米自動車大手フォード・モーターは、トランプ大統領が検討している輸入自動車・同部品に対する関税の一時免除が実現しない場合、5月に生産される車両から値上げする方針を明らかにした。関税政策の先行き不透明感が続く中、自動車メーカーが関税によるコスト増の少なくとも一部を価格に転嫁する動きが強まる可能性がある。 ガソリン車および電気自動車(EV)部門プレジデントのアンドルー・フリック氏は16日、販売店向けの資料で、トランプ氏の関税政策に大きな変更がない場合、「将来的に車両価格の調整が必要になると見込んでおり、5月の生産分から適用される見通しだ」と述べた。 5月に製造されるフォード車は、米国内の販売店に6月下旬から7月上旬にかけて到着する予定。店頭に並ぶのは現在実施中の販促キャンペーンが終了した後になるという。同キャンペーンでは従業員向けの割引価格を顧客にも適用している。なお、現在在庫として流通している

トランプ米政権は11日、スマートフォンとパソコンを「相互関税」の適用除外にすると発表した。アップルは米国で販売している「iPhone(アイフォーン)」の多くを中国の組み立て工場から輸入しており、中国に発動した125%の相互関税で米国内でのアイフォーン販売価格が跳ね上がる恐れがあった。 米税関・国境警備局が11日、相互関税の適用除外品目のガイダンスを更新した。スマホ、パソコンに加え、半導体関連機器などが追加されている。トランプ政権は中国に対し当初34%の相互関税を予定していたが、報復関税の応酬の結果、現在は125%まで税率を引き上げている。合成麻薬の米国流入対策の不備を理由とした制裁関税(20%)も発動済みで、第2次トランプ政権発足前から課していた対中関税に計145%の追加関税を課している状態だ。 アップルは米国で販売している製品の多くを中国から輸入している。相互関税の結果、製品価格の1・

米国のブルック・ロリンズ農務長官が卵価格の暴騰を巡り「裏庭でニワトリを育てる方法もある」と話し、世論の袋叩きに遭っている。ロリンズ氏はこれに先立ち、メディアへの寄稿文でも「卵価格を抑えるために一般家庭でもニワトリを飼育できるように支援する」という計画を明らかにして冗談ではないことを明確にした。 ロリンズ氏は2日(現地時間)、フォックスニュースに出演して卵価格対策についての質問を受けた。ロリンズ氏は彼女自身も過去にニワトリを家で飼育していたとし、「家庭の裏庭でニワトリを育てることができ、これは立派な(awesome)解決策」と答えた。 最近米国では鳥インフルエンザの影響で数百万羽のニワトリが殺処分されて卵価格が一気に跳ね上がった。一部地域では卵12個が10ドル(約1488円)を超えたという。庶民物価の代表格である卵が値上がりするとトランプ政府も任期序盤から負担を感じている。トランプ大統領は5

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