小渕優子・前経済産業相の政治団体をめぐる不明朗な資金処理問題で、東京地検特捜部が10月に関係先を家宅捜索する以前に、パソコンのデータを保存する複数のハードディスクがドリルで破壊されていたことが関係者への取材で分かった。ハードディスクは群馬県内の小渕氏の関係先にあったもので、特捜部はこの経緯についても慎重に調べているとみられる。 小渕氏をめぐっては、地元の支援者らが参加した東京・明治座での「観劇会」に関し、四つの政治団体の2005~13年の政治資金収支報告書で、収入より支出が大きく上回り、差額が計6千万円を超えていたことが判明。衆院選のあった12年の収支報告書には、観劇会の収支の記載自体がなかった。 この問題で、特捜部は10月30日以降、小渕氏の元秘書で前群馬県中之条町長の折田謙一郎氏の自宅や、同県内の小渕氏の政治団体の事務所など関係先を政治資金規正法違反容疑で家宅捜索した。

◇優子氏が理事務めた財団所有 小渕優子前経済産業相が一部相続した東京都内の土地建物を今年3月、小渕氏が9年近く理事を務めた公益財団が寮として使用する目的で購入しながら、現在も小渕氏の母親が住み続け、家賃も支払っていないことが分かった。財団側は事実関係を認めた上で「保守管理をお願いしているとの認識だった」と説明するが、専門家は「政治家側への利益供与に当たる疑いがある」と指摘している。【高橋慶浩】 【次々、明るみに…】小渕氏、毎年カレンダーも配布していた 登記簿や国会議員の資産及び所得等報告書などによると、小渕氏は父恵三元首相の死去に伴い2000年に東京都北区の約891平方メートルの土地と木造2階建て計約250平方メートルの建物を母親や兄弟と共に相続した。土地と建物は昨年12月に群馬県内の建設会社に一括売却された後、その約3カ月後に公益財団法人「本庄国際奨学財団」が計約4億5392万円で購


政治団体の政治資金収支報告書をめぐって不明朗な支出が相次いで発覚している小渕優子経済産業相の関連政治団体に新たな疑惑が浮上しました。 この政治団体は、父親の故小渕恵三元首相の政治団体の一つだった「恵友会」。2012年5月10日に解散していますが、政治資金収支報告書によると、その主たる事務所は、東京都江東区の調味料メーカー内にありました。代表者・会計責任者はこのメーカーの前社長で、事務担当者は小渕氏の資金管理団体「未来産業研究会」の事務担当者が兼任していました。 小渕元首相から引き継いだ政治団体とあって、前年の繰越金を食いつなぐというのが実態。2008年に500万円、09年に2000万円、10年に400万円を未来産業研究会に寄付するなど、徐々に資金移動を行い、解散にいたりました。 10年に「事務所費」として22万2670円を計上していますが、明細は、品代約5万2000円をドコモショップに、旅

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