(CNN) ウクライナ保安庁(SBU)は15日、黒海のノボロシスク港でロシア潜水艦を攻撃し、艦体に重大な損傷を与え、事実上無力化したと発表した。 SBUの声明によると、使用兵器は水中ドローン(無人艇)の「サブシーベイビー」。この種の攻撃を加える作戦は初めてだったと述べた。SBUが共有した動画には、港湾で大規模な爆発が起きる様子が映っている。 SBUは「爆発の結果、潜水艦は重大な損傷を受け、事実上戦闘不能になった」と述べた。CNNはこの主張を独自に検証できていない。ロシアはウクライナによる攻撃を認めたが、それは失敗に終わり、船舶や潜水艦に損傷はなかったと述べた。 「敵は無人潜水艇を用いた破壊工作を試みたが、目的を達成できなかった」と、国営メディアは黒海艦隊報道官アレクセイ・ルレフ氏の発言を引用した。ロシアメディアによると、ルレフ氏はノボロシスク海軍基地で潜水艦が破壊されたというウクライナの

【12月13日 AFP】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記は12日、今年、ウクライナ軍による越境攻撃を受けていたロシア西部クルスク州に朝鮮人民軍の工兵連隊を派遣し、地雷除去という命懸けの任務に当たらせていたことを認めた。国営朝鮮中央通信(KCNA)が13日、伝えた。韓国と西側諸国の情報機関によると、北朝鮮はウクライナ侵攻を進めるロシアを支援するため、数千~数万人の兵士を派遣している。 アナリストらは、北朝鮮は兵士派遣の見返りとして、ロシアから資金援助、軍事技術、食料、エネルギーの供給を受けていると指摘。北朝鮮は、核・ミサイル開発に対する厳しい国際制裁を科され外交的に孤立しているが、ロシアが制裁回避を可能にしているという。 KCNAによると、金氏は帰国した工兵連隊の歓迎式典での演説で、同連隊の兵士たちが「地雷除去作業の合間に故郷に手紙を書いていた」と述べた。 工兵連隊は8月

中国、ロシア両軍の爆撃機が9日に沖縄本島・宮古島間を抜けて太平洋まで共同飛行した際、太平洋に出た後に東京方面へ向かう異例のルートをとっていたことが分かった。中国軍機は核巡航ミサイルを搭載可能な改良型の戦略爆撃機だった。中国がロシアと連携して威嚇してきた可能性があり、日本政府は警戒を強めている。 【地図】 一目でわかる…中国・ロシア両軍の爆撃機が飛んだ「異例のルート」 複数の政府関係者が明らかにした。9日に飛行したのは中国の爆撃機「H(轟)6」の派生型である「H6K」。射程1500キロ・メートル以上とされ、核弾頭を装着可能な空対地巡航ミサイル「CJ20」の発射能力を持つのが特徴だ。 2機のH6Kは露軍の「Tu95」爆撃機2機や護衛の戦闘機とともに、沖縄本島・宮古島間を抜けた後、北東に進路を変更。日本列島に沿うようにして四国沖まで至ったあと、引き返した。進路の延長線上には、東京のほか、海上自衛


【読売新聞】 【ジュネーブ=船越翔】ウクライナのチョルノービリ(チェルノブイリ)原子力発電所で今年2月に起きた火災で、4号機を覆うシェルターが損傷していたことが、国際原子力機関(IAEA)の調査でわかった。ロイター通信によると、ウク

この写真にはショッキングな表現、または18歳以上の年齢制限の対象となる内容が含まれます。 ご覧になる場合にはご了承の上、クリックしてください。 【11月24日 AFP】米国のマルコ・ルビオ国務長官は23日、和平案についてウクライナおよび欧州当局者とスイス・ジュネーブでの一連の会談を終え、「素晴らしい」進展があったと述べたものの、依然として多くの不確実性を残した。ウクライナ代表団のトップを務める大統領府のアンドリー・イェルマーク長官も記者団に対し「非常に良い進展」があったとし、「ウクライナ国民が望む公正で持続的な平和に向けて前進している」と語った。 ドナルド・トランプ米大統領は、4年近くに及ぶ紛争を終わらせる計画を27日までに承認するようウクライナに求めている。トランプ氏の28項目からなる計画は、侵攻を受けたウクライナに領土の割譲、軍の縮小、そしてNATOに加盟しないことを誓約させる内容

ロシア政府が今夏公開したプロパガンダ映画が、記録的な失敗に終わった。海外メディアは、製作費に少なくとも2億ルーブル(約3.9億円)を投じたが、回収できたのはせいぜい20万円と報じている。戦争を推進したいプーチン大統領とは裏腹に、プロパガンダの押し付けにうんざりしたロシア国民の実態が見えてくる――。 【画像をみる】プーチンの「プロパガンダ映画」 ■ガラガラの映画館、観客はわずか平均3人 今年8月、ロシア政府が資金提供した映画『Tolerantnost(寛容)』がロシア全土で封切られた。ロシア文化省が「社会的に重要なプロジェクト」と位置づけた、国策映画ともいえる作品だ。 作品は架空のヨーロッパ国家「フラングリア」を舞台に、難民キャンプから町へとやって来た男たちが暴行の数々を巻き起こす。欧米的なリベラルな価値観の蔓延により、社会が崩壊してゆく様子を描写。西欧諸国のモラル低下を揶揄するストーリーだ

