米津玄師さんが9月15日にリリースした新曲「IRIS OUT」が、次々に日本の音楽の歴史を塗りかえる大ヒットとなり、大きな話題になっています。 なにしろ、リリースされてからすぐに各種音楽チャートで1位になっているだけでなく、オリコンのストリーミング週間再生数記録やビルボードジャパンの週間総合ポイント数において史上最高記録を更新。 さらに最も注目すべきは、世界の音楽ランキングである米ビルボードのGlobal200において、日本語楽曲として史上最高の5位に入る快挙を成し遂げたことでしょう。 参考:米津玄師、「IRIS OUT」が米ビルボード・グローバル・チャート“Global 200”で日本語楽曲として史上最高位を記録 なぜ米津玄師さんの「IRIS OUT」は、これほど世界的な大きなヒットを成し遂げることができたのでしょうか。 そのポイントを考えてみたいと思います。 アニメ「チェンソーマン」の

元アイアン・メイデン(Iron Maiden)のシンガー、ポール・ディアノ(Paul Di'Anno)が死去。彼の所属レーベルであるConquestMusicが発表。66歳でした。 以下、ConquestMusicの声明より 「ConquestMusicは、ポール・アンダーソン(本名:ポール・ディアノ)の家族に代わりまして、彼の訃報を悲しくもお知らせいたします。 ポールはソールズベリーの自宅にて息を引き取りました。66歳でした。 1958年5月17日にイースト・ロンドンのチングフォードで生まれたポールは、1978年から1981年にかけて、イギリスのヘヴィメタルバンド、アイアン・メイデンのリードシンガーとして一躍有名になりました。彼は、バンドの画期的なデビューアルバム『Iron Maiden』と、その後にリリースされた影響力のあるアルバム『Killers』で歌いました。 アイアン・メイ

2009年(平21)に解散した英国のロックバンド「OASIS(オアシス)」の公式インスタグラムは26日「27.08.24」「8am」の文言が流れる動画を投稿した。メインで楽曲を制作したリードギター、ボーカルのノエル・ギャラガー(57)はバンド公式と同時、弟でボーカルのリアム・ギャラガー(51)は約5分遅れで、それぞれインスタグラムとXに同じ動画を投稿した。英国の複数の芸能メディアは、バンドとギャラガー兄弟のSNSによる発信に先行し、兄弟の不仲からノエルが09年8月に脱退以後、あり得ないと思われていた再結成が、今週中にも発表される見込みだと報じた。 【写真】OASIS公式インスタグラムで公開された動画 大衆紙「ザ・サン」は「オアシスが衝撃の再結成を果たし、今週にも再結成を発表」と報じた。ノエルとリアムは和解に向けての努力を続け、再結成に向けた交渉も行ったとし「これは、誰も実現しないと思ってい

1996年、世に放たれたその曲。「Virtual Insanity」はイギリス出身のアーティスト・ジャミロクワイ最大のヒット曲だ。収録されたアルバム「Travelling Without Moving」は全世界で800万枚を売り上げ、最も売れたファンクアルバムとしてギネス世界記録に認定。そしてなにより、彼が動く床の上(実際は壁が動いている)で戯れるように踊るミュージックビデオは、カップラーメンのCMで見たことがある人も多いのではないだろうか。 込められたのは未来への憂い 90年代は、テクノロジーが世界を変容させる、きっかけの時代。Windows95の発売によりパソコンが爆発的に普及。そこからインターネットにアクセスし、現実以外にもう一つの世界ができた。さらに世界初のクローン羊・ドリーの誕生など、遺伝子工学も発展。 そんな中ジャミロクワイは、新たなテクノロジーを追い求める人間の欲望を狂気と

初音ミク、誰も予想できなかった文化の誕生〜奇跡の3カ月(序) パソコンソフトが世界的知名度を得た軌跡 丹治吉順 朝日新聞記者 2007年晩夏に登場したときは、箱に入った1枚のCD-ROM、それに収められたパソコン用ソフトにすぎなかった。 パソコンにインストールして使う。その点で、家電量販店やパソコンショップで買えるワープロや表計算ソフト、年賀状印刷ソフトなどと変わりない。 「初音ミク」と名づけられたそのソフトは今、日本国内はもとより、世界中の都市を巡るコンサートを毎年のように開いている。 例えば2018年夏〜冬には、ロサンゼルス、ニューヨーク、ワシントンDC、パリ、ロンドン、ケルン、北京、上海など13都市、さらに翌2019年春と夏には台北や香港でもコンサートを開いた。2020年には世界最大規模の野外フェスティバル・米コーチェラへの出演のほか、ボストン、シカゴ、モントリオールなどを巡る北米大

