突然の事件に、驚いた。アルジェリアでの日本人拘束事件である。 13年前、凄惨な内戦に一応の終止符を打ち、一昨年の「アラブの春」では周辺国で政権が次々に倒れていくのを横目で見ながらも、アルジェリアのブーテフリカ政権は健在だ。反政府デモは少なくないが、原油輸出額は2003年以降急速に伸びていまや内戦時の七倍近く、経済成長率もここ数年2~3%と、悪くはない。今回被害にあった日揮をはじめ、伊藤忠、三井、三菱など、日本は70年代から大手商社がアルジェリア向けに大型の建設プラントを輸出してきた。 そのアルジェリアで何故このような事件が起きたのか。それは、隣国マリの状況と連動しているに違いない。マリでは1月11日、マリ北部の反乱勢力を抑えようとする政府軍の要請を受けて、フランスが軍事介入、戦争状態に突入したからである。 マリ戦争の原因は、複雑だ。メディアが伝えるような、「北部=イスラーム過激派=アルカー
日本のメディアは質が低い、と世界で最も権威ある科学誌の一つNatureが論説を掲載しました。 Bad press Japan's media have played a large part in exacerbating the effects of a fraud. 31 October 2012 Nature 491, 7-8 (01 November 2012) doi:10.1038/491007b 川口利の論文抄訳 発行人の実兄。上智大学文学部卒。千葉県立高校の英語教師在任中に半年間の英国留学を経験。早期退職後に青年海外協力隊員となって、ホンジュラスで勤務、同じく調整員としてパナマで勤務。 ↓↓↓当サイトを広く知っていただくため、ブログランキングに参加しました。応援クリックよろしくお願いします。 森口尚史氏のでっちあげたiPS細胞を心不全患者の治療に用いたという虚言によって、山
印刷する メールで送る テキストHTML電子書籍PDF ダウンロード テキスト電子書籍PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 今朝方、アップルのiOS責任者であるスコット・フォーストルSVPが退職へ、というニュースが突如流れ、世間を大いに驚かせた。 米国時間29日の夕方時点では、真相は「藪の中」だ。英語圏の各メディアでは、アップルが発表した新人事の「事実」を伝えるのにまだ終始している印象で、野次馬にとっていちばん気になるところ——「どういう経緯でこうなったのか」「フォーストルの方から辞めると言い出したのか、それともほかの誰かに三行半を突きつけられた末の苦渋の決断か」「本人が辞める意志を固めたのが具体的にいつ頃のことだったのか」等々については、まだ伝えているところを目にしていない。 (編註:フォーストル氏に関する詳細なプロフィールとアップル内での立ち位置について

話題となった番組 MBSの「ちちんぷいぷい」 http://www.mbs.jp/puipui/ 2013-05-12追記 残念ながら動画はいずれも削除されたようです。 2012-09-27追記 当時の番組内容がyoutubeに上がりました http://www.youtube.com/watch?v=jn9IBPoQTW0 ロングバージョン http://www.youtube.com/watch?v=dPW1aB1DJ58 catacombu氏の文字おこし ・http://www.youtube.com/watch?v=jn9IBPoQTW0 を文字に起こしたものです ・http://www.youtube.com/watch?v=dPW1aB1DJ58こちらにロングバージョンがあるようです ・聞き取り違いの可能性はありますので、あくまで参考程度でよろしくお願いします ・複数人が同時に

