このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。通常は新規性の高い科学論文を解説しているが、ここでは番外編として“ちょっと昔”に発表された個性的な科学論文を取り上げる。 X: @shiropen2 日本の高齢化が急速に進む中、高齢者の機能障害予防は差し迫った課題となっている。65歳以上の人口が全体の29.1%を占め、そのうち約680万人が何らかの機能障害を抱える現状において、地域社会における予防策の重要性が増している。このような背景の下、公共図書館が高齢者の健康維持に果たす役割について、日本老年学的評価研究(JAGES)による大規模な追跡調査が実施された。 この研究は2013~21年にかけて、日本の19自治体に居住する7万3138人の高齢者を対象に行われた。参加者は調査開始時点で身体

宮城県知事選、参政党にギリギリで勝つ2025年10月26日(日)に投開票のあった宮城県知事選は、ギリギリの結果となりました。現職が6期目の当選を果たしましたが(多選そのものも批判はされてはいました) 村井嘉浩 34万190票(現職・自民党が応援) 和田政宗 32万4375票(参政党が実質的に応援) 僅差といってよいでしょう。しかも、一番大きな人口を抱える、県庁所在地の仙台市では、和田候補が得票数を上回っていたのです。 あなたの街の選挙にやってくる次はあなたの街の選挙に、参政党がやってくるかもしれません。 彼らは人口の多い都市部、若者〜中年(20代〜50代)の多いエリアをターゲットにします。動画とSNSで、対立候補のデマや陰謀論を拡散させ、LINEのオープンチャットでサポーターを動かします。 新聞とテレビは、オールドメディアだとばかにされても、こういうときにこそ報道機関の意地を見せて、選挙期

(2025年10月5日更新:カザフスタン、バングラデシュ、ウズベキスタン、シンガポールを追加) 万博。開幕まではほとんど興味ありませんでした。 でもよく考えてみると、これは世界中の人たちと直接会って話せる絶好の(というか、たぶん最初で最後の)チャンス。 なので、この国の人にはこれを聞いてみたい・・・と前から思っていたことをたずねてみました。 質問日:2025年4月21日、5月13, 27日、9月25日 ※ここに書かれているすべての「回答」は、応えてくださった方個人の意見であり一般化できないものであることをお断りしておきます。 目次 目次 カザフスタン - 中央アジア最大かつ最も裕福な国のもつ「兄弟」意識 バングラデシュ - パキスタンと分離して正解だったと思うか ウズベキスタン - サマルカンドの国で「ザナルカンドにて」は知られているのか シンガポール - 建国の父リー・クアンユーは今も尊

【動画】笑顔で…朗読劇出演を伝えていた広末涼子 サイトでは「2025年10月4日に放送されたTBSテレビ「オールスター後夜祭 25秋」において、弊社所属の広末涼子に関する不適切な内容が放映されました。同番組内のクイズコーナーにて、当該タレントの写真とともに「時速165キロを出したことがないのは?」という設問が提示され、出演者による「広末さんは事故を起こした際、時速165キロを出していたと報じられています」との発言が放送されました」と経緯を説明。 続けて「しかしながら、この発言のもととなる情報は公約機関からの発表によるものではなく、また、当該事故については現在も警察による捜査が継続中です。そのような状況下で、本人が関わる事件を笑いの題材として扱うことは、報道・放送に携わる者として極めて不適切であり、本人および関係者の名誉を著しく毀損する行為と考えております」と指摘した。 その上で「このため弊
「加害者家族」支援に日弁連が本格的取り組み 日弁連(日本弁護士連合会)が「加害者家族」支援への本格的取り組みに着手しようとしている。近々、プロジェクトチームが発足し、今年度内に具体的な動きが始まると思われる。 もともと現会長の渕上玲子弁護士は会長選において加害者家族支援をマニフェストに掲げており、会長就任後、2025年度の会務執行方針の中に「犯罪加害者家族支援」が掲げられた。そこにはこう書かれている。 《近時、ある者が罪を犯したことに起因して、その家族が社会的・経済的・精神的に深刻なダメージを受けることが知られるようになってきていますが、そのような犯罪加害者家族に対する支援のための制度は未整備のままです。日弁連は、先行してこの問題に取り組む関係諸団体の知見等も踏まえつつ、関連委員会等の意見を集約し、犯罪加害者家族への法的支援制度等の構築に向けた検討を進めていきます。》 この項目の前には「犯

