篠田節子さんの小説『青の純度』の書評を執筆しました。共同通信より全国各紙に配信中です。本書に登場する「マリンアートの巨匠ヴァレーズ」は、バブル期に海中画で大衆の心を掴み、一方で美術界からは黙殺された画家であるとされています。 ある時期からその商法が問題視され、忘れられた画家となっていたヴァレーズ。その作品を商法と切り離して再評価する書籍を著そうとする人物が本書の主人公です。 以上を一読しただけで明らかなように、ヴァレーズのモデルは実在する画家クリスチャン・ラッセンであり、「その作品を商法と切り離して再評価する書籍を著そうとする人物」には、同様の企図のもとラッセンを再評価する書籍を何冊も著してきたぼく(原田裕規)の立ち位置が重ねられます。 しかし本書にはラッセンや拙著の名前は一度も登場せず、巻末の参考文献リストを見ても、拙著にまつわる情報が周到に排除されていました。 この小説は、画家、コー


【写真】暴言が飛び出た放送での田原総一朗氏 19日放送の同番組内では、片山さつき氏、辻元清美氏、福島瑞穂氏をゲストに迎えて、高市早苗氏が首相になると目されていることを受けてトークを展開。選択的夫婦別姓をめぐる議論の中で、反対の立場を取る高市氏を念頭においてか、田原氏は「あんな奴は、死んでしまえと言えばいい」と放言し、ゲストからも注意を受けていた。 BS朝日は、これまでのオリコンニュースの取材に対して「10月19日放送の討論番組『激論!クロスファイア』での司会・田原総一朗氏の発言に一部不適切な内容がございましたため、厳重注意といたしました。いただいたご意見は真摯に受け止め、今後の番組作りに生かしてまいります」とコメントしていた。 これを受け、田原氏は23日に自身のXで「10月19日放送の討論番組『激論!クロスファイア』における私の発言についてお詫び致します」と番組内での発言を謝罪。「発言の主
チョコレートプラネット松尾の炎上 少し前にお笑い芸人チョコレートプラネットの松尾の発言が炎上した。 ネット上の誹謗中傷を批判する文脈で、 「芸能人とかアスリートとか以外、SNSをやるなって」 「素人がなに発信してんだ」 と言ってのけたのだ。しかも、ネットの動画配信で。 これに対してかなり批判が巻き起こった。 「芸能人とかアスリート」以外を「素人」とする価値観。あるいはSNSという場についての理解のなさ。 決して、受け取り手の誤解が多かったとか、切り抜きで情報が独り歩きしたというわけでもない。おこるべくしておきた炎上だったと思う。 もちろん、反応の中には誹謗中傷にあたるような言葉を使う人もいたかもしれない。それはそうだろうが、しかし、多くの人の表明した不快感は、真っ当な不快感の範疇であったように見えた。 結果、チョコレートプラネットは謝罪動画を配信した。謝罪のなかでも「誤解」、「切り取り」と

自民党総裁選のスタート直後から首位を独走していた小泉進次郎農水相(44)だが、選挙戦の中盤以降は能力不足が露呈し、「ステマメール」騒動も追い打ちをかけた。しかしこの騒動、明らかにされていない「ウラ」があるようで……。 【写真をみる】牧島氏の事務所が送ったステマメールの「現物」 ***政治部デスクが言う。 9月25日発売の「週刊文春」が、小泉陣営で『総務・広報班』班長の牧島かれん元デジタル相(48)の事務所が小泉陣営関係者に対して、動画配信サービス『ニコニコ動画』への小泉氏を称賛するコメントや他候補を誹謗中傷するようなコメントの投稿を依頼する内容のメールを送ったと報じました。同日、小泉選対幹部もおおむね“ステマ要請”を認めたのです」 牧島氏は9月26日、文書で〈私自身の確認不足により、一部いきすぎた表現が含まれてしまった〉と陳謝。同日、小泉氏も牧島氏の事務所が独断でメールを送信したと弁明し


曖昧な告発と世間の空気によって犯罪者にされたジャニー喜多川と、潰されてしまった事務所。その流れは、今年の中居正広、さらには国分太一をめぐる騒動にも引き継がれている。悪役を作って叩きまくる快楽。しかし、その流行は誰もが叩かれる対象になる時代の到来ではないのか。そんな違和感と危惧を、ゲス不倫騒動あたりまで遡り、検証していく。第6回は「『ゲス不倫』で始まった、メディアと世間が〝法を超えて〟裁く〝私刑〟のブーム。ジャニーズはその最大の犠牲者だ」 ベッキー 第6回 SMAP解散騒動でジャニーズ事務所が揺らぎ始めた2016年、芸能界、ひいては大衆の気分を大きく変えるもうひとつの社会現象が起きた。ベッキーの「ゲス不倫」から始まった「文春砲」ブームだ。 20年には「あれから4年、ゲス不倫騒動のベッキーはいつになったら許されるのか?」という記事を書いたが、そこから5年たっても、ベッキーの復権は認められていな


