
広島県廿日市市にある旧石器時代の遺跡で、およそ4万2000年前の石器を発掘したと、奈良文化財研究所の研究者が発表しました。見つかった石器は、その特徴や地層の年代などからいわゆる遺跡発掘の「ねつ造問題」で見直しが迫られた、後期旧石器時代より前の時代のものの可能性があり、日本列島に人類が到達した時期を考える上で貴重な発見として注目されます。 これは、25日茨城県つくば市で開かれた日本考古学協会の研究発表会で、奈良文化財研究所の国武貞克 主任研究員などが発表したものです。 それによりますと、広島県廿日市市にある冠遺跡で去年9月行われた発掘調査で、3万6000年前の地層よりも古い地層から、石器およそ370点がまとまって出土したということです。

新潟市のシンボルで、国の重要文化財に指定されている萬代橋に落書きをしたとして、神奈川県に住む19歳の男2人が逮捕されました。文化財保護法違反と器物損壊の疑いで逮捕されたのは、いずれも神奈川県相模原市に住む19歳の無職の男と専門学校生の男です。 警察の調べによりますと、2人は共謀の上、3月20日頃から24日頃までの間、萬代橋右岸の下流側にある橋詰広場の壁などに赤と白の塗料を使用して落書きをした器物損壊の疑いの他、国の重要文化財である萬代橋のうち、下流側の欄干に白い塗料で落書きをした文化財保護法違反の疑いです。 2人は容疑をおおむね認めているということです。 2人は4月4日、新潟市中心部の古町地区にあるビルに落書きをした疑いで逮捕されていました。 関係者によると、当時2人は免許合宿で新潟を訪れていたということです。 萬代橋では、ほか2か所で落書きが見つかっています。さらに新潟市中心部でも同じ

新潟市中心部の「萬代橋」に落書きしたとして、新潟県警は24日、文化財保護法違反と器物損壊の疑いで、相模原市中央区の無職の男(19)と同区の専門学校生の男(19)を再逮捕した。萬代橋は信濃川に架かる連続アーチの美しさで知られ、新潟市のシンボル的存在。 再逮捕容疑は3月20~24日ごろ、橋の欄干に白い塗料で縦横約15センチの落書きをした他、橋詰めの広場の壁などに赤と白の塗料で縦2メートル弱、横4メートル弱の範囲にいたずら書きした疑い。 国土交通省新潟国道事務所は落書き除去の費用を2人に請求する方針。 県警によると、2人は4月4日、新潟市の別の場所に落書きしたとして、建造物損壊容疑で逮捕されていた。


鹿児島県奄美市で国の天然記念物に指定されている「オカヤドカリ」数千匹を許可なく所持したとして、中国籍の3人が文化財保護法違反の疑いで逮捕されました。 逮捕されたのは、いずれも中国籍で住所不定・職業不詳の廖智斌容疑者(24)ら3人です。 警察によりますと、3人は6日奄美市で国の天然記念物に指定されている「オカヤドカリ」数千匹、およそ160キロを許可なく所持したとして文化財保護法違反の疑いが持たれています。 「中国人が宿泊していた部屋でヤドカリを見つけ、スーツケースの中からも音がする」などと3人が泊まっていた宿泊施設から環境省の職員を通じて警察に通報があり、警察が調べたところスーツケースから「オカヤドカリ」数千匹が見つかったということです。 警察は捜査に支障があるとして、3人の認否を明らかにしていません。 3人は知人どうしだということで、警察が詳しいいきさつを調べています。


無残に破壊され、崩れ落ちた大聖堂。 略奪され、焼かれた博物館。ロシアによるウクライナへの軍事侵攻からまもなく3年がたちます。 多くの命が失われた一方で、これまで長い歴史をこえて受け継がれてきた貴重な文化財の数々も甚大な被害を受けました。 残された文化財をどう守り抜くのかという課題に、いま、日本の知見が生かされようとしています。ウクライナの文化財をめぐる現状とその支援の現場を追いました。 (科学・文化部記者 三野啓介) 大きく損壊した大聖堂。ウクライナ南部、オデーサで撮影されました。 ユネスコの世界遺産に登録された「歴史地区」にあるこの聖堂はおととし、ロシアのミサイル攻撃で甚大な被害を受けました。 それだけではありません。 東部マリウポリでは、新石器時代の貴重な考古学的資料を収蔵する博物館が略奪を受けたり、南部主要都市のメリトポリではスキタイ文化の金製品が奪われたりするなど、東部と南部を

「日本遺産」の太宰府天満宮などの文化財で構成された「古代日本の『西の都』」について、文化庁は、地域活性化の取り組みに改善が必要だとして認定を取り消しました。日本遺産の認定が取り消されるのは、2015年に制度ができてから初めてです。 「日本遺産」は、各地に点在する文化財を歴史的な経緯や地域の特色ごとにまとめて観光振興に生かそうと、文化庁が2015年から地域を認定しています。 これまでに104件が認定されていますが、このうち、太宰府天満宮など福岡県と佐賀県の一部の市と町の文化財で構成された「古代日本の『西の都』」について、文化庁は4日、地域活性化の取り組みに一層の改善が必要だなどとして、日本遺産の認定を取り消しました。 そのうえで日本遺産の候補地域に格下げし、2026年度以降に日本遺産に再度申請できるとしています。 「古代日本の『西の都』」は、岐阜市や鳥取県三朝町などの日本遺産とともに地域活性