イヤフォンを着けたままの顧客に対応した店員の74.6%が「ストレスを感じる」――ソフトバンクが、レジ業務経験がある人1000人を対象に実施したアンケートで、こんな結果が出た。 レジでのイヤフォン着用は、「聞こえていれば問題ない」と考える人が46.7%に対し、「外すのがマナー」と考える人が53.3%と過半数を占めた。 同社は9月9日、この問題に焦点を当てたWeb動画を公開。コンビニレジでのすれ違いをコメディタッチで描きつつ、「レジでは、ちゃんと話そうぜ。」というメッセージを伝える。 コンビニ、カフェ、ファストフード店でレジ業務経験がある人のうち、イヤフォンをしたままの顧客のレジ対応経験があると答えたのは28.0%。若年層で多く、10代では47.4%、20代では41.0%と、若い世代ほど「あるある」な経験になっている。 経験があると答えた280人に「ストレスを感じたか」を聞いたところ、「とても

付番申請ってのをマイナポータルですれば、自分の銀行預金口座一覧が無料で作成できるよ。 生前にマイナポータルで「預貯金口座の付番」という簡単な申請をすれば、無料で全国の銀行の自分の口座がないか検索して結果を教えてくれます。 さらに死後は相続人が簡単な申請でそのリストをゲットできます。付番申請は手間も少ないし、口座一覧の漏れが起こりにくいのは大きなメリットです。 世間では終活としてまず預金口座リストを自分で作っておきましょうというアドバイスが人気です。ただし、自分が作るリストは不完全な事が多く、忘れている昔の口座が意外とあります。 相続が終わってから新たに預金口座が見つかると面倒な事になります。相続手続きの修正が必要で手間もお金もかかりますが、本人記憶に頼った自作口座リストでは起こりやすいです。 さらに、自作の口座リストを、死後に相続人の手に確実に渡すのは意外と困難です。 ということで、終活と

首都圏のマンションの一室で、住民や管理会社従業員らが集まり、テーブル越しに向き合っていた。5月17日、土曜日の午後。大規模修繕のための委員会の会合だった。 開始から30分近く。住民の1人が出席者の1…

ゆっくりライアン @sp8a79 OO、あの時代だから作れた作品って感じだけどだからこそあの時代に作っておいて良かったなって感じ >色々言われていたけどそうやって色々と言える事の内容がなんだかんだで希望がある時代だったなとなれる 2025-06-21 14:37:44 kous @honnokinomori 世の中はいろいろあっても徐々に良くなっていく、という期待感みたいなものが社会の安定には必要なんだけど、そういうの全然乏しくなってきた感じはまあありますねえ。特に一番ヤバいのは「多様化」だろうなあ。なんだかんだ言って日本人は一様であることに安心感を覚えてきているのだから。 2025-06-21 15:59:25

