「このTシャツ、スマホでデザインしたのをプリントしてくれる店で作ったんですよ」 と着ているTシャツを指しながら気さくに話すのは、キーボード奏者の奥野真哉さん(56歳)。音楽好きならテレビや音楽フェスなどで見覚えがあるのでは? 今年で結成30周年を迎えるバンド「ソウル・フラワー・ユニオン」のメンバーでもあり、近年は渡辺美里さん、布袋寅泰さんなどのバックバンドも務めています。 今回は、奥野さんが楽器を始めたきっかけや、1989年に起きた「バンドブーム」と呼ばれる現象についてお聞きしました。 キーボードを弾いたことがなかったのにバンドに加入 ──バンドを始めたきっかけは何でしたか? 「中学時代、世はフォークブームでクラスのモテる男子はみんなフォークギターを弾いてて、僕もブームに乗って弾いてはみたんですが、まあ無理で(笑)。それなら下手でもエレキでバンドや! ってことで手始めにキャロルのコピーバン

毎週火曜20時〜22時 生配信のご視聴はこちらから↓ https://www.showroom-live.com/nekojita ※ハートマークをクリックしてお気に入りに登録すると配信が始まったときにお知らせが届きます! 毎週SHOWROOMにて生配信中の『豪の部屋』 。 プロインタビュアー吉田豪が気になるゲストをお招きし、お部屋でくつろいでいるようなリラックスモードで普段聞けないような話を伺う濃厚な2時間。 何故だか分からないけどゲストのことが好きになってしまう・・・!そんな番組です。アーカイブ動画 <2021年11月16日配信分> 出演:吉田豪、中川敬(ソウル・フラワー・ユニオン) ※生配信のアーカイブのため映像が乱れる箇所がございます。予めご了承ください。

決めつけずに、ここから新しいものを作っていきたい ──中川さんと奥野さん、お2人でのインタヴューって見ないですよね? 中川 : はじめてやんな? ニューエスト・モデル時代以来じゃない? ──えっ! はじめてなんですか? 奥野さんはなぜ受けてなかったんでしょう? 奥野 : いや、昔から喋るのが下手で…。 中川 : というよりこのひとは忙しいからね。 ──コロナでも忙しかったんですか? 奥野 : いや全然。もちろんいろんなライヴが飛んだしね。でも、いままではスケジュールに追われて、プレイヤーとして新しいものを吸収する時間もなかなかなかったから、音楽を聴く時間や、ある種、自由な時間がたくさん取れて、むしろ自分の好きなものを再認識することができたいい時期やった。 ──その再確認できた好きなものとは? 奥野 : やっぱり元々自分の中にある音楽、ニュー・ウェイヴとかリズム&ブルースやら革新的なもの。し

公開ライブ映像一覧01. American Football「Uncomfortably Numb」 02.Banda Bassotti「Adelita」 03. Chon「Peace」 04. クラムボン「タイムライン」 05. DYGL「Don't You Wanna Dance in This Heaven?」 06. EGO-WRAPPIN'「裸足の果実」 07. GEZAN「赤曜日」「東京」 08. 銀杏BOYZ「BABY BABY」 09. 蓮沼執太フィル「Hello Everything」 10.平沢進+会人(EJIN)「夢みる機械」 11. Interactivo「ALALAE」 12. ジェイ・ソム「Peace Out」 13. キセル「ビューティフルデイ」 14. 中村佳穂「AINOU」 15. OAU「Making Time」 16. ORIGINAL LOVE「

シンガーソングライターのあいみょんには、子供のころから父親がしょっちゅう歌うので、ずっと「お父さんの歌や」と思い込んでいた曲がある。それはソウル・フラワー・ユニオンの「満月の夕(ゆうべ)」という曲だ。この曲では、阪神・淡路大震災の避難所での光景が歌われている。あいみょんはのちに父の部屋にあるCDを物色するうち、それがソウル・フラワー・ユニオンの曲と知ったが、いまでも毎年、震災の起こった1月17日には聴きたくなるという(※1)。彼女は、その震災発生から約1ヵ月半後の1995年3月6日、兵庫県西宮市に生まれている。きょう、24歳の誕生日を迎えた。 中3のとき、英語教師にもらった初めてのアコギ あいみょんは昨年、8月にリリースした5thシングル「マリーゴールド」が大ヒットとなって一躍脚光を浴び、ドラマや映画の主題歌も手がけたほか、大晦日のNHK紅白歌合戦にも初出場した。先月18日には、自身初とな

