こんにちは、タイミーのデータサイエンスグループでマネージャーをしている菊地です。本記事では、タイミーのデータサイエンス組織が直面した「認知負荷」や「優先順位」の課題に対し、チームトポロジーの考え方を取り入れて、どのように体制を見直したかを紹介します。 具体的には、データサイエンティストをストリームアラインドチームから「コンプリケイティッド・サブシステムチーム」へと再配置した背景と、その後のチーム間連携を円滑にするための「プロトコル」の設計・運用についてお話しします。 はじめに タイミーの開発組織ではチームトポロジーに基づいた組織運営を行っており、ストリームアラインドチーム、プラットフォームチーム、イネイブリングチーム、コンプリケイティッド・サブシステムチームといったチームタイプに分かれて、日々の開発業務を行っています。 チームトポロジー 価値あるソフトウェアをすばやく届ける適応型組織設計
はじめに こんにちは。タイミー CTO 室の成田(@7riatsu)です。 現在、タイミーは 1,200 万人以上のワーカーの皆様にご利用いただいています。そんなタイミーの認証基盤をゼロから作り直しています。本記事では、CTO 室で開発を進めている Worker IdP(Identity Provider)について、技術選定やアーキテクチャ、Ory Hydra を選んだ理由、1,200 万人のデータ移行の品質保証の仕組みを、実際の設計判断を踏まえて紹介します。 Worker IdP は、タイミーで働くワーカー(エンドユーザー)向けの認証基盤です。セキュリティ強化や今後の事業展開を見据えた認証基盤を構築することを目的としています。既存システムから認証・ID 管理を独立した基盤として切り出し、OAuth2/OpenID Connect に準拠した設計とすることで、将来の拡張性も確保しています

鳥のさえずり声を聞いて、私は悪態を吐いた。今日の早朝に予定されていたミーティングのことをすっかり忘れていたのだ。 まったく、最悪の朝だ。着替えている間に、電話も鳴った。「高い金を払ってコンサルタントを雇った極めて重要なミーティングだ」と念を押されていたというのに。 それもこれも昨日のバグのせいだ。睡眠時間も、開発スキルも、人員も、私の現場には何もかもが足りていない。 それにも関らず、理解の足りない上司は「テスト工程を削ってでも早く納品しろ」とプレッシャーを与えてくる。 あの馬鹿どもめ。一体何を考えているんだ?スーツに着替え終わった私は、冷蔵庫の缶コーヒーで空腹を誤魔化すと、バイクに跨った。通勤時間が5分なのが、せめてもの救いだ。 「遅れてすまない」 そう言って会議室に入ると、奇妙なことに気がついた。教室のように整然と並んでいたはずの机が、即席の半円形に並べ替えられていた。 何より、ホワイ

はじめにcurl とは対話シェルやシェルスクリプトから HTTP 通信を行うのによく使われるコマンドです。あらゆる環境(100 種類の OS)で動作し、macOS やWindows には標準でインストールされています。商用サポートもあり、互換性は非常に重視され、何年経っても同じ書き方で動きます。非常に長く使われており(1998 年生まれの 27 歳1)、そして古い情報もたくさんあります。この記事ではそういった古い情報を、より簡単で新しいcurl コマンドの使い方にアップデートします。最初に結論を書いておくと、 もう -X POST -H "Content-Type: applicatoin/json" なんて書かなくていいですよ。 (記事を読まない人のためのリンク) この記事を書くにあたって以下の記事を参考にしています。この記事が書かれたのは 2015 年、現在はそれから 10 年後

docker composeではserviceごとにprofilesという属性を指定できて、起動時にこれを指定することで関連する一連のserviceだけを起動させられる。 どういうシーンで使えるのか。例えばとあるRailsアプリでは、一部の開発者はMySQLやRedisなどのデータストアだけdocker composeで起動して開発し、他の開発者は加えてRubyもdocker composeで起動して開発している。osxfsが遅すぎて、ファイルへの読み書きが頻発する処理がmacOSのDockerでは使い物にならないからだが、この話は今回どうでもいい。さてこのとき、データストア用のserviceに適当な名前のprofileを割り当てておくことで、個々のserviceの名前を逐一指定しなくても起動でき、将来の変更にも強くなって嬉しい。 # profile導入前docker compose u

GitHub の Artifact Attestations を使用するとGitHub Actions ワークフローでビルド成果物に署名して成果物の出所情報を検証可能にできます。 Artifact Attestations は現在パブリックベータです。 Introducing Artifact Attestations–now in public beta Artifact Attestations はソフトウェア成果物の署名と検証を行うための OSS である Sigstore により実現されています。この機能のため、GitHub はルート証明機関(CA)になっています。 InformationSigstore を使ってコンテナイメージやGo Modules などの成果物に署名を行うGitHub Actions ワークフローの構成に関しては以下の記事で扱っています。 ソフトウェアサプ
子育てしながら働くワーママ&ワーパパって毎日どうやって乗り越えているの……? 夫婦それぞれ、どんなタイムスケジュール&ルーティンで、どんな工夫をしているのかを教えてもらう本シリーズ。 第5回はきみきみさんに登場いただきました。 きみきみさんプロフィール ・IT企業でエンジニアとして働く36歳。コアタイムなしのフレックス勤務、フルリモートで、おおよその勤務時間は9:00〜17:30。労働時間は1日8時間規定なので、足りない分は朝や夜の残業で補う ・夫(38)はIT企業のマネジメント職。勤務時間は同じく9:00〜17:30ごろ。基本在宅勤務だが、月に3回ほど出社もあり ・保育園に通う3歳長女、1歳次女との4人暮らし 👨👩👦育児中・共働き夫婦のスケジュールを教えて! 👨👩👧👦 第1回:フルタイム妻&フリーランス夫の「ルールは決めてもフレキシブルに」 第2回:小学1年生&

