社会現象となった映画「国宝」がアカデミー賞の国際長編映画賞とメイクアップ・ヘアスタイリング賞で候補作に選ばれました。アメリカの映画芸術科学アカデミーは16日、第98回アカデミー賞の候補作=ショートリストを発表しました。 22年ぶりに実写邦画の興行収入記録を塗り替えた「国宝」は、国際長編映画賞とメイクアップ・ヘアスタイリング賞の2部門でショートリストに選ばれました。 ここからアカデミー会員による投票が改めて行われ、来年1月に各部門のノミネート作品が発表されます。 国際長編映画賞を受賞すれば日本作品としては4年ぶり、メイクアップ・ヘアスタイリング賞では初めてとなる快挙です。 授賞式は来年3月に開催されます。

ジャーナリストの伊藤詩織さんが、自身の性被害をテーマに監督した映画「ブラック・ボックス・ダイアリーズ」を巡り15日に行った記者会見は、「取材源の秘匿」の原則を破ったと問題視される映像使用の正当性を終始訴える内容となった。性被害訴訟で伊藤さんの代理人を務め、映画の倫理的懸念を指摘し、自身の映像も無断で使われたとする西広陽子弁護士への批判が展開され、謝罪の言葉はなかった。 「弁護士の仕事に専念を」会見は日本外国特派員協会で行われた。もともと今年2月に予定されていたが、伊藤さんの体調不良を理由に延期されていた。当時、伊藤さんはコメントを発表し、「映像を使うことへの承諾が抜け落ちてしまった方々に、心よりおわびする」と釈明していた。 この日の会見には、かつて伊藤さんを支援し、今は伊藤さんの映画や姿勢を問題視する女性ライターやジャーナリストらも駆け付けた。そうした人たちを前に、司会者は冒頭こう述べた。
ジャーナリストの伊藤詩織さんが12月15日、東京丸の内の「日本外国特派員協会」の記者会見に登壇した。 事実と異なる情報を発信したメディアの問題に言及。特に許諾の問題を指摘してきた元代理人弁護士らの言葉について「ファクトチェックなしに、彼らの言葉だけ広がってしまったことを残念に思いました」と語った。 会見では、伊藤さんが「まだ謝罪がない」と東京新聞記者を名指しする場面もあった。 ●「事実でないことが広まった」 自身が受けた性被害を題材として監督した映画『Black Box Diaries』は、防犯カメラの映像のほか、出演させた人たちへの許諾が得られていないなどとして、日本では公開が見送られてきたが、修正をほどこしたバージョンが12月12日から公開された。 上映にはこぎつけたものの、これまでホテルの防犯カメラや関係者の映像、音声の許諾の問題がクローズアップされてきた。 伊藤さんは、昨年10月に


ShioriIto 2024 National Board of Review Awards Gala - Arrivals, New York,USA - 07 Jan 2025(写真:REX/アフロ) 伊藤詩織さんが監督を務めたドキュメンタリー映画『Black Box Diaries』が明日12月12日から東京・品川の映画館で公開される。映画を巡っては、民事訴訟で伊藤さんの代理人を務めた弁護士らが、無断撮影・録音や映像の無許可使用など複数の問題があると指摘し、問題となっていた。 今年2月に日本外国特派員協会(FCCJ)で、伊藤さんと元弁護団双方の記者会見が行われる予定だったが、伊藤さんは急きょキャンセル。「個人が特定できないようにすべて対処します」とコメントを発表したものの、その後も海外では修正されていない映画の公開が続いていた。 11月になり伊藤さんは突如、証言者として登場する

12月第1週の動員ランキングは、Mrs.GREENAPPLEのデビュー10周年を記念して製作されたドキュメンタリー作品『MGA MAGICAL 10 YEARS DOCUMENTARY FILM 〜THE ORIGIN〜』が初登場1位、同じくMrs.GREENAPPLEが今年7月にデビュー10周年を記念して開催したライブを映像化した『MGA MAGICAL 10 YEARS ANNIVERSARY LIVE 〜FJORD〜 ON SCREEN』が初登場3位。前者のオープニング3日間の動員は16万2200人、興収は2億5100万円。後者のオープニング3日間の動員は14万8500人、興収は4億9100万円。3位の『MGA MAGICAL 10 YEARS ANNIVERSARY LIVE 〜FJORD〜 ON SCREEN』の方が大幅に興収を上回っているのは特別料金での興行のため。動員

大型商業作品を次々と送り出してきた、細田守の最新作「果てしなきスカーレット」。これまでとは異なって、現代の等身大のキャラクターが主人公ではない。中世の王女が父王の復讐(ふくしゅう)のためだけに立ち続け、彷徨(ほうこう)し、亡者の群れと対峙(たいじ)し、泥の中でもがき苦しむ。この作品は観客に何を問いかけているのか。 看護師青年はなぜ王女と同道するのか本作は、典型的な「ライオンキング」型の復讐譚(たん)――なのだが、この物語には現代日本の看護師青年が突如、登場し、彼女の旅に寄り添う。 それだけだと異境譚であり、異世界バディーものでもあるのだが、視点は王女側であり、“なぜこのふたりが同道せねばならないのか”“なぜ看護師なのか?”、観客は思考を錯綜(さくそう)させたまま見続けるしかない。 確かに、青年が看護師であることでエピソードが膨らんでいく。しかしそれは、映画「戦国自衛隊」(1979年)で描

