GoogleやFacebook、メルカリなどで導入され、最近注目を浴びる目標設定・管理のためのフレームワーク「OKR(Objective and Key Result=目標と主な成果)」。KPIに代表される目標設定の指標よりも、シンプルで目標達成への道のりがわかりやすいことが特徴として挙げられるが、さらには「OKRは個人の自己実現に役立つ」と話す人がいる。 元Googleで人材開発を担当し、現在は「未来創造企業」をうたうプロノイア・グループ代表取締役であるピョートル・フェリクス・グジバチさん。彼はどのようにOKRを活用してきたのか。Googleでの体験談やプロノイアでの実践方法を語ってくれた。 取材・文/小林有希、撮影協力/Yahoo! JAPAN「LODGE」 OKRで組織と個人の目標が一致するOKRとは「Objective and Key Result(目標と主な成果)」の略で、チーム

開発だけじゃない? アジャイルで業務改革がはかどる理由:Mostly Harmless(1/2 ページ) 木曜日に指示を受けて、土日に休日返上で資料を作り、月曜日に最終版を持って行く――というのは、“ウオーターフォール的”な仕事の進め方です。それに対して、“イテレーション方式”で進めると、より効率的な結果が得られるはずです。 システムやソフトウェアの開発手法として注目を集めているアジャイル開発。その1つに「イテレーション」(iteration)があります。iterationは、「繰り返し」とか「反復」という意味であり、最小限の機能を持つMVP(Minimum Viable Product)を作って短いスパンで機能追加・改善を繰り返すことを指します。 ここで大事なのは、イテレーションで作るものは「デモ」や「紙芝居」ではなく、「実際に動かせるもの」をリリースすることです。 そうすることで、シス

4月になって僕の職場にも新人がやってきました。本日はその中でも、僕と同じ事務職として採用された6名に対して勉強会を実施しました。 どんな内容かって?それはもちろん「タスク管理」です。 僕が新人時代に教えて欲しかったこと 新入社員といっても、新卒22歳もいれば社会人経験者30歳もいてバックグラウンドが様々です。勉強会のテーマをどうしようか悩んだのですが、シンプルに「自分が新入社員時代に知りたかったこと」にしました。 僕が新人時代に知りたかったのは、やるべきことをストレスなくきちんと管理する方法です。それがつまりタスク管理なんですが、一口にタスク管理といってもいろんな要素があります。 今回は30分しか時間がなかったので、 タスクリストの作り方 タスクリストの運用方法 に絞ってスライドを作りました。 スライドをシェアします これがそのスライドです。 今回レクチャーしたのはタスク管理についての本当

ここのところ暖かい日が増えてきました。待ちに待った春の到来です。 4月から新社会人になる人たちは、新しい生活の予感にワクワクしていることでしょう。そして活動的なエネルギーに満ちていることと思います。 そんなあなたに提案です。このエネルギーが溢れているうちに、仕事術の本を読んで基礎スキルを身につけておきませんか? 基礎スキルはどんな仕事