〇初めてアメリカンドッグを1日に2本食べた 唐揚げ棒ならまだしも、アメリカンドッグを2本食べるというのはなかなかない。嬉しかった。 根っこのカリカリがちょっと甘く感じた。 〇初めて音楽を聴きながら外を走った ありがとうワイヤレスイヤホン、ありがとう譲ってくれた友人。外の景色が輝いて見えた。最高。 夕暮れの空が澄み、黄金の光が差す。夜の始まりは、沈みゆくような群青からだった。 〇初めて走りながら変な動きをした バンザイしたり、頭抱えたりした。初ワイヤレスイヤホンランニングをしながらアップテンポの曲を聴くと、人はダンスしたくなる。悔いはない。 〇初めて2日連続で、シャンプーした後に手にシャンプーを注いでしまった これはマズい。ヤバい。買いなおすお金も無駄になるし、何より頭から「注意する」意識が抜けているのがヤバい。シャンプー後の手に注いだシャンプーは、手を仲介するものの当然排水溝へ直結してしま

冬至とか近いぐらいの、暗くなるのがメチャクチャ早い時期の、18時くらいの、もうほとんど暗いんだけど空の色は「黒」ではなくギリギリ「濃紺」って感じの時間帯にですよ でかい道に面した、ガラス張りの、大きくも小さくもないケーキ屋に行きたいんですよ 店内を照らす暖色系の照明が、でかいガラス窓越しに道路を照らしていてほしい そういうところの前を通って、あーケーキかあ、いいな……と思って、なんの記念日というわけでもないが店の中に入っちゃったりしてみたい ケーキを買うことに照れを覚えて、一瞬焼き菓子でお茶を濁そうなんて思うんだけど、やっぱせっかくだしケーキだよなと思い直して、いっそケーキを2個買ってしまったりしたい 買うケーキを指定した後、店員さんが袋に入れてくれてる間に店内を見回して、パティシエの認定証みたいなのがあるのに気が付いたり、ショーケースの外にあったいい感じの商品に気がついたりしたい ケーキ

外は熱暑だし話の通じない客ばっかりだし自販機のお茶は売り切れたままで、今日の仕事もめちゃくちゃ疲れた。 こういう時は辛いラーメン食べるのが習慣だったけど、いろいろ諸事情があってしばらく食べられないので代わりにとうもろこしを食べることにした。 深めのフライパンいっぱいにお湯を沸かして、2枚ぐらい薄皮残した状態のとうもろこしを投入して塩茹でをする。 半身浴みたいな感じで半面ずつ茹でて、お湯ごとどぱっとざるに入れると、とうもろこしの甘いような香ばしいような匂いがふわっと漂ってくる。 とうもろこし、良いよねえ。 わたしにとっての夏の匂いはとうもろこし。 子どもの頃、夏になると我が家の食卓にはざるに入ったぶつ切りのとうもろこしが並んでた。 習い事のプールから帰ったらすぐお風呂だったから、わたしはいつも食事前にお風呂入ってた。 お風呂から上がるとクーラーで冷えた部屋の匂いの中にとうもろこしの匂いが漂っ

月が綺麗ですね、っていうのはぁ、夏目漱石曰くぅ、「愛してる」って意味なんですぅ〜っ 殺すぞマジで 月が綺麗ですね、の意味を、日本語ネイティブの俺が解説してあげましょう 「天体であるところの月が、現在、綺麗に見えますね」 他の意味があるか? ないだろ いや、まあ、そりゃ、文脈というか、言外の意味なんかは場合によってはあるかもしれん ○○さんってバツイチって聞いたんですけど、マジですか?って尋ねたところに「月が綺麗ですね」が返ってきたら、それはまあ「聞いてくれるな」って意味だろう そういうのはある しかしまあ、そんなんはどんな文章でも同じ 「ホラ、あそこに亀いますよ亀、かわいいですね」っていうのと本質的には同じなんだ 月が綺麗だっつったら一律「愛してる」の意味になってたまるか 大体まず、あれデマじゃん 文豪の文学的表現すごい!っつう前提があって、「アイラブユーを月が綺麗ですねって訳すのはエモい

部屋に謎の虫(ゾウムシっぽい見た目)が出現したので、とりあえず殺虫剤をかけて殺害したんだが、思ったよりしぶとくもがいていて、なんだか悪いことをしたなあという気分になった なんだか、っつうか明確に悪いことをしてるのはそうなんだが、まあ、それはそれとして 虫、すげえもがいてたんだよな 生きることへのシンプルな欲求、力を感じた まあ俺も突如致死性の毒液を吹きかけられたらあのくらいもがくんだろうけど、まあ、それはそれとして たいして目的もなく、志低く、むしろ早く死にたいなんて思いながら生きている俺が、しっかり生きている虫を殺してしまったなあ、と思うわけですよ まあしかし、正直にいうと、小気味良さもある マジメに生への執着を持って生きていて、機会がありゃバリバリ繁殖もやっちゃうような、生命の優等生クンだったわけだ、やつは 俺はいっぽう、あーだりーはよしにてーとか、ナメたことを言いながらダラダラ惰性で

