8月6日、acko.netが「HTML is Dead, Long LiveHTML」と題した記事を公開し、話題を呼んでいる。この記事では、HTMLとDOMの現在の構造的問題点を検証し、現代的なUI開発との乖離、そして将来に向けた再構築の必要性について詳しく紹介されている。 8月6日、acko.netが「HTML is Dead, Long LiveHTML」と題した記事を公開し、話題を呼んでいる。この記事では、HTMLとDOMの現在の構造的問題点を検証し、現代的なUI開発との乖離、そして将来に向けた再構築の必要性について詳しく紹介されている。 以下に、その内容を紹介する。 DOMとHTMLの現状:終焉と限界 記事は、Web開発の現場において、HTMLやDOMが肥大化し、今や誰も全容を把握できないほど複雑化しているという問題意識から始まる。 たとえば、Chromeにおけるdocumen

概要 文章をコピペしてエクセルに張り付けたときに、画面のスタイルもコピーされてしまって困ったことはありますか?ありますよね! (↓こんな感じ) 私もよくやってしまうのですが、実際にどのような処理が行われているのかよく分かっていませんでした。理解を深めるためにも、自分で実装して謎を解いていきたいと思います。 3つパターンの処理を実装 比較のため、プレーンテキスト・HTMLテキスト・リッチテキストのコピー機能をサンプルプログラムを実装してみました。 (リッチテキストのコピーが、範囲選択してコピペしたときと同じ機能を想定しています。)HTMLファイル 画面表示されるHTMLは下記のような感じです。各コピー処理でid="message"の部分を固定でコピーするようにします。 <!DOCTYPEhtml> <html lang="ja"> <head> <meta charset="UTF-8"

Webページを作成する時に役立つ、HTMLをはじめとする必要最小限のファイルをまとめたシンプルな基本テンプレート一式を紹介します。 最新版は、最近の実装に合わせた設計にアップデートされました。HTML5 Boilerplate -GitHubHTML5 Boilerplateの特徴HTMLの基本テンプレートHTML5 Boilerplateの使い方HTML5 Boilerplateの特徴HTML5 Boilerplateは、Webサイトやアプリを実装するためのプロフェッショナルなフロントエンド用のHTMLの基本テンプレートです。 実践的な基本のテンプレート 200人を超える貢献者による10年間の分析・研究・実験を元にしています。 ブラウザの見え方を最適化 プログレッシブエンハンスメントを念頭において設計されています。 インクルード 推奨されるmetaタグやその他の利点を備えたH

ウェブサイトの表示スピードはサイトの健全性における重要な観点の一つです。Googleが提唱するCore Web Vitalsコア・ウェブ・バイタルズと呼ばれる指標の中にもサイト表示スピードに関する項目があり、表示されるまでの時間が単なるユーザー体験だけでなく、SEOでも無視できない存在です。表示スピード低下の要因はネットワークやサーバーサイド、そしてフロントエンドまで広範囲におよびます。本記事ではその中でも画像の読み込みについて改善できるテクニックを改善前と改善後を比べながら紹介します。 改善前サンプルを別ウインドウで開く 改善後サンプルを別ウインドウで開く 画像読み込みBefore / Afeter 上図はLighthouseによるチェックの結果です。Lighthouseはウェブサイト検査ツールで、ウェブページのパフォーマンス、アクセシビリティ、SEOなどの状態を計測できます。Googl

HTMLとCSSの実務に役立つ知識やテクニック、考え方を学びたい人にお勧めの解説書を紹介します。 デザイナーから渡されたモックアップを元に、情報の構造やデザイナーの意図を読み解き、コンテンツをブロックに分解し、コーディングの方針を検討し、HTMLのマークアップでどのように構造を設計し、CSSでスタイルする際に気をつけることなど、各ステップごとに詳しくていねいに解説されています。HTMLの要素や属性、CSSのプロパティや値はそれなりに理解していて、UIコンポーネントなら気軽に実装できるけど、Webページや複数ページを実装すると、「納得のいく実装ができない」「もう少しクリーンな設計はできなかったのか」と、コーディングのスキルを磨きたい人にお勧めの解説書です。 知識やテクニックだけでなく、考え方についても触れられているので、本書から得られるものは大きいと思います。

