今年もノーベル賞が発表され、ふたりの日本人が受賞した。日本の研究レベルの高さが示され、誇らしい。しかし、記事によると、足元では日本の研究力は国際的に低下している。研究力を高めていくには、博士課程人材の支援などの若手研究者の活躍を促す環境整備が欠かせない。 肩書だけだった日本の博士アメリカで働いていると、日本の博士号(PhD)は良くも悪くもかなりユニークだと感じる。20年以上も前、日本にいる頃、僕のように企業で働く研究職の場合、博士の実質的意味はとても曖昧だった。博士号を取ったところで、昇進する訳でも、給料が上がる訳でもない。名刺に「博士」と付け加えられて、何となく箔が付く程度のものだった。学歴社会、アメリカでの博士一方、アメリカでは、PhDの意味は日本よりずっと重い。自分のいる製薬業界での限られた経験だが、PhDは研究職の標準資格だ。PhDなしでキャリアアップしていくのはかなり難しい。実


服部恵典 女性向けAV研究者 1993年北海道生まれ。2012年東京大学文科三類入学。社会学専修に進み女性向けAVの研究を始める。2016年東京大学大学院人文社会系研究科修士課程に進み、2023年同博士課程修了(社会学)。博士論文は『「女性向け」アダルトビデオの社会学的研究──性的主体化と抵抗可能性』。現在、東京大学高大接続研究開発センター特任研究員、神奈川大学人間科学部非常勤助手 女性向けAVの最大の特徴は「視線の向き」 ──「女性向けAV(アダルトビデオ)」とは、どういうものを指すのでしょうか? 服部 いわゆる「普通のAV」は、《異性愛者の男性視聴者》を想定してつくられていますよね。 ところが15年ほど前から、《異性愛者の女性視聴者》へ向けて撮りおろされた作品も、継続的に発売されるようになりました。制作しているのは女性向け専門のメーカーで、女性監督という場合が多いですが、男性向けAVメ

こうたろ @Clairight 三浦瑠麗 普通の医者はコロナを怖がり過ぎている 上昌広 普通の医者はコロナが怖いんです じゃ、あなたが立ってみて下さい 三浦瑠麗、小馬鹿にして微笑む ( ꒪⌓꒪)🌸こわ #朝生 #朝まで生テレビ pic.twitter.com/6bLdAsTXW62022-01-29 02:44:01 ROBBY @Robbyrubby 三浦瑠麗氏 感染症ではない医者はコロナを怖がりすぎてる。 上昌広氏 普通の医者はコロナが怖いんです。 三浦瑠麗氏 私、医者じゃないんで。 決めつけてるやん、なのに医者じゃない発言ってわけわからん。 根拠のない自信やめてくれ。 #朝生twitter.com/clairight/stat…2022-01-29 02:53:12

Online ISSN : 1884-1406 Print ISSN : 0030-5219 ISSN-L : 0030-5219
批判と炎上 ホームレスや生活保護受給者へのヘイトスピーチで、メンタリストDaiGoさんが大きな批判を浴びている。私も動画を観たが、あまりの醜悪さに言葉を失った。 私自身、生活保護を受けている人々に対する心理的な支援を行っている身でもあり、聞いたこともないようなあからさまなヘイトを目の当たりにして、大きなショックを受けた。そして、これまで人類が人権のために闘ってきたその歴史は何だったのだろうかとさえ思わされた。 あからさまな差別に対して、われわれがまずやるべきことは、明確に声を上げて「NO」を突き付け、社会としては絶対に許容できないという態度を示すことである。 彼の言論のどこが問題であるかについては、数多くの専門家が声明等を出しているので、ここではこれ以上立ち入ることはしない。 その一方で、彼はどうしてあんな発言をしたのか、その発言の裏にある心理について聞かれることが何度かあったので、ここ

複数の論文が批判を浴びているハーバード大学ロースクールのJ・マーク・ラムザイヤー教授が書いた、日本軍「慰安婦」問題や部落、沖縄、在日コリアンなどに関する複数の論文が国際的に批判を巻き起こしている。 きっかけとなったのは、2020年12月、”Contracting for sex in the Pacific War”(太平洋戦争における性契約)と題した論文が、International Review of Law and Economics(インターナショナル・レビュー・オブ・ロー・アンド・エコノミクス、以下IRLE)という学術誌のオンラインサイトに掲載されたことだった。 その論文は、日本軍「慰安婦」は、売春宿の業者と自発的に交渉を行い契約を結んだとし、「ゲーム理論」に基づきその「契約」を論じるというものだった。ラムザイヤー氏は「慰安所」の制度の責任はあくまで朝鮮人業者にあり、日本軍や政府

特定のシーズンにSNSでよく出回る「○○ゼミの卒論のために回答のご協力お願いします」調査と同程度のことしかいえないのではないかと思う.なので,それ以降の検討は「正しいのか間違っているのかもわからないなにか」でしかない.

