、その背景を探る。 東京大学大学院法学政治学研究科教授 板橋拓己(画像左) 獨協大学法学部教授 作内由子(画像右) いたばしたくみ:1978年栃木県出身。北海道大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(法学)。専門はドイツ政治史。同大学法学研究科附属高等法政教育研究センター助教、成蹊大学法学部助教、同准教授、同教授を経て2022年4月より現職。 著書に『分断の克服 1989-1990』『アデナウアー』『黒いヨーロッパ』など。 さくうちゆうこ:1983年東京都生まれ。東京大学大学院 法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。専門はオランダの政党政治。千葉大学法政経学部助教、獨協大学法学部総合政策学科専任講師、同准教授など経て2025年より現職。共著に『民主主義の比較政治学』『
【電子版連載】社会学者・富永京子さんとイドバタ会議――“世代間ギャップ”感じてますか? vol.1 2025年10月20日 池田華陽会・ヤング白ゆり世代の読者と共につくりあげる連載「社会学者・とみながさんとイドバタ会議」。今回のテーマは「世代間ギャップ」。懐かしい写真を見ながら「エモい」と盛り上がる若者の横で、「それ、どういう意味?」と首をかしげるその時代を生きた世代。言葉の違いや価値観の違いなど、お互いにズレを感じてしまった経験は少なくないだろう。 今回は、本連載のアンケートを通じて、「世代間ギャップ」に関する声を寄せてくださった20代・30代の女性読者の中から3人に協力してもらい、社会学者で立命館大学准教授の富永京子さんとイドバタ会議を行いました(3回にわたって配信します)。 A:「世代間ギャップ」がテーマですが、普段から仕事で接しているのは、70代・80代の方がほとんどです。孫世代に


7月に行われた参議院選挙で、比例代表で立候補した候補者に投票する見返りに報酬を支払う約束をしたとして、警視庁などの合同捜査本部はパチンコ店運営会社の代表ら6人を公職選挙法違反の買収の疑いで逮捕しました。全国の系列店舗の店長を通じて、従業員250人以上に報酬の約束をしていた疑いがあり詳しく調べています。 逮捕されたのはパチンコチェーンを運営する東京・港区の「デルパラ」の代表、山本昌範こと李昌範容疑者と(50)、営業本部長の湯浅一行容疑者(46)、管理本部長の小西悌之容疑者(44)らいずれも会社の幹部6人です。 警視庁によりますと、先月の参議院選挙で選挙期間中の先月上旬から中旬にかけて、系列のパチンコ店の従業員60人に対し、自民党の比例代表で立候補していた、阿部恭久候補に投票する見返りに、1人あたり3000円から4000円の報酬を支払う約束をしたとして公職選挙法違反の買収の疑いがもたれています


昨年7月の都知事選で約165万票を獲得して2位に入った石丸伸二氏が立ち上げた政治団体「再生の道」から都議選に立候補した候補者たちが相次いで離脱を表明している。 石丸氏は1月に「再生の道」を立ち上げ、6月の都議選に向けて候補者を公募。受験者1128人に対して3回の試験を実施し、最終面接をYouTubeで公開した上で42人を擁立したが、全員が落選。先月20日投開票の参院選も公募した1128人から10人擁立したが、全10人(東京選挙区1、比例9)が落選していた。 参院選後、都議選メンバーの離脱が相次いだ。都議選八王子市選挙区で落選した須浪薫(すなみ・かおる)氏は7月28日にXで「リスタートの概要! 2027年以降に実施される統一地方選挙に無所属で挑戦します。場所は香川県か徳島県で! 香川県は生まれ故郷。徳島県は現在、地方創生でどっぷり浸かってます」と発表した。 北多摩第二選挙区で落選の土田浩史氏

参院選で「参政党」が14もの議席を獲得した。この思いがけない結果にショックを受けた人は多い。以前から同党を観察し続けてきたライターの黒猫ドラネコさんは「今回の参院選から新たな支持層が加わったことが躍進につながった」という――。 予想よりもずっと多い14議席を獲得 選挙の結果に、驚きと同時にショックを受ける人が多かったことだろう。第27回参議院議員選挙で、もっとも多くの話題を集めたのは、間違いなく参政党だった。当初6議席ほどの予測から、終わってみれば14議席(比例7議席)を獲得。複数区の茨城、埼玉、神奈川、愛知、大阪、福岡で当選者を出し、東京では無名だった新人・さや(選挙後に、塩入清香という実名を発表)候補が66万8568票を得てなんと2位での当選を果たした。 さまざまな批判が相次いだので、ご承知の方も多いと思うが、参政党はこれまで数多くのデマや陰謀論を流してきた。この際はっきり言おう。参政

横浜商科大学 田中辰雄出所明示すれば無断転載自由です 追記:2025/7/27 22:00 分布グラフをカーネル形式に差し替え、それに伴い文章を微調整 2025年の参議院選挙では参政党が躍進を見せた。本稿の目的はその支持者がどこからきたかを探ることである。手法はアンケート調査である。昨2024年の衆議院選挙の時に一度アンケート調査をした相手に再度調査を依頼し、2393人(有効回答2041人)から回答を得た。1回目の調査日は2024年10月16日で衆議院選挙の時、2回目の調査は2025年の7月20日の今回の参議院選挙の時である。同じ人に聞いているので変化の過程を見ることができる。調査会社はFreeasy、対象者は20歳~79歳までの男女である。なお、以下で投票はすべて選挙区事情の影響がない「比例区」での投票をさす 1.参政党支持者のプロファイル まず、よく言われるように参政党の支持者は若年


