「AWS CDK Conference Japan」はAWS CDK ユーザーが集まって事例やノウハウを共有しあうイベントです。今回は、CDKv2をメインテーマに、初の大型カンファレンスが開催されました。アマゾンウェブサービスジャパンの大村氏は「Baseline Environment onAWS (BLEA)開発にあたって検討したこと」をテーマに発表しました。まずはCDKとBLEAについて解説したのち、これからCDKを使う方たちへのナレッジを紹介します 自己紹介 司会者:次は、今までがんばってCDK(Cloud Development Kit)を普及させてきた大村さんです。 大村幸敬氏(以下、大村):よろしくお願いします。 司会者:初めて聞く単語なんですが、読み方は「ブレア」でいいですか? 大村:「ブレア」でいいです。 司会者:準備ができたらBLEA(Baseline Environ

背景個人開発アプリを作る時に、LP等の用途で静的ファイルを単純に保存・配信するだけのサーバーが必要になることが多い。 毎回AWS Management Console から同じ手順で作っていたが、環境ごとに設定したりするので地味に面倒くさいterraform で「コードをコピペするだけで S3, CloudFront, ACM, Route53 周りの設定を完了できる」ような状態にしたい 相手の本棚を覗けるマッチングサービス「MatchLab」の LP をterraform で管理できるようにしてみた。 目次terraform とは 使い方 既存のインフラをterraform 管理に移行するGitLab CI/CD で変更を検知して自動化terraform とは https://www.terraform.ioAWS 等のインフラの設定を宣言的に書いておくことで、コードに

こんにちは!AWS事業本部コンサルティング部のたかくに(@takakuni_)です。 今回は、Terraformで作成したリソースでも、Amazon DevOps Guruの監視対象にしたいと思います。 結論 tfdevopsはTerraformからCloudFormationへの変換ツールではない 発展途中のツールであるため今後に期待!Amazon DevOps Guru とは ざっくりご説明すると、CloudWatch, Config, CloudTrail, X-Rayをデータソースに、機械学習を利用して異常な運用アクティビティを検知、是正方法をアドバイスするサービスです。Amazon DevOps Guru for RDSは、拡張機能として、解決まで行うサービスとなっております。AWS公式:Amazon DevOps Guru 弊社ブログ:【簡単導入】機械学習で運用を効率化

今押さえておくべき知識をアップデートし、ノウハウを共有し、さらなるスキルアップを実現する場として開催されている、AWS で最も Developer に特化したカンファレンス「AWS Dev Day Online Japan」。ここで、「[AWS Startup ゼミ]よくある課題を一気に解説!御社の技術レベルがアップする 2021」をテーマに、松田氏と齋藤氏が登壇。まずは、「単一のAWSアカウントを分けたい」「CI/CDを簡単にやりたい」という2つの要望に対する解決方法を紹介します。 自己紹介松田和樹氏(以下、松田):「[AWS Startup ゼミ]よくある課題を一気に解説!御社の技術レベルがアップする 2021」秋期講習と題して、私と齋藤の2名でお届けします。 最初に自己紹介を簡単にします。私は松田と言います。ふだんはスタートアップ企業専任のソリューションアーキテクトとして、スタートア

こんにちは。ソウゾウのSoftware Engineer(CTO)の@suguruです。連載:メルカリShops 開発の裏側 Vol.2の1日目を担当させていただきます。 去年、2021年に開始した メルカリShopsの技術スタック についての記事を書きましたが、今回はリリースまでに採用した技術スタックが、半年通してどのようにアップデートしてきたかを共有したいと思います。 ローンチ時に採用した技術が、実際の運用でどのように変遷したのかを共有することで、技術スタックを考える際の何らかの参考になれば幸いです。 monorepo メルカリShops ではサービスに必要なコードを1つに集約する monorepo を採用しています。リリース後半年たってコード量はかなり増えてきましたが、monorepo に対する満足度は非常に高く、うまく機能しています。 サービス全体の見通しが良くなることと、すべての