1980年、東京生まれ。片手袋研究家。町中で見かける片方だけの手袋を研究し続けた結果、この世の中のことがすべて分からなくなってしまった。著書に『片手袋研究入門』(実業之日本社)。 前の記事:横スクロールアクション風動画を撮ろうとしたらiPhoneが車に轢かれた話 > 個人サイト 片手袋大全 >ライターwiki 謎のゴム輪 早速ですが、“あるもの”とはこれです。 ゴムの輪っか(以下、ゴム輪) カラフルなものも このことに気付いたのは2年ほど前でした。私は片手袋研究が本業なので、どうしても落ちている物には敏感になるのです。本業? 「なんか最近よく見るな」と気付いた途端、外に出れば必ず視界に入るようになりました。 もう夜中でも見つけられます これはなんなのか? 「正体を突き止めねば」と頑張るまでもなく、最初からキャリーケースの車輪に付けるものだと見当つきました。Amazonで検索してみると「
芸人・川西賢志郎さんの「いま知りたい!」に迫る、連載「川西賢志郎が知りたい!」。お笑いの世界で長く活躍してきた川西さんが、改めて“お笑い以外の世界”を覗いたとき、そこにはどんな気づきや発見があるのだろうか?あしたメディアでは、そんな川西さんの探検にご一緒させていただくことに。川西さんと、各回のテーマに造詣の深い方との対談形式でお届けする。 連載の最初となる今回、川西さんがテーマとして選んでくれたのは、私たち「あしたメディア」。川西さんとあしたメディアの関係は、たまたま編集部員が令和6年能登半島地震のボランティアで川西さんと一緒になったことで実施した、2024年のインタビューから始まった。「取材を受けて存在は知っているものの、改めてどんな媒体なの?編集部員はどんな人たちなの?」など、川西さんの目線からあしたメディアを深掘りしてもらった。 ▼2024年に川西さんを取材した記事はこちら 今回の対

概要一般的なリテラシーがある(と思い込んでいた)私がどうしてネットワークビジネスセミナーに参加してしまったのかについて掘り下げます。 典型的なネットワークビジネスと比べて目新しい点、伝えたい点だけ先にあげておくと 飲食店とリクルーターがグルになっている場合があるよ マルチは典型を抑えて搦手使ってくるから油断するな もしうっかり参加してしまったら空気感に流されずにダルそうな態度を取れ 記事の意図この記事の意図するものは私が体験したことを通じて最近のネットワークビジネスの巧妙さや危うさを喚起することであり、特定団体を衆目に晒すことではありません。 そのため、具体的な人物や場所については伏せてあります。 ただ、「怖くなったから知っておきたい」「イベントを開く際の対策として把握したい」などの理由で伏せた内容が知りたい場合は協力しますので、個別に私(@manabeai0)へ連絡をお願いします。 事の

就職氷河期世代支援は、他人事ではない。僕も氷河期世代に属しているからだ。で、ムカついている。同じようにムカついている人は多いようだ。ムカつく点や度合いは人それぞれだが、「今更感手遅れ感」と「方法」に疑念がある点ではだいたい一致している。先日、僕のX(旧Twitter)投稿への反応を見て実感した。 最近、氷河期世代支援が話題になっているけど、氷河期世代の上の年齢層が50代になっているのに今さら支援とか遅すぎてかえってバカにされている気がするんだよね。1人当たり1000万配るとかならまだマシだけど就労支援を真顔で話していてマジでバカにしてるよね。ずっと働いているっつーの。 — フミコ・フミオ (@Delete_All) 2025年5月16日 反応の幅が想定よりも少々広いくらいで大体予想の範囲内だった。というと「利いた風な口をきくな」と一喝されそうだが意見の幅が少ないように見えた。もちろんディテ