ソウル・フラワー・ユニオンが、2018年12月19日にリリースされるニュー・アルバム『バタフライ・アフェクツ』の特設ページ(https://bit.ly/2zSgXV7)を開設し、ジャケット写真と収録曲目も公開した。 今年結成25周年の締めくくり…

先日、徳島初の単独公演が記憶に新しい「ソウルフラワー 中川敬」氏への独占インタビューを敢行!(徳島某所にて) —中川さん、ライブお疲れ様でした。徳島のお客さんの雰囲気はどうでしたか? 中川: 全国で5本の指に入るくらいよく声が出るなと。(笑) 結構、博多が声出るんやけど、それに続くくらいみんな歌うなって。嬉しかったよ。地方のお客さんはシャイな人が多くて、<満月の夕>のサビ、「(唄が聞こえる) イヤサッサ!」が出てこない。今日はちょっと、徳島にグッときた。 —ところで、生誕半世紀祭ということで、50歳になっての心境をお聞かせ下さい。 中川: 実のところ、何もめでたくなくて… 別になりたくなかったです。(笑) ビックリするよね、俺50!?って。ジョン・レノンの10歳上。(笑) 10代の頃に音楽雑誌『ミュージックライフ』で「ミックジャガ-38歳、ツアーの前に毎日8キロ走る」っていう記事を見て

ソウル・フラワー・ユニオンとは? 1980年代から活躍する中川敬(Vo,G)率いるニューエスト・モデルと、伊丹英子(G,Vo)率いるメスカリン・ドライヴが1993年に同時解散。2つのバンドのメンバーによって結成されたミクスチャーロックバンド。トラッド、ソウル、ジャズ、パンク、レゲエ、ラテン、民謡、チンドン、ロックンロールなど、さまざまなジャンルを取り込んだ雑食性の強いサウンドが特徴。1995年、阪神・淡路大震災の被災地でソウル・フラワー・モノノケ・サミット名義での慰問ライブを実施し、以降ソウル・フラワー・ユニオンとソウル・フラワー・モノノケ・サミットは並行して活動中。現在のメンバーは中川敬(Vo,G)、奥野真哉(Key)、伊藤孝喜(Dr)、ジゲン(B)、高木克(G)、ひでぼう(G)、ミホ(Vo)。 Jah-Rahは麗蘭のメンバーとして活動をする傍ら、奥田民生、甲斐よしひろ、LOVE PSY

SAが10月19日、メジャーデビュー後、初となるオリジナルアルバム『WAO!!!!』をリリースする。彼らならではの胸ぐらを掴んでくるような熱いメッセージはもちろんのこと、40代~50代のロックファンにとっては、子どもの頃に憧れた日本のロックへの初期衝動を呼び覚ましてくれるアルバムだ。それは、たとえ時代が変わろうとも決して色褪せることのないものでもある。彼らが放つ“普遍的なロックのかたち”は、世代を超えて響くに違いない。変化球の多い現在の音楽シーンにストレートな豪速球を投げつけてくるSA。TASEI(Vo.)とNAOKI(Gt.)に話を訊いた。(冬将軍) テーマは「昭和で行こう」 ーーこれまでのSAの延長線上にありつつも、“古き良き日本のロック魂”を感じるアルバムになりましたね。 TAISEI:SAを15年やってきて、あらためてメジャーという新しいステージに立って「今、何をやろうか?」と考え