NHKの連続テレビ小説「虎に翼」などで知られる脚本家の吉田恵里香氏が「炎上」した。吉田氏がシリーズ構成と脚本を担当しているアニメ「ぼっち・ざ・ろっく」についてイベントで語った「ノイズ」という言葉が問題視されたのだ。いろいろな人がいろいろな角度からこの件について語っていたが、一つ、あまり出ていない視点があったと稲田氏は指摘する。「ぼっち・ざ・ろっく脚本家の炎上」とかけて「地方のメガショッピングモール」と解く、その心は?(ライター、編集者 稲田豊史) 「原作改変」に対する反発 少し前の話になるが、朝ドラ「虎に翼」などで知られる脚本家の吉田恵里香氏が「炎上」した。正確に言えば、吉田氏の発言を載せたイベントリポートのウェブ記事が「炎上」した。それから約2週間。状況がだいぶ落ち着いてきたので、改めてこの件について考えてみたい。 記事が掲載されたのは9月14日。そこには、吉田氏がシリーズ構成・脚本を担

2022年に放送されたテレビアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』は、国内外で高い評価を獲得しました。その制作を脚本で支えたのが、『恋せぬふたり』や『TIGER &BUNNY』シリーズ(一部エピソード)など、数々の話題作を手掛けてきた吉田恵里香氏です。今週、その吉田氏のある発言が、ファンの間で大きな波紋を呼びました。 発端は「ノイズ」という一言 事の発端は、吉田氏が登壇したイベント講演を報じたWebメディア「KAI-YOU.net」の記事でした。 この記事の中で、吉田氏がアニメ化にあたり一部の描写(原作で主人公が裸で入浴するシーンを、アニメでは水着に変更したなど)を「ノイズ」と判断し、意図的に変更したと語ったことが紹介されています。 この「ノイズ」という言葉が、SNSを中心に強い反発を招きました。「原作者が描いたものを『ノイズ』と表現するのは、あまりに敬意を欠いている」といった声に加え、「脚本家

破壊屋ギッチョ @hakaiya 俺は表現の自由戦士なんだが、アニメ「ぼっち・ざ・ろっく」の脚本家の降板を求める署名運動(画像参照)には明確に反対する。表現の自由のために署名しないで欲しい。というか最後の二行が矛盾しているぞ!あと男性の大御所アニメ作家は思想が強い人ばっかりだぞ! pic.x.com/kvuxTGTxb6 2025-09-20 09:11:17 破壊屋ギッチョ @hakaiya この署名運動には賛成しないが「思想的にニュートラルな作品であって欲しい」というのはちょっと分ったりする。たとえば自分の好きな原作が排外主義の作家に利用されたりしたら反対したくなる。 2025-09-20 10:03:52 破壊屋ギッチョ @hakaiya海外だと『らんま1/2』が「LGBT運動に利用したい層VSらんまにそういう運動を持ち込まないで層」の議論が起きたりしている。『らんま1/2』は「気


KAI-YOU(カイユウ) @KAI_YOU_ed 『ぼっち・ざ・ろっく!』『虎に翼』の脚本家 吉田恵里香が語る、アニメと表現の“加害性” kai-you.net/article/93374 覇権を狙うため『ぼざろ』から排除したノイズとは?──最新作『前橋ウィッチーズ』まで、吉田さんが独自の哲学を明かしたトークショーの模様をレポート🗣️ pic.x.com/k4LQUqapay 2025-09-14 17:36:35 リンク KAI-YOU | POP is Here . 『ぼざろ』『虎に翼』の脚本家 吉田恵里香が語る、アニメと表現の“加害性” アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』や連続テレビ小説『虎に翼』などで知られる脚本家・吉田恵里香さんのトークイベントが、8月16日開催のアニメイベント「ANIME FANTASISTA JAPAN 2025」内で行われた。ジャンルを問わず人気作に携わり、


アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』や連続テレビ小説『虎に翼』などで知られる脚本家・吉田恵里香さんのトークイベントが、8月16日開催のアニメイベント「ANIME FANTASISTA JAPAN 2025」内で行われた。 ジャンルを問わず人気作に携わり、今やどの業界にとっても欠かせない作家の一人と言っても過言ではない活躍を見せる吉田恵里香さん。 同時に、作家としての成功に伴う生活の安定を感じることはないようで、「むしろ常に心配というか、スケジュールが空いてると不安になります」と語り、熱き創作意欲を燃やしている。 シーンのトップランナーである彼女が抱えるドラマやアニメにおける問題意識や、異色の“魔法少女モノ”として話題を呼んだ『前橋ウィッチーズ』といった作品群の制作秘話、そして貫き続ける哲学など、ボリューム満点で行われたイベントの模様をレポートする。 取材・文:オグマフミヤ 編集:恩田雄多恋愛ド

