ローマ教皇レオ14世(左)と握手する英国のチャールズ国王=バチカンで2025年10月23日、地元メディア・ロイター 英国のチャールズ国王は23日、国賓としてバチカンを訪問し、ローマ教皇レオ14世との合同礼拝に臨んだ。英王室などによると、16世紀に英国王ヘンリー8世が離婚問題を機にキリスト教カトリック教会と対立し、英国国教会を設立して以降、両教会のトップが共に祈りをささげたのは初めて。両教会が和解を進める中で「歴史的な瞬間」(ローマ教皇庁)となった。 今回の国賓訪問はエキュメニズム(キリスト教諸教派の一致運動)の一環で、国王はカミラ王妃と共に22日夜にローマ入りした。23日、国王夫妻は5月に就任した教皇と初めて面会。国王と教皇はシスティーナ礼拝堂で、自然など創造物の保護がテーマの礼拝を行った。続いて、環境保護などに関する会合に出席した。 英王室によると、その後、国王夫妻はローマにある聖パウロ

イギリスのスターマー首相は21日、ビデオ演説で、「2国家解決の希望は薄れつつあるがわれわれはその光を消してはならない」と述べ、パレスチナを国家として承認すると発表しました。 オーストラリアのアルバニージー首相は21日、「パレスチナを独立した主権国家として正式に認める」とする声明を発表しました。 その上で「きょうの承認はイスラエルとパレスチナの人々が永続的な平和と安全を得るための2国家解決にオーストラリアが長年、関与してきた立場を反映したものだ」としています。 カナダのカーニー首相は21日、パレスチナを国家として承認し、パレスチナとイスラエルの平和構築に向けて支援すると明らかにしました。 声明でカーニー首相はイスラエルのパレスチナへの攻撃などを非難したうえで、「カナダは2国家解決の可能性を維持するための国際的な協調の一環として承認を行う」としています。 国連総会にあわせて22日には、イスラエ

8月27日、英イングランド地方では最近、白地に赤十字のイングランド国旗「セント・ジョージ・クロス」や、英国国旗「ユニオンジャック」が数多く掲げられている。写真は集合住宅近くに掲げられたユニオンジャック。英マンチェスター近郊サルフォードで22日撮影(2025年 ロイター/Temilade Adelaja) [ロンドン 27日 ロイター] - 英イングランド地方では最近、白地に赤十字のイングランド国旗「セント・ジョージ・クロス」や、英国国旗「ユニオンジャック」が数多く掲げられている。このような「国旗掲揚運動」の支持者らは英国を誇らしいと思う気持ちを表現したものだと主張する一方、社会に広がりつつある反移民機運の一環ではないかと心配する声も聞かれる。

イギリスのチャールズ国王の次男ハリー王子が、違法な情報収集によって記事を書かれたとして大衆紙の発行会社を訴えていた裁判で、会社側がハリー王子と母親のダイアナ元皇太子妃の私生活を侵害したことを認めて謝罪し、和解が成立しました。 ハリー王子は、イギリスの大衆紙「ザ・サン」が違法な手段で情報を集めて記事を書き、プライバシーを侵害されたなどとして、大衆紙の発行会社を相手取り、損害賠償を求める裁判を起こしていました。 審理が予定されていた22日、会社側は声明を発表し、大衆紙が雇った私立探偵の違法行為などによって1996年から2011年にかけてハリー王子の私生活を侵害したほか、母親のダイアナ元皇太子妃の私生活も侵害し、子どもだったハリー王子に影響を与えたなどとして謝罪し、和解が成立しました。 地元メディアは、会社側が多額の和解金を支払うと伝えています。 これを受けてハリー王子の弁護士は「画期的な勝利だ

