by TED Conference 2024年10月20日にリリースされたLinux 6.12-rc4カーネルで、Linuxのカーネルメンテナーからロシア人あるいはロシアと関連するアカウントを削除する提案がマージされ、Linuxコミュニティで激しい議論が巻き起こったため、Linuxカーネルの優しい終身の独裁者を務めるリーナス・トーバルズ氏がこの件について説明しました。 Re: [PATCH] Revert "MAINTAINERS: Remove some entries due to various compliance requirements." -Linus Torvalds https://lore.kernel.org/all/CAHk-=whNGNVnYHHSXUAsWds_MoZ-iEgRMQMxZZ0z-jY4uHT+Gg@mail.gmail.com/Linus T

はじめにTuring株式会社ソフトウェアエンジニアの堀ノ内です! 私が所属する自動運転チームでは2024 ~ 2025年に発売予定の自動車に搭載する自動運転システムの開発を行っています。Turingでは車両前方に取り付けられたカメラの画像を入力とし、機械学習モデルが進むべき経路を推論、その経路に沿って実際に車両を動かすための制御信号(ステアリング、アクセル、ブレーキ)をCANで車両に送信することで以下の画像のような自動運転を実現しています。 今回のブログでは以下について記載し、私達のチームの仕事内容について知って頂くきっかけになればと思います。Turingの自動運転システムの紹介 GMSLカメラの評価と発生した問題Linuxカーネル及びドライバのデバッグTuringの自動運転システムTuringでは「カメラ画像入力 →機械学習モデルで経路を推論 → 車両制御」の流れを実現するた

ごめんなさい、この記事は私により削除されました2022/04/16 なにやら当記事へのアクセス数が急に伸びてて、なぜこんな地味記事が?と思ってたら、どうも容量無制限クラウドストレージサービスへの嫌がらせを示唆する動きがあり、その流れでアクセスされてるようです。 そういうアクセスがどのくらいの割合なのかも、実際にそのような行為に走るかどうかもわかりませんが、当記事がそれを幇助するような形になると業腹なので、いったん内容を削除しました。 真面目な目的でたどり着いた方はごめんなさい。たぶん同内容を扱った記事はネットにあふれてると思うので、そちらをご参照ください。 ほとぼりが冷めたら戻します…。 それにしても、排泄物の名称をわめいて喜ぶ小学生みたいな行動を取られる方が結構いるっぽいことに戦慄してますが、まあ、強い幼児性を持つ人が在職日数最長首相だったりする国ですので、整合しているとはいえるのかな
-NオプションについてCentOS7のls (8.22)のmanpageを見ると、実は載っているが微妙に異なる。 -N, --literal printraw entry names (don't treat e.g. control characters spe‐ cially) CentOS8のls (8.30)はこうだ。 -N, --literal print entry names without quoting manpageには以前のバージョンから-Qや--quoting-styleなどのオプションはあるが、そもそもメタ文字をクォートする動作そのものについては何の説明もない。いつどのタイミングか分からないが、メタ文字の扱いが突然変更になったようだ。 -Nによる動作の違いを比較してみると、 クォートされたファイルを含むと、有無を言わさずすべてのカラムにパディングが入るようだ。

Intel の主席エンジニアの Josh Triplett の Open SourceTechnology Summit 2019 での講演 Intel andRust: the Future of SystemsProgramming を取り上げ、Rust こそがシステムプログラミングの未来であり、C 言語はもはやかつてのアセンブリ言語である。つまり、未だに OS などのシステムプログラミングの大部分で使われる C 言語はRust に置き換えられるのではないかと見る記事である。 「Cを愛して…」という文章をワタシが訳したのももはや10年以上前、C が他言語に置き換えられる未来が遂に来るのかと遠い目になってしまう。もっともワタシ自身、4年近く C 言語でコーディングしてないんだよね……。 でも、本当にそうなるのだろうか? 手近なシステムプログラミングの現場であるLinux カーネ

1991年に最初にLinuxを開発したとき、Linus Torvalds氏はフロッピードライブを備えた「386」搭載PCで同OSを構築した。物事は変わるものだ。2012年に、Torvalds氏は「i386」プロセッサーに別れを告げ、その際に「私は感傷的な人間ではない。せいせいする」と述べた。今回は、フロッピードライブがLinuxに別れを告げる番かもしれない。 Torvalds氏は、フロッピードライブプロジェクトについて、「面倒を見る人がいなくなった」と書いている。 それはなぜなのか。フロッピードライブが歴史的遺物のようになったからだ。もう誰もフロッピードライブを使っていない。Torvalds氏によると、フロッピードライブドライバーの開発を担当しているチェコのLinuxカーネル開発者のJiří Kosina氏は、フロッピードライブドライバーが機能する「ハードウェアをもう所有していない」という

