去年9月、中国南部の※深センで日本人学校に通う10歳の男子児童が男に刃物で襲われて死亡した事件で、現地の裁判所は24日、40代の被告に対して死刑を言い渡しました。 ※深センの「セン」は土へんに「川」中国広東省の※深センで去年9月、日本人学校に通う10歳の男子児童が、保護者と一緒に登校中に男に刃物で襲われて死亡しました。中国当局は現場で拘束した中国人の40代の男を起訴し、24日、初めての裁判が現地の裁判所で開かれました。NHKを含め日本のメディアには傍聴は認められず、広州駐在の貴島善子総領事が裁判を傍聴しました。 日本の外務省によりますと、殺人の罪に問われたのは鐘長春被告(45)で、裁判所は「インターネットで注目を集めるために刃物を購入し何ら罪のない児童を殺害し犯行後にメディアに電話をかけるなど極めて悪辣かつ重大で極刑が相当である」と指摘し、死刑を言い渡したということです。 24日の裁

事件当日は、中国で反日感情がひときわ高まる満洲事変の記念日だった。同じく歴史的にセンシティブな日である7月7日(盧溝橋事件の日)を控えた今年6月にも、江蘇省蘇州市で日本人学校のスクールバスが刃物を持つ中年の中国人男性に襲われ、中国人乗務員の女性が死亡した事件があった。短期間に類似の事件が連続した背後に、強い反日感情が関係しているのは間違いない。 9月20日、深圳日本人学校に供えられた花束 ©時事通信 いっぽう、事件は一部の中国人にも波紋を投げかけた。近年、日本には中国の強権的な体制を避けて移住してきたリベラル派の中国人知識人が増えている。彼らのグループは事件を受けて、発生翌日の19日夜に追悼集会を開くなど活発に活動。また、深圳の日本人学校前にも多数の献花が集まった。現地での献花の理由はさまざまなはずだが、近年の体制下での硬直的な愛国主義宣伝に批判的な、リベラル層の中国人たちが行動した面も大

中国で日本人学校に通う男子児童が登校中に刃物を持った男に襲われ死亡した事件をめぐり、中国外務省は24日、一部の日本人が事件とSNS上の反日的な投稿を結びつけ、安全リスクを誇張していると反発しました。 先週、中国南部の※深センで日本人学校に通う10歳の男子児童が刃物を持った男に襲われ死亡する事件が起きたことを受け、日本政府は再発防止の観点から、日本人学校に関するものを含む根拠のない反日的な中国のSNS上の投稿について、取り締まりを徹底するよう求めています。 こうした中、中国外務省の林剣報道官は24日の記者会見で「一部の日本人が事件と中国のSNS上のいわゆる反日的な投稿を結びつけ、安全リスクを誇張している。こうした論調は明らかに事実と一致していない」と述べました。中国としては、今回の事件と、反日的な中国国内の動きを結びつける日本側の論調に反発した形です。 しかし、中国当局は今も事件の動機など

【北京=三塚聖平】中国広東省深圳(しんせん)市で日本人学校に通う日本人男子児童(10)が男に刺されて死亡した事件後、中国の交流サイト(SNS)で「日本でも同じように中国人を狙った襲撃事件が多く起きている」などとする投稿が相次いでいる。その大半は知人とのトラブルなどに起因する事件で、根拠がない投稿で深圳の事件を矮小化(わいしょうか)する動きとみられる。中国の短文投稿サイト、微博(ウェイボ)では被害児童を悼む投稿に対し、「それなら日本で殺された中国人をどう見るのか?」などと反発する投稿が目立つようになっている。2022年10月に大阪市で中国籍の自営業男性が殺された事件や、今年2月に静岡県の浜名湖で中国籍の男子高校生が殺害されて遺体が見つかった事件など複数の「具体例」を挙げている。 今年7月には大阪市で中国人観光客が腕を刃物で刺されて金を要求される事件が起きているが、いずれも「中国人を狙った」

<深圳日本人学校に通っていた日本人の男子児童が殺害された。日本政府は「誠に遺憾」と述べ、中国政府は「どの国でも起こりえる」と主張しているが、反日感情が生み出した凶行に対し、私たちはもっと怒るべきではないか> 深圳日本人学校に通っていた日本人の男子児童(10歳)が9月18日、中国人の男(44歳)に刃物で襲われ、翌日未明に死亡した。 今回の事件によって、日本人の対中感情は一段と悪化した。2012年の尖閣国有化によって生じた反日デモ以来、最悪かもしれない。いや、「中国=何をするか分からない怖い国」というイメージは、2012年の頃よりも今のほうがずっと強いだろう。中国に対して多くの日本人が抱いている嫌悪感や恐怖心を、今回の事件は決定的に強めてしまった。事件について上川陽子外相は「今般の事案を極めて重く受け止めている。登校中の児童に対して卑劣な行為が行われたことは誠に遺憾だ」と述べ、岸田文雄首相
日本人学校の10歳男児刺される 登校中に負傷、44歳の男拘束―中国・深セン 時事通信 編集局2024年09月18日19時35分配信 記者会見する森屋宏官房副長官=18日午前、首相官邸 【深セン時事】中国南部・広東省深センで18日朝、日本人学校に登校していた10歳の男子児童1人が44歳の男に刃物で刺され、負傷した。男児は病院に搬送され、治療を受けている。現地当局が男を拘束し、犯行の動機などを調べている。 日本人母子、刃物で襲われ負傷 ほか女性1人重体、男拘束―中国蘇州中国外務省や地元警察などによると、深セン市南山区で同日午前8時(日本時間同9時)ごろ、男児が徒歩で登校中、校門から約200メートル離れた場所で男に刺された。負傷の程度は不明。学校は臨時休校となり、保護者が子供を迎えに来た。 森屋宏官房副長官は同日の記者会見で、在広州日本総領事館などが中国側に対し、日本人の安全確保や詳細な情報共

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