以下はプロトタイプ的継承だけで一通りの機能を実現できる、という一つの例です。もちろん他にも書き方はありますし、newを使うのがよくないと主張しているわけではないです。 (誤解を生みそうな文体が混じっているようなので追記: 2011/5/14) 春ですし、少し初心者向けの記事を書きます。タイトル通り、JavaScriptのオブジェクト指向について。ちょっと長くなるので目次です。 クラス(に相当するオブジェクト)を作る オブジェクトからオブジェクトを作る(インスタンス化) 単一継承 多重継承 privateは諦めましょう 親のメソッドを呼ぶ コンストラクタ instanceofに対応する ダックタイピングのススメJavaScript標準のオブジェクト指向といえばnewやらprototypeやらを書く必要がありますが、これらは書くのが面倒臭い上に気をつけないといけない点がたくさんあります。Ja

Chrome版のFirebugことGoogleChrome Developer Toolsですが、以前gihyoで解説したときよりさらに便利になっているので、少し紹介します(元はWebKitなので、そのうち(近いうちに)Safariでもそれなりに使えるようになるはずです)。 圧縮されたコードの整形 まず、目立つところからいきましょう。ちょうど先日更新されたChromeのdev版(12.0.742.0)に搭載されたばかりの機能で、minifyされているJavaScriptコードを読みやすいように整形して表示してくれるというものです(IE9の開発者ツールにも実装されている機能です)。 例えば、Google Analyticsのコードは圧縮されていて普通は読めません。 しかし、Chromeのデベロッパーツールなら、 このように整形してくれます。 やり方は簡単で、デベロッパーツールのScript

言語やインタフェースの設計には「驚き最小の原則」というのがある。まつもとさん本人はそんなこと言っていないようだが、かつて、Rubyはその原則に沿った言語と言われていた。一方、JavaScriptはそれに反する言語と未だに見なされているようだ。多くの場合、よく理解していないのが原因である。理解した上でも、やっぱりおかしいよ、というのもあるかも知れないが、じゃ、その場合どう定義したらよいんだ、というのはいろいろ難しい問題がある。 wtfjs(http://wtfjs.com/)にはJavaScriptのそんな「変な挙動」が集められている。wtfなんてタイトルをつけているくらいなので、あまり真面目に見る必要はないのかも知れないけれど、主なものについて古い順から軽く解説してみた。ちなみに、wtfはWhat The F*ckの略。 typeof NaN === 'number' // true In
Firebugでは条件付きブレークポイントが使えるので、 scriptタブにて該当行にブレークポイントを貼り、 条件としてconsoleへの出力を||区切りで、最後に&& falseを入れる。 console.debug('this.lastPosition') || console.dir(this.lastPosition) && false こうするとブレークポイントを通る度にconsoleへの出力は評価され、 consoleに出力され、最後の&& falseのため式全体は必ずfalseとして評価されるため ブレークすることはない。 追記 console出力系関数の戻り値はundefinedなんだから&& falseは不要か 追記 nanto_vi @monjudoh JSでは||より&&の方が優先順位が高いので、a || b && c はaが真ならbもcも評価されずに全体が真として

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