この記事は、Magic Moment Advent Calendar2023 22日目の記事です。 こんにちは、Magic Moment で QAE をやっている yano です。本記事では、開発チームの健全性を示すメトリクスを設計し、計測と運用を始めて3ヶ月ほど経とうとしているタイミングなので、振り返りを兼ねて気づきをまとめさせていただこうと思います。 なぜ生産性ではなく健全性のメトリクスなの? 最初は生産性メトリクスの設計を考えていましたが、例えばコードの記述量や、スプリントにおけるベロシティなどアウトプットの質を度外視して量だけを追っていくような、ビルドトラップに繋がりかねないメトリクスを計測することは回避したかったという考えがありました。 一方で、 “If you can’t measureit, you can’t improveit.” の考え方にもあるように、カイゼン

【DeNATechCon2024】CI/CD の課題解消!GitHub Actions への移行で可能になったこと スライド概要 私たちのチームは長年、Circle CI と Jenkins を活用して CI/CD 環境を構築してきました。しかし、運用の複雑さと高コストに直面し、より効率的な方法を模索していました。この問題を解決するために、GitHub Actions への移行を決定しました。その結果、運用コストの削減と操作の簡易性を実現しました。本登壇では、私たちが既存の CI/CD をGitHub Actions に移行する過程で直面した課題と、それらをどのように解決したか、なぜこのタイミングになったのかなどを共有します。本登壇が、同様の問題に直面しているエンジニアの皆さんに具体的な解決のヒントとなることを願っています。 ※資料内の動画は後日公開されるセッション動画でご覧いただけ

こんにちは。サイボウズ株式会社 生産性向上チームの平木場です。 僕たち生産性向上チームは毎週水曜日に Productivity Weekly という「1 週間の間に発見された開発者の生産性向上に関するネタを共有する会」を社内で開催しています。本記事はその時のネタをまとめたものです。2023-01-25 号から、基本的に隔週で連載することとしました。たまに単独でも投稿するかもしれません。 今週は 2024-01-24 単独号です。 今回が第 140 回目です。過去の記事はこちら。 news 📺GitHub-hosted runners: Double the power for open source - TheGitHubBlogGitHub がホストしているGitHub Actions ランナーについて、パブリックリポジトリに限りLinux とWindows でそれぞ

みなさん、こんにちは!あらたま(@ar_tama)です。 ソフトウェアエンジニアとしてキャリアをスタートさせ、事業会社のテックリードや、レイターステージのベンチャー企業でのCTOを経て、現在は株式会社LayerXのバクラク事業部でEM(エンジニアリングマネージャー)をしています。 自分の軸足はソフトウェアエンジニアリングにあると思っていますが、エンジニアリングスキルをいったん脇に置き、事業そのものの価値を押し上げる目的で、違う領域に注力していた時期も少なからずあります。裏を返せば「エンジニアリングで突き抜けることを選ばなかった」ことの負い目と独り相撲的に戦ってきました。何なら今もその葛藤の只中にいる自覚があります。 葛藤は一般にはさらけ出すのも躊躇するような感情ではありますが、いかに研鑽を積もうともそういった感情はなくならず、隣の芝はずっと青くあり続けるのではないでしょうか。ならば葛藤によ

Intro このエントリは、3rd PartyCookie Advent Calendar の 1 日目である。 3rd PartyCookie のカレンダー | Advent Calendar2023 - Qiita https://qiita.com/advent-calendar/2023/3rd-party-cookie Agenda 2024 年は、いよいよ 3rd PartyCookie の Deprecation が本格的に開始される。 これは端的に言えば「Web の歴史上最大の破壊的変更」と思って差し支えない。 一方、そのインパクトに対してエコシステム側に万全の準備が整っているかというと、決してそうとは言えない。 そもそも事態を認識していない人もいれば、大した影響を想定していない人もいるだろう。 「3rd PartyCookie が使えないなら、代わりに何か別の方

この記事では、2023年9月29日に開催されたSRE NEXT2023 IN TOKYOでの講演の概要に加えて、講演では触れられなかった部分の補足と、発表を終えての後記、最後にSRE NEXT全体の感想を書きました。 SRE NEXT 2020の基調講演に招いていただいたところから始まり、昨年のSRE NEXT2022の公募セッションでも発表し、今回で3回目の発表になりました。今回の講演は、SRE NEXTの「NEXT」と価値観の一つである「Diversity」を踏まえて、自身のエンジニアと研究者の両方の経験を活かして、SREを深く実践する上で、技術論文を探して読むアプローチを提示するものです。昨今の国内のSREコミュニティでは組織的実践に主な関心が移っている状況と対比させて、コンピュータサイエンスに基づく技術的挑戦の可能性を示唆する意欲的な講演を目指したつもりです。 この講演での主要

S3 Drive |Map S3 Storage as a Local Drive | nsoftware https://t.co/YOTKz8v2So うお。Amazon S3を仮想ローカルドライブとしてマウント! これめっちゃ便利じゃない? — Kazuya Sugimoto @CData Software Japan (@sugimomoto) August 31, 2020 /n Software社が、WindowsエクスプローラからS3ファイル操作ができるようになるデスクトップ製品"S3 Drive"を開発し、現在β版を提供しているので紹介します。 S3 Driveを使い始める S3 Driveは本エントリ執筆時点(2020年9月2日)では、パブリックβ版として無料で提供されています。 準備AWS アクセスキーの確保 まず、AWS管理コンソールのIAM管理画面から、操作した

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