日本人類学会・日本考古学協会・日本文化人類学会は、近年問題視されているアイヌヘイトの言説に関して、以下の共同会長声明を発出しました。本声明の執筆にあたっては、佐藤桃子先生(理化学研究所)より貴重なご助言をいただきました。(2025.12.15) The presidents of the Anthropological Society of Nippon, theJapanese Archaeological Association, and theJapanese Society of Cultural Anthropology have issued the followingjoint statement regarding the recent increase in hate speech against theAinu people. Dr. Momoko Sato (

イギリス北部スコットランドのエディンバラ大学に100年以上にわたって保管されていたアイヌ民族の遺骨が日本側に返還されることになり、現地では遺骨を引き渡す式典が開かれました。 返還されたのは、エディンバラ大学に保管されていたアイヌ民族の遺骨3体で、1913年に当時日本に住んでいたスコットランド出身のイギリス人医師から母校の大学に提供されたということで、大学が去年、返還の意向を示していました。 現地では4月30日、日本からアイヌ民族の団体も参加して遺骨を引き渡す式典が開かれました。 式典では、大学のマティソン学長から白い布に包まれた遺骨の入った箱が北海道アイヌ協会の大川勝理事長に手渡されました。 遺骨は、5月3日に北海道にあるアイヌ文化の発信拠点「ウポポイ」の慰霊施設に納められる予定だということです。 大川理事長は「長い間、異国の地でどのような思いでいたのかと思うと胸が熱くなる。今回返還しても

自民党が今夏に行われる参院選比例代表候補に杉田水脈元衆院議員=写真=を公認した。少数者に対する差別的な言説を繰り返し、レイシズム(人種差別主義)と批判される人物。同党派閥の裏金事件でも政治倫理審査会に出席せず、説明責任を果たさなかった。 全国民の代表である国会議員としての資質が疑われる候補を擁立したことで、自民党の人権感覚や「政治とカネ」に対する姿勢が厳しく問われるのは当然だ。 杉田氏は2016年に国連の会議に参加した際、自身のブログなどに「チマ・チョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場」「同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる」と投稿。23年に札幌と大阪の法務局が「人権侵犯」と認定した。

アイヌ差別、罰則求める声 自民・杉田氏投稿で論議 時事通信 編集局2024年05月05日19時03分配信 アイヌ施策推進法が可決、成立した参議院本会議を傍聴席から見る北海道アイヌ協会の関係者ら=2019年4月、国会内 アイヌ民族への差別を禁じたアイヌ施策推進法は、24日で施行から5年を迎える。同法付則は、5年の経過後に施行状況を検討し、必要があれば「所要の措置を講ずる」と明記。自民党の杉田水脈衆院議員による差別的投稿をきっかけに、罰則規定を求める声が強まっているが、政府は慎重姿勢だ。 杉田水脈氏、傷つけたか「分からない」 アイヌ差別的投稿で発言 杉田氏は2016年、国連の会議に出席した際に「アイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場。同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる」と自身のブログに投稿。昨年9月に札幌法務局から人権侵犯と認定された。アイヌ関連事業を巡り、「公金チューチュー」と関

岸田文雄首相は27日の参院予算委員会で、アイヌ民族に関する発信で法務当局から人権侵犯認定を受けた自民党の杉田水脈衆院議員について、「アイヌであることを理由として差別することは、あってはならないと認識…

Published2023/11/23 17:37 (JST) Updated2023/11/23 18:39 (JST)自民党の杉田水脈衆院議員は23日、X(旧ツイッター)に、アイヌ民族と在日コリアンに関する自身の差別的言動を正当化する趣旨の短文を投稿した。札幌と大阪の両法務局から人権侵犯だと認定された過去のブログ記事に関し、記事中で取り上げた相手は「左派の活動家」であり、非難を浴びる筋合いはないとの認識を示した。 ブログ記事は、2016年にスイスで開かれた国連女性差別撤廃委員会の一部参加者に言及した内容。「チマ・チョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさん」などの表現に関し、杉田氏は「対日審査の傍聴に来ていた左派の活動家の様子を書いたものです」と書き込んだ。

自民党の杉田水脈・衆議院議員のアイヌ民族などに対する差別的な投稿をめぐり、人権救済を求める申し立てを行った女性が、立憲民主党の会合に出席し「人をおとしめる議員を許してはならない」と訴えました。 アイヌ民族や在日コリアンの女性に対する杉田水脈衆議院議員のブログなどでの投稿について、札幌法務局や大阪法務局は人権侵犯と認定しました。 このうち、札幌法務局に申し立てを行ったアイヌ民族の女性が15日、立憲民主党の会合に出席し「アイヌであることを理由に差別を受け、これまで状況を改善する運動に携わってきた。人をおとしめる議員や差別を許してはならない」と訴えました。 一方、杉田氏がその後、インターネット番組で、アイヌ政策に関する支援事業で公金使用に不正があると指摘したことについて、内閣官房の担当者は、平成22年に公金の不適切な執行があったことを認めたうえで、その後、再発防止策が講じられ、現在は不正はないと

