任天堂株式会社(本社:京都市南区、代表取締役社長:古川俊太郎、以下「当社」)は、株式会社ポケモンと共同で、2024年9月18日に、株式会社ポケットペア(本社:東京都品川区東五反田2丁目10番2号、以下「被告」)に対する特許権の侵害訴訟を東京地方裁判所に提起しました。 この訴訟は、被告が開発・販売するゲーム「Palworld / パルワールド」が複数の特許権を侵害しているとして、侵害行為の差止及び損害賠償を求めるものです。 当社は、長年の努力により築き上げてきた当社の大切な知的財産を保護するために、当社のブランドを含む知的財産の侵害行為に対しては、今後も継続して必要な措置を講じていく所存です。 以上

X(ツイッター)において「"おじいちゃんのノート"で親しまれる東京・中村印刷所の"水平開きノート"に対し、コクヨが同じ機能を持った商品を新発売。印刷所の代表が不安を吐露」という事件がありました。 2016年に、祖父が完全に水平に開くノートを開発して特許も取ったのに売れなくて困っているという話しをツイッターに投稿したところ、「おじいちゃんのノート」としてバズって売行き激増という事例があったのですが、先日、コクヨが同じような機能のノートを販売し、開発主(祖父)が当惑しているというお話です。 既に元投稿にコミュニティノートが付いていますが、一応、ここでも解説しておきます。 この"おじいちゃんのノート"については最初に話題になった2016年1月に記事「"おじいちゃんのノート"の特許を分析する」を書いています。この特許(5743362号)は、ノートそのものの(物の)特許ではなく、ノートの生産(製本)

「人気ゲーム”ウマ娘”の特許権巡り、コナミがサイゲームス提訴…損害賠償40億円求める」というインパクトのあるニュースが舞い込んできました。「コナミ側は、人気ゲーム”ウマ娘 プリティーダービー”の特許権を巡り、サイゲームスに40億円の損害賠償や提供の差し止めを求めている。サイゲームスによると、ゲームシステムとプログラムの一部について、コナミ側と特許権に関する協議を続けてきたが、折り合わなかった」とのことです。ゲーム業界における特許権侵害訴訟といえば任天堂対コロプラの訴訟(和解金推定33億円で和解)に続く大型事案です。訴えられた側のサイゲームスはプレスリリースを出していますが、現時点では、コナミ側からは公式なリリースは出ていません。いずれにせよ、この訴訟に使用された特許の番号については明らかになっていません。単なる当事者どうしの契約の争いとは異なり、特許権の効力はあらゆる人に及びますので、特

株式会社Cygames(以下サイゲームス、本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:渡邊耕一)は、株式会社コナミデジタルエンタテインメント(以下コナミデジタルエンタテインメント、本社:東京都中央区、代表取締役社長:早川英樹)から2023年3月31日付で特許権侵害に関する訴訟の提起を受けました。 当社は、コナミデジタルエンタテインメントと『ウマ娘 プリティーダービー』のゲームシステムおよびプログラムの一部について、特許権等の協議を誠意をもって行ってまいりました。しかし、当社の見解がコナミデジタルエンタテインメントに受け入れられることはなく、訴訟を提起される形となりました。 当社としては『ウマ娘 プリティーダービー』がコナミデジタルエンタテインメントの特許権を侵害している事実はないと考えており、その正当性を本件訴訟にかかる手続きの中で明らかにしてまいります。 お客さまならびに関係者のみなさまにはご心

戦国時代を舞台にした人気アクションゲーム「戦国無双」シリーズなどが特許を侵害していると、ほかのゲームソフト会社が訴えた裁判で、2審の知的財産高等裁判所は特許の侵害を認め、販売する会社に1億4000万円余りの賠償を命じました。 11日、2審の判決で、知的財産高等裁判所の鶴岡稔彦裁判長は、「カプコンの発明は簡単にできるものではない。コーエーテクモゲームスの売り上げ向上に貢献したことは否定できない」として、一部のソフトの特許侵害を認め、コーエーテクモゲームスに1億4000万円余りの賠償を命じました。 カプコン法務部の坂本優部長は会見で「自社の特許が認められ、おおむね納得のいく内容の判決だ」と話しました。 一方、コーエーテクモゲームスも、一部勝訴だとしたうえで「一部のソフトで特許を侵害していないと判断されたことは、良識ある判断だ。しかし、主張が認められなかった点は甚だ遺憾だ」というコメントを出しま

