2024年にイギリスのサウサンプトン大学の研究からスピンアウトして設立されたスタートアップ・SPhotonixが、溶融石英ガラスを用いた「5次元メモリクリスタル」技術をデータセンターに投入する準備を進めています。この5次元メモリクリスタルは、5インチ(約12.7cm)のガラスディスク1枚に最大360TBのデータを保存可能で、その寿命は138億年に達すると見積もられており、190℃の高温環境下でもデータが保持されます。 5D glass storage 'memory crystals' promise up to 13.8 billion years of data storage resilience, which is roughly the age of the universe — crams 360 terabytes into 5-inch glass disc with fe

本記事は、M3 Advent Calendar 2025 14日目の記事です。 はじめまして。エンジニアグループ、コンシューマーチームの松本と申します。 今回は、「継続 - Continuation」の本質を理解し、Promiseやasync/awaitでは解決できない課題を明らかにした上で、それを乗り越えるEffect Systemについて解説します。 「継続 - Continuation」とは? コールバック関数は継続そのもの 継続と非同期処理、副作用 継続の課題:コールバック地獄 継続渡しスタイル(Continuation-Passing Style, CPS) CPSの問題点:継続のネスト 継続の合成:Promise と async/await Promise(継続を合成する) async/await 継続だけでは解決できない課題 課題1: どんなエラーが発生しうるか、型から分から

「脱VMware」の移行先としても注目――サーバ仮想化OSS「Proxmox VE」をインストールする方法:サーバ仮想化OSS「Proxmox Virtual Environment」の基礎知識 ハイパーバイザーの機能とコンテナ基盤の機能を併せ持つ「Proxmox Virtual Environment」で仮想マシンやコンテナを管理する方法を解説する本連載。初回は、Proxmox VEが注目される背景と、Linux環境でのインストール方法を紹介します。 「Proxmox Virtual Environment」(以後、Proxmox VE)は、オーストリアにあるProxmox Server Solutionsが開発したオープンソースの仮想環境管理ソフトウェアです。 2008年10月29日に最初の安定版であるバージョン1.0がリリースされて以降、一貫してフル仮想化とコンテナ仮想化を統合する、

この記事は、freee Developers Advent Calendar 2025 の 12日目の記事です。 こんにちは。freeeでエンジニアをしている高田と申します。普段はエンジニア横断組織で共通基盤・社内用共通ライブラリを開発したり、プロダクトの開発支援などを行っています。趣味はお散歩です。 今回は、サービス開始から丸12年が経過して複雑になったRuby onRails製サービスで、安全かつ効率的にデッドコードを消せるようにするために行ったことをお話します。 3行サマリ デッドコードを検出するためにcoverband gemを入れようとしたものの、入れたいサービスの規模が大きすぎて入らなかった コードの実行状況を集計するシステムを内製して、Redash+GitHubでいつでも見られるようにした MCPサーバーでデータをcoding agentにつなぎこむことで、自動的に消せない

yomoyomo yomoyomo 雑文書き/翻訳者。1973年生まれ。著書に『情報共有の未来』(達人出版会)、訳書に『デジタル音楽の行方』(翔泳社)、『Wiki Way』(ソフトバンク クリエイティブ)、『ウェブログ・ハンドブック』(毎日コミュニケーションズ)がある。ネットを中心にコラムから翻訳まで横断的に執筆活動を続ける。 Tweet ティム・ウー、打診きたけどけっぽってしまいました。だってティム・ウーの本ってすべて「もうすべて国家が仕切ってるんだよ、大企業が仕切ってるんだよ、自由なんて思ってる君たち、甘ちゃんすぎ、あらゆる抜け道はふさがれていて、もうどうしようもないから、みんなかえってクソして寝ろ、あ、かーすかに希望のあるところも……でも無理だから期待するだけ無駄、じゃあねー」というだけで、何も提言がないんですもの。(山形浩生)SF作家のコリイ・ドクトロウと法学者のティム・ウーは、