自民党の杉田水脈衆院議員は11日までに、保守系月刊誌のユーチューブ番組に出演し、アイヌ文化振興事業に公金不正流用疑惑があるとの見方を示した上で、関係者を「公金チューチュー」とやゆした。昨年12月の総務政務官辞任について、アイヌ関係団体に直接謝罪するのが嫌でやめたと明らかにした。アイヌの人々の名誉と尊厳を傷つける発言で、強い批判を呼びそうだ。 インターネット上では、マイノリティー(少数者)の支援団体や当事者らが補助金などを必要以上に得ているとして「公金チューチュー」と呼んで卑しめる向きがある。杉田氏の発言はこれをなぞったもので「流行語大賞にノミネートされても良かったと思いますけれどね」とも語った。 番組でアイヌや沖縄、在日コリアン、被差別部落、LGBTなどに関する支援運動の動きをチェックしていると強調。「そういうふうな人たちが、どこでどんなことをしているのか。全部頭の中に入っている国会議員は

Published2023/11/11 16:13 (JST) Updated2023/11/11 22:16 (JST)自民党の杉田水脈衆院議員は11日までに、保守系月刊誌のユーチューブ番組に出演し、アイヌ文化振興事業に公金不正流用疑惑があるとの見方を示した上で、関係者を「公金チューチュー」とやゆした。昨年12月の総務政務官辞任について、アイヌ関係団体に直接謝罪するのが嫌でやめたと明らかにした。アイヌの人々の名誉と尊厳を傷つける発言で、強い批判を呼びそうだ。 インターネット上では、マイノリティー(少数者)の支援団体や当事者らが補助金などを必要以上に得ているとして「公金チューチュー」と呼んで卑しめる向きがある。杉田氏の発言はこれをなぞったもので「流行語大賞にノミネートされても良かったと思いますけれどね」とも語った。 政務官辞任を巡っては、アイヌ民族や学者らでつくる市民団体「アイヌ政策

自民党の茂木敏充幹事長は6日の記者会見で、ブログへの投稿内容を公的機関から「人権侵犯」と認定されながらも自らの正当性を繰り返して主張する杉田水脈衆院議員を次期衆院選で公認するかを問われ、「差別は決し…

「政府や行政は、アイヌヘイトをなくすためにどうしたらいいか、もっと真剣に考えてほしい」。1日、オンライン上で行われたチャランケ(アイヌ語で交渉の意味)で、アイヌ民族の多原良子さん=札幌市=らが訴えた。 杉田氏は2016年、多原さんらがアイヌ民族の衣装を着て国連に出席したことを侮辱する投稿をブログで行い、今年9月に札幌法務局から人権侵犯を認定された。だが認定後の謝罪はなく、10月27日に投稿したユーチューブの動画で「逆差別、エセ、そしてそれに伴う利権、差別を利用して日本をおとしめる人たちがいる」と主張。「差別がなくなっては困る人たちと戦ってきた。私は差別をしていない」と過去の言動を正当化したとも取れる発言をし、再び波紋を広げている。

アイヌ民族や在日コリアンに関する差別的言動を巡り、札幌と大阪の法務局から人権侵犯と認定された自民党の杉田水脈衆院議員は、X(旧ツイッター)への1日付投稿で法務省の認定制度自体を批判した。制度に問題があると指摘した保守系月刊誌の評論記事を添付動画で取り上げた上で「制度としておかしいということがよくわかります」と書き込んだ。自身の正当化を図った形で、レイシズム(人種差別主義)の助長が懸念される。 杉田氏について、岸田文雄首相は10月31日の参院予算委員会で「傷つけられた方々に謝罪した上で、表現を取り消したと認識している」と答弁した。杉田氏の投稿は首相説明と異なっているようにも受け取れる。政府と自民執行部の対応が問われそうだ。 人権侵犯を認定されたのは「チマ・チョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさん」「同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる」などの言動。杉田氏は1日付の投稿で、月刊誌記事

Published2023/10/24 18:07 (JST) Updated2023/10/24 18:17 (JST)自民党の杉田水脈衆院議員はX(旧ツイッター)への23日付の書き込みで、アイヌ民族や在日コリアンに関する自身の差別的投稿が大阪法務局などから「人権侵犯」と認定されたことに関し、非公表としている法務局の措置を申立人が口外したとみて不快感を示した。「非公開の案件について申し立てた方々がマスコミに説明しているのも解せませんが」と記した。 救済を申し立てたアイヌ関係者らに矛先を向けることで、自己正当化を図ったとも受け取れる内容。Xでは、杉田氏に同調しアイヌを含む特定民族を中傷する声が目立っており、レイシズム(人種差別主義)の助長が懸念される。

自民党の杉田水脈(みお)衆院議員のアイヌ民族らに対する差別的投稿をめぐり、札幌法務局が「人権侵犯の事実があった」と認定したことを受け、与野党から議員の資質を疑問視する声が相次いでいる。杉田氏は過去に…

日本の学者が研究目的でオーストラリア側に提供し、現地の博物館に保管されていたアイヌ民族の遺骨が両政府の交渉を経て6日、およそ100年ぶりに日本側に返還されました。 返還されたのは、北海道や樺太、今のサハリンで発見されたアイヌ民族の遺骨合わせて4体です。 遺骨は、日本の学者が1910年代から30年代にかけて研究目的でオーストラリア側に提供し、首都キャンベラや第2の都市メルボルンにある博物館に保管されていました。 遺骨の中には墓から掘り起こされたものもあるとされ、このまま保管し続けるのは好ましくないとして2017年、オーストラリア側から返還の意向が示され、両政府による交渉をへて返還されることが決まりました。 6日は、メルボルンでアイヌ民族の団体が参加して返還の式典が行われました。 式典では、神に感謝をささげるアイヌの伝統儀式「カムイノミ」が行われたあと、博物館の担当者が「遺骨が持ち出されたこと

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