(CNN) トランプ米大統領は23日、カナダとの貿易交渉を打ち切ると発表した。これにより北米の隣国同士であり、経済パートナーでもある両国の関係は新たな危機に陥った。トランプ氏は、カナダのオンタリオ州政府が先週公開した広告への対応として、交渉を打ち切ったと述べた。この広告には、ロナルド・レーガン元米大統領による外国製品への関税を批判する演説の音声が使用されていた。 1987年の当該の演説で、レーガン元大統領は関税が「すべての米国の労働者と消費者」に損害を与え、「激しい貿易戦争を引き起こす」と激しく非難している。 この広告の放映後、ロナルド・レーガン財団は広告が演説を「誤って伝えている」と指摘。オンタリオ州政府はこの音声の使用許可を求めていなかったとも主張した。 23日の夜までに、トランプ氏は自身のソーシャルメディア、トゥルース・ソーシャルでこの広告を激しく非難した。 「ロナルド・レーガン財

イギリスのスターマー首相は21日、ビデオ演説で、「2国家解決の希望は薄れつつあるがわれわれはその光を消してはならない」と述べ、パレスチナを国家として承認すると発表しました。 オーストラリアのアルバニージー首相は21日、「パレスチナを独立した主権国家として正式に認める」とする声明を発表しました。 その上で「きょうの承認はイスラエルとパレスチナの人々が永続的な平和と安全を得るための2国家解決にオーストラリアが長年、関与してきた立場を反映したものだ」としています。 カナダのカーニー首相は21日、パレスチナを国家として承認し、パレスチナとイスラエルの平和構築に向けて支援すると明らかにしました。 声明でカーニー首相はイスラエルのパレスチナへの攻撃などを非難したうえで、「カナダは2国家解決の可能性を維持するための国際的な協調の一環として承認を行う」としています。 国連総会にあわせて22日には、イスラエ

カナダ人は自身がカナダ出身であることを明示するために荷物にカナダ国旗を縫い付けることが多い/Danielle Donders/Moment RF/Getty Images/File (CNN) 米ニューヨーク州出身のチェルシー・メッツガーさん(33)は当初、カナダ人を装うつもりはなかった。 だが今年2月、ドミニカ共和国での休暇中、カナダ人旅行者との激しい口論や現地のタクシー運転手とのやりとりを経て、初めて自らの国籍を偽ることになった。 メッツガーさんは、フランス系カナダ人が集まるバーで、アイスホッケーの大会「4ネーションズ・フェースオフ」の米国対カナダの決勝戦を観戦していた。米国が得点するとメッツガーさんが思わず「ウー、USA」と声を上げた。だが周囲の反応は冷ややかだった。 「カナダ人のカップルが私に怒鳴り、『米国は利己的で、カナダや世界のためのすべてをめちゃくちゃにしている』と言った」と


Anthony Albanese speaks at the Labor Party election night event in Sydney on May 3. Photographer: Brent Lewin/Bloomberg オーストラリアで3日行われた総選挙で中道左派の与党、労働党が歴史的な勝利を収める方向だ。アルバニージー首相が引き続き政権を担う。 4月下旬のカナダ総選挙でも与党が勝利したばかりで、米国の同盟国で有権者がトランプ米大統領の政策に反発し、総選挙で保守政党に厳しい審判を下し、左派寄りの現政権を支持する動きが続いた。 アルバニージー氏は約20年ぶりに総選挙を連続で制した豪首相となった。同氏は3日夜、「われわれはどこかに懇願したり、借りたり、真似たりする必要はない」とする勝利宣言を行った。 「海外にインスピレーションを求めない。それはわれわれの価値観と国民の中にあ

