新日本プロレス・混沌軍団ケイオス。中邑真輔選手の格闘要素、 矢野通選手や田中将斗選手のハードコアと各人様々なファイト様式のヒール集団。 ときにとりとめない様子は悪のごった煮とも表されるが、 根底にあるのは「ストロングスタイルを伝える」こと。 中邑選手は言う。アントニオ猪木を消し去りたいのが新日本本体。 ストロングスタイルを伝えるのがケイオス。そしてプロレスは、ガチンコである。 ベースボールマガジン社刊「発掘! 日本プロレス60年史 団体編」において ケイオス・中邑真輔選手が「新日本プロレスとはなんだ」という簡単なようで難解なお題に回答中。 かつての「猪木」発言に通じる持論を展開しつつ、ストロングスタイル論。 はたまた、まだみんなプロレスを知らないというプロレス未開説にも踏み込みます。 中邑選手らしい文脈で語られているので要チェック。この手の“言論武装”をさせたらやはり頭ひとつ抜けてるな。

このたびの大相撲の不祥事について、私はあまり同情的な気持ちを持っていない。 というのも、角界には、朝青龍を排除するに当たって盛大にきれいごとを並べた人たちが居残っているからだ。 やれ国技だ文化だ伝統だと、彼らは、自分たちの関わっている興行について、歯の浮くような美辞麗句を言いつのっていた。曰く、相撲の美、横綱の品格、無言の掟、民族のDNA。武士の覚悟。ほのぼの麗句。 なるほど。よくわかった。 私は納得した。大相撲の世界が彼らの言うように、美しくも正しい文化的な結界であるのだとしたら、私の大好きな朝青龍は、その清廉な小宇宙にはなじまない異分子だったはずだからだ。ドルジは乱暴者だった。身勝手でもあった。ファンのひいき目で見ても教養溢れる紳士というわけにはいかなかった。ごくごくありきたりな二十代の粗野な青年であったに過ぎない。 だから、そのがさつで傲慢で粗暴なファン太郎を、角界は、追放した。それ

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