多くの記事も出ていますがMicrosoftBuild 2019にて、Windows Subsystem forLinuxの次期版でフル互換のLinuxが動作するとの発表がありました。 これの何が嬉しいってDokcerがWSLで普通に動かせるようになる事です! www.publickey1.jp セッションを聞いて来たのですが中々面白かったので、自分の理解できた範囲でWSL1から何が変わったのか、どう実現しているのか? を解説していきたいと思います。 私の理解が間違ってるかもしれないので、違っただ誰か指摘ください。 そもそもWindows Subsystem forLinuxって何? WSLに関して知らない人もいると思いますが、Windows上でLinuxを動かすための仕組みです。 主な用途としては開発ツールチェインを始めとしたLinuxの資産を活かすためなのですが、類似のツールは結構

マイクロソフトはWindows上でLinux互換機能を提供するWindows Subsystem forLinux(WSL)の次期版となる「WSL 2」を発表しました。 WSL 2には、最初からWSL 2に最適化されたLinuxカーネルが含まれており、フル互換のLinuxシステムコールを実現。またファイルシステム性能は最大20倍もの劇的な向上も実現しているとのことです。 これによりWSL 2上ではDockerも実行可能だとされています。「Announcing WSL 2」から引用します。 Now that WSL 2 includesits ownLinux kernelit has full system call compatibility. This introduces a whole new set of apps that you can run inside of W
![[速報]Windows上でフル互換のLinuxシステムコールを実現する「WSL 2」発表、Dockerも実行可能に。Microsoft Build 2019](/image.pl?url=https%3a%2f%2fcdn-ak-scissors.b.st-hatena.com%2fimage%2fsquare%2fa7324d8e08d2e2a29c7f4fc9299a8345f5918f88%2fheight%3d288%3bversion%3d1%3bwidth%3d512%2fhttps%253A%252F%252Fwww.publickey1.jp%252F2019%252Fbuild201906.gif&f=jpg&w=240)
Linuxカーネル4.18から、userns mountに対して暗黙にSB_I_NODEVを設定するようになったために、既存のsystemdのnspawn実装が壊れた。 以下が問題のパッチだ。 https://github.com/torvalds/linux/commit/55956b59df336f6738da916dbb520b6e37df9fbdLinuxカーネルにおいては、ユーザースペースの挙動は変えないという強い下位互換保障がある。以前のバージョンのカーネルで動いていたユーザースペースのコードが新しいバージョンのカーネルで動かなくなった場合、それは理由が何であれ新しいバージョンのカーネルのバグであるとみなされる。たとえそれが、ドキュメント化していない明示的に保証されているわけではない昔のカーネルの暗黙の挙動であれ、その挙動に依存している既存のユーザースペースのコードがあるので
IIJ ネットワーク本部アプリケーションサービス部所属。 メールサービスの運用業務に従事し、日々世界の悪と戦う一児の父親。社内 Power Automate エバンジェリスト(自称)。M3AAWG member / openSUSE Users / WIDE Project メンバー。趣味は大喜利。はがき職人。 【IIJ 2018TECHアドベントカレンダー 12/5(水) の記事です】 「ねぇ、パパ。インターネットに繋がらないんだけど。早くなんとかして。」 このように、世のパパさんたちは、自宅情シス管理者をしている(させられている)方も多いのではないでしょうか。以下のお話は 2016〜2017年に起こった、ある日のできごとです。(ノンフィクション) 登場人物 私 世界の悪と戦う一児の父親。Windows 歴はWindows 95 → 98 → 2000。 ダイヤルアップ接続していた

メイン著者記事としてはご無沙汰しておりますmorimorihogeです。 今年もTechRachoではアドベントカレンダー特集ということで、普段あまり記事を書く機会がなくて表に出ないメンバーにも記事を書いてもらえる運びとなりました。クリスマスまではアドベントカレンダー特集進行のTechRachoをお楽しみ下さい。 今回は最近メイン開発環境をMacからWindowsに移行したので、そのあたりの感想や設定の勘所などをまとめてみたいと思います。 なぜMacから移行するのか? 僕はOS XのIntelMacが出たころからのMacユーザー(当時はまだRosettaとかがありました)で、かれこれ10年以上Macを使い続けてきました。多分Webシステム開発用途でMacを使い始めたという人の中では古参の方なのではないでしょうか。 というわけで、なんで移行するの?という話からぽえみーに綴ってみようと思いま

