【11月23日 AFP】<写真追加>パレスチナ自治区ガザ地区で22日、イスラエル軍による空爆で21人が死亡し、数十人が負傷した。ガザの民間防衛当局が発表した。イスラム組織ハマスとイスラエルは、停戦違反をめぐって互いに非難を繰り返している。 イスラエル軍は、ガザ地区南部で「武装したテロリスト」が停戦の条件として設けられた境界線(イエローライン)を越え、イスラエル兵に発砲したと発表。これを受け、「ガザ地区内のテロリストを標的に攻撃を開始した」と説明した。 一方、ハマスの管理下にある民間防衛機関の報道官マフムード・バッサル氏はAFPに対し、「今夜、イスラエル軍は計5回の空爆を行い、21人が死亡した。これは明確な停戦違反だ」と非難した。 同機関によると、ガザ地区中部ヌセイラートでは住宅が空爆され7人が死亡、16人以上が負傷した。また、ガザ市西部のナスル地区では集合住宅が攻撃を受け、4人が死亡し、数

愛知県の大村秀章知事は18日の定例記者会見で、2022年に始めたイスラエルのスタートアップ(新興企業)と県内企業のマッチング支援事業を年内で終了すると発表した。理由として、企業同士の連携が進んだことや、パレスチナ自治区ガザで続いた軍事衝突の影響で企業関係者の渡航が制限されていることを挙げた。 大村知事は「当初の目的が十分に達成された」と強調した後、事業開始後の23年10月に始まった軍事衝突への所感を表明。ガザを実効支配するイスラム組織ハマスのテロ行為を非難した一方、「イスラエルの軍事侵攻で多数の一般市民の犠牲者が出ている。極めて憂慮すべき事態で、極めて遺憾だ」と一日も早い完全な停戦を主張した。

【11月5日 AFP】イスラエルの右派閣僚が5日、ニューヨーク市長選で当選したゾーラン・マムダニ氏(34)を「ハマス支持者」と非難し、市内のユダヤ人にイスラエルへの移住を呼びかけた。 ディアスポラ・反ユダヤ主義闘争相のアミハイ・チクリ氏は「かつて世界の自由の象徴だったこの都市が、ハマス支持者に鍵を渡した」とX(旧ツイッター)に投稿した。 また、マムダニ氏の思想について「25年前に3000人を殺害したジハード主義の狂信者たちと大差ない」と述べ、2001年9月11日にアルカイダがニューヨークとワシントンを同時攻撃した事件を引き合いに出した。 マムダニ氏は、ニューヨークの生活費高騰への対応を公約に掲げ、選挙で勝利した。1月に就任すると同市初のイスラム教徒の市長となる。 ここ数か月は、反ユダヤ主義を強く非難する一方で、自身が経験したイスラム嫌悪についても声を上げている。 一方、長年パレスチナの大義

イスラエルで、軍兵士らが基地で拘束しているパレスチナ人を激しく虐待している場面とされる映像が今年夏に流出し、大きな政治問題となっている。この流出をめぐり、軍の元法務トップが3日までに逮捕された。 逮捕されたのは、イスラエル国防軍(IDF)のイファト・トメル=イェルシャルミ少将。映像流出の責任を取るとして先週、軍法務担当のトップから退いた。

イスラエルのネタニヤフ首相(写真)は2日、ヒズボラが再武装を試みているとし、レバノンがヒズボラの武装解除に失敗した場合、イスラエルは昨年の停戦協定に基づき自衛権を行使すると警告した。エルサレムで10月代表撮影(2025年 ロイター) [エルサレム/カイロ 29日 ロイター] - イスラエルは28日、イスラム組織ハマスが停戦合意に違反したとして、パレスチナ自治区ガザへの空爆を実施した。地元保健当局によると死者は26人に上り、トランプ米大統領が仲介した停戦合意の実効性が試されている。

国連主要機関の国際司法裁判所(ICJ)は22日、イスラエルには国連やその関連機関によるパレスチナ・ガザ地区への人道援助物資の搬入を促進し、パレスチナ人民間人の基本的ニーズを満たす法的義務があるとの見解を示した。 イスラエルはかねてから、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)について、中立性を欠き、職員の相当数がイスラム組織ハマスなどの武装組織に属しているなどと主張している。しかし、今回のICJの勧告的意見は、イスラエルがこれらの主張を立証できていないとしている。