米政府が提示した28項目のウクライナ和平案は、ウィットコフ和平交渉担当特使とトランプ米大統領の娘婿クシュナー氏、ロシアのドミトリエフ大統領特別代表の協議によって策定されたことが複数の関係者の話で分かった。写真はウィットコフ氏に話しかけるドミトリエフ氏。サンクトペテルブルクで4月代表撮影(2025年 ロイター) [ワシントン 22日 ロイター] - 米政府が提示した28項目のウクライナ和平案は、ウィットコフ和平交渉担当特使とトランプ米大統領の娘婿クシュナー氏、ロシアのドミトリエフ大統領特別代表の協議によって策定されたことが複数の関係者の話で分かった。米政権当局者や議員からは、米制裁対象になっているドミトリエフ氏とのいわば密室の協議で、ロシアに有利な和平案がまとめられたとの懸念の声が上がっている。

【11月23日 AFP】米政府は22日、ウクライナに関する和平案は公式の提案であると強調した。これは、一部上院議員がマルコ・ルビオ国務長官から、同案はロシアの「願望リスト」にすぎないとの連絡を受けたと主張したことを受けたもの。ロシアの侵攻終結に向けた28項目の和平案についてドナルド・トランプ米大統領は、数日以内に提案を受け入れるようウクライナに圧力をかけている。ウクライナと米国は23日、同案をめぐりスイスで協議する。欧州主要国も参加する予定だ。 こうした中、一部の上院議員は、ルビオ氏が現在の案は米国の公式な立場ではなく、「ロシアの願望リスト」にすぎないとの見解を示したと主張した。 そのうちの一人である共和党のマイク・ラウンズ議員は「ルビオ氏がわれわれに語ったのは、これは米国の提案ではなく、(外交特使スティーブ・)ウィトコフ氏に、ロシア側を代表する人物から渡された提案だということだ」と述べ

トランプ米政権がウクライナに提示した28項目の和平計画案を巡り、ウクライナが厳しい立場に追い込まれている。東部2州をロシアに割譲した上、北大西洋条約機構(NATO)非加盟を憲法で明記するなど、ウクライナに不利な案で、「降伏」(ウクライナメディア)に近い内容だと衝撃が広がっている。 「最も困難な瞬間」 ゼレンスキー大統領は21日、通信アプリ「テレグラム」に約10分間の演説を投稿した。「我々の歴史上最も困難な瞬間」と表現し、率直に窮状を認めた。「ウクライナは難しい選択を迫られている。尊厳を失うか、主要なパートナーを失うリスクか」。米国を名指ししなかったものの、和平案の受け入れを巡り「これまでで最も重い圧力」をかけられていると認めた。ウクライナはロシアとの戦闘で不利な状況が続く。エネルギーインフラ施設を狙った攻撃で、冬を前に暖房や電気が止まる地域が連日のように出ている。住宅地への攻撃も続き、1

AFPが確認した米和平案で、事実上のロシア領として承認される地域と、ウクライナが保持する地域を示したウクライナの地図。(2025年11月21日作成)。(c)Luca MATTEUCCI / AFP 【11月22日 AFP】米シンクタンク「戦争研究所(ISW)」のデータをAFPが分析したところ、ドナルド・トランプ米政権のウクライナ和平案で、ロシアは戦うことなくルクセンブルク(約2590平方キロ)に相当する面積の領土を獲得する可能性がある。 AFPが確認した和平案は、ウクライナ軍が今も保持している地域から撤退することを求めており、これによりロシア側は一発の銃弾も発射することなく領土を約2300平方キロ増やすことになる。ウクライナ側は、今も保持しているドネツク州の領土約5000平方キロ(緩衝地帯に充てられる)と、ルハンスク州の領土45平方キロを放棄することになる。 放棄する領土には、主要都

画像説明, ゼレンスキー大統領は、ウクライナの「尊厳と自由の日」を記念した演説で国民に向けて、ウクライナが直面する厳しい状況を説明した(21日、キーウ)ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は21日、ロシアとの戦争についてアメリカ政府が示している和平案をめぐり、ウクライナがアメリカの支援を失う危険があると国民に警告した。この案についてドナルド・トランプ米大統領は同日、ゼレンスキー氏がそれを「気に入る必要がある」と述べた。 ゼレンスキー氏は首都キーウの大統領府を背に、約10分間にわたり国民に向けて演説し、ウクライナが「非常に難しい選択に直面するかもしれない。尊厳を失うか、重要なパートナーを失うかという選択だ」と、「今日は私たちの歴史の中で最も困難な瞬間の一つだ」と述べた。

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