Deleted articles cannot be recovered. Draft of this article would be also deleted. Are you sure you want to delete this article? オリジナルのTeX が誕生してから40年以上の歳月が流れ,そして日本語 LaTeX が現在主流の姿 (pLaTeX2e) になってからも25年以上が経過しました.この間 LaTeX は多くの人に使われ続けて来ましたが,その歴史の中でさまざまな変遷を辿り,明示的なドキュメントにはなっていないながらも,ユーザ間ではある意味「常識」として定着した知識が積み重なってきました.歴史が長く,よくも悪くも「安定している」と評されるために見過ごされているかもしれませんが,日本語 LaTeX は今も開発が続く「生きた」ソフトウェアです.そのため歴史の

この記事はTeX&LaTeX Advent Calendar 16日目の記事です. はじめに Jupyterとは Jupyterとはブラウザ上で起動するREPL(Read-eval-print loop)です. 記述したプログラムと実行結果が逐次記録されていくので,過去のコードを見返したり変更できる便利なツールです. jupyter.org 現在は様々な言語に対応していますが,元々はPython用のツールだったみたいです. 作ったもの 今回はLaTeX版Jupyter,名付けてJupyTeXを作りました. これは JupyterでLaTeXが使えるようになるプラグイン ではなく, LaTeXで実装したJupyter です. 需要はありません! そもそも,私,Jupyter使ってな(ry. 作り方 作り方は簡単.PythonTeX tcolorbox があればできます.PythonTeX

LaTeXを使った数式の入力がWordやPowerPointで可能に。マイクロソフトが明らかに(追記あり) 来月のOffice 365のアップデートによって、WordやPowerPointでLaTeXを用いた数式の入力が可能になることが、Microsoft Officeの開発エンジニアのブログに投稿された記事「LaTeX Math in Office」で明らかになりました。 ブログには「Next month you’ll be able to use LaTeX math in Office 365 math zones.」(来月には、Office 365の数式枠でLaTeXの数式が使えるようになる)と書かれています。 Wordで数式を入力するモードにしたときのリボンメニューには、下記のように「LaTeX」の項目が追加されることが示されました。 日本語版のOffice 365やWordの対

TeX Live 2016 には「日本語TeX 開発コミュニティ」によってカスタマイズされた新しい pLaTeX がインストールされます。W32TeX では 2016/05/02 以降は新しい pLaTeX が配布されていますし、TeX Live 2016 pretest をインストールした方も 2016/05/10 以降は新しい pLaTeX を持っていることになります。従来のものと何が変わったのか、ここで実際の画像を見ていただきながら説明していこうと思います。 あくまでこのブログは「日本語TeX 開発コミュニティによる公式見解」ではなく、その中の一個人が独断と偏見を交えつつ(?)説明しようという試みであり、それ以上の意味を持たないことをことわっておきます。公式な告知はTeX Forum に出してあります。 変更点の超ダイジェスト(兼・目次) 詳しく説明する前に、ダイジェストで画像

TeX,LaTeX とは? †TeX は Donald Ervin Knuth によって開発された,フリーの「組版システム」です。 すなわち,活版印刷のような「文字や図版などの要素を紙面に配置する」という作業をコンピュータで行います。 LaTeX はTeX の上に構築されたフリーの文書処理システムです。 Leslie Lamport によって開発されました。TeX は「組版のために開発された言語」でもあり,そのままでは使いにくい点もあるので,LaTeX によって一般的な文書作成に便利な機能拡張がなされています。 現在ではTeX で組版を行う場合には LaTeX を使うことが圧倒的に多いため,単に「TeX」と言った場合にそれが LaTeX のことを指している場合も多いのですが,本来TeX と LaTeX は区別されるべきものです。 また,ワープロソフトと同じようなものだと思われがち
長い前置き 今年(2013年)の3月に、「使ってはいけない LaTeX のコマンド・パッケージ・作法」という記事が公開され、LaTeX 使用者の間で少し話題になっているようです。記事の中でも述べられているように、その記事の内容は CTAN で「l2tabu パッケージ」として公開されている“An EssentialGuide to LaTeX2eUsage”という文書1からの抜粋となっています。この文書はTeX Live にも含まれていて、texdoc l2tabuen を実行するとPDF を読むことができます。 しかし、l2tabu は欧米のユーザの間でまとめ上げられた「タブー集」ですので、欧米とは異なる事情をもつ日本人に特有の事項については当然ながら触れられていません。そこで、このような「日本人のためのタブー集」を紹介しようと思います。初回となる本記事では画像の取り扱い、すなわ

コメントで頂いた情報を「2. 数式関係」に,使ってはいけないパッケージの自動チェックについての項を末尾に追記しました.(2013/10/12) 制御関係の学会では LaTeX というソフトで論文を書きます.LaTeX の歴史は古く,現代の水準で考えると設計し直すべきと思う部分も多々ありますが,世間で広く使われている Word の生産性が論文を書くという作業において今ひとつという事情も手伝ってか,現在に至るまでデファクトスタンダードの座を維持しています.Wikipedia の記事によると $\LaTeX2e$ がリリースされたのは1993年,つまり20年前で,これ以降様々なパッケージによる拡張が行われています.現在(2013/03/11) CTAN には 4451 個 のパッケージが登録されているそうです.また,Web上にも色々なテクニックが蓄積され,大抵のことを実現する方法は検索すれば
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