マルコ・ルビオ米国務長官(2025年9月15日撮影)。(c)Nathan Howard / POOL / AFP 【10月23日 AFP】イスラエル国会(クネセト、120議席)が占領するパレスチナ自治区ヨルダン川西岸の併合に関する二つの法案について第1読会の採決を行い可決したのを受け、マルコ・ルビオ米国務長官は22日、ドナルド・トランプ大統領が推進する和平合意をイスラエルが脅かしていると警告した。 ルビオ氏はイスラエルに向けて出発する直前、記者団に対し、「トランプ大統領は、現時点ではわれわれがそれを支持することはできないと確信していると思う」と述べ、ヨルダン川西岸の併合は、イスラエルとイスラム組織ハマスによるパレスチナ自治区ガザ地区をめぐる和平合意を「脅かす」ものであり、「逆効果」だと述べた。(c)AFP

(CNN) レバノン政府によると、イスラエルが21日にレバノン南部で行った空爆で5人が死亡した。うち4人は米国人で、3人は子どもだった。 イスラエル軍は、レバノンの武装組織ヒズボラの工作員1人を攻撃して排除したと発表した。この攻撃で「無関係な民間人数人」も死亡したことを確認し、「この事案については調査中」としている。 レバノン国会議長や外相によると、今回のイスラエルの攻撃によって米国人の父親とその子ども3人が死亡し、母親は負傷して重体となっている。 レバノン国営NNA通信によると、ドローンから発射されたミサイルでバイクと車が攻撃され、車に乗っていた父子が死亡。攻撃の標的だったと思われるバイクの運転手も死亡した。 レバノンのサラム首相は今回の攻撃を民間人に対する「虐殺」と形容。イスラエルによる「度重なる国際決議違反および国際法違反」を最も強い言葉で非難するよう、国際社会に呼びかけた。 国連児

イギリスのスターマー首相は21日、ビデオ演説で、「2国家解決の希望は薄れつつあるがわれわれはその光を消してはならない」と述べ、パレスチナを国家として承認すると発表しました。 オーストラリアのアルバニージー首相は21日、「パレスチナを独立した主権国家として正式に認める」とする声明を発表しました。 その上で「きょうの承認はイスラエルとパレスチナの人々が永続的な平和と安全を得るための2国家解決にオーストラリアが長年、関与してきた立場を反映したものだ」としています。 カナダのカーニー首相は21日、パレスチナを国家として承認し、パレスチナとイスラエルの平和構築に向けて支援すると明らかにしました。 声明でカーニー首相はイスラエルのパレスチナへの攻撃などを非難したうえで、「カナダは2国家解決の可能性を維持するための国際的な協調の一環として承認を行う」としています。 国連総会にあわせて22日には、イスラエ

【ロンドン、エルサレム共同】英BBC放送は20日、スターマー英首相が21日にパレスチナの国家承認を発表すると報じた。承認すれば先進7カ国(G7)では初めて。人道危機が深刻化するパレスチナ自治区ガザに攻撃を続けるイスラエルへの圧力を強めた。ポルトガルも21日に承認する方針。フランスやカナダなども近く承認する意向を表明している。 世界では約150カ国がパレスチナ国家を承認している。スターマー氏は7月29日、イスラエルがガザでの停戦に合意し、人道危機への対策を取るという条件を満たさなければ9月下旬の国連総会前に国家承認するとの方針を示していた。 ポルトガルは国家承認に慎重姿勢だったが、ガザの人道危機の深刻化を受け、イスラエルへの圧力を強化する決断に踏み切った。 一方、イスラエル軍はガザの中心都市、北部ガザ市の制圧を目指し攻撃を継続。パレスチナ通信は20日、軍がガザ市で住宅区域を空爆し、少なくとも

イスラエル軍が地上作戦を始めたパレスチナのガザ地区最大の都市ガザ市では17日、退避をしていた住民、十数人が爆撃で死亡したと現地メディアが伝え、民間人の犠牲者が増え続けています。 ガザ地区北部にある最大都市のガザ市について、イスラエル軍は制圧に向けた地上作戦を始め、イスラム組織ハマスへの攻勢を強めるとともに、住民に対して南部に退避するよう求めています。 パレスチナのメディアは17日、ガザ市にある病院の近くが爆撃され、退避をしていた住民、13人が死亡したと伝えました。 これを受けてハマスは声明を出し、「退避を強いられている民間人が攻撃された。戦争犯罪にあたる」などとイスラエルを非難しました。 ガザ地区の保健当局によりますと、おととし10月の戦闘開始からの死者は17日の時点で6万5000人を超え、犠牲者が増え続けています。 一方、イスラエルの一部のメディアは、軍の情報部門がイスラエル議会の議員に