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後半です。(前半記事) 特許5595991号「通信ゲームシステム」 出願日:2011年8月22日2005年7月27日(優先日:2005年5月6日) 【請求項1】 各々に識別情報が付与されており、他のゲーム装置とネットワーク通信を行う通信手段を備える複数のゲーム装置を含む通信ゲームシステムであって、 各ゲーム装置毎に他のゲーム装置の前記識別情報である相手識別情報をリストに登録する登録手段、 前記複数のゲーム装置のうちの第1ゲーム装置において相手識別情報が指定されたときに、当該相手識別情報に対応する第2ゲーム装置の前記リストに当該第1ゲーム装置の識別情報が登録されているか否かを判断する判断手段、および 前記判断手段によって前記リストに前記第1ゲーム装置の前記識別情報が登録されていると判断されたことを条件として、前記第1ゲーム装置が前記通信手段を用いて前記第2ゲーム装置とネットワーク通信を行うこ

話題になっている任天堂対コロプラの特許侵害訴訟、裁判資料に閲覧制限がかかっていたため、どの特許が問題になっているのか明らかではありませんでしたが、ようやく閲覧制限が解除されたようで、WSJ紙の望月記者が裁判記録を閲覧してツイッターで報告されています(多謝)。 ということで、以下、簡単に内容を説明していきます。 3734820号については、以前に私が書いた記事の勝手予想が当たっていました。内容については当該記事をご参照ください。以下、残りの4件(のうちの2件)について簡単に解説します(公報に直リンが張れるようになったのは助かりますね)。主要クレームのみ見ていきます。 特許4262217号 「ゲームプログラム及びゲーム装置」 【請求項1】ゲーム画像が表示される表示画面上の位置を指示するためのポインティングデバイスを備えるゲーム装置のコンピュータに、 前記ポインティングデバイスからの出力信号に

任天堂が44億円の損害賠償と差し止めを求めてコロプラを特許侵害で訴えた事件は周知かと思います(参考記事)。コロプラの提供するスマホゲーム「白猫プロジェクト」が対象なのは確かなのですが、リリースや報道記事には特許番号が書いてありません。書いておけば類似機能を実装しようとしていた他社がその実装を控えることで無駄な争いを減らせて良いのではないかと思いますが、書くことは義務ではないのでしょうがありません。 ツイッターで山本一郎氏に召喚されているようですが、肝心の特許番号がわからないと厳しいものがあります。どこかの記者さんが東京地裁で訴状を閲覧してきてくれないものかと思います(追記:見に行った人のツイートによると第一回弁論(2月16日予定)まで非公開とのことです、無駄足を運ぶ人が出ないよう追記しておきます)。 とは言え、現時点でできるだけの推理をしてみました(もし間違ってたらすみません)。上記記事に

「こすると文字を消せるボールペン」の特許を巡り、筆記具メーカー最大手の「パイロットコーポレーション」(東京)と同業界2位の「三菱鉛筆」(同)が対立を続けている。 パイロット側が取得した特許を巡る訴訟で、知財高裁はパイロット側に軍配を上げたが、その後に同社が起こした仮処分の裁判で、三菱鉛筆は反論を展開している。 消せるボールペンは、パイロット側が2006年、欧州で「フリクション」シリーズを売り出し、07年に日本でも販売を始めた。 同社によると、摩擦熱で65度に達すると色が無色透明に変化する特殊なインクを使い、ペンの上部に付いた専用のラバーでこすると、書き損じた文字などを消すことができる。鮮やかな色合いを出せると同時に、消す際に紙を傷めにくいのが特徴で、ボールペンだけでなく、蛍光ペンなどでも応用されている。 一方、油性ボールペン「ジェットストリーム」などのヒット商品で知られる三菱鉛筆は、今年1

キヤノン が合焦部分のみに色付けするピーキングの特許を出願中です。 記事と特許申請の意図は異なります。出来れば文献を検索して原文のままでお読み下さい。 自己解釈 特許公開番号 2016-158106 公開日 2016.9.1 出願日 2015.2.24 キヤノン の特許 被写体の距離情報を取得する 高周波成分に基づいて被写体の合焦度合いを示す波形画像を生成する 波形の色を可変する ピーキングとは高周波部分のエッジに色を付ける機能です。 つまり色が付いていれば、ピントが合っている可能性が高いということですね。 しかし高周波成分で判定しているので、ピントとは無関係である場合もあり、正確なピントを得られないこともあります。 キヤノン の特許申請は位相差検出を併用したピーキングです。 MFがとても快適になりそうです。
リコー が 100-300mm F4 の 特許 を出願中です。 ペンタックス K-1に対応するレンズが続々と登場しそうですね。embodiment1: 100-300mm f/4 特許文献の説明・自己解釈 特許公開番号 2016-80717 公開日 2016.5.16 出願日 2014.10.9 実施例1 ズーム比(変倍比) 2.87 FNO. 4.1 4.1 4.1 f 102.00 200.01 293.01 W 12.0 6.1 4.1 Y 21.64 21.64 21.64 fB 38.16 38.16 38.16 L 279.45 279.44 279.44 performance 縦収差 横収差 左から順に、球面収差、倍率色収差、非点収差、歪曲、コマ収差。
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