この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「「「PyScript」はJavaScriptのようにPythonコードをHTML内に記述して実行可能、Anacondaがオープンソースで公開」(2022年5月9日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。Pythonの主要なディストリビューション「Anaconda」などを提供している米Anaconda社は、HTML文書の中にJavaScriptと同じようにPythonのコードを記述し、実行可能にする「PyScript」をオープンソースで公開しました。

GoogleではCSSの新機能を導入するだけでなく、既存の機能を向上することにも取り組んでいます。その中の一つ「TablesNG」で、HTMLのtableの実装がこれまでと変わるのでその変更点を紹介します。 tableは古くからあり、その後さまざまなCSSの機能がブラウザに実装されました。当然、それらの新しい機能にtableは対応していません。それらに対応し、不整合を修正するのが今回の取り組みです。 TablesNG Resolves 72Chromium Bugs for Better Interoperability by Una Kravets, Aleks Totic 下記は各ポイントを意訳したものです。 ※当ブログでの翻訳記事は、元サイト様にライセンスを得て翻訳しています。 はじめに TablesNGの取り組み 1. テーブルの行にposition: sticky 2. バック

VS Codeには便利な機能拡張がたくさんありますが、その中から特にHTMLを書いたり、修正する時に役立つ機能拡張を紹介します。 VS Code Extensions forHTML by Chris Coyier 下記は各ポイントを意訳したものです。 ※当ブログでの翻訳記事は、元サイト様にライセンスを得て翻訳しています。 はじめにHTMLを書いたり、修正する時に役立つVS Codeの機能拡張 はじめにHTMLを書いたり、修正する時に役立つVS Codeの機能拡張を紹介します。すべてを気に入るとは思いませんが、自分が抱えていない問題を解決したり、必要以上の機能を備えているかもしれません。それでも構いません。ここで紹介するのは、私が実際に使用し、気に入っている機能拡張です。 VS Codeの機能拡張を紹介する前に、Emmetから始めたいと思います。これは機能拡張ではありませんが、VS

あくまで有効日数はW3C仕様の名目上のステータスであり、参考情報にしか過ぎないわけですが、HTML5とそれよりも前に策定された(X)HTML仕様は、2018年3月に一斉に廃止され、HTML Review Draftと入れ替わるタイミングでHTML 5.1とHTML 5.2が同時に廃止されました。Second Editionを含んでいますが、HTML5シリーズがいずれも勧告から3年で廃止されているのは何とも興味深いところではあります。 また、古い話ですが、当時HTML5のEditorを務めていたHixieことIan Hickson氏が2008年に「HTML5の完成は2022年ごろになる」と発言していたことがありました(HTML5の完成は2022年!? | Web標準Blog | ミツエーリンクス)。2012年にW3CとWHATWGのHTMLが分裂[1]し、結局今年になってWHATWG HTM

ページ上の要素、例えばメニューの中身などの表示・非表示を切り替える必要がある時があります。実装方法はいろいろありますが、要素を非表示にする一番簡単な方法はHTMLのhidden属性です。HTMLのhidden属性の使い方と弱点、要素の表示・非表示を切り替える便利なスタイルシートを紹介します。 The 'hidden' Attribute is Visibly Weak 下記は各ポイントを意訳したものです。 ※当ブログでの翻訳記事は、元サイト様にライセンスを得て翻訳しています。HTMLのhidden属性の使い方と弱点 要素の表示・非表示を切り替える便利なスタイルシートHTMLのhidden属性の使い方と弱点HTMLには、hidden属性というあなたが期待する通りの機能があります。

当ブログで「CSSで実装できる」という言葉を使いますが、厳密に言うとHTMLが必要です。しかし、今回紹介するのは、HTMLのマークアップも、データも、そしてJavaScriptもCSSファイルに記述するCSSベースのフレームワークを紹介します。 かなり特殊なフレームワークです。body内にHTML要素を一切記述したくない時にいいかもしれません。 CJSS CJSS -GitHub CJSSの特徴 CJSSのデモ CJSSの使い方 CJSSの特徴 CJSSはすべてのデータ、マークアップ、スクリプト、そしてもちろんスタイルをCSSで構築するフレームワークです。 下記ページの内容はすべて、style.cssで構築されています。もちろん、中央にあるトグルボタンもCSSです。