すでにどこかに書いた気もするし、書かなかった気もするが、僕は筑波大学(茨城県つくば市)の学生である。この大学は最近話題に事欠かない。なぜなら皇族が一人入学したからである。 端的に書くと、この皇族の入学によって(かどうかは分からない部分もあるが、一部分については疑いようもなく)大学のすがたは大きく変わってしまい、いくら筑波大学がそれまでも学問の自由や大学の自治とはかけ離れた性質をもち、僕を含めた学生の多くがそのことについて諦めていたとしても、僕としては看過できないところまできた。とりあえずメモ程度に、いま筑波大学で起きていることをここに書き留めておきたい。 まず、すでに大勢の筑波大生に悪評高い、皇族が所属する学類(註:筑波大学は学部学科ではなく、学群学類制)の授業が行われる建物の出入り口への警備員の配置である。警備員は従来から筑波大学が契約していた会社の人員ではなく、また新たな警備会社(アル
5年前、政府の人に突然言われた。 「シャープさん、マスク作ってくれませんか?」 え?ウチ、電機メーカーですよ?ね? 2020年が明けたばかりの世の中は、 新型ウイルス感染症が広がり始めて、マスクが全然足りなくて、 うちの当時の会長が「社会のためにシャープがやるべきだ!」って決断した。 だな。誰かがやんなきゃ、だな。 気づいたら私、工場で、液晶パネルじゃなくて、マスクを作ってた。 まだ肌寒い春先なのに汗かいて、 必死に作って納品したら、政府の人がすっごい喜んでくれて、 「国産のマスクを一般の人にも販売してもらえませんか」ってお願いされて。 で、シャープのECサイトで売り出したら、 予想以上のアクセス集中で、サーバーが落ちた。 たぶん数百万人近く、アクセス殺到。つながんねぇぞ!ってクレーム殺到。 工場にいても、胃がキュッとなった、あの春の日々。 みんなマスクを待っている。絶対、工場は止められな

昨日、特殊詐欺にあって全財産の370万円を失ってしまいました。 上記のセンシティブな一文を書いた今も、信じられない思いでいっぱいです。 何千万円かのうちの数百万、ではなく、何十年もかけて貯めた大切な貯金のすべてでした。 悪い夢なら早く覚めてほしい。 ですが、泣いてもわめいても道路上で大の字になって「マー!!!」とか泣きながらわめいても、お金は戻ってこないので、せめて同じような被害にあう方がこれ以上出ないように手口を記録します。 もはや「命までとられなくてよかった」と思うしかない。 頭悪すぎ、メシウマと失笑されることは承知のうえで、すべて公開します。 笑ってもいいので、できれば傷心の無一文女に手厳しい言葉はかけないでくれるとありがたいです。 少し長くなりますが、お付き合いください。 はじめに、私は去年の4月まで都内某大手IT企業で会社受付をしていた者です。 受付嬢にしては若いと言い切れません

去年の初め頃に前オーナーが引退して店が新オーナーの物になり、従業員たちもまるっと好条件で再雇用された。以降、前オーナーの店だった頃の悪習が断たれて当店は売上を回復し、まぁまぁ平穏な店になった。 とはいえ、昼間の売上はいまいち伸びないらしく店長(オーナーの息子で準夜・夜勤担当)は頭を悩ませている。問題だらけだった夕方の売上は劇的に改善されたが、それは不真面目モンスターアルバイトが不正をしづらくなったことに見切りをつけ一度に去り、比較的真面目な奴らだけが残ったためであり、昼勤の人たちには加齢してみんなおばさんになった以外特に何も変わったことはないので、改善する余地は特にないから仕方ない。 昼勤の人達がメンバー交代せずみんなおばさんになったことは、男性客の入りにはちょっと影響がありそうではある。やっぱりピチピチの若い女の子の集客力はエグいし、美人で若く見えるアラフォーの女というのも男から見て気安

第1 作者と作品について 私(漫画作者)は、赤穂市民病院 脳神経外科で2019年から2020年にかけて複数発生した医療事故のうち、2020年1月22日に起きた医療過誤の被害者の親族です。 当時、私は一連の医療事故や脳神経外科の内情について、当事者や関係者の方々から直接、あるいは間接的に情報を取得することができる立場にあり、およそ現実とは思えないような異常な事実経緯を詳細に記録し、それらの情報を題材に『脳外科医 竹田くん』を描きました。 この漫画自体はフィクション(架空世界で展開される物語)ではあるものの、医療事故、及び医療事故にまつわるエピソードは、赤穂市民病院の医療事故事件と病院内のトラブルをモチーフにしています。なぜ同一医師による医療事故が多発してしまったのか、なぜ検証が適切に行われなかったのか、なぜ学会から認定停止処分を受けたのか、といった物語のテーマを読者にわかりやすく伝えるために

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