日本画家 梅原幸雄氏: この場を借りて、はっきり申し上げたいのは、私は盗作しておりません。 この記事の画像(14枚) 日本画家 梅原幸雄氏: この3年間、「日本美術院」のホームページに処分内容が掲載され続けたことで、私は盗作作家の汚名を着せられました。これは、私にとっては何よりも耐え難いことでした。 記者会見で盗作疑惑を否定し、処分を行った日本美術院を批判した日本画家の梅原幸雄氏(75)。 トラブルの発端は2023年3月、日本画家の作品を集めた「春の院展」に梅原氏がスカートを履く女性を描いた作品を出品した際に起きた。 梅原氏自身も所属していた「日本美術院」の理事会が、出品した絵画を「別の画家の作品と似ている」と問題視。 梅原氏は、絵の構図が似てしまったのは「偶然」だと主張したが、理事会は『結果的に他人の作品に類似している』とし、日本美術院が主催する展覧会への「1年間の出品停止」処分を決定し

「もう私が何とかするしかない」 俳優の鈴木京香さんは、ル・コルビュジエに師事した吉阪隆正設計の住宅「ヴィラ・クゥクゥ」が取り壊されると聞いた時、心に決めた。 私費で購入した名作住宅は今、月に数回、一般向けに公開されている。 熱心なアート、建築好きとして知られる鈴木さん。9日まで開催されている現代アートの祭典「アートウィーク東京(AWT)」のアンバサダーを務める。 「美術や建築や芸術は生活に必要なものであり、とても大切で、ありがたいもの」 そう語る鈴木さんがいつからアート、そして建築にひかれるようになったのか、その遍歴を聞いた。 「気負わずに」広報役を AWTは東京の現代アートの創造性と多様性を国内外に発信するイベント。50以上の美術館・ギャラリーが参加し、それぞれに展覧会を開催するほか、AWT独自のプログラムやイベントも展開、現代アートの今に触れる貴重な機会となっている。 今年で5回目を数

生活図画事件(せいかつずがじけん)は、1941年(昭和16年)から 1942年(昭和17年)にかけて、北海道の旭川師範学校と旭川中学校の美術教師や学生、卒業生ら二十数人が治安維持法違反容疑で検挙された事件[1]。 1932年(昭和7年)から1940年(昭和15年)、旭川師範学校(現・北海道教育大学旭川校)の熊田満佐吾、旭川中学校の上野成之両教師、及びその教え子たちにより、「生活図画教育」という美術教育が実践された[2]。そこでは、教科書通りに絵を描くのでなく、生活や社会の実態をよく観察し、その中により良い生き方を求めて絵画で表現することが目標とされた[3][4]。同じ流れを汲む教育法に、ありのままの日常を記すことを生徒たちに促す「生活綴方(作文)教育」もある[5]。これらは北方性教育運動として、東北地方や北海道でよく取り入れられていた[4]。 熊田満佐吾は「リアリズムの図画を通してその時代
美術展ナビと静嘉堂文庫美術館(静嘉堂@丸の内)は、同館(東京・丸の内)で10月4日(土)に開幕した展覧会「静嘉堂の重文・国宝・未来の国宝」(12月21日まで)において、共同開発したオリジナルグッズを販売開始します。「絵画入門 よくわかる神仏と人物のフシギ」展に続く特別展のグッズコラボレーション第2弾です。 「静嘉堂の重文・国宝・未来の国宝」展は、大阪・関西万博2025の開催にちなみ、同館が所蔵する国宝3件、重要文化財17件、重要美術品10件に加えて、20世紀初頭の博覧会出品作20件余りを一挙公開する展覧会です。同館が未来の国宝に推す、菊池容斎による2メートル級の巨大絵画も、丸の内で初めて公開されます。 その菊池容斎の巨大絵画をオリジナルグッズ構想の中心に据えて、ブランケットとチケットファイルの2点を開発しました。加えて、本展で公開される国宝にも注目し、静嘉堂所蔵の東洋絵画の筆墨の美を目だけ


ミナ ペルホネン(minä perhonen)の企画展「つぐ ミナ ペルホネン」が、東京の世田谷美術館にて、2025年11月22日(土)から2026年2月1日(日)まで開催される。 ミナ ペルホネンに息づく「つぐ」のかたち ミナ ペルホネン “surplus” 2003-04→a/w それぞれの人にとっての「特別な日常着」を、30年間にわたって手がけてきたファッション・テキスタイルブランド、ミナ ペルホネン。デザイン、素材、染、織、刺繍、縫製、そして手ざわりが一体となったミナ ペルホネンの服は、ひたむきな手仕事を源泉に、職人との丁寧な対話から育まれてきたものであった。 ミナ ペルホネン “kivi” 2025-26→a/w Photo: KeitaGoto(W) ミナ ペルホネンは、東京都現代美術館を皮切りに、2019年から2022年にかけて、全国で巡回展を開催してきた。世田谷美術館で開