先週末から今週はじめにかけて、中国の各地では反日を表面的なスローガンにした一種の「反秩序暴動」がエスカレートしているわけですが、アメリカではこのニュース、驚くほど小さな扱いとなっています。例えば、暴動が本格化した直後の16日の日曜日には、ニューヨークタイムス、CNNといったメディアでの扱いはほとんど「ゼロ」でした。 週明けの月曜になって、少し報道が出始めていますが、例えば中国にあるパナソニックの工場が操業停止しているなどといった「経済記事」的な扱いが主で、それに「在北京日本大使館」に卵が投げつけられたなどの報道が加わっているだけです。実際に起きている、大規模な破壊行動については、一切伝えられていないと言ってもいいと思います。 私は各メディアの内情を知る立場にはないので、あくまで憶測に過ぎませんが、そこにはある種の「配慮」が感じられます。では、仮に「中国への配慮」があるとして、そこにはどんな
2012年09月09日19:00 by jyoshige 終身雇用をやめたら雇用が増えました カテゴリ経済一般 イトーヨーカ堂が非正社員比率を90%に引き上げるという。 厚労省の推し進める正社員化の流れをあざ笑うかのような決定だ。 見出しだけ見て「労働者の使い捨てだ!けしからん!」と思う人がいるかもしれないが、 それは全然違う。というわけで、以下に重要なポイントをまとめておこう。 ・正社員削減というより、むしろ非正規雇用のキャリアパス整備 実は、もともと業界平均で80%が非正規という状況でそれを9割に引き上げることに それほどの意味はない。むしろ重要なのは、非正規の中に専門職や上位マネジメント へのキャリアパスを整備し、基幹雇用と位置付けていることだろう。 専門性の高い職務には職務内容に応じた「現在の2~3倍の給与」を払うわけだから これは適正な職務給化への第一歩だ。 正社員がとれるだけと
1910年の絵画「Ecce Homo(この人を見よ)」のオリジナル(左)、「修復」前(中央)、「修復」後。スペイン・ボルハ(Borja)の教育センターが公開(2012年8月22日提供)。(c)AFP/CENTRO DE ESTUDIOS BORJANOS 【8月26日 AFP】「世界最悪の修復」でサルさながらに変貌してしまった102年前のキリストの肖像画を見ようと、スペイン北東部ボルハ(Borja)を訪れる人々が数百人規模に急増している。 この肖像画はスペイン人画家エリアス・ガルシア・マルティネス(Elias Garcia Martinez)が1910年に描いた「Ecce Homo(この人を見よ)」で、ボルハ市内の教会の柱に直接描かれている。傷みが目立ち始めたため、年齢が80代とされるセシリア・ヒメネス(Cecilia Gimenez)さんが善意で修復を試みたところ、オリジナルと似ても似つ

週プレNEWSTOP > ニュース > 社会 > 世界の現実と日本の“反原発”の距離感 モーリー・ロバートソン「日本だけ脱原発……って、どうなんだろう?」 「原発運動は“自壊”する」 今年1月、ツイッターー上でそう予言したひとりの人物がいる。 モーリー・ロバートソン。ミュージシャン、DJなどさまざまな肩書を持ち、国際ジャーナリストとしても活躍中のアメリカ人だ。 いわく、「全原発の即時廃炉」を求める声だけが拡大され、それ以外のことはなかなか口にできない空気に覆われている。二項対立の世界観や話法に呪縛されたこの運動は、遅かれ早かれ“現実の壁”にぶち当たって敗北する――。 関西電力・大飯(おおい)原発3、4号機の再稼働決定後、脱原発運動は拡大しているようにも見えるが、やはり彼は「これは長続きしない」と言う。現在の運動の問題点、そしてグローバルな観点から見た「日本の脱原発」の課題とは? ■海外メ
![世界の現実と日本の“反原発”の距離感 モーリー・ロバートソン「日本だけ脱原発……って、どうなんだろう?」 - 社会 - ニュース|週プレNEWS[週刊プレイボーイのニュースサイト]](/image.pl?url=https%3a%2f%2fcdn-ak-scissors.b.st-hatena.com%2fimage%2fsquare%2f7caa327e97ad5fd1febc5ce208b70bef47edd3cf%2fheight%3d288%3bversion%3d1%3bwidth%3d512%2fhttp%253A%252F%252Fcdn.wpb.shueisha.co.jp%252Fimg%252F2012%252F07%252F9d282835f0fef065374a747334c7e859_2f949727797a4d58b72e3411afbf9941.jpg&f=jpg&w=240)
虚構新聞のギャグが秀逸過ぎて、担がれた人達が怒っているらしい。 もうちょっと冷静な人達も、「虚構新聞はそうわかるようにタイトルに工夫しろ」とか、お行儀のいいことを言っているらしい。 おまえら、そんなに情弱を育てて、メディアを退屈なものにしたいのか? それは、「モンスター視聴者」に殺されたテレビ と同じことになるぞ。虚構新聞に担がれるのは情弱。異論は認めない。なぜなら、虚構新聞は 1クリックすれば虚構とわかる からだ。まぁ知らない人が1度くらい騙されるのはいい。でも、「1クリック」を惜しまなければ、騙されることなんて皆無だ。なぜなら、タイトルにはしっかり「虚構新聞」と書かれているからだ。それにまぁ、記事読めば虚構だってわかる。わからない奴は多分何を読んでもわからない。 その1クリックを惜しんで、キャッチーなタイトルに反応して拡散するものだから、一見デマが流れているように見える。そして、そ
監督 武内英樹 脚本 武藤将吾 原作 ヤマザキマリ いやー面白かったね。面白かった。 テルマエ・ロマエ I (BEAM COMIX) 作者: ヤマザキマリ出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2009/11/26メディア: コミック購入: 119人 クリック: 3,802回この商品を含むブログ (738件) を見る 原作漫画は、言わずと知れた大ヒット漫画であり、生粋のローマ人である風呂技師のルシウスが主人公であるにも関わらず、主演が阿部寛で、監督が「のだめカンタービレ」のドラマ版及び劇場版を演出した武内監督という事で、(注:じつはあたくし、感想書かなかったけど「のだめ」はドラマ版を見た上で劇場版完結編の2作もきっちり見てたりする)なんとなく、方向性は見えてきた。日本人役者をあえてヨーロッパ人に見立てて、日本語で外国語パートもやっつけようというアイデアである。 のだめカンタービレ D