SNSで若い女性になりすまして知り合った少女たちに性的な画像を送らせ、1人を自殺に追い込むなどしたとして、イギリスの26歳の男が終身刑を言い渡されました。当局は、被告が30か国以上のおよそ3500人に接触を試みていたとしています。 イギリスの公共放送BBCによりますと、北アイルランドのアレクサンダー・マッカートニー被告(26)は2013年から2019年にかけてSNSで若い女性になりすまして10代の少女たちに接触し、チャットのやり取りを通じて性的な画像を送らせていました。 そして要求をエスカレートさせ、少女たちが拒否すると画像をインターネット上に公開するなどと脅し、2018年には被害にあったアメリカの当時12歳の少女がみずからの命を絶ち、その父親も1年半後に自殺したということです。 裁判で被告は70人の被害者について過失致死や脅迫など185の罪を認め、25日の判決で終身刑を言い渡されました。

7月末にイングランド北西部で起きた死傷事件をきっかけに2週間近くイギリス各地で相次いだ暴動について、イングランドとウェールズでは16日までに少なくとも395人が起訴された。複数の罪状が適用されている被告人もいる。 BBCニュースが精査した罪状548件のうち、暴力的な騒乱が251件で最も多く、救急隊員への暴行、いやがらせや脅迫なども続いて多かった。ソーシャルメディアなどオンラインでの不法行為で起訴された人も29人いた。

英外務省でテロ対策に携わっていた職員が、イスラエルへの武器売却に抗議し辞職した。イギリス政府が「戦争犯罪に共謀しているかもしれない」と述べている。

ドナルド・トランプ前米大統領が副大統領候補に選んだ上院議員が、労働党政権下のイギリスは核兵器を保有する初の「真のイスラム主義国」かもしれないと発言したことについて、イギリスのアンジェラ・レイナー副首相は16日、イギリスはそのような国ではないと一蹴した。

イギリスで行われた地方選挙でスナク首相率いる与党・保守党が議席を大きく減らし、地元メディアは来年1月までに行われる総選挙で最大野党の労働党が第一党になるという分析を伝えています。 イギリスのイングランドでは2日、首都ロンドンを含む11の市長選挙と、107の自治体の議会選挙などが行われました。 公共放送BBCによりますと、このうち議会選挙は100の自治体の開票が終わった3日夜の時点で、与党・保守党が議席数を400以上減らし、議席の過半数を占める自治体は選挙前の13から5に減少しました。 これに対し、最大野党の労働党は170議席近く増やし、48の自治体で議席の過半数を占めました。 また、同じ日に行われたイギリス中西部、ブラックプールでの下院の補欠選挙や、スナク首相の選挙区を含む中部ノースヨークシャー州の市長選挙でも、いずれも労働党の候補が当選しました。 今回の選挙は、イギリスで来年1月までに行

イギリスで、難民認定を申請するため不法に入国した人たちをアフリカのルワンダに強制的に移送するための法案が議会で可決されました。 難民の支援団体などは強く反対していますが、来年1月までに行われる総選挙を見据えて、不法移民の阻止を主要政策に掲げてきたスナク政権は、ことし7月ごろ移送を始めたい意向です。 イギリスのスナク政権は、難民認定を申請するためフランスとの間のドーバー海峡をボートで渡るなどして不法に入国する人たちへの対応が財政を圧迫しているなどとして、アフリカ東部のルワンダへ資金援助と引き換えに強制的に移送する計画を進めています。 計画についてイギリスの最高裁判所は、去年11月、移送された人がルワンダからそれぞれの出身国に強制送還されるおそれがあり、違法だと判断しました。 これを受けてスナク政権は、移送された人々をルワンダから送還しないことを保証するとした協定をルワンダ政府と結んだ上で移送

イギリス王室はウィリアム皇太子の妻、キャサリン妃ががんと診断され治療を行っていると発表しました。詳しい病状などは明らかにしていませんが、当面の間は治療に専念するとしています。 イギリス王室は22日、日本時間の23日未明、キャサリン妃のビデオメッセージを公開しました。 その中で、ことし1月、ロンドン市内の病院で腹部の手術を受けた当時はがんではないとされていましたが、その後の検査でがんが見つかったとしています。 進行の程度など詳しい病状は明らかにしていません。 キャサリン妃は、医療チームによって化学療法をすすめられ、現在は「治療の初期段階にある」としています。 そして「私は大丈夫です。心も体も治療に集中することで日々強くなっています。治療が終わるまでの間、家族との時間や、プライバシーが必要です。今は完全に回復することに集中しなければなりません」とした上で、「どんな形であれ、この病気に直面してい