「サウンドクラウドで良いバンドを見つけたら女子高生だった、すごい」。こんなツイッター上の投稿をきっかけに、Telefonの再生数が急増した。ラウスバブの2人は北海道在住の高校2年生。レコード会社にも所属しないまま、知る人ぞ知る存在となった。 ラウスバブの結成は20年3月で、まだ1年しかたっていない。2人は同じ高校の軽音楽部に所属し、別のバンドで活動していた。新型コロナウイルスの影響でライブハウスでの演奏の機会がなくなり、学校に集まって曲を制作したり練習したりするのも難しくなった。 2人が目を付けたのがテクノ音楽。岩井さんが日本のグループ「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)」を入り口にはまり、高橋さんも岩井さんの影響を受けた。テクノ音楽であれば、楽器がなくても曲を作れる。自宅でも、遠隔でも制作しやすい。さらに2人は、発表の場をライブハウスでなくネットに決めた。 「ゴールデンルート」に

トーマ・バンガルテルとギ=マニュエル・ド・オメン=クリストによるフランスの人気デュオ、ダフト・パンクが解散することを発表した。 【画像を見る】ヘルメットを外したダフト・パンクの素顔 ダフト・パンクは本日、2人が監督を務めた2006年の映画『エレクトロマ』から8分間のシークエンス「Epilogue」を公開した。この映像にはトーマ・バンガルテルが爆発したあと、彼らの結成から解散までを示す「1993 – 2021」というタイムスタンプが表示され、ギ=マニュエル・ド・オメン=クリストが砂漠を歩き続ける光景が収められている。 長年の代理人であるキャサリン・フレージャーもローリングストーン誌に認めているが、解散の詳細は明らかにされていない。

元旦からサブスクを開始したKLFだが、今度は彼らの映画が公開され、話題だ。タイトルは『Welcome to the Dark Ages(暗黒時代へようこそ)』、彼らのピラミッド建設計画のドキュメンタリーとなっている。 どういうことか説明しよう。KLFが音楽業界を去り、100万ポンドを燃やしてから23年後、ビル・ドラモンドとジミー・コーティはふたたびタッグを組むことにした。しかしそれはポップ・グループとしてではなく葬儀屋としての新しい取り込みで、具体的には死者の灰を含む23グラムの34952個のレンガによってリヴァプールに巨大な人民のピラミッド(People's Pyramid)を造ること──。 彼らが100万ポンドを燃やした1994年8月23日からちょうど23年後となった2017年8月23日0時23秒のことである。60を過ぎた白髪のふたりは、改造したアイスクリームバンを運転し、リヴァプール

チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世(写真)は、85歳の誕生日に当たる6日、自身によるマントラ(真言)の詠唱や教えと、音楽で構成されたアルバム「Inner World(インナーワールド)」をリリースした。写真は2018年9月、ドイツのダルムシュタットで撮影 - (2020年 ロイター/Ralph Orlowski) [6日 ロイター] - チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世は、85歳の誕生日に当たる6日、自身によるマントラ(真言)の詠唱や教えと、音楽で構成されたアルバム「Inner World(インナーワールド)」をリリースした。 【動画】『ダライ・ラマ14世』予告編 アルバムは、ニュージーランドのミュージシャン、ジュネル・クニンさんが2015年、ダライ・ラマに制作を提案したことで実現した。 ADVERTISEMENT クニンさんは、オークランドの自宅からロイターのインタビュ

クイーン(Queen)のブライアン・メイ(Brian May)は、英国のギター雑誌TotalGuitarの読者が選ぶ「史上最高のロック・ギタリスト」で1位に選ばれています。ロック・ギタリスト部門で上位5位に選ばれたのは、ブライアン、ジミ・ヘンドリックス、ジミー・ペイジ、エディ・ヴァン・ヘイレン、エリック・クラプトンでした。 ブライアン・メイはこの結果について、TotalGuitarに次のように語っています。 「びっくりした。まったく予想外だと言わざるを得ない。皆が僕のことをそう思ってくれていることに深く感動しています。僕は、技術的に言えば、偉大なギタリストの仲間入りをしていると思っているわけではないんだ」 「これは、自分がやったことが人々に影響を与えたことを物語っていると思うし、それは僕にとって大きな意味がある。僕は決して偉大なギタリストだとは言わないよ。僕はただ、自分の心から演奏しよ

あなたにとって最強の3人組は? 4人組や5人組のイメージが強いロックバンドの世界。だが歴史を振り返る時、忘れてはならないのが3人組。今回は1960〜ゼロ年代に活躍したスリーピースバンドに絞って、思いつくままにラインナップしてみた。まずは前編10組を。 ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス 衝撃度という意味ではダントツか。バンド名の通り、どの映像もジミヘンが目立ってしまうが、ノエルやミッチのプレイも凄い。 Jimi Hendrix Noel Redding Mitch Mitchell クリーム ジミヘンと同時期に結成されたスーパーグループの草分け。こちらにはクラプトン。 Ginger Baker Jack Bruce Eric Clapton