HTMLだけで多くのことが実現できるのは素晴らしいことです。一昔前までは、CSSやJavaScriptを使用しなければできなかったこと、かなり複雑なコードを書かなければできなかったことが、実はHTMLだけで多くのことが実現できます。 知っておくと便利なHTMLの使い方をまとめて紹介します。HTML can do that? by Ananya Neogi 先日紹介した「CSSでここまでできるのか!」の続編です。 下記は各ポイントを意訳したものです。 ※当ブログでの翻訳記事は、元サイト様にライセンスを得て翻訳しています。 1. datalist -フォームに入力候補を表示 2. dialog -ダイアログ ボックス 3. progress -プログレスバー 4. detailsとsummary -開閉パネル 5. inputmode -スマホで入力時に適したキーパッドを表示 6. inpu

久々に色々書きたい気持ちになった + 矢倉さんの書かれたものを見て、彼とは微妙に考えることは違うかなあと思ったので書くだけ書いてみる。意見似てるなと思ってるところは書かないようにはした(標準化方面周りとか)。あと、Webブラウザ周りの現状に明るくない同僚や友人向けのテイストは含んでいる。 そもそもの大前提 まず、Webという文書・アプリケーションプラットフォームの価値は「標準仕様に基づく相互運用性」「インストールせずとも使える」の二点に集約されると自分は思っている。 最近はずいぶん聞かなくなった「Webは簡単に作りやすい」というメリットは、「Win32のデスクトップアプリに比べると」という但し書き付きで、90年代は事実だったと思うけど.NET Frameworkの進化とかモバイルOSアプリが出たりとか業界の成熟に伴って事実ではなくなって久しいと思う。 この「標準仕様に基づく相互運用性」とい
先週、サンフランシスコで開催された「Chrome Dev Summit 2018」から、Web制作者が特に注目しておきたいハイライトを紹介します。 ナビゲーションの新しい遷移方法、Squooshの開発秘話、新しいPageSpeedAPI、ChromeでもLazyloadをサポートなど、これからの制作に役立つものばかりです。 Highlights fromChrome Dev Summit 2018 下記は各ポイントを意訳したものです。 ※当ブログでの翻訳記事は、元サイト様にライセンスを得て翻訳しています。 ナビゲーション遷移(Navigationtransitions) Squoosh -15kbのJavaScriptアプリ PageSpeedとLighthouseAPIによる統一されたパフォーマンス分析ChromeでもLazyloadをネイティブにサポート ナビゲーション遷移(

今持ってるリファレンス本は、最新のHTMLとCSSに対応していますか?HTML5の要素とCSS3のプロパティについて、機能や役割や対応ブラウザなど実装に必要な情報がコンパクトにまとめられたリファレンス本を紹介します。本書は2018年6月時点の最新情報が掲載されており、IE11, Edge42をはじめとする各ブラウザの対応状況も掲載されています。 リファレンス本の大切なポイントの一つが、使いやすいこと。HTML5とCSS3の完全版だとそれなりに分厚いのが想像できると思います。本書は512ページとけっこうな分厚さなのですが、どのページでも見開きが簡単にできます。手で押さえておく必要はありません。 四六判なので、キーボードの横に置いても邪魔にならないでしょう。

HTML,CSS,JavaScript,Swiftなどのコードで、キーボードのタイピング練習ができるオンラインツール・アプリを紹介します。 最近では、HTML,CSS,JavaScriptを手打ちで入力する機会はかなり減りましたが、タグやプロパティを入力する指の動きなどけっこう覚えているものですね。

ウェブの黎明期である2000年頃と比べてはるかにHTMLはコーディングしやすくなりました。10〜20年前のHTMLコーディングはどのようなものだったのでしょうか。 この記事では、NetscapeとIEのブラウザ戦争に決着がついた後の、IE6が全盛期となった2000年代のウェブサイト制作を振り返ります。懐かさに浸たり、現代のウェブの成り立ちに通じる温故知新な情報として参照ください。 テーブルレイアウト / spacer.gif XHTML・CSSが普及するまではテーブルレイアウトが一般的でした。テーブルレイアウトとはtableタグを使い、格子状にレイアウトしていく手法です。テーブルレイアウトは、デザインファイル(Image ReadyやFireworks)から画像を切り出す「スライス機能」と相性のいい方法でした。 <table border="0" cellspacing="0" cellp

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