ソウル・フラワー・ユニオンとは? 1980年代から活躍する中川敬(Vo,G)率いるニューエスト・モデルと、伊丹英子(G,Vo)率いるメスカリン・ドライヴが1993年に同時解散。2つのバンドのメンバーによって結成されたミクスチャーロックバンド。トラッド、ソウル、ジャズ、パンク、レゲエ、ラテン、民謡、チンドン、ロックンロールなど、さまざまなジャンルを取り込んだ雑食性の強いサウンドが特徴。1995年、阪神・淡路大震災の被災地でソウル・フラワー・モノノケ・サミット名義での慰問ライブを実施し、以降ソウル・フラワー・ユニオンとソウル・フラワー・モノノケ・サミットは並行して活動中。現在のメンバーは中川敬(Vo,G)、奥野真哉(Key)、伊藤孝喜(Dr)、ジゲン(B)、高木克(G)、ひでぼう(G)、ミホ(Vo)。 この作品はソウル・フラワー・ユニオンの前身バンド、ニューエスト・モデルの結成30周年記念企画

4人編成で、エレキギターをかき鳴らしながらシンプルなロックンロールやパンクロックをシャウトする中川敬を今こそ見てみたいと、4、5年前から思ってました。 つまり、初期ニューエスト・モデルのスタイル。 中川君と一緒にアコースティック形態のツアーを回るようになって10年になるけれど、最近の彼のアコギ弾き語りを聴いていると、何週も回って、経験と技術を得た上で、複雑をシンプルに伝えるワイルドな表現に向かいつつあると感じてました。そういった流れを受けての今回のベスト盤発売は、中川君とソウル・フラワー・ユニ オンにとって、とても意味のあるタイミングのような気がしてます。 久し振りにじっくり聴いたニューエストモデルは、懐かしいのに新鮮、とにかく圧倒的で、ワクワクしました。ホンマにカッコええ!影響受けそう。51歳になって「青春の翳り」にぐっときました。 今回、ニューエストモデルを再体験した上で、これから新章

ソウル・フラワー・ユニオンとニューエスト・モデルのトリビュートアルバム『ソウル・フラワー・ユニオン&ニューエスト・モデル 2016 トリビュート』が、8月3日にリリースされる。 ソウル・フラワー・ユニオンの前身バンドであるニューエスト・モデルは、1986年に大阪で結成され、パンクにサイケデリックロック、ファンク、ヒップホップなどの要素を取り込んだサウンドを展開。オリコンチャートのトップ10にランクインするなど人気を博したが、1993年に解散した。7月6日には結成30周年を記念したベストアルバムが発売される。 トリビュートアルバムには、大森靖子、岸田繁(くるり)、the原爆オナニーズ、スピッツ、曽我部恵一、チャラン・ポ・ランタン、怒髪天、仲井戸麗市、中田裕二、七尾旅人、二階堂和美、BRAHMAN、フラワーカンパニーズ、MONGOL800の14組が参加。各アーティストがカバーする楽曲については

ソウル・フラワー・ユニオンの前身バンド、ニューエスト・モデルの結成30周年記念アルバム第1弾「ザ・ベスト・オブ・ニューエスト・モデル 1986~1993」が7月6日にリリースされる。 ソウル・フラワー・ユニオンとは? 1980年代から活躍する中川敬(Vo,G)率いるニューエスト・モデルと、伊丹英子(G,Vo)率いるメスカリン・ドライヴが1993年に同時解散。2つのバンドのメンバーによって結成されたミクスチャーロックバンド。トラッド、ソウル、ジャズ、パンク、レゲエ、ラテン、民謡、チンドン、ロックンロールなど、さまざまなジャンルを取り込んだ雑食性の強いサウンドが特徴。1995年、阪神・淡路大震災の被災地でソウル・フラワー・モノノケ・サミット名義での慰問ライブを実施し、以降ソウル・フラワー・ユニオンとソウル・フラワー・モノノケ・サミットは並行して活動中。現在のメンバーは中川敬(Vo,G)、奥野真

ロックバンド、ソウル・フラワー・ユニオンが主軸となり結成されたソウル・フラワー・モノノケ・サミット。チンドン楽団のスタイルで民謡やはやり唄を歌う彼らのファースト・アルバム『アジール・チンドン』がリリースされてから今年で20年だ。そのボーカルをつとめる、中川敬さんにこの20年についてお話を聞いた。 ※この記事は阪神淡路大震災の当時の被災地写真を含みます モノノケ・サミット結成のきっかけは、95年の1月17日に起きた阪神淡路大震災。震災が起こってすぐに、ソウル・フラワー・ユニオン(以下SFU)のメンバーの伊丹英子が「避難所のお年寄りに娯楽が必要な時期が絶対に来るから、歌いに行かへん?」って言い始めて。当然のことながら、「そんな大変な場所に演奏なんてしに行っていいのか?」と心配するメンバーもいたけど、まあとりあえずやってみようと。一度避難所でやってみたら、なにか分かるんじゃないかって。 当時、S