俺なりにいろいろ考えてみたんだけど、結局一番好きなのは11〜12月なんすよ まず、春はだめだ 虫がいるし、花粉もある 気候としてはまったく悪くないんだが、それが生命への福音になってるせいで、なんというか活気がありすぎる みんな元気!生命!生命!!って感じでこられると、ちょっと体勢をくずして、よろけてしまう 梅雨〜初夏もだめ 俺は湿気が嫌いなんだ 梅雨の朝のパッとしない感じは案外好きだし、日が長いのにずっと雨で、ドヨーンとしたままずっとなんとなく明るいあの感じ(というか、この感じというべきか、まさに今だし)は悪くない 梅雨明けのニュースを聞いた次に晴れた日の開放感もいい 水溜りに青空が反射しててさあ…なんてドラマチックな感じではないんだが、やっぱり気持ちとして晴れやかではある でも、そもそもジメジメ雨降ってんじゃねえぞって話だよな そんで、盛夏だ 盛夏はダメだあ あまりに暑い 外出ると笑っち

とにかく季節をアプリシエイトするだけで生きていきたいんだ 夏はいいよな 昔の夏のことは正直ちょっと考えたくねえ なぜなら俺は、エアコンが大好きだからだ 暑さによるマイナスをゼロにする、ってだけじゃないんだエアコンは 独特の趣がある 秋の涼しい日に感じる涼しさと、エアコンの風に当たって感じる涼しさ 絶対別種なんだ そんで、どっちかが明確に勝ってるわけではないんだ ということは、深いんですよ趣が 控えめにきかせた自室のエアコンもいいが、やっぱり一番いいのはコンビニとか公共施設ですげーガンガンかかってるエアコンだよな 陽炎が見えるくらいのクソあっつい日に、セミの声なんかを聞きつつ、死ぬ!死ぬ!と思いながら歩いて、激烈エアコン空間に入る あの瞬間なんだよな 結局あの瞬間が俺にとっての夏なんですよ セミの声だってなんなら消えるんだ 外の熱気と、建物内部の人工的な冷気 ああ〜たまらん エアコン特有のち

この前昼休みにさあ、チャリにのって近くの食堂にメシ食いに行ってさあ、まあメシ食って、また会社に戻るわけですよ 11時半くらいから昼休みで、サッサと食うんで、12時くらいには食い終わって、移動してるわけ そうすると、毎日、そのタイミングで、町内放送なのかなんなのか知らねえけど、エーデルワイスが鳴るんですよね エーデルワイス、知らねえけど、白い花のことなんでしょ クッソ暑いなかチャリ漕いでたら、道端に、いかにもどうでもいい感じの、野放図に伸びた、子汚ねえ雑草があんだけど、それが、よく見たら、小さい白い花をつけてんだよ エーデルワイス、エーデルワイス、かわいい花よ、とか言っちゃってさあ 実際には言っちゃわないわけですが 俺が言いたいのは、実際に言っちゃいたいってことだ わかりますかね エーデルワイスが鳴ってるときに、白い花をみたら、その場で足を止めて、しばらく花を見るような、そういう存在になりた

夏のある日、大学の図書館に行った。 その大学の図書館はいくつかあり、1つ目星をつけて行くことにした。 自分が行った所は、学部専用というような扱いで他の図書館と別れており、比較的小さなものとなっている。 真夏の日だった。 日差しは照りつけ、空には入道雲が浮かんでおり、大学の校舎を背に青空と共に大きく広がっている。 学生は夏休みに入っている関係か、あまり多くは見かけない。 それでも何かしらの活動をしているようで、話し声や掛け声が、うっすらと周りから聞こえてきた。図書館に到着し早速入ると、冷房の空気が吹き込んできて心地が良い。図書館の中にはその学部に見合った本が揃えられており、机や椅子からも遠くない距離にあるため手に取りやすくなっている。 学生が1人おり、いくつかの本を机に積み上げ、ノートや参考書を広げていた。 その様子から集中しているのが伝わり、勉強中ということが分かる。 自分は本棚を見つ

雨ザーザーでワロタwww 雨上がりの空と雲なんかしらんけど神秘的でワロタwwww 遠くに虹がかかっててワロタwwwww 風が心地よくてワロタwwwwwwww 風にのって桜の花びらが舞っててワロタwwwwwww 水入れした田んぼが揺らめいててワロタwwwwwww 草木もそよそよでワロタwwwwwwwwww 自然良すぎでワロタwwwwwwwwwwwwwwwww これら全部東京で働いてるときは感じられなかったんだよな 薄暗い風通しの悪いオフィスに閉じ込められてたんだよな 労働と疲労で視野が狭くなってこんな大事なことを全部忘れちまってたんだよな 確かに快適だったけどそれと同時にいろんなもの失ってたのかもしれねえ 貴重な宝物を落としてきちまったのかもしれねえ 取り戻すしかねえ取り戻してえ 元の人間の心を早く取り戻してえ 早く俺という名の物語の第二章を始めてえ 俺は再び立ち上がる 何度だって立ち上がる

梅雨真っ盛りの蒸し暑い通勤電車の中、 壁に押し付けられながら顔を上げると小さな緑色が目に入った。 指先ほどの小さな物体は壁にとまりながら、 柔らかな下半身を伸びでもするように動かしている。 透き通った羽は涼やかで、そこだけまるで別の世界のようだった。 なんの妨げもなく、かつ何時でも飛び立てる羽を持つそれと比べて 狭い社内で、身動きの取れないまま、 多分何時もと同じ面白くもない職場へと運ばれていく自分は なんて不自由な存在なのだろう。 小さなクサカゲロウに馬鹿げた嫉妬を覚えながら見つめていたら、 下半身が「伸び」を終えた。 その跡には、糸の先に小さな小さな卵が残った。 そうか、彼女は産卵をしていたのだ。 蒸し暑い車内で、満員の人間の最中で きっと、こんな場所で産卵する事を望んだ訳でもないだろう。 例え運良く卵が残り、生まれてきたとしても、ここには幼虫の餌はない。 カゲロウは数歩進んだ先で再び

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