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Excelは日付や時間を「シリアル値」という特別な値で管理している。そのため、ユーザーは難しいことを考える必要もなく、普通の数字と同じ感覚で日付や時間を計算できるのだ。これは、Excelを使って時給の計算を行うときなど、大きなメリットになる。 時間が入力されたセルには、Excelが自動的に適切な表示形式を設定してくれる。もっとも、時には適切でない場合もある。図1は、毎日の勤務時間を合計したところ。こんなに働いたのに、4日間の合計が12時間40分では労働争議になりかねない。これは、Excelが合計のセルに「時間の標準的な表示形式」を自動的に設定したのが原因。標準的な表示形式では、24時間は1日に変換されてしまうのだ。 25時間など、24時間を超える時間を表示するには［書式］メニュー→［セル］を選ぶ。「表示形式」タブを開き、「分類」リストボックスで「ユーザー定義」を選択する。右側の「種類」リス
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