花王の”ガチすぎる”映像スタジオに潜入。年間8,000万円削減を実現、機材の主役は「Blackmagic Design」 ATEM Television StudioとDaVinci Resolveでコスト革命。ただし300万円のフジノンレンズは妥協しない徹底ぶり 「花王」と言えば洗剤やコスメのイメージが強いが、実は社内にとんでもない映像スタジオを構えている。先日取材に訪れてみると、そこに並んでいたのは放送局レベルの高額機材……ではなく、我々ガジェット好きもおなじみのBlackmagic Design製品の数々だった。 なぜ大企業が「Blackmagic」を選んだのか。どうやって年間8,000万円ものコスト削減を実現したのか。その秘密は、徹底した「コスパ追求」と「泥臭い工夫」にあった。 男心をくすぐる”Blackmagic一択”の機材選び 花王が映像制作の内製化にあたって中心に据えたのが、

こちらはYuruvent Advent Calendar 2025 7日目の記事です☃️ はじめに 用意されたものを触るのもいいですが、自分で用意することで新しい気付きがあったりします。 また、PowerShellやAnsibleを使えば楽ではありますがGUIでぽちぽちすることで「なんだこの項目」みたいな寄り道が発生したりして楽しかったりします。 ということで、Lets’ ぽちぽち! 想定読者 Active DirectoryやWindows Serverの基礎を学びたい人 「Active Directoryの攻撃、知識では知ってるけど実際どういうものなのかよくわかってないです」みたいな人 「ハードニング参加するんですけど、AD触ったことないんすよね」みたいな人 このように、手軽にAD環境を構築して実際に触ってみたい方向けの内容です。 注意事項本記事で作成する環境は学習や検証を目的とした

昭和の時代、「象が踏んでも壊れない」という筆箱のキャッチコピーが一世を風靡したことがあるが、現代の科学少年が挑んだのは、更に驚異的な強度を持つ「紙」の構造だった。アメリカ、ニューヨーク市在住の14歳、マイルズ・ウーさんが、折り紙と物理学を融合させ、自分の重さの1万倍以上を支えることができる革新的な折り紙を作成し、見事科学賞を受賞した。 彼がヒントにしたのは、日本人が宇宙開発のために発明した「ミウラ折り」だ。 彼は54種類ものパターンを検証し、厚紙ではなくコピー用紙が最も強いという意外な事実を突き止めた。 その強度は例えるなら「4000頭の象を乗せてられるタクシー」に匹敵する比率だという。 ミウラ折りと宇宙技術の応用 ウーさんが研究の基礎とした「ミウラ折り」とは、日本の宇宙物理学者であり東京大学名誉教授の三浦公亮氏にちなんで名付けられた折り方だ。 もともとは1970年、ロケットに搭載する

古いメインフレームをクレーンで約36mの高さまで吊り上げ、そこから投下。落下地点には爆薬が置いてあり、落ちていったメインフレームはそのまま大爆発──米AWSは12月2日(現地時間)、こんな映像を公開した。

消費者の足 @consumersfeet これ系のAIのミスよく見るけど、最近のAIって結構精度高いイメージなのになんでこんな単純なものさえまともに回答出せてないんだとシンプルに恐ろしくなる 実際使われてるAIがサービスによって違うとはいえ、いまだにこんなレベルのAI回答が検索した時のトップに出てくるのかよと x.com/blue_noracat/s… 2025-12-04 05:59:36 人工植物(人工置物/はたらく植物)・運搬機械模型の「お座敷マイクロ重工」 @GAPUX 今んところのLLMってなんか統計論的に頑張って出力をある方向に偏らせたらなんとなく上手いこと言ってるっぽいみたいなんで、随分出来は良くなってもものを理解してるかって言うとなんかなあ(特定の問題を理解してるなら若干問い方を変えても再現性高く同じ答えが出てくるはず正誤問わず) x.com/blue_noracat/s…