パレスチナ自治区ガザ地区ガザ市西部のアルシャティ難民キャンプで、病気の1歳6か月の息子モハメド・アルムタワクちゃんを抱く31歳のパレスチナ人女性ヒダヤさん(2025年7月24日撮影)。(c)Omar AL-QATTAA/AFP 【9月17日 AFP】国連児童基金(ユニセフ)は、イスラエル軍が16日に大規模な地上攻撃を開始したパレスチナ自治区ガザ地区の中心都市ガザ市で、1万人以上の子どもが急性栄養失調の治療を必要としていると報告した。 ユニセフのテス・イングラム報道官はガザ地区南部マワシ地区からリモートでスイス・ジュネーブで会見し、「ガザ市からの大規模な強制退去は、最も脆弱(ぜいじゃく)な立場にある人々にとって致命的な脅威だ」と述べた。 イングラム氏は、栄養失調の子どもの割合の増加について警告。 「ガザ地区では現在、推定2万6000人の子どもが急性栄養失調の治療を必要としており、ガザ市だけで

国連人権理事会の調査委員会が16日に発表した報告書は、イスラエルがパレスチナ・ガザ地区のパレスチナ人に対してジェノサイド(集団殺害)を行っていると認定した。2023年10月にイスラム組織ハマスとの戦争が始まって以来、国際法で定義される5件のジェノサイド行為のうち、少なくとも4件が行われたとしている。 新たに発表された報告書が認定したジェノサイド行為は、「集団構成員を殺すこと」、「集団構成員に対して重大な肉体的または精神的な危害を加えること」、「全部または一部に肉体の破壊をもたらすために意図された生活条件を集団に対して故意に課すること」、「集団内における子どもの出生を防止することを意図した措置を課すること」。

1 今年のアカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を受賞した映画「ノー・アザー・ランド」の共同監督でパレスチナ人のバーセル・アドラー氏の自宅がイスラエル兵に襲撃されました。 アドラー氏がAP通信に話したところによりますと、13日、自身が住むパレスチナ自治区ヨルダン川西岸の集落がイスラエル人入植者らによって攻撃され、アドラー氏の兄弟2人といとこが負傷しました。 その後、アドラー氏が負傷した家族らを病院へ連れて行っている間にイスラエル兵9人が自宅に押し入り、アドラー氏の居場所を聞き出したり、妻の携帯電話を調べるなどしました。 家には生後9カ月の娘もいたということです。 13日夜の時点で、イスラエル兵が集落の入口を封鎖しているため、アドラー氏は拘束されるのを恐れ、帰宅できていないということです。 一方、イスラエル軍は、パレスチナ人の投石によりイスラエル人2人が負傷した後、集落に突入したと主張していま

【9月13日 AFP】イスラエル軍の攻撃により、パレスチナ自治区ガザ地区で50人が死亡したと、12日に民間防衛機関が発表した。 イスラエルは、イスラム組織ハマスの最後の拠点の一つと位置付けているガザ地区の最大都市ガザ市を制圧する意向を示しており、攻撃を強化している。 民間防衛機関によると、この日市内で35人、他の地域で15人が亡くなった。 イスラエル軍はガザ市で「テロリストのインフラと高層建築物に対する大規模な攻撃」を続けていると述べており、ハマスの妨害と「次の作戦段階に向けた準備の一環として、部隊への脅威を減らす」ために、攻撃のペースを加速するとしている。 イスラエル軍はガザ市に対して複数回の避難警告を発しているが、多くの住民はAFPに対して移動する場所がないと話しており、イスラエルが移動を促した南部地域も繰り返し攻撃されていると指摘している。(c)AFP

イスラエルへの圧力を目的としたパレスチナの国家承認を巡り、日本政府が米国側から承認を見送るよう要請されたことが分かった。複数の外交筋が12日、明らかにした。政府は来週にも態度を決める方向で調整する。
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