チャコ @chaco3mama 小1次男のコンクール出品作。(今年も落選) 去年の作品は本物の沖縄の海を見る前。 今年の作品は本物の沖縄の海でシュノーケリングを経験したあと。 「海はもっと緑っぽかった」 「イカはいなくて、ウミガメとウミヘビと綺麗な魚が沢山いた」 思い出をなぞりながら一つ一つ大切に描きあげた。 pic.x.com/MVCdY8nGgp x.com/chaco3mama/sta… 2025-06-30 18:08:37 チャコ @chaco3mama 年長次男、絵画コンクール再び落選。 それでも今年はただ自分が描きたい絵からそれに加えて人に伝えたい絵へと、心の成長を感じます。 『綺麗なサンゴの海とソデイカの絵です。 短い腕に大きくてクリクリの目、赤くて大きな体。僕の大好きなソデイカをみんなにも見てもらいたいと思って描きました。』 pic.x.com/HIzbrOk4xT x.

冷蔵庫からタワシまで、家のすべてを「ぬいぐるみ」化するとりもちうずらさん 創作の原動力は「モノを機能から解き放ちたい」 「部屋にあるものを全部、ぬいぐるみにしたいんですよ」デイリーポータルZライターのとりもちうずらさんは、迷いなく言う。 とりもちさんは、電子レンジや冷蔵庫から、書道セット、NintendoSwitch 2まで、あらゆるものをぬいぐるみ化してきた。 だが、まだまだ足りないそうだ。「ひと部屋にあるものが仮に3000個とした場合、毎日1個作っても300個。10年はかかります」。何部屋分も作るとなると、何十年もかかる。 死ぬまでに完成させられるのかが不安で、毎日作り続けている。完成まで元気でいるために、ジムで毎日運動する。 「ぬいぐるみの家を完成させること」を中心に生きているのだ。 なぜそんなに、ぬいぐるみにこだわるのか。とりもちさんの謎に迫る。 (取材:石川大樹/岡田有花、構

いつもおにぎりを入れているカバンを炊飯器にしたら、炊き立て気分を味わえるのではないか。 炊飯器のカバンを作ってみよう! 炊飯器からご飯を食べたい いつもお弁当におにぎりを食べている。梅などの具は入っているが、海苔を巻いていない普通のおにぎりだ。見た目がシンプルなのでどこか寂しい昼食な気もしている。 いつもの昼食。友人が発泡スチロールと間違えたことがある 美味しいし、食べやすいので満足しているのだが、もう少し見た目が美味しそうな昼食にしても良いのではと思ってきた。でも、おにぎりは好きなので、内容は変えたくない。作るのも簡単だし。 色々考えた結果、炊飯器から取り出せば、炊き立てで美味しそうに見えるのではないかという結論に辿り着いた。炊飯器をお弁当カバンにすればいいのだ。 家に炊飯器がないので、自分で作ることにした。 炊飯器カバン!ふわふわだし、軽いよ! 内釜も外せる 炊き立て風冷やご飯 今後こ
(ライター、構成作家:川岸 徹) 清らかで気品に満ちた美人画で知られる上村松園。2025年に松園が生誕150年を迎えることを記念し、数々の名品から彼女の画業をたどる特別展「生誕150年記念 上村松園と麗しき女性たち」が東京・山種美術館で開幕した。 松園が描きたかった美人画とは? かつて美人画は日本画の重要なジャンルだった。だが、美人画という言葉を目にする機会は減ったように感じる。美人という表現が問題視されるようになり使いにくくなってしまったこと、個性が尊重されるようになり美の捉えかたが多様化したことなどが理由だろう。 だが、美人画の名手・上村松園の人気は一向に衰えない。新しいファンをも着々と増やし続けている。生誕150周年にあたる2025年、大阪中之島美術館では「生誕150年記念 上村松園展」が開催されている(6月1日まで)。そして、5月17日には東京・山種美術館にて特別展「生誕150年記