アメリカのトランプ大統領とカナダのカーニー首相が初めての電話会談を行い、懸案となっている関税をめぐって閣僚レベルで協議を進めることを確認しました。 両者の電話会談は28日、アメリカ側の要請で行われ、トランプ大統領はSNSで「非常に生産的で多くのことに合意した。4月28日のカナダの総選挙のあとに会うことになるだろう」と投稿しました。 その後、カナダのカーニー首相は記者会見で「トランプ大統領の言うように非常に生産的だった。友好的で実質的な協議だった」と述べたうえで、当面の懸案となっている関税をめぐって閣僚レベルで協議を進めることを確認したということです。トランプ大統領はこれまで「カナダはアメリカの51番目の州になるべきだ」と繰り返し主張し、トルドー前首相を「知事」と呼んでやゆしてきましたが、この日のSNSなどではカーニー氏を「首相」やファーストネームの「マーク」と呼び、態度を軟化させているこ

カナダのマーク・カーニー首相は27日、カナダとアメリカの「経済の統合の深まりと、緊密な安全保障と軍事協力に基づく」古い関係は終わったと述べた。

アメリカのトランプ大統領はカナダから輸入する鉄鋼製品とアルミニウムへの関税を25%ではなく50%に引き上げると表明したことについて、一転して見直す方針を示しました。 カナダのオンタリオ州がアメリカ向けの電力に追加料金を課すことを一時停止すると明らかにしたためで、カナダに課される関税は予定どおり25%となる見通しとなりました。 目次 カナダ オンタリオ州首相 米に供給の電力 追加料金見送りトランプ大統領 “カナダの鉄鋼 アルミ 関税25%追加 50%に”トランプ大統領は11日、SNSに「私は商務長官にカナダから輸入されるすべての鉄鋼製品とアルミニウムに25%を追加し、50%の関税を課すよう指示した」と投稿しました。 これは、カナダのオンタリオ州のフォード首相が前日10日にカナダに対する関税措置への報復としてアメリカ向けの電力に25%の追加料金を課すと明らかにしたことへの対抗措置だとしてい

アメリカのトランプ大統領はメキシコとカナダからの輸入品のうち、3か国の貿易協定に含まれる品目を来月2日まで関税措置の対象から外しました。トランプ政権は今月4日、メキシコとカナダからの輸入品に25%の関税を発動したばかりですが、再び猶予期間を設けた形です。トランプ大統領は先月1日、メキシコとカナダからの輸入品に25%の関税を課す大統領令に署名し、両国への関税措置は今月4日に発動しました。 この大統領令についてトランプ大統領は6日、USMCA=『アメリカ・メキシコ・カナダ協定』に含まれる品目は来月2日まで関税措置の対象としないと修正しました。 2日以降は対象になるとしていて、再び、およそ1か月の猶予期間を設けた形です。 これに先立ちメキシコのシェインバウム大統領は記者会見を開き、トランプ大統領と電話会談を行ったとして「われわれが達した合意は両国に本当の利益をもたらす。これは大統領個人ではなく

トランプ大統領は3日午後、中国からの輸入品に新たに10%の追加関税を課す大統領令に署名しました。中国に対しては2月4日から10%の追加関税を課していて、上乗せされる関税はあわせて20%となります。中国がアメリカへの薬物の流入を防ぐ対策を取っていないためだとしています。 また、トランプ大統領は3日午後、記者団に対し「カナダとメキシコに25%の関税を課す。あすから開始する」と述べました。 2月から25%の関税を課す方針でしたが、両国が国境の安全対策を実施するなどと約束したとして発動を1か月間、停止していました。 現地では3か国への関税措置が発動される見通しの4日を迎え、欧米メディアは発動したなどと伝えています。 メキシコ、中国、カナダはアメリカにとって1位から3位を占める重要な輸入相手国で、3か国でアメリカの輸入全体の40%以上を占めています。アメリカはこれまで隣国のメキシコ、カナダと貿

【2月8日 AFP】カナダのジャスティン・トルドー首相が7日、ドナルド・トランプ米大統領が本気でカナダを併合し、その天然資源を利用しようとしていると非公開会合で述べたことが明らかになった。カナダ政府は同国の主権は譲れないと明言している。トランプ氏が発表したカナダからのすべての輸入品への25%の関税の発動が迫る中、カナダ経済をまひさせかねないこの脅威への対応を調整するため、トルドー氏は財界や労組のリーダーらを招集して会合を開いた。 複数のカナダメディアによると、トルドー氏はこの非公開会合で出席者に対し、トランプ氏は「カナダ併合」を「本気」で主張していると主張。 「トランプ政権は、重要な鉱物資源がカナダにどれだけ埋蔵されているか把握している。そのためにカナダを51番目の州として併合すると言い続けているのではないかと思う」と続けた。 メディアが退室した後のこの発言は、会場外のスピーカーから流れ

