ミャンマー東部の特殊詐欺の拠点をめぐり、捜査を指揮するタイ警察の幹部がNHKのインタビューに応じ、拠点にいたとみられる日本人について「グループのほとんどが自発的にミャンマーにやって来たことが判明している」と明らかにしました。日本側とも連携してさらに調べを進めていく方針です。 タイとの国境近くにあるミャンマー東部の複数の犯罪拠点では多くの外国人が集められて特殊詐欺に関わっていたことが明らかになり、タイの警察当局はミャンマー側とも連携して捜査を続けています。 捜査を指揮するタイ警察の幹部、タッチャイ氏が3日、NHKのインタビューに応じ、犯罪拠点から保護された高校生2人への聞き取りなど捜査の結果「日本人のグループのほとんどが自発的にやって来たことが判明している」と明らかにしました。 現地の武装勢力は拠点から逃走した日本人が複数いるとしていますが、タッチャイ氏は犯罪拠点でミャンマー側に拘束された3

ミャンマー国内で特殊詐欺に加担させられていたとみられる外国人のうち中国人およそ200人が、20日、隣国のタイ側に移されました。 特殊詐欺の拠点からは外国人およそ1200人が解放されているということで、タイ当局は段階的にタイ側で保護する方針です。 目次 ミャンマー拠点に特殊詐欺など行う犯罪グループとは 詐欺を強要されていた男性「電気ショックで拷問も」 タイとの国境近くにあるミャンマーの犯罪拠点では、多くの外国人が監禁されて特殊詐欺に加担させられているとみられ、タイ当局は今月18日の時点でおよそ1200人の外国人が解放されていると明らかにしていました。 解放された外国人はタイ側に順次移されることになっていて、タイ当局によりますと20日、中国人およそ200人がミャンマーと国境を接するタイ西部のメーソートに移されました。中国人はその後、チャーター便で帰国するということで、タイ側の施設では、到着し

ミャンマー国内で多くの外国人が特殊詐欺に加担させられているとみられ解放を目指す動きが続く中、犯罪拠点から保護された日本人の高校生2人のうち、先週、愛知県の16歳の高校生をタイ側で保護した軍の関係者がNHKの取材に応じ、当時の様子を証言しました。 タイとの国境近くにあるミャンマーの犯罪拠点では、多くの外国人が特殊詐欺に加担させられているとみられ、日本人の高校生2人も先月から今月にかけて、タイの当局に相次いで保護されました。 このうち、今月12日に国境の川のタイ側で愛知県の16歳の高校生を保護した、タイ軍で国境警備を担当する部隊の隊員が19日、NHKの取材に応じ、高校生の安全を確保するため、複数の関係機関が連携して保護にあたったことを明らかにしました。 そのうえで隊員は「ミャンマー側の関係者と一緒に少年1人が船で川を渡ってきた。少年は帽子をかぶり、サングラスをかけていて表情はよく見えなかったが

ミャンマーの特殊詐欺グループの中で働かされていたとみられる日本人の少年らが隣国タイで相次いで保護されていることについて、タイ警察は、保護された少年の1人が日本人のグループの中で働かされていたとみられ、「日本国内の高齢者を標的にしていた」と明らかにしました。 ミャンマーにある特殊詐欺グループの拠点をめぐっては、1月から2月にかけて、詐欺に加担させられていたとみられる日本人の少年らが次々とタイ当局に保護されました。 これについてタイ警察の幹部は17日、記者団の取材に応じ、このうち、1月に保護された17歳の男子高校生は、日本人のグループの中で働かされていたとみられ、「日本国内の高齢者を標的にしていたことを、日本の警察との協力の中で確認した」と明らかにしました。 さらに、ミャンマーには日本を含め、多数の国の特殊詐欺の犯罪拠点があるとみられるということです。 この問題でタイ警察は17日、日本を含むア

タイで、地元当局に保護された日本人の16歳の少年が、働かされていたとみられるミャンマーの特殊詐欺グループの拠点に、およそ10人の日本人と思われる人がいたと説明していたことが新たにわかりました。 タイの警察や軍の当局者によりますと、16歳の日本人の少年は、今月、ミャンマー東部の特殊詐欺グループの拠点にいるのが確認され12日、ミャンマーと国境を接するタイ西部のメーソートで保護されました。 タイの当局は、少年が中国人グループの犯罪拠点で、日本人を対象に詐欺を行うことに加担させられていたとみて、調べを進めています。 タイの軍の当局者によりますと、少年は保護された当時「ほかにも10人くらいの日本人と思われる人がいた」と説明していたということです。 ミャンマーとタイの国境地帯では外国人がだまされて犯罪拠点に連れ去られ、特殊詐欺に加担させられるケースが相次いでいます。 タイでは、先月もミャンマーにある別

タイ当局は13日、ミャンマー東部カイン(カレン)州の犯罪組織の特殊詐欺拠点で未成年とみられる日本人が働かされていたと発表した。1月に救出され、既に帰国したという。タイ当局は同日、この日本人のミャンマーへの連れ去りに関与したとして、別の日本人の男(29)を拘束した。 タイ当局は未成年とみられる日本人が「高校生」だったと説明。男がだまして連れ去った疑いがある。日本の当局が誘拐などの疑いで捜査していたとも指摘した。 男は13日にミャンマーからタイの首都バンコクのドンムアン空港に到着し、拘束された。 内戦状態のミャンマーでは国境地域に中国の犯罪組織が流入して拠点を築いている。偽の求人で外国人をタイに呼び寄せ、拉致して特殊詐欺に従事させているとされ、タイ当局は対策を強化している。(共同)

100人以上のタイ人女性が東欧のジョージアで中国系犯罪組織が管理する「卵子農場」と称される施設に軟禁されているとみてタイ当局が捜査している。タイ人女性らは毎月強制的に卵子を採取されているといい、脱出した被害女性を保護するタイの「パヴェナ子供・女性財団」は採取された卵子は販売目的で他国に密輸されているとみている。 被害女性3人を救出タイの英字紙「バンコク・ポスト」紙などが報じた。 子供・女性財団は昨年9月、中国系犯罪組織に身代金を支払って釈放されタイに帰国した被害女性から事件の相談を受けた。 タイ外務省も国際刑事警察機構(インターポール)と連携し、1月30日に被害女性3人をタイに送還させた。ジョージア内務省も2月6日に3人の送還を発表した。 解放された被害女性らは3日、顔を隠した状態で記者会見に臨み、事件に巻き込まれた経緯を説明した。 合法的な代理母目的で渡航も当初、SNSで女性向けの求人広

東京 日の出町にある太陽光発電施設から銅線ケーブルおよそ840メートルを盗んだとして、タイ人窃盗グループの指示役の容疑者ら4人が逮捕されました。 警視庁は、1都7県で60件以上の盗みを繰り返し、被害総額は1億円を超えるとみて調べています。 逮捕されたのは、いずれもタイ人で、茨城県筑西市に住むウェイチェークー・プリチャー容疑者(24)ら4人です。 警視庁によりますと、4人はことし5月、日の出町にある太陽光発電施設に侵入し、送電用の銅線ケーブルおよそ840メートル、193万円相当を盗んだ疑いが持たれています。 指示役のウェイチェークー容疑者が、地図アプリで発電施設を探して実行役に指示し、銅線ケーブルを切断して盗み出したとみられ、その後、金属買い取り店で売却していたということです。 調べに対し、容疑者らは「1回につき実行役は5万円、指示役は10万円ほどを受け取り、生活費や母国への送金に充てていた

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