国際協力機構(JICA)が千葉県木更津市など国内4市をアフリカ4カ国の「ホームタウン」に認定し、政府などに批判が殺到した問題で、外務省が交流サイト(SNS)上の「炎上」再発を防ぐため、今後は外交政策を発信する際にSNS上の反響を考慮するよう省内に注意喚起した。同省幹部が10日、明らかにした。 同省幹部によると、今後は同省の各部署の担当者がSNS上の反応などの確認に努める。偽情報や誤情報に基づいて炎上した場合は、①反論②正しい情報の発信による情報修正③無視――など、状況に応じて対応する。 「ホームタウン」認定事業は、ナイジェリアなどアフリカ4カ国と国内4市の人的交流を進める事業だが、SNS上では4市への移民急増や治安悪化につながるとの誤情報が拡散していた。【田所柳子】

JICA=国際協力機構が今治市など国内4つの自治体をアフリカ諸国の「ホームタウン」に認定したことを巡り、今治市に抗議などが相次いでいる問題。 今治市はJICAに事業の名称を見直すよう要請したことを明らかにしました。 きょう始まった今治市の9月定例市議会。 徳永市長は、冒頭「ホームタウン」問題に触れ今回の認定が移民政策の推進を目的とした取り組みではないと改めて説明しました。 ■徳永繁樹市長 「今回の認定は移民受け入れ制度ではなく、あくまでも国際交流の枠組みであり、ましてや領土、 権限の譲渡を意図するものでは ありません」 この問題は、先月、横浜で開かれたTICAD=アフリカ開発会議でJICAが、国内4つの自治体をアフリカ諸国の「ホームタウン」に認定。 相手国政府の事実と異なる発信などでSNS上では「移民が増える」、「治安が悪化する」などといった誤情報が拡散し、モザンビークのホームタウンに認定

Keisuke Honda @kskgroup2017 石原慎太郎さんのことが好きなこともあり、歴史のことは知ってたつもりだったものの、希望的コメントをしました。ただ一次資料などを詳しく調べたら、事実はほぼ歴史通りであると思いました。この点、僕の間違いでした。(改めて勉強するキッカケを頂き、ありがとうございました!) x.com/kskgroup2017/s… 2025-08-09 16:08:50 Keisuke Honda @kskgroup2017 一次資料。 兵士の日記・書簡 •『南京戦史資料集』防衛庁防衛研究所戦史室(現・防衛研究所) •日本軍兵士の戦時日記や上官への報告書を収録。 •清水潔『南京事件を調査せよ』に引用された兵士日記 •第16師団所属兵の日記に捕虜大量殺害の記述。 •『南京事件 陸軍将校の手記』田中正明編 •元陸軍将校の手記。市街戦後の殺害や略奪の様子が記録。 •


Cygamesは少なくとも2024年時点で生成AIの活用を明らかにしており、社内用AIチャット「Taurus」などを内製・利用している他、画像・動画生成AIの研究なども進めている。CEDEC2025では最新の活用状況について講演し、ファンのSNS投稿を生成AIで分析する取り組みなどを明らかにした。 参考記事: 社内AIチャットが「ウマ娘」のスぺちゃん口調──Cygamesの生成AI活用法 「AIには“プランB”を学習させるべき」 削減工数も丸裸──Cygames、LLM活用の最新状況を公開 バグ報告・SNS分析ツールを内製 「Confluenceの検索、精度が悪くてRAGに活用しにくい」にどう挑む? Cygamesの試行錯誤 同社によるセッションの一つでは、講演者が来場者に「生成AIを使っている人はどれくらいいるか」と挙手を求める一幕も。セッション会場には百数十名程度が来場していたが、ほと


今日もツイッターでは炎上が起きる。 いつもあそこは燃えている。最前線だ。 あわせて俺のnote記事も燃やそうとしているが、なかなかうまくいかない。 そんな中、今日も読みに来てくれた君に感謝したい。 今ホットな話題は、元AV女優の「三上悠亜」さんが、ボートレースのイベントでウェディングドレスを着たことについて、ある女性が苦言を呈したことだ。 その女性は、三上悠亜さんが来たドレスと同じものを、結婚式の後撮りで着る予定だったという。 しかし、元AV女優である三上悠亜さんがそれを着たことがとても不快であり、もう着る気にはなれない、といったお気持ちを表明されていた。 もちろん明らかなことだが、「○○が着たから、そのドレスをもう着たくない」というのは直球で差別、バリバリ差別、どうしようもなく差別である。 ○○に何が入ろうとも差別である。 「○○ちゃんが触った消しゴム、もう使えない~」みたいな、小学生の

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