2018年、音楽やエンタテインメントの世界では何が起きていたのか? 2019年はどうなるのか? 国民的ヒット曲、紅白歌合戦、エイジアン・カルチャーの勃興、ストリーミングサービスの定着……『日本代表とMr.Children』共著者の宇野維正さんと『ヒットの崩壊』著者の柴那典さんが語り尽くす。 2018年を代表する「2つの国民的ヒット曲」柴 今回は2019年の音楽やエンタテインメントがどうなっていくかを語り合おうと思うんですけど、ちょうど1年前の対談では、「2017年には国民的ヒットがなかった」ってところから話を始めていましたね。一転して、2018年は2つの国民的ヒット曲が生まれました。 宇野 米津玄師の「Lemon」とDA PUMPの「U.S.A.」ね。 柴 ビルボードの年間チャートも、YouTubeの「トップトレンド音楽動画」も、カラオケランキングも、CDの売り上げ枚数を元にしたオリコン

お腹を痛めてまで食べたくなる料理。 それは激辛タイ料理です。 タイ屋台料理の有名店「モンティ(Montee)」は東京浅草の銀座線直結浅草地下街で営業していましたが、2018年3月に隅田川を渡った側の本所吾妻橋に移転。 ちょうどアサヒビールのう〇こビルがある通り沿いです。 移転と共に「モンティ13(Montee13)」と改名。 ずっと気にはなっていましたが、ようやく足を運ぶことができました。 その時の様子を動画にまとめています。 浅草から本所吾妻橋に移転したモンティ13に行ってきました 相変わらず混んでる、辛い、BGMが頭から離れないw#タイ料理 #激辛料理 #phin pic.twitter.com/Fl8s9PtM0l — hachiware (@rutan_cat) 2018年11月16日BGMが変わってない!! 一番うれしかったのはここです(笑) モンティに来ると必ず流れているこの

「それこそが、人生の目的だから」 2013年 BEN STILLER この映画、表紙が好きです。「BOOK-OFF」でDVDが割と早い段階で「500円」で売っていました。「BLU-RAY/DVD」を既に持っていたのですが、基本「DVD」のサイズを集めているので、収集癖に負けて、買ってしまいました。今なら無理ですが、まだお金に余裕があった時期だったのです。 ●『LIFE!』6分間予告篇 youtu.be ベン・スティラーが制作・監督・主演を務め、2013年に公開されました。ベン・スティラーの監督作品としては、5本目にあたります。ベン・スティラーは普通にしていれば、ハンサムな顔だと思うのですが、ほんの少しばかり何かをズラしているのか、どことなく滑稽な雰囲気を漂わせるのが得意な人です。普通に歩いている場面でも、愉しい気持ちにさせられます。今回の『LIFE』は、特に控えめで抑えた演技でしたが、そ

クイーンのバイオグラフィ映画『Bohemian Rhapsody』が、『ボヘミアン・ラプソディ』の邦題で11月に日本公開されることが発表となった。 ◆日本版ビジュアル、予告編 『ボヘミアン・ラプソディ』は、フレディ・マーキュリーを中心に繰り広げられる人間模様を軸として、ロック・バンドとしての華やかな成功の裏にあった知られざる物語を描くドラマ作品だ。 キャストにはフレディ役のラミ・マレック、ブライアン・メイ役のグウィリム・リー、ロジャー・テイラー役のベン・ハーディ、ジョン・ディーコン役のジョセフ・マッゼロをはじめ、ルーシー・ボイントン、マイク・マイヤーズ、アレン・リーチら俳優陣が集結。ブライアン・メイとロジャー・テイラーが音楽総指揮を務め、作中に登場するクイーン楽曲の多くは、主としてフレディ本人の歌声を使用したものになっているという。 制作発表からおよそ8年の歳月を経ていよいよ公開を迎える『

中田ヤスタカが初のソロアルバム『Digital Native』を発表した。映画『何者』の主題歌“NANIMONO(feat.米津玄師)”や、“Crazy Crazy(feat.Charli XCX & Kyary Pamyu Pamyu)”、『ULTRAMUSIC FESTIVAL』の公式アンセム“Love Don't Lie(UitraMusic Festival Anthem)(feat.ROSII)”など、コラボレーションやタイアップ楽曲を数多く含んだ内容は、いわゆる「作品集」のように見えなくもない。しかし、本作の背景には中田が常々語っていた「もっと作り手にスポットが当たってほしい」という強い想いがあり、能動的に「今作りたくて作った」という、正真正銘のソロアルバムだと言っていい。 そして、非常に印象的なのが『Digital Native』というタイトルだ。現在38歳の中田はもちろ

ミュージシャンのElton John氏はツアーで絶えず世界を飛び回っている1人だろう。同氏は足かけ50年にわたりヒットを連発し、その作品は現代の文化の記憶にしっかりと刻み込まれている。なかでも最大のヒット曲の1つは、1973年に発表された「Goodbye Yellow Brick Road」だ。 そして、「黄色いレンガ道に別れを告げよう」と歌い上げるこの曲の歌詞に、さらに大きな意味が加わった。米国時間1月24日にニューヨークで開催されたイベントで、John氏が自身にとって最後となるワールドツアー「Farewell Yellow Brick Road」を行うことを明らかにしたからだ。このときの模様はYouTubeで中継され、「Rocket Man」や「Goodbye Yellow Brick Road」といった曲で構成されたメドレーが、驚異的な仮想現実(VR)映像として上映された。例えば、「

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