2015年7月11日(土)、仙石線の復旧を記念した新たな音楽フェス<SENSEKI TRAIN FES>が開催決定。仙台と石巻を結ぶ仙石線に乗って沿線の3カ所で繰り広げられるライブを見て回る、今までにない音楽フェスとなっている。その<SENSEKI TRAIN FES>から満を持して、第二弾アーティストを発表された。第一弾に引けを取らない豪華なアーティストが揃った。 今回の発表でまず注目したいのは〈カクバリズム〉の面々。〈カクバリズム〉代表の角張渉が仙台出身ということもあり、キセル、片想い、そして代表である角張渉本人もDJ等で登場する! さらに、うつみようこ、ズクナシ、けものなど実力派アーティストも出演。そして、演歌界からは、その歌声でシンディーローパーを泣かせたこともある森山愛子が決定! 豪華なラインナップが追加された。 すでに第一弾で発

2015年6月17日(水)にリリースされる、メスカリン・ドライヴの初期作品集『アーリー・メスカリン・ドライヴ 1985-1989』の収録内容が発表された。 ソウル・フラワー・ユニオンの前身バンドのひとつでもあるジャパニーズ・ガールズ・ガレージ・バンド、メスカリン・ドライヴの結成30周年を記念してリリースされるこの作品には、1989年のメジャー移籍以前にインディーズで発表した全音源を時系列順に完全網羅。結成直後に録音されたファーストカセットテープやソノシート、『ウエスト・サイケデリア』『デンジャラス・ルーモア』などのオムニバスアルバムに収められていた楽曲やパティ・スミス“ロックンロール・ニガー”のライヴカヴァーなど18曲が収録される。 また、同作品のリリースにあわせて、名古屋・大阪・仙台・東京の4都市を巡るツアー「『アーリー・メスカリン・ドライヴ』発売記念ツアー」が開催されることも決定してお
日本のパンクロック史を辿るインタビュー集『Bollocks presents 日本パンク・ロッカー列伝』が3月10日に刊行される。 同書は、パンクロック専門誌『Bollocks』の連載「THE STORY OF LEGENDS」を書籍化したもの。日本のパンクロックシーンに携わってきたアーティストや関係者が自身の半生を語るインタビューに加え、各アーティストの活動年表、ディスコグラフィーなどが収録される。 インタビュー掲載アーティストは、連載に登場した仲野茂(ANARCHY)、大江慎也( THE ROOSTERS)、遠藤ミチロウ(ex.THE STALIN)、PANTA(頭脳警察)、難波章浩(NAMBA69、Hi-STANDARD)、HIKAGE(THE STAR CLUB)、柴山俊之(ex.SONHOUSE)、NAOKI(SA、ex.LAUGHIN'NOSE、ex.COBRA)、BAKI(G

2015年になってしまいましたが、くるりの記事のところで触れていた 「日本音楽の再定義」に関連して非常に重要なアーチスト、 ソウル・フラワー・ユニオンについて書こうと思います。 去年、力作「アンダーグラウンド・レイルロード」をリリースされた彼らですが、 その力作について触れる前に、彼らのこれまでの歩みを概観し、そこから見えてくる 日本の音楽の可能性について、皆さんとビジョンを共有したいなあと思うわけです。 なんだその「皆さんとビジョンを共有」なんて気持ち悪い言説は?とお思いの方も いらっしゃるかもですが、ソウル・フラワーをご存知の方なら納得だと思います。 彼らの歴史は、まさしく「偏見だらけのリスナーの音楽観を無理やり説き伏せて」 いった苦闘の歴史としか言いようのないものだったからです。 先ずはニューエスト・モデルというニューウェイヴ・バンドの快進撃から物語は 始まります。60sロック的なオ

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