<7月26日 訂正> 25日に記事を掲載した当初、「20日投開票日当日、自身のX(旧ツイッター)のアカウント名を『【れんほう】2枚目の投票用紙!』に変更した」としていましたが、正しくは「20日投開票日当日も、選挙中に使っていた自身のX(旧ツイッター)のアカウント名『【れんほう】2枚目の投票用紙!』のままだった」でした。 また掲載当初、「蓮舫氏のアカウント名変更は、自身への投票を促す事実上の選挙運動に当たるとの指摘がある」としていましたが、正しくは「蓮舫氏のアカウント名は、自身への投票を促す事実上の選挙運動に当たるとの指摘がある」でした。蓮舫氏ならびに関係者におわびして訂正します。 ◇ 参院選比例代表で当選した立憲民主党の蓮舫氏にSNS(交流サイト)を使った公職選挙法違反疑惑が浮上している。この疑惑に関して立民の野田佳彦代表は25日、「まだ事実関係が分からない。事実関係をまず把握したい」と述


2025年夏の参院選では、国民民主党と参政党という、立ち位置が大きく異なる2つの政党が、そろって大きく議席を伸ばすという、近年にない"同時躍進"が起きました。 この結果を受けて、なぜここまで異なる2党が、同じ選挙でこれほどまでに存在感を示すことができたのか…多くの人が戸惑いとともに、その理由を知りたくなったのではないでしょうか。 徒然研究室では、この現象の背景に何があるのかを、膨大な数のYouTube動画や、選挙データを分析・視覚化すること探ってみました。 まず浮かび上がってきたのは、両党とも、公式以外も含めた関連動画の投稿「本数」は約2,700本と拮抗していたのにも関わらず、参政党関連動画の「総視聴回数」は国民民主党の3倍以上の1.7億回に達し、その拡散のしかたも大きく異なっていたことです。 また、年代別の出口調査データからは、若年層ほど投票先が分散し、シニア層よりも選択肢が多様化してい

参院選(20日投開票)でも躍進を期す国民民主党は世論の不信を解消できるのか。候補者選定をめぐる緩さは前哨戦の東京都議選でもくすぶっていた。陰謀論などを追うウオッチャーの黒猫ドラネコ氏がリポートする。 国民民主が都議選に擁立した18人中9人が当選。都議会に初めて議席を得て勢いづくが、かねて問題視されているのが奥本有里氏(新宿区)だ。スピリチュアルカウンセラー「リリーアルバ」を名乗って関連商法に加担した疑いがあり、SNSなどで疑惑が渦巻いている。 「リリーアルバ」は2020年ごろまで資格商法のような手法でカウンセラーを育成。「薬を使わずがんや病気を起こしている細胞にエネルギーを送り活性化させる」という「万能細胞DNAクリアリングセッション」(60分2万円)などの科学的根拠が不明な施術を広めていた。奥本氏は15年設立の「株式会社Lilly Alba」の代表取締役だったほか、13年設立の「一般財団

明日は参議院議員選挙か…… 毎回、選挙の前になると憂鬱だ。こうしてブログとかを書いて、他者に読まれる(とはいっても、そんなに大勢ではないけれど)ことを思えば、投票には行く。少なくとも「行った」と書く。 「選挙は民主主義を支える大事なシステム!」「あなたの一票が世の中を変える!」とか言っておくべきなのかもしれないが、実際に投票するとなると、「この党がいい!」というよりは「ああ、どの党もなんか僕が嫌いな候補者がいるなあ、この人また出てくるのかよ……この元気とやる気と権力欲ばっかりの人たちの誰かに『清き一票』を投じなければならないのか……」と憂鬱になる。 投票したら、この人、あるいはこの党を「支持した」ことになるんだよなあ、とかなんとか。 あとで、僕はこの人を「支持」してしまったのか、と思いたくない…… 名前を挙げるのはよろしくないのかもしれないが、自民党がYouTubeに「実はやってる、自民党

中田:‖ @paddy_joy 社会学者ピエール・ブリュデューは世論調査を批判して曰く「問題の当事者ではない多数の人を含む集団に意見を求めても正しい政治決定はできない」と。これは選挙にも言えて、政治に不満がないなら選挙に行かなくても問題ないと解せます。今回増えた5%は当事者意識が芽生えた人かもしれませんね。 x.com/livedoornews/s… 2025-07-20 22:40:00 中田:‖ @paddy_joy 社会学者ピエール・ブリュデューは世論調査を批判して曰く「問題の当事者ではない多数の人を含む集団に意見を求めても正しい政治決定はできない」と。これは選挙にも言えて、政治に不満がないなら選挙に行かなくても問題ないと解せます。今回増えた5%は当事者意識が芽生えた人かもしれませんね。 x.com/livedoornews/s… 2025-07-20 22:40:00 ライブドアニ


初鹿野氏は48歳。 元警察官です。 選挙戦では、減税と、社会保険料の削減に加え、行きすぎた外国人の受け入れに反対することなどを訴えて無党派層にも支持を広げ、初めての当選を果たしました。 神奈川選挙区で参政党が議席を獲得するのは初めてです。


立憲民主党は与党の改選過半数割れを「最低限の目標」、非改選を含む全体の過半数割れを「より高い目標」に設定。次期衆院選での政権交代に向け攻勢をかけた。 「民意は石破内閣に不信任を突きつけた」。立憲の野…

参議院選挙に自民党から比例代表で立候補した鈴木宗男氏(77)が、21日午前4時半ごろ、札幌市内の選挙事務所で会見し、当選するには厳しいという認識を示して政界を引退する意向を示しました。その後、一部報道機関…

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