この記事では中級/上級のKubernetes アプリの開発/運用の壁と、それをどう Tanzu Application Platform で解決するかについて紹介します。 Tanzu Application Platform が求められる背景Kubernetes(K8s) はすでに世界中で利用されており、そのユーザー数は毎年どんどん増えています。この記事を読まれている皆様の組織も既に本格的に導入していたり、検証中や検討中である方が多いかと思います。それほど多くのユーザーがどんどん流入しているのは K8s 及びコンテナが有用だからなのですが、本格的に使い始めてから多くのユーザーが「K8s は難しい」という印象を抱きます。 以下の図を見てください。 この図では K8s を比較的最近使い始めた入門ユーザーのアプリ開発からデプロイの流れ(上)と、エンタープライズ利用でのアプリ開発からデプロイま

今押さえておくべき知識をアップデートし、ノウハウを共有し、さらなるスキルアップを実現する場として開催されている、AWS で最も Developer に特化したカンファレンス「AWS Dev Day Online Japan」。ここでSr. Product Developer Advocate, Elastic Containersの原氏が登壇。続いて、運用性に優れたソフトウェアが重要な理由と、運用性を損なう8つの実装例について紹介します。前回はこちらから。 Youbuildit, you runit原トリ氏:(スライドの「Youbuildit, you runit」を指して)この言葉、聞いたこと、見たことがある方がいるかもしれません。これは、2006年にACM(Association for ComputingMachinery)という団体が、AmazonAWSのCTOであ

Cloud NativeKubernetes management and cloud-native solutions

APIを呼び出すだけのカスタムリソースであれば、AWS CDKの場合、Lambda関数を使わずにAPIを呼び出してカスタムリソースを作成/更新/削除することができます。AWS CDKを使えばAPIを呼び出すだけのカスタムリソースならLambda関数は不要らしい こんにちは、のんピ(@non____97)です。 皆さんはカスタムリソースを作成することは多いですか? 私はそこまで多くないです。 CloudFormationやAWS CDKでカスタムリソースを作成する場合、以下記事で紹介されている通りLambda関数を使って行うことが多いです。 ただ、APIを呼び出すだけなのにLambda関数を用意するのもめんどくさいですよね。 そんな時、AWS CDKのAPI Referenceを眺めていたら、ただAPIを呼び出すだけなのであればLambda関数をわざわざ用意する必要がないことが分かりました
![[AWS CDK] APIを呼び出すだけのカスタムリソースならLambda関数は不要な件 | DevelopersIO](/image.pl?url=https%3a%2f%2fcdn-ak-scissors.b.st-hatena.com%2fimage%2fsquare%2f92a069de3c7b583973daaf530883535d2e2b3e5a%2fheight%3d288%3bversion%3d1%3bwidth%3d512%2fhttps%253A%252F%252Fdevio2023-media.developers.io%252Fwp-content%252Fuploads%252F2019%252F08%252Faws-cloud-development-kit.png&f=jpg&w=240)
こんにちは。EC基盤グループの宮口(@smiyaguchi)と池田(@progrhyme)です。 モノタロウではKubernetesのマネージドサービスであるGoogleKubernetes Engine(以下、GKE)を利用しています。 このKubernetesですがとても便利な反面、管理が大変で開発者がアプリケーションの開発とKubernetesの運用を同時に行うのは負荷が高くなりあまり好ましくありません。 そこでモノタロウでは開発と運用を分離できるように、社内でGKE共通環境と呼んでいるマルチテナント方式のクラスタによるアプリケーションの実行基盤を構築しました。 今回はその紹介をします。 マルチテナント・シングルテナントとは? なぜマルチテナントのGKE環境を作ることにしたのか 全体概要 前提・環境情報 GKE共通環境の特徴 Namespace・ノードプールの分離 RBACによる権

この記事はTerraform Advent Calendar 2021 の5日目です。 Atlantis の話が書きたいけど書く場所がなくて遅ればせながら枠を探したところ、5日目の枠が空いていることに6日朝に気付いて押さえたため、投稿は遅くなっております。 ということでこのエントリーでは全力で Atlantis を推します。 Atlantis とはTerraform の自動実行にはみなさん何を用いているでしょうか。2021年現在だと HashiCorp 提供のTerraform Cloud でマネージドなパイプラインが簡単に組めますし、同じく HashiCorp がGitHub Actions を使ったワークフローを AutomateTerraform withGitHub Actions |Terraform - HashiCorp Learn で公開していたりと、自動実行