さて今月半ばには、ちきりんもいよいよ還暦を迎えることになります。 といっても、そこの若い人、還暦って何か知ってます? 還暦(かんれき)とは、干支が一巡し、起算点となった年の干支に戻ることで、簡単に言えば「60年生きてきましたよ!」ということです。昔は長生きの象徴で、赤いちゃんちゃんこを贈ってお祝いしていたらしいです。 「干支って12個じゃないの?」って? 違います。組み合わせは60個あるんです。→ 「十干十二支 参考サイト 」 今や人生80年時代、還暦なんて関係ない!という元気な人も多いのですが、私はどちらかというと脱力系というか、生きるエネルギーが乏しい人なので、そんな自分が還暦を迎えるなんて、正直言って感慨深いものがあります。「ああ、よくここまで生きてきたなあ」という感じです。 私もここ10年くらいは、「年を取る」「老いる」ということが、どういうことか、身を以て体験してきました。 ブロ

3月11日の震災以来、世界中の人たちがさまざまな形でサポートしてくれた。しかし、残念ながら人々の記憶が薄れるのは早い。ニュース性が薄れた今、津波被害を受けた地方の復興の難しさを伝える海外メディアは皆無に等しい。たまに、福島第一原発のニュースが流れるが、それによりあの地方の第一次産業が壊滅的なまでのダメージを受けたことを的確に報じる海外メディアは少ない。 日本の復興に今一番必要とされているのは、過渡的な同情や寄付金ではなく、「日本ブランド」の復権である。TPPに参加しようがしまいが、「日本ブランド」の復権なしに日本の復興はない。トヨタ、ソニー、ホンダ、任天堂などの企業が商品の品質と価格で圧倒的な強さを見せ、スーパーマリオブラザーズとポケモンとドラゴンボールが世界の子供たちの心を掴んだように、「日本は違う、日本はすごい、日本こそが世界の未来の姿だ」と思ってもらえる「何か」が必要である。 その
2011年末、トヨタ自動車が新型ハイブリッド車(HV)「アクア」を発表し、主要メディアの間で盛んに報じられている。 多くの消費者は新たなHVの登場を素直に歓迎しているようだが、証券会社や運用会社のアナリストたちは手放しでこの状態を歓迎しているわけではない。かく言う筆者もその1人。最近のHVブームが近い将来「ガラケー化」する懸念を拭い切れないのだ。 マスコミが持ち上げる新型HV 「プリウスを上回る燃費実績」・・・。「アクア」を巡り、主要メディアがこぞって使う常套句だ。 アクアはプリウスより一回り小さいサイズで、「JC08モード」で1リットル当たり35.4キロを達成した上、価格帯も169万~185万円に抑えるなど、お値打ち感満載なのは間違いない。 政府によるエコカー補助金が2011年末から復活したこととも併せ、アクアは既に6万台を超える事前予約を集めている模様で、今年初の大ヒット車となるのは確

印刷 米ホワイトハウスで、単独インタビューに答える米大統領経済諮問委員会(CEA)のアラン・クルーガー委員長=6日午後0時12分、ランハム裕子氏撮影 米オバマ政権の経済政策に強い影響力を持つ米大統領経済諮問委員会(CEA)のアラン・クルーガー委員長が6日、朝日新聞の単独インタビューに応じた。雇用回復が続く米経済は「治癒しつつある」と指摘。欧州危機の解決に向けて、欧州首脳に迅速な対応を求めた。 クルーガー氏が昨年11月の就任以来、日本メディアのインタビューを受けるのは初めて。CEA委員長は日本では経済財政相にあたり、ガイトナー米財務長官らとともに経済政策を担当している。 米国では、6日に発表された昨年12月の雇用統計で非農業部門の就業者数が前月より20万人増えた。失業率も同0.2ポイント低い8.5%に下がり、2年10カ月ぶりの低い水準になった。 クルーガー氏は「米経済や、労働市場が治
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