こんにちは、バクラク事業部AI・機械学習部の飯田 (@frkake) です。 こちらはLayerXアドベントカレンダー1日目の記事です。初日は @izumin5210 さんの記事との二本立てです。 最近、DeepSeek-OCRの登場など、OCR界隈がにわかに活気づいていますね。LLMやVLMの進化に伴い、OCRも単なる「文字起こし」から「構造の読み取り」、さらには「内容の理解」へと進化しているのを感じます。 そこで本記事では、改めてOCR技術の変遷を振り返りつつ、各モデルを自作のサンプルデータを使って検証してみたいと思います。本記事での用語の整理をあらかじめしておきます。 テキスト認識:それがなんの文字であるのかを特定すること。文字起こしを行うこと テキスト検出:文字の位置を検出すること レイアウト認識:画像中の要素の位置や配置を認識すること OCR:画像から文字を書き起こすこと ドキ

「ウォークスルー改札」という言葉が鉄道改札機の世界でホットトピックとなりつつある。現在、東日本旅客鉄道(JR東日本)が上越新幹線の長岡駅と新潟駅の間で顔認証改札機の実証実験を行っているが、文字通り“手ぶら”で改札を通過可能な仕組みは、従来の改札機が提供してきた“タッチ”から、“タッチしない”への時代への転換点となるのだろうか。 そんなウォークスルー改札が複数参考出展されていた、11月末に幕張メッセで開催されていた鉄道技術展での展示内容を紹介したい。 ミリ波を使ったウォークスルー改札は従来のSuicaがそのまま利用可能 鉄道技術展のJR東日本ブースで展示されていたのは「ミリ波」を使ったウォークスルー改札機だ。JR東日本では数年前からミリ波を使った改札機の開発を進めており、実際に展示会等で紹介されたこともある。今回は同社ならびに、日本無線(JRC)とソニーの3社の座組で開発が進められ、参考展示

前段。 知り合いから同人誌制作の手伝いを頼まれた際、かなり修羅場じみた経験をしたので、これはその実録レポである。先に言っておくがその同人誌自体は無事に完成し、ありがたいことに完売した。つまり最後はなんとかなったという前提で書かれているし、笑い話にするためにレポートを書き始めた。なんとかなっていなかったら、笑い話にできない。同人誌「サツキトリプルクロス」制作者(この記事では一貫して息子と呼称する)が今回のことを歪んだ成功体験だと捉えないよう厳重に注意するべくここに糾弾記事を公開する。 ちなみに息子というのはハンドルネームであり、私の息子ではない。 今回、事情を知らない人に自分の息子の愚痴を書いていると勘違いされ、甚だ遺憾だったため最初にこれを書いておく。 繰り返して言うが奴は俺の息子じゃない。 11月1・2日 この日、遊戯王の大型大会Yu-Gi-Oh! CHAMPIONSHIP SERIE

関連キーワードIT戦略 | メインフレーム | 運用管理 「英国の銀行システムには、今も1960~1970年代に書かれたソフトウェアコードが使われている」――経営コンサルタント会社Baringaが英国の銀行員200人を対象に実施した調査では、回答者の16%が1960年代のソフトウェアを、約40%が1970年代に書かれたソフトウェアコードを使用し続けていることが分かった。約50%の回答者は、「退職間近の従業員数人のみが理解しているソフトウェアに依存している」と答えた。 半世紀前のコードが支える現代の銀行システム 併せて読みたいお薦め記事 レガシーシステムの刷新 ビッグバン導入、コロナ直撃――英国中央銀行は“挑戦的なシステム刷新”をどう進めたか 「COBOL人材の不足」はメインフレームの危機ではない その真意は? 調査は、英国の銀行システムがレガシーな技術基盤に依存している実態を浮き彫りにし

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