【読売新聞】 カメの甲羅の割れ目で地域などの動向を占う国選択無形民俗文化財「 亀卜 ( きぼく ) 神事」が1月31日、長崎県対馬市厳原町 豆酘 ( つつ ) の雷神社で行われた。「 卜者 ( ぼくしゃ ) 」の土脇隆博さん(44)


リンク 京都府京都文化博物館 - 京都の歴史と文化の紹介。京都府京都文化博物館のご利用案内。総合展示、特別展、フィルムシアターでの映画上映、その他の催物の最新情報。京都府京都文化博物館別館(重要文化財・旧日本銀行京都支店)の紹介。 京都府京都文化博物館 - 京都の歴史と文化の紹介。京都府京都文化博物館のご利用案内。総合展示、特別展、フィルムシアターでの映画上映、その他の催物の最新情報。京都府京都文化博物館別館(重要文化財・旧日本銀行京都支店)の紹介。 京都の歴史と文化の紹介。京都府京都文化博物館のご利用案内。総合展示、特別展、フィルムシアターでの映画上映、その他の催物の最新情報。京都府京都文化博物館別館(重要文化財・旧日本銀行京都支店)の紹介。 49 users 537 リンク 京都新聞デジタル 建造物編(53)旧日本銀行京都支店(京都市中京区)|京都新聞デジタル 京都・滋賀のニュースサイ


全国の博物館や図書館で大きな問題となっているのが、書籍や古文書などの紙資料を食べてしまう害虫です。 貴重な文化財を守ろうと、札幌の学芸員がある装置を開発し注目されています。 これが害虫から紙資料を守る装置です。 ペットボトルや断熱材など、安くて誰でも簡単に手に入れられる材料で作られています。 そして作り方も簡単です。 (北海道博物館 高橋佳久学芸員)「これを単にですね、体重をかけて押し込むだけです。接着剤とか何も使っていません。実際に乗っても全然大丈夫なくらい荷重があることは確認してあります」 開発したのは北海道博物館の学芸員・高橋佳久さんです。 きっかけは、全国各地の博物館などで問題となっている、主に紙を食べる「ニュウハクシミ」という虫の存在でした。 このように貴重な文書などの文化財に“虫食い穴”を作る害虫です。 (北海道博物館 高橋佳久学芸員)「(ニュウハクシミが)ツルツルしたところは


奈良市で見つかった奈良時代の聖武天皇の即位に伴う儀式、「大嘗祭」に関する木簡について、新たに「イカ」や「カツオ」といったさまざまな品物が記された木簡が確認されました。 こうした品物は文献から平安時代の「大嘗祭」に使われていたことがわかっていましたが、今回の発見で奈良時代までさかのぼって使われていた可能性を示していて、奈良文化財研究所は「奈良時代の大嘗祭を考える上で貴重な発見だ」としています。 昨年度、奈良文化財研究所は平城宮跡の朱雀門の南側を発掘調査したところ、2600点以上の木簡がまとまって見つかりました。 これらの木簡は奈良時代の聖武天皇が即位した際の儀式、「大嘗祭」のために全国から都に届けられた品物の荷札とみられていて、研究所では泥などを落として文字を読み解く作業を続けていました。 その結果、「イカ」や「カツオ」、「栗」などの20種類近い品物が木簡に記されていたということです。 研究


国の重要文化財に指定されている香川県琴平町の「旧金毘羅大芝居」で、先月、NHKが撮影を行った際、カメラマンが花道から転落して客席の一部を破損しました。NHKは「貴重な文化財を破損したことを深くおわびいたします」としています。 破損したのは、国の重要文化財に指定されている香川県琴平町の「旧金毘羅大芝居」の客席の一部です。 先月24日、Eテレの番組「芸能きわみ堂」のロケのため施設内で撮影していたカメラマンが、花道から足を踏み外して客席に転落し、升席を仕切る角材の一部を破損しました。NHKは建物を所有する琴平町など関係者に謝罪するとともに、町を通じて関係機関に報告しました。 出演者や関係者にけがはありませんでした。 また、この日に公演はなく、一般公開や公演などに影響はありませんでした。NHKは「貴重な文化財を破損したことを深くおわびいたします。関係機関の指導に従い、適切に対応してまいります

絵図を前に指定解除の見直しを訴える田中秀明さん(左)と奥野賢悟住職=20日、滋賀県湖南市菩提寺の西応寺 近畿一円に数百点が分布する日本最大級の偽文書(ぎもんじょ)「椿井文書(つばいもんじょ)」の一つであることを理由に、滋賀県湖南市の文化財保護審議会が江戸時代の絵図の指定解除に向けた動きを進めている。焼失や盗難以外での現存文化財の指定解除は極めて異例で地元住民や有識者からは「椿井文書というだけで結論を出している。調査、検証をすべきだ」と反対の声が上がっている。 対象となっているのは、同市菩提寺の西応寺が所蔵する「紙本著色少菩提寺絵図(しほんちゃくしょくしょうぼだいじえず)」(円満山少菩提寺四至封疆之絵図)。戦国時代に焼失した良弁僧正(東大寺初代別当)創設の山岳寺院「少菩提寺」を含む菩提寺山(標高353・2メートル)周辺が描かれており、昭和52年、甲西町(現湖南市)が室町時代の絵画として文化財


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