小山内啓一 @OsanaiYama 「最初から映画にするつもりで長編をTwitter連載してました」って言われたとき、大炎上した100ワニと「だろうな」って受け入れられているちいかわ島編の違いはなんだろう、とか考えている 2025-11-25 07:24:59 小山内啓一 @OsanaiYama なんか変にプチバズしてるけど、俺が言いたいのは「こういうのをモデルケースにして要因を深掘りしておけば、キャラクタービジネスをTwitterで展開するときに役立つかもね」程度のことであり、答えは別に求めてないっす。ワニが自滅したのは自明だし。 まあ賢い人は既に通った道なのだろうが。 2025-11-25 17:33:40

明治時代を舞台に侍たちが繰り広げるデスゲームを描いた ファンタジー時代小説、「イクサガミ」。 今村翔吾氏によるこの作品を原作とした同名ドラマが、 11月13日からNetflixで配信が開始されました。 明治11年の日本を舞台にした物語で、 莫大な賞金がかかった「蠱毒(こどく)」というデスゲームに、 元武士たちが命を懸けて挑む物語です。 京都の天龍寺から、他の参加者から木札を奪いながら、 東海道をたどって東京に辿り着いた者に10万円が与えられます。 (なお当時の10万円は、「警察官2000年分の俸給」) 物語の原案は、今村氏が編集者に語っていた、 「侍たちが点数を奪い合いながら東海道を逆走する」 という着想に基づいており、物語の主題には、 「近代化がもたらした価値観や武力の変容」が据えられています。 なお、登場人物が移動しながら成長する構成について今村氏は、 「ジョジョの奇妙な冒険 Part

『果てしなきスカーレット』を観た。 細田守云々を抜きにしても激クソにつまらない映画であり、業界人がかろうじて擁護している映像美的な部分も近年の人気作品(指輪とゲースロとマッドマックスとアナ雪とエルデンリング)の寄せ集めでしかなく陳腐極まりなかったのだが、それは俺個人の感想で、別に他人が褒めようが貶そうがどうでもよい。はっきりいって細田守と見れば何でも叩こうとする今のネット環境のほうが異常だ。むしろ、今細田作品を擁護しようとするほうが勇気ある人間だと言っていいだろう。 そう思い、SNSでは感想を控えてきた。 が、そのSNSで見てしまったのである。 「『果てしなきスカーレット』がわからないやつはシェイクスピアという古典がわからないやつだ」とほざいているスカ褒めポストを。 はあああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜????????????? おまえ、『ハムレット』観たことある? 誰の訳でもい

映画「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」の全世界興行収入が、日本映画では史上初めて1,000億円を突破した。 【画像】第6弾キービジュアル本作は日本で7月18日に公開され、興行収入379億円を記録しているほか、海外では8月より順次公開され、興行収入684億円を記録。11月16日までに、全世界で観客動員8917万7796人、興行収入1063億7056万8950円となり、日本映画史上初の全世界興行収入1,000億円を突破した。 今回の記録について、アニプレックスは「日本を含む全世界の映画館にお越し頂いたお一人おひとりに、そして、作品を届けて下さっている劇場関係者の皆様他、多くの関係者の方々に、心より御礼申し上げます。」とコメントしている。 (C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

スタジオジブリの人気アニメ映画で宮崎駿さん原作の「風の谷のナウシカ」に登場する架空の小型グライダー「メーヴェ」をモデルにした機体「M―02J」が16日、ラストフライトに臨んだ。千葉県野田市の関宿滑空…

映画「人間の條件」や黒沢明監督の「影武者」などに主演した日本を代表する俳優で、主宰する「無名塾」で後進の育成に力を注いだ文化勲章受章者の仲代達矢(なかだい・たつや、本名元久=もとひさ)さんが8日午前0時25分、肺炎のため東京都の病院で死去した。92歳。東京都出身。葬儀は関係者で行う。お別れの会は予定していない。 無名塾によると、石川県七尾市の能登演劇堂で5、6月に開いた能登半島地震復興公演で主演した後、「次回公演に向けた稽古を始めていたところ」だったという。 1952年に俳優座養成所に入所。彫りの深い顔立ちと重量感ある演技で注目され、小林正樹監督の映画「黒い河」などに出演した。小林監督の大作「人間の條件」シリーズで、反戦思想ゆえに戦場で苦悩する主人公を演じきり、スター俳優の地位を確立した。 黒沢作品は、「用心棒」「椿三十郎」で三船敏郎さん演じる用心棒と壮絶な一騎打ちを繰り広げる敵役を好演。