Amazon Web Services ブログAWS環境にセキュアなベースラインを提供するテンプレート「Baseline Environment onAWS」のご紹介 みなさんこんにちは。ソリューションアーキテクトの大村です。 このブログでは、私たちAWS Japanのソリューションアーキテクトが AWS Samples に公開している 「Baseline Environment onAWS(BLEA)」について詳しくご紹介します。 これはAWSのセキュリティのベストプラクティスを実装した環境を、迅速に実現するためのテンプレートです。セキュリティサービスだけでなく、よく利用されるアプリケーションの実装サンプルも含んでいます。これによって基本的なセキュリティを実現した状態をスタート地点としてシステム構築を開始できます。このテンプレートは単一のアカウントでも、またAWS Contro
GoogleのSREとSecurityによるBuilding Secure Reliable Systems という本の中で「Zero Touch Production (ZTP) 」という考え方が紹介されていた.これはインフラの権限管理やインフラの構築そのものの指針となる概念であり,自分がそうあるべきだとずっと思ってきた考え方でもある.これはどのような考え方なのか?をこれまでの歴史を踏まえて具体的なツールや事例とともにまとめておく. Zero Touch ProductionBuilding Secure Reliable Systems においてZero Touch Production (ZTP) は以下のように定義されている. The SRE organization atGoogle is working tobuild upon the concept of least
PackerBuild and manage images as code

大阪オフィスのかずえです。みなさんTerraform使ってますか? 私はTerraformが好きですが、ちょっと使いづらいなと感じている箇所があるのも事実です。その一つが同じようなコードを何度も書く必要があるところ。 TerragruntというTerraformのラッパーツールを使うことで、TerraformのコードをDRY(Don't Repeat Yourself、つまりコードの重複を減らす、無くす)にすることができることを知りましたので、ご紹介します。 今回扱う環境 以前書いた「Terraform初心者が実戦投入するまでにやったこと」でご紹介したディレクトリ構成でTerraformを使っていると仮定して、その問題点をTerragruntを使って解決したいと思います。 ディレクトリ構成はこんな感じです。複数環境存在し、かつ各環境内でもリソースごとにディレクトリを切ってStateを分けて

前回『デプロイに全集中!新サービス Cloud Deploy』では、Cloud Deploy (現在プレビュー段階です)の背景にある思想 & 基本的な使い方をご紹介しました。今回は少し視野を広げ CI との関係を知り、連携して動かすことをゴールに、その過程で考慮すべきポイントも併せてご紹介します。 TL;DRCI と CD の管理主体が分かれます、改めて理想を検討しましょうgit リポジトリでテスト・ビルド・デプロイ “方法” を管理CI でテストし、ビルドし、成果物をまとめるCD で成果物とデプロイ先の管理 & ロールアウト / ロールバックこの 3 つを繋ぐのは Skaffold ローカルから実行環境までの様々な環境差異視野を広げつつも、今回もGoogle はどんなことを課題と捉え、何を解決しようとしているのかを一緒に考えてみたいと思います。 CI / CD パイプラインパイプライン

2021年9月18日に開催されたXP祭り2021で「マイクロサービスに至る歴史とこれから」という講演をしました。資料は次の通りです。本来は75分ぐらいかかるのを45分で話そうとして、余裕で時間オーバーしてすみませんでした。テクノロジーとテクニックによる進化の流れテクノロジーやテクニックは、ITの改善サイクルを向上させるために進化を続けています。「技術そのもの」であるところのテクノロジーに対して、テクニックというのは「人による技術の活かし方」を示します。なので、基本的にはテクノロジーが生まれ、それを使いこなしたテクニックが登場することになります。テクノロジーとテクニックの進化の歴史現在、進化中のテクノロジーであるCloud NativeやServerlessを前提としたテクニックを示す用語、つまり、マイクロサービスに次に来るかもしれない言葉というのは、時間軸からすると再来年ぐらいに出て

こんにちは。 SRE の @suzuki-shunsuke です。Terraform Monorepo の CI にtfmigrate を導入した話を紹介します。 なお、弊社のTerraform Monorepo に関しては過去の記事も参照してください。Terraform リポジトリをマージして CI/CD を改善した話 - スタディサプリ Product TeamBlog Pull Request のterraform plan の実行結果を S3 に保存して安全に apply - スタディサプリ Product TeamBlogTerraform の CI/CD を CodeBuild に移行した話 - スタディサプリ Product TeamBlog tfmigrate とは tfmigrate とはなにかについては、 tfmigrate の作者様がこちらの記事で詳し

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