2010年も2ケタの高度成長が続く中国。 電力供給制限のような付け焼き刃ではなく、抜本t期な地球環境政策が不可欠だ AFP=時事中国各地でディーゼル燃料不足が深刻化している。江蘇省や浙江省などの華東地域、広東省などの華南地域では、ディーゼル車用の軽油を確保できず、営業停止に追い込まれるガソリンスタンドが続出している模様だ。その結果、トラック輸送が停滞し物流にも影響が出ており、ネット通販会社のなかには遅配が頻発しているところもある。 ディーゼル燃料不足の最大の原因は、地方政府による電力供給制限にある。電力の供給を一方的に制限された企業が、工場を安定稼働させるために、ディーゼル燃料による自家発電に切り替えた結果、需給が逼迫しているのである。なぜ地方政府は電力供給制限を行っているのか。中国は、第11次5ヵ年計画(2006~10年)で、GDP単位当たりのエネルギー消費量を05年比で20%削減す

今回は中国のエネルギー業界を見ていきたいと思います。まずは代表的な原油の動向からです。国際原油価格は2008年7月に147ドルの過去最高値をつけましたが、その後の金融危機で価格は急落。2008年12月には約5分の1となる32ドルの安値を付けました。その後原油価格は反発しています。 ここで長期的な観点から原油の需給を俯瞰してみましょう。まずは需要ですが、世界の人口は現在も増え続けており、65億の人口はあと30年で30億人増えると予想されています。また、中国やインドなどの新興国の生活水準の上昇が急に止まるとは思えません。仮に数年間不況になったとしても、その構図は変わることなく、長期的には人類がかつて経験したことがないレベルにまで需要を押し上げていきます。 一方で供給ですが、2000年以降は伸び悩んでおり、需要の伸びを上回ることはありませんでした。 今年、世界の原油生産はピークを迎え 長期的には

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