監督作品『Black Box Diaries』でオスカーの長編ドキュメンタリー賞にノミネートされた伊藤詩織さんが10月26日、突如自身の公式サイトで謝罪文を発表した。昨年から指摘されていた無断撮影などの問題の一部が解決したと受け取れる内容だったが、問題を指摘した元弁護団の代理人は「(他の問題点は)全く解決しておりません」とし、「許可がとれないものは編集・削除してほしい」と改めて訴えている。 さらに、伊藤さん側の現在の代理人は「修正したバージョンを見てほしいと(元弁護団側に)求めたが拒絶されている」と主張するが、元弁護団側は「修正バージョンを見てほしいとは言われていない」と主張。すれ違いが生じ、元弁護団が伊藤さん側代理人に11月5日付けで内容証明を送る事態となっている。 そんな中、11月6日に『Black Box Diaries』が12月から都内の映画館で公開されると発表された。 <これまで



本作は、ジャーナリストであり、映像作家の伊藤詩織が経験した衝撃的な事件を出発点に、沈黙を強いられてきた“ブラックボックス”を自らカメラを回しながら記録。事件の“その後”、社会の沈黙や偏見、そして、自身に圧し掛かってきた圧力と個人の体験から社会の構造に鋭く迫るドキュメンタリー映画だ。 製作には、「新聞記者」(2019)、「月」(2023)など社会派作品で知られるスターサンズが参加。2017年の記者会見以降、実に8年にわたる製作を経て完成した。イギリス・アメリカとの国際共同製作として制作され、2024年1月の第41回サンダンス映画祭ワールドシネマ・ドキュメンタリー部門大審査員賞 に正式出品。その後、世界各国の映画祭や賞レースで高い評価を獲得し、第97回アカデミー賞で日本人監督初の長編ドキュメンタリー映画賞にノミネートされた。 2015年4月3日、ジャーナリストをめざす伊藤詩織25歳は、ある日突


山田洋次監督(94)と、興行収入(興収)166億5000万円と歴史的ヒットを続ける「国宝」の李相日監督(51)が30日、都内で開催中の東京国際映画祭で対談した。 「国宝」は任侠(にんきょう)の家に生まれながら抗争で父を亡くし、上方歌舞伎の名門の当主に引き取られた立花喜久雄を演じた主演の吉沢亮(31)と、渡辺謙(66)演じる歌舞伎俳優・花井半二郎の息子・大垣俊介を演じた横浜流星(29)の2人が、歌舞伎俳優の中村鴈治郎(66)から1年半にわたって歌舞伎の指導を受け、稽古したことが話題を呼んだ。李監督は、山田監督から2人が歌舞伎を身に付けた秘訣(ひけつ)を聞かれ「2人の根気と、教えてくれた人が良かった」と語った上で「最初、何もできないので、すり足から始め…最初の半年、稽古を見学に行って、作品(の撮影)に入れるのかなと頭痛がした」と振り返り、笑った。 山田監督は「(歌舞伎の稽古に)1年半、かけちゃ


ジャーナリストの伊藤詩織さんが、ドキュメンタリー映画『Black Box Diaries』で承諾なく映像を使用していたとして、タクシー運転手とその家族に謝罪した。 承諾のない映像や音声の使用をめぐっては、タクシー運転手の映像のほか、現場となったホテルの防犯カメラ、捜査官、性被害訴訟の元代理人、集会の参加者などが登場するシーンも問題視されてきた。 10月25日に公表された謝罪文では、これらの点について触れられておらず、性被害訴訟の元代理人側は報道各社にコメントを公表し、伊藤さんに対して説明を求めた。 「タクシー運転手の方と伊藤氏との話し合いがまとまったというのは一歩前進であり、よかったと思います。しかし、その他の問題点についてどのようになっているのかの説明がないのは極めて残念です」 一方、伊藤さん側は弁護士ドットコムニュースの取材に回答を控えるとした。 ●オリジナル版が公開されているとの指摘

映像ジャーナリストの伊藤詩織氏が自身の性被害をテーマに初監督したドキュメンタリー映画で一部映像を登場人物らの許諾なく使用している問題を巡り、伊藤氏の元代理人弁護士の西広陽子、加城千波両氏は28日、コメントを発表し、「許可がとれないものは編集・削除してほしい」と重ねて訴えた。映画を巡っては複数の箇所で無断使用が指摘されるが、伊藤氏は25日に一カ所のみを釈明する謝罪文を公表しており、これに苦言を呈する形となる。 公益通報者保護と人権侵害の懸念映画「ブラック・ボックス・ダイアリーズ」は平成27年に伊藤氏が元TBS記者に受けた性暴力被害を裁判で訴える過程を収めた。米国など50を超える国と地域で公開される一方、日本では未公開となっている。 今年2月、伊藤詩織氏が監督したドキュメンタリー映画ついて倫理的な懸念を記者会見で訴える西広陽子氏(左)ら元代理人弁護士(関勝行撮影)映画には捜査官や防犯カメラの音

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