5月31日、直島に新たな美術館「直島新美術館」が開館する。館長は三木あき子。建築設計は安藤忠雄。 1980年代後半から直島を拠点に活動を行ってきた「ベネッセアートサイト直島」は、自然・建築・アートの共生、地域との協働によるコミュニティの発展などを念頭に、複数の美術館やアート施設群を離島に展開してきた。およそ35年を経て新たに開館するこの美術館は、アイデンティティとしての「直島」、そして「新」の名を冠しており、いつの時代にも新しい価値観や気づきを与える空間としたいという理由が込められているという。 まずは建築についてのポイントをいくつか紹介したい。直島の集落のなかに佇むこの建物は、地上1階、地下2階の3階建て。丘のうえに位置しており、その稜線を緩やかにつなぐ大きな屋根が建築的な特徴とも言えるだろう。 トップライトから自然光が差し込む階段は地上から地下まで直線状に続いており、階段の両側には4つ

チームラボよ、どこへ行く?published: 2025-05-29 last modified: 2025-05-30 この文章は私のチームラボに関する回顧録と現在のチームラボに対する私の意見を綴ったものだ。 筆を取ったきっかけとなったのは、チームラボのアブダビでの大規模常設展で発表された新作のムービングライト作品がメディアアートユニットであるKimchi and Chipsの作品に似ていると言う議論をInstagramで読んだことである。 https://www.instagram.com/p/DJY9BL6qv9k/ Light Barrier(2014)。プロジェクターの光を多数の球面鏡で意図的に散乱させ、反射光のパスを制御して3Dの光の輪を空間上に作り出す。 HALO(2018)。Light Barrierをさらに発展させ、屋外で太陽光を稼働するミラーで正確に反射させ空間に光の輪

横浜美術館が、リニューアルオープン記念展として、表現者であり、教育者でもある佐藤雅彦の創作活動の軌跡をたどる世界初の大規模個展「佐藤雅彦展 新しい ×(作り方+分かり方)」を開催する。期間は6月28日から11月3日まで。 佐藤雅彦は、1954年静岡県生まれ。1990年代からTVコマーシャルや教育番組、書籍、ゲーム、アニメーションなど、メディアを問わない作品群を発表してきた。代表作には、NHK教育テレビのコーナー「ピタゴラスイッチ」やオリジナル曲「だんご3兄弟」、プレイステーションのパズルゲーム「I.Q Intelligent Qube」などがある。 「佐藤雅彦展 新しい ×(作り方+分かり方)」では、佐藤が40年にわたり創作したテレビ番組やCM、キャラクター、物理学や認知科学の研究から生まれた映像作品、メディアアートを一挙に展示。「私は作り方を作っているんです。作り方が新しければ、出来たも

『教皇選挙』を見て、かなり聖書ベースのストーリー、キリスト教美術史的な表象をなぞっていると思いましたので、見ていて「これはこういうイメージで撮っているんじゃないかな」と気付いたところを挙げたいと思います。制作者は絶対こうしている!というよりかは私はこう受け取ったということを書いています。 ①主人公の名前をわざわざ「トマス」にしている理由 カラヴァッジョ「聖トマスの不信 」 主人公のローレンス枢機卿のファーストネームはトマス。これは12使徒のひとり、聖トマスから取っていると思われます。 聖トマスと言えば、彼が「疑念の人」「不信の人」と評される様になったイエスの復活時のエピソードが有名です。聖書においてイエスは十字架にかけられた後、防腐処理を施され墓所に葬られますが、3日後に復活したと語られます。 聖トマスはイエスの復活に立ち会わなかったので(ルカ福音書等によると立ち会ったのは女性信徒たち)、

日本の芸術系や美術系大学に通う留学生のうち、中国人留学生の割合が7割程度に上ることが各大学の統計で分かった。人気の背景にあるとみられるのが、日本への永住権。卒業後、ゲームやアニメなど「クールジャパン産業」関連の職に就くことが、永住権取得の近道になるという認識が広がっている可能性がある。中国人留学生専門の大学予備校「行知学園」の美大コースで、制作作業に当たる生徒ら。同コースは平成27年に開設され、生徒は増加の一途だ=2月28日、東京都新宿区(関勝行撮影)ポケモン、モンハンに憧れて中国人留学生のチョウ・シゴウさん(31)は3月中旬に京都芸術大学を卒業し、4月からは京都のゲーム会社に就職することが決まっている。「モデリング」と呼ばれる、2次元の原画などを3D化する作業が当面の担務になるといい、「ゆくゆくは、自分の世界観を反映したゲームを開発したい」と話す。中国での高校生時代、「ポケットモ

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