Linus、今までの行いを謝罪し一時的にカーネルメンテナーの立場を退いて人の気持ちを勉強してくると発言 完全に背景事情を調べ上げたわけではないのだが、どうもLinusが毎年参加しているLinuxカーネルの会議に、Linusがスケジュールを間違えて参加できなくなるという事態が発生した。当のLinus本人はもう20年も続いている会議だし自分がいなくてもやっていけるだろうと楽観視していたが、会議自体がLinusの都合にあわせてリスケジュールされた。LinuxにおいてLinus Torvaldsといえば第一人者であり極めて重要な存在で、そのLinusが毎年参加している重要な会議にLinusが参加できないとあれば、その他のあらゆるコストを度外視して根回し調整を行い、Linusが参加できるようにイベント全体のリスケジュールを行うのは人間の感情から考えて当然である。しかし当のLinus本人は他人の感情
7.macOSやWindowsでLinuxバイナリを動かすプログラムを作った話 (ぬるぽへ) で聞いた Noah をインストールして使ってみた。 Noahとは ハイパーバイザ技術を用いたクロスOSなLinuxバイナリ互換プラットフォームの構築 佐伯 学哉・西脇 友一 ー Noah : Hypervisor-Based Darwin Subsystem forLinux ー Noah NoahはmacOS上でLinuxアプリケーションをそのまま動作させるアプリケーションです。ハイパーバイザを用いた新しい手法で、従来のバイナリ互換技術よりも安全かつ高速なLinuxエミュレーションを実現。Noahを使えば、apt-getやLinux向けgcc、それにあなたがこれから作る新しいLinuxアプリケーションが、そのままmacOSで動作します。 もう移植を待つ必要も、する必要もありません。 Noah

■ 遅ればせながらWindows Subsystem forLinuxを導入したWindows10のFallCreaters UpdateでWSLのβがとれると聞いたので、おくればせながら導入してみた。手動でWindowsをアップデートしてから、Microsoft StoreでUbuntuをインストール。その後、コンパネ→プログラムと機能→Windowsの機能の有効化または無効化と進んで「Windows Subsystem forLinux」を有効に。何度か再起動すると使えるようになる。 以前はWindowsを「開発者モード」で動かさないといけなかったようだが(それでよけいなsshdが動くのがイヤで導入してなかった)、今は不要らしい。ググって古い情報を参考に導入したりすると余計な手順を踏まされそうだ。 起動したUbuntuは(というかbashは)普通によくできていて、とはいえWin

印刷する メールで送る テキストHTML電子書籍PDF ダウンロード テキスト電子書籍PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 開発者がセキュリティについて考えていないと批判されることはしばしばある。しかしLinuxカーネルの生みの親であるLinus Torvalds氏は、開発者やエンドユーザーのことを気に掛けないセキュリティ関係者の存在に嫌気がさしているようだ。 同氏は米国時間11月17日、Linuxカーネルのメーリングリストにおいて、カーネルのセキュリティ強化という名目で開発プロセスをないがしろにしようとした一部の開発者らを強く批判した。その後同氏は21日に別の投稿で、近視眼的にセキュリティを追求する彼らの行為に対する自らのフラストレーションについて、より落ち着いた論調で説明した。 Torvalds氏は、カーネル内でセキュリティを多層化するのは良い考えだとい

Linux DailyTopics 2016年7月11日32ビットよ、さようなら ―i386アーキテクチャを捨てる時期に入ったLinux 32ビットサポートはもう時間のムダだ―ここ1、2年、メジャーなLinuxディストリビューションの開発者たちからこういう声を聞く機会は日ごとに増えてきた。そして、Linuxが本格的にi386系32ビットプロセッサに見切りをつけるその日は、着々と近づいているようだ。 6月28日(世界標準時)、Ubuntuデベロッパのディミトリ・レドコフ(Dimitri Ledkov)がUbuntu開発者メーリングリストに投稿した「Ubuntu 18.04 LTSにおけるi386のインストレーションメディアとサポートについて」という内容がLinux界隈でちょっとした話題となった。 「32ビットの開発はタダではない」―レドコフはすでに主流ではなくなってから久しい(そしても
KOF勉強会(今回のテーマ:サーバー) #KOF勉強会 #さくらクラブ #クラウドサーバー管理者若葉の会 に参加しました。 LILO のサーバー管理の参考になるかと思って参加してみました。 以下、今回のメモです。 会場案内、全体説明 https://k-of.jp/2015/ ハッシュタグは#KOF勉強会 会場無線 LAN がありました。 KOFとは <概要>KOFって何?、どういうモチベーションでやっているの? 最初は 2002 年 https://k-of.jp/2002/ (euc-jp でなぜか文字化けしている) KANSAI OPEN SOURCE + FREEWARE 2002 という名前だった FREEWARE という名前の部分に文句がついたので名前が変わった pure な open source 対象だけではなく広くIT コミュニティの集まりの場に 古い話がいろいろ ko
サイボウズ・ラボの西尾 泰和さんが「エンジニアの学び方」について探求していく連載の第2回(毎週火曜日に掲載、これまでの連載一覧)。「WEB+DB PRESS Vol.80」(2014年4月24日発売)に執筆した「エンジニアの学び方──効率的に知識を得て,成果に結び付ける」の続編です。(編集部) 文:西尾 泰和イラスト:歌工房 この連載では「エンジニアの学び方」をテーマにインタビューを行い、どういう「学び方」をしているのか探求していきたいと思っています。第1弾は、富士通のエンジニアとしてLinuxカーネルの開発に参加されている小崎資広さんです。Linuxカーネルは、ソースファイルだけで3万5000個以上、行数にして1500万行を超える、巨大ソフトウェアです。小崎さんが、どうやってこの巨大なソースコードと戦っているかは、きっと「エンジニアの学び方」の参考になるはずです。

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