印刷する メールで送る テキストHTML電子書籍PDF ダウンロード テキスト電子書籍PDF クリップした記事をMyページから読むことができます グローバル企業としてモバイル業界に君臨したノキアは、アップルとグーグルに足下をすくわれる形で没落した。しかし、ノキアが振りまいた種子がスタートアップとして花を咲かせようともしている。 全般に厳しい経済状況が続く欧州で、フィンランドが比較的健闘しているという。 フランス2のニュース番組で先週そんな話が放映されていた。「失業率が7%台に収まっている、その経済の強さの秘密は何か」といった内容だ。 もちろん好況というわけでは決してない。他のEU諸国の影響などもあって今年は経済が縮小、来年には失業率がふたたび8%を越えそうだという財務省の見通しも最近公表されたようだが、それでも「労働人口の約4分の1が失業者」というスペインの例は言うに及ばず、失業

プロジェクトリーダーに必要な6つの能力。スクラムの生みの親が語る、絶えざるイノベーションの創造(前編)スクラムは、アジャイル開発における方法論の中でもっとも普及している方法論の1つです。スクラムという用語を用い、その考え方を最初に提唱したのは、1986年に一橋大学の野中郁次郎氏と竹内弘高氏が日本企業のベストプラクティスについて研究し、ハーバードビジネスレビュー誌に掲載された論文「The New New Product Development Game」でした。それが1990年代半ばにジェフ・サザーランド(Jeff Sutherland)氏らによってアジャイル開発の方法論としてのスクラム(アジャイルスクラム)になったわけです。 野中氏は知識創造理論によって知られており、ウォールストリートジャーナルによる、「もっとも影響力のある思想家リスト」の20位にランクされています。 1月15日に都内で

[Sir Jony Ive:photo] Scott Forstall の解任は大方の予期せぬところだった。 その直後に書かれた Micah Singleton の投稿がとても興味深い。 Forstall ではなく Cook の視点から書かれており、短いながら事の本質を衝いているように思えるからだ。 Thoughts of ATechnologist: “Apple, Looking Forward” by Micah Singleton: 31 October 2012 * * * 双頭のモデル スティーブ・ジョブズがCEO だった時代、アップルにおけるリーダーシップは双頭の怪物だった。あらゆるアップル製品にはスティーブの手触りがあった。一方当時 COO だった Tim Cook はオペレーションの万全を図り、製品はきちんと顧客の手に届けられた。この双頭モデルのおかげ

遅ればせながら、今年のノーベル生理学・医学賞を受賞された山中伸弥先生の著作、『山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた』(聞き手・緑慎也、講談社刊)を読みました。「中学生にも読める」と銘打たれている通り、とても読みやすい本ですが、山中先生の「発想」を知るうえで貴重な証言が詰まっています。その中から、とくに私にとって興味深かった点を3つお伝えしたいと思います。「ビジョンとハードワーク」「戦略性」「異質の組み合わせ」の3点です。 一つ目は、「ビジョンとハードワーク」ということについて。 山中先生は米国のグラッドストーン研究所で1993年から3年間研究を行っていますが、同研究所の当時の研究所長(ロバート・メイリー先生)が、「研究者として成功する秘訣はVWだ」と話されたというのです。VWはフォルクスワーゲンのことではなく、Vはビジョン(Vision)のV、WはWork HardのW。「ビ

飯村 かおり 日経トップリーダー副編集長 2007年より「日経ビジネスオンライン」編集部に在籍。信頼できるおもしろいコラムを世に送り出すことを楽しみにやってきましたが、2015年よりクロスメディア編集長となり、ネットから紙の世界へ転身。書籍などの編集に携わっています。 この著者の記事を見る

ニューズウィーク日本版2012年8月15日号に「ノーベル賞に一番近い日本人」という記事が掲載されています。 記事には、作家の村上春樹さんやiPS細胞の山中先生などと並んで、私の東芝の時の上司であり、フラッシュメモリを発明した舛岡富士雄先生が候補者として書かれています。 フラッシュメモリがなければ、デジカメも、携帯電話も、スマホもなかったわけですから、そろそろ、受賞しても良いのではと期待しています。 舛岡先生から学んだことはとても多いのですが、ご一緒させて頂いて感じたのは、イノベーションなんて、綺麗事ではできないということ。 画期的な技術や製品は、発明した時には、ただの変な技術。 周囲は全員反対、不遇という、猛烈な逆風に耐えることができなければ、イノベーションは生まれません。 そもそも、周りの人が簡単に理解できるようなことは、きっと既に誰かがやっている。 コンセンスを求めること自体が、イノベ
How to Change the World 〜チェンジ・マネジメント3.0〜 Jurgen Appelo, 前川哲次(翻訳), 川口恭伸(翻訳), 吉羽龍太郎(翻訳) アギレルゴコンサルティング 523円 (476円+税) どうすれば自分たちの組織を変えられるだろう? それには、組織に変革を起こすチェンジ・マネジメントを学習することだ。アジャイルな組織でのマネージャーの役割を説いた『Management 3.0』の著者がコンパクトにまとめた変化のためのガイドブック。 ※本書の公式ハッシュタグは #h2ctw になります。 内容紹介世界が変化を必要としていることは、秘密でもなんでもない。この小さな惑星を見渡してみると、私たちが苦労して作り上げた組織は、働く人の希望を失わせ続け、成果を利用する人をいらつかせ続けている。新たに職場に入る若い人たちは、この世界は本当に意味のあるものが存在しない

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2011年06月01日13:18 求められているのは「太陽光」ではなく「新しい電力」 カテゴリ社会 kinkiboy Comment(0)Trackback(0) SONYが克服しなければならないのは、個人情報流出によって傷んだブランドの信頼を回復することよりも、イノベーションが生み出せなくなったことだというAFPの記事がありました。確かに、ウォークマン以来、SONYにはイノベーションらしいイノベーションを生む力を失ったようにも感じます。 人びとのSONYブランドに対する期待は、独創であり、イノベーションであることはいうまでもなく、SONYはその期待に応えない限り、どんどんブランド価値は劣化していきます。復活の鍵がイノベーションだというのは共感できるところです。 サイバー攻撃に苦闘のソニー、復活のカギは「イノベーション」 国際ニュース : AFPBB News : SONYがイノベーション
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