地球温暖化の影響で“亜熱帯化”が進む日本。今夏も例外でなく、記録的な猛暑で深刻な水不足が発生する一方、ゲリラ豪雨で首都圏の交通網が打撃を受けるなど、様々な混乱が続いている。この空前の酷暑を追い風に好調を維持するのがデオドラント業界だ。制汗剤や汗拭きシートは年々市場を拡大し、トイレタリー業界を代表する成長市場となってきた。そんな中、独特の設計思想で一風変わったデオドラント製品を開発し、話題を呼んでいるベンチャー企業がある。創業者に話を聞いた。 (聞き手は鈴木 信行) いしかわ・ゆうや 愛媛県四国中央市生まれ。公共事業向けの建築資材などを主に扱う地元商社が実家。大学卒業後、家業を継ぎ、赤字続きの業績を黒字化することに成功。2006年、商社事業を他社に譲渡し、ブラシナを設立 (写真:清水真帆呂) 今年4月、耳の裏専用の加齢臭対策グッズ「ノカレ」を発売され、話題を呼んでいる。脇や足、背中、胸などか


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