防衛機制の一種だとは思うが、読売新聞編集局による『徹底検証 朝日「慰安婦」報道』を読みながら何度も真顔になるしかなかった。 紙面で論文を曲解された永井和教授の返信を引用していたり*1、近年の読売新聞の誤報としてips細胞報道をとりあげていたり*2、いくつか評価しても良さそうな部分もありつつ、予想よりも薄っぺらすぎて批判する価値を感じないほどだった。 あまりのひどさに評判を見たところ、サトぽん氏のAmazonレビューが簡潔にして当を得ている。レビューとしては長文とはいえ、この短い文章で大きな誤りはほとんど指摘できているのが凄い。本年最大の「珍書」かもしれない もちろん言及されていない問題点もあるので、いずれ私も批判エントリをあげる予定。特に西岡力氏のコメントは興味深いものがあった。 *1:http://ianhu.g.hatena.ne.jp/nagaikazu/20140901のこと。と
「米ハーバード大学客員講師」を名乗る森口氏が、iPS研究の話を読売新聞記者に持ちかけてきたのは9月19日だった。 10月1日には、論文草稿と自ら行ったという細胞移植手術の動画などが電子メールで送られてきた。森口氏はこの論文を科学誌「ネイチャー・プロトコルズ」に投稿したと説明した。 取材は4日午後に約6時間、東大医学部付属病院の会議室で行われた。森口氏は「2月に重症の心不全患者(34)にiPS細胞から作った細胞を移植し、うまくいった」と概要を説明した。 記者の質問に対しても森口氏は、関連論文などを紹介しながら説明し、示された写真やデータなどの資料にも特に疑わしい点はなかった。投稿したとされるネイチャー・プロトコルズ誌が、専門家の審査を経て掲載が許可される有力専門誌だったことも、本紙が業績を信頼した理由だったが、12日現在、この論文は同誌に掲載されていない。 記者は常に科学部の医学担当次長らに
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