【2月2日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領がカナダ、メキシコ、中国に関税を課すと発表したのを受け、3か国はそれぞれ対抗措置を講じる方針を表明した。 カナダのジャスティン・トルドー首相は1日、米国の関税措置に対抗して、1550億カナダドル(約16兆5000億円)相当の米国製品に25%の関税を課すと発表した。 第一弾は4日から適用され、300億カナダドル相当の米国製品を対象とする。3週間後にはさらに1250億カナダドル相当の製品に対して関税を課す。 トルドー氏は「われわれは決してエスカレートを望んでいない。しかし、カナダ、カナダ国民、カナダの雇用を守るために立ち上がる」と述べた。 トルドー氏によると、関税は米国のビール、ワイン、バーボンウイスキー、果物、野菜、家電、木材、プラスチックなどの「日用品」に適用される。「さらに多くの品目が対象になる」としている。中国は2日、追加関税に「断固反対

アメリカの新たな商務長官に指名されているハワード・ラトニック氏は、トランプ大統領が表明しているカナダとメキシコからの輸入品に対する関税について、両国がアメリカに流入する薬物への対策などに取り組めば、関税措置は回避できるとの認識を示しました。アメリカ議会上院では29日、トランプ政権の新たな商務長官に指名されているラトニック氏の承認をめぐって公聴会が開かれました。 この中でラトニック氏は、トランプ大統領が、2月1日にカナダとメキシコからの輸入品に25%の関税を課すとしているねらいについて、国境を越えて流入する薬物や不法移民への対策が喫緊の課題になっているとして、「カナダとメキシコが行動を起こすための関税だ」と述べました。 そして、「私が知るかぎり、彼らは迅速に行動しており、もし履行されれば関税はかからないだろう」と述べ、両国が対策に迅速に取り組めば、関税措置は回避できるとの認識を示しました。

アメリカのトランプ大統領は、隣国のカナダについてアメリカに巨額の貿易赤字をもたらしていると批判し、カナダはアメリカの51番目の州になるべきだという考えを改めて示しました。トランプ大統領は訪問先の南部ノースカロライナ州で24日、記者団に対し、「われわれはカナダとのあいだで毎年2000億ドルを失っている。カナダで自動車を製造し、木材を売ることを許しているからだ」と述べ、カナダがアメリカに巨額の貿易赤字をもたらしていると批判しました。 また、カナダのトルドー首相と会談した際のやりとりについてトランプ大統領は「『もしアメリカがカナダを補助しなければどうなると思うか』と尋ねると、彼は『国が破綻してしまうだろう』と答えた。『それならば、アメリカの1つの州になるべきだ』と言ったのだ」と明らかにしました。 そのうえで、「カナダがアメリカの51番目の州になるのを見てみたい。そうなればカナダの市民は相当な減

アメリカのトランプ次期大統領は自身の関税措置の方針に対抗する姿勢を示した、カナダのトルドー首相についてSNSで、「首相」ではなく、「州知事」と呼んでやゆしました。トランプ氏は同様の発言を繰り返していて、カナダ側をけん制する狙いがあるとみられます。アメリカのトランプ次期大統領は11月、カナダやメキシコからかつてない水準で犯罪や薬物が流入しているとして、両国からのすべての輸入製品に25%の関税を課す意向を明らかにしました。 これについて、カナダのトルドー首相は9日、カナダからのすべての製品に関税を課せばアメリカ国内で物価の上昇につながると指摘するとともに、報復関税を検討していると明らかにし、対抗する姿勢を示しました。 これに対し、トランプ氏は10日、自身のSNSでトルドー首相を「首相」ではなく、「偉大な州の知事」と呼んでやゆしました。トランプ氏は、11月、トルドー首相と会談した際に「カナダ

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