はたから見てると、FPGAとArduinoとRasberry PIって、なんか小さくてデバイス挿して使ってて似たもののように見えるかもしれません。 そんな中、どこが違うの?って思ってる人もいるかと思ったので、それぞれの違いと、そしてそこから得られる技術者としての知識をまとめてみます。 まあ、得られる知識として「それぞれのデバイスの使い方と周辺環境」ってのはありますが、それは当然として。「それぞれのデバイスの使い方と周辺環境」を得るメリットがわかる比較としてまとめたいと思います。 根底は「なんで最近FPGAをやってるか」っていうことの説明なので、そういうバイアスがあると思ってください。FPGAというのはチップの種類なので、実際にはDE0などのFPGA評価ボードとの比較ですが。中でもDE0-nanoは大きさや価格を考えると、豪華なArduinoくらいの位置づけとして出してきたようにも見えます
Android×Arduinoでつくるクラウド連携デバイス―Android ADKで電子工作をはじめよう! ― 書名の通り、AndroidとArduinoを使ってクラウド連携するデバイスをつくるための解説書です。本書の一番大きな特徴は何かと言えば、単なる技術解説だけではなく、 コンセプトとそれを具現化する実装方法の両方に触れている ことだと思います。 冒頭の0章はAOAで何が出来るのかを説明した章ですが、実はAOAを抜きにしても読んでもらえる章です。ハードウェアのオープン化ムーブメントと、インターネットの新潮流IoT、そういった概念の中でAOAという技術がどういう役割をはたすのか。 誤解を恐れずに言えば、概念さえわかっていれば実装はなんでもいいです。この章はプログラムも回路も出てこないで読むだけなので立ち読みして貰えればと思います。 1章でADKの概要と、Androidでハードウェア連携
「オープンソース」というとLinuxやApacheといったソフトウエアを思い浮かべることが多いですが、最近「オープンソースハードウエア」が注目を集めています。公開された仕様を基に安価なマイコンボードが発売されていて、電気系の専門知識がなくても簡単なプログラムを書き込むだけで、独自のネット対応デバイスを製作できます。接続したセンサーの入力に応じて、LEDの点灯やモーター制御、無線通信、インターネット連携などが実現可能です。 最も人気がある小型ボード「Arduino」は3000円前後と安価です(写真1)。CやJavaに似た簡易な言語でプログラムを作成できる開発環境が整備されており、世界中のユーザーが作成したライブラリも豊富です。わずかなコードで様々なハードウエアを制御できます(図1)。 筆者はこのArduinoを使って、宇宙空間を飛行している国際宇宙ステーション(ISS)の位置をレーザーで指し

TOPICS Electronics/DIY 発行年月日 2012年03月 PRINT LENGTH 320 ISBN 978-4-87311-536-8 原書 Making Things Move FORMAT 動く機械を自分の手で作りあげることには、大きな満足がともないます。本書は、デザインやアートを学ぶ学生向けの講座がもとになった、動くモノを作りたいと考えている方のためのメカニズム入門書です。機械に関する知識がほとんどない読者を対象に、ネジや歯車など基本的な機械要素とその背景にある物理法則、材料の特性、部品の結合方法、トルク、エネルギーなどについてわかりやすく説明し、その後、モータの制御や各種の要素を組み合わせたメカニズムについて解説します。解説を読み、実際に手を動かしてネズミ捕り動力自動車やDIYモータなどの作例(プロジェクト)を作ることで、メカニズムの基本を身に付けられるでしょう

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