アメリカ軍とイギリス軍は、イランが支援するイエメンの反政府勢力フーシ派の拠点に対し攻撃を行ったと発表しました。アメリカ軍はヨルダンで兵士3人が死亡した攻撃への報復措置として、2日にイラクとシリアの領内にあるイランの軍事精鋭部隊の施設などを空爆したばかりで、イランが関係する勢力への軍事的圧力を強めています。アメリカ国防総省はアメリカ軍とイギリス軍が3日、イランが支援するイエメンの反政府勢力フーシ派の支配地域に対し、合同で攻撃を行ったと発表しました。アメリカ軍とイギリス軍の合同作戦では、先月もフーシ派への攻撃を行っています。 今回の攻撃はフーシ派の13の拠点に対して行い、地下深くに建設された武器庫やミサイルシステムなど36の標的に及んだとしています。アメリカ国防総省は、フーシ派は去年11月中旬以降、紅海を航行する民間の船舶や海軍の艦船に対し30回以上の攻撃を行ってきたとし、今回の作戦に

(CNN) 性的目的の人身取引を行っていた疑いで起訴され、その後自殺した米国の富豪ジェフリー・エプスタイン氏に関連する訴訟で、3日、数百ページの文書が公開された。文書には200人近い人物の名前が含まれると予想され、その中にはエプスタイン氏を批判する人々、著名な実業家、政治家などもあるとみられる。 こうした情報の多くはすでにメディアインタビューなどで公表されているが、司法システムを通じた当該文書の公開は今回が初めて。 文書にはエプスタイン氏の元彼女で、虐待をほう助したと訴えられたギレーヌ・マクスウェル被告の証言録取や、エプスタイン氏や英アンドルー王子から未成年時に性的虐待を受けたと主張するバージニア・ロバーツ・ジュフリー氏の証言録取の内容が含まれる。 また、エプスタイン氏のために働き、時に度を超えた性的なマッサージを強要され、アンドルー王子にもおどけたやり方で胸を触られたと主張するヨハンナ・

「えっ、1か月の家賃が平均およそ47万円!?」 これはイギリスの首都、ロンドンの実際の話です。 今、ロンドンでは家を借りられないだけでなく、住まいを追われる人も急増しています。 「賃貸クライシス」に揺れる霧の都。いったい何が起きているのでしょうか。 (ロンドン支局記者 松崎浩子) 1人暮らしなんて無理!さらに… 「家賃が高すぎて、1人暮らしなんて、手が届きません…」 こう嘆くのは、ロンドン中心部に住むジョセフ・スパナーリさん(31)です。 ジョセフ・スパナーリさん 医療機関に勤めるスパナーリさん。緊急時に病院に駆けつける必要があるため、職場の近くで4人暮らしのシェアルームを借りています。 1人部屋の広さは6.5畳ほど。それでも家賃は日本円で月およそ14万円(1ポンド=180円 /2023年12月22日時点)です。4人で割っていることを考えれば、単純計算でこの物件の家賃は56万円にもなりま

アラブ首長国連邦(UAE)ドバイで開催されている国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)で、各国の首脳らと写真撮影に臨むチャールズ英国王(2023年12月1日撮影)。(c)Giuseppe CACACE / AFP 【12月2日 AFP】ギリシャ・アテネのパルテノン(Parthenon)神殿から持ち出され、現在は大英博物館(British Museum)に収蔵されている大理石彫刻をめぐって両国が対立する中、英国のチャールズ国王(King Charles III)が1日、ギリシャ国旗の柄のように見えるネクタイを着用し、臆測が広がった。 アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ(Dubai)で開催されている国連(UN)気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)に出席したチャールズ国王の写真が公開されると、詮索好きなインターネットユーザーの間では、同じくCOP28に出席しているリシ

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