以前、私は現代ビジネスで、作家の井沢元彦氏が歴史学界を「専門バカ」と誹謗中傷しつつ、根拠の乏しい自説を「歴史ノンフィクション」と銘打って発表していることを批判し、氏の「仮説」の問題点を具体的に指摘した。 「俗流歴史本」の何が問題か、歴史学者・呉座勇一が語る井沢元彦氏の批判に答えて(2019.06.13) これに対し井沢氏は今月の新刊『逆説の日本史25 明治風雲編』(小学館、以下『逆説』と略記する)で反論を行った。井沢氏は私にわざわざ上記の本を送って下さったので、氏の反論にお答えしようと思う。それによって、「俗流歴史本」に共通する問題点が浮かび上がるはずだ。 井沢氏の反論は多岐にわたるが、最大の論点は氏の「ケガレ忌避のための首都移転」説(以下、「ケガレ移転説」と略記する)の是非である。 井沢氏によれば、古代においては天皇一代ごとに首都が移転していたという。 そして井沢氏は、「首都移転を繰り返


突然ですがクイズです。 11月6日は何の日でしょうか? 正解は……ズワイガニ漁の解禁日! 【写真】カニ、カニ、カニ…ズワイガニ解禁日の漁の様子 この日の夕方から、新聞やテレビのニュースでは水揚げされたばかりのズワイガニが躍り、カニシーズンの到来を華々しく告げるのが“お約束”となっていますよね。 さあ、では次の問題です。 この「漁解禁日のカニ報道」が始まったのはいつ頃からでしょう?(A) はい次。大阪・道頓堀のランドマーク「かに道楽」の創業者今津芳雄の出身地は?(B) 次。 カニの産地でカニを食べる旅行「カニツーリズム」が始まったのはいつ頃?(C) 次。 カニの本場として知られる兵庫県北部の香美町・香住で、最初に宿泊客にカニすきを出したとされる宿はどこ?そしてそれはいつ?(D) …もうよろしいでしょうか。こういったカニ、特にズワイガニにまつわる歴史や文化を多角的に掘り下げた前代未聞の研究書


島田裕巳ツイートのどこがトンチンカンか一応言っておいた方がいいですよね。 ①政教分離が厳しいのは共産党の戦略 → ? ②津地鎮祭訴訟などを通して政教分離が厳格化 → ? ③津地鎮祭名古屋高裁違憲判断で自治体が裁判を恐れる → ?… https://t.co/aYvT3vDVLf

#新しいプロフィール画像 pic.twitter.com/M0sKgF2P5D — 中村幸也@5.25 第2回親子講演会 (@yukiya_mind) 2019年4月21日 5月5日のこどもの日、「琉球新報」が取り上げた「少年革命家ゆたぼん」なるYoutuberが、いま世間から注目を浴びている。同紙によると、ゆたぼんは沖縄在住の10歳の少年で、小学校3年生時、宿題を拒否したところ、放課後や休み時間に宿題をさせられ、学校側に不満を抱いたとのこと。担任の言うことを聞く同級生がロボットに見え、「俺までロボットになってしまう」と感じたことから、以来「自由登校」というスタイルを取っているそうだ。彼は、自身の経験から「不登校は不幸じゃない」と訴えている。 そんなゆたぼんに対し、世間ではさまざまな意見が飛び交うことに。「いまの時代、学校だけが学びの場ではない」といった賛同の意見もあれば、「宿題をやりたく

CULTURE | 2019/04/01 思想・哲学をビジネスにするにあたって「ゲンロンがしないこと」は何だったか。東浩紀が振り返る『ゲンロン』の3年間【前編】 批評家・思想家・作家として、そして出版社「ゲンロン」の代表(インタビューののち退任)として日本で類を見ない独自のポジショ... 批評家・思想家・作家として、そして出版社「ゲンロン」の代表(インタビューののち退任)として日本で類を見ない独自のポジションを築き上げてきた東浩紀氏。同社の事業の核として発行してきた批評誌『ゲンロン』が、東氏の単著『ゲンロン0』を含め3年間で全10冊を刊行し、第一期が終了となった。 このタイミングで東氏にインタビューを敢行し、『ゲンロン』3年間の振り返りおよび、今後の事業展開、そして作家としての東氏がどんなものを書いていくのかということをうかがった。 思想を外へ外へ開いていこうという東氏の試みは、ますます硬

More than 20 countries have already called for a totalban on killer robots ahead of a UN meeting next week on autonomous weapons. Photograph: Stephen Curry/The Guardian More than 20 countries have already called for a totalban on killer robots ahead of a UN meeting next week on autonomous weapons. Photograph: Stephen Curry/The Guardian

創文社と新思索社について、「出版状況クロニクル」2016年7月には、以下のように暗澹たる記事が(12項と13項)。 12.学術出版社の創文社が2020年をめどに会社を解散すると公表。新刊発行は来年3月までとされる。 これは人文書出版社に静かな波紋として、大きく拡がっていく気がする。創文社は千代田区一番町に自社物件不動産を有し、高定価、高正味と学術出版助成金に加え、日キ販をメインとする安定して取次と常備書店網を備え、盤石の学術出版社と見なされてきたからだ。それゆえに『ハイデッガー全集』やトマス・アクィナス『神学大全』の企画刊行も果たせたと思われてきた。 その創文社でさえも売上の回復が見こめず、解散に向かうとすれば、日本でもはや大学出版局を除いて、学術出版は不可能だと考えるしかない。 13.これも人文書の新思索社が破産。 負債総額は5000万円。小泉孝一社長が亡くなり、事業を断念したことで、取

たったひとりで出版社を立ち上げて20年。社長兼社員として編集から営業、販売までをひとりで担い、大手が作らない本を地道に出し続けてきた。時代がいかに変わろうとも、必要とされる本がある限り、ひとり出版社のフル稼働の日々は続く。本の谷間に棲む 『ひとり出版社「岩田書院」の舞台裏』(無明舎出版)という本がある。それも1冊ではなくPart1からPart3まで3冊もある。ひとりでやっている出版社の社長が新刊を出すたびに新刊ニュースを作り、そこに「裏だより」というコラムを書き続け、それが3冊の本になった。今年で創業21年目。20年間でコツコツ出し続けた本は825冊、月に4冊から5冊、年間では50冊から60冊の新刊を出版し、年商は1億2000万円とか。出版不況と言われるご時世にひとりで達成したこの数字は衝撃的ですらある。 東京都世田谷区。静かな住宅街の相当に年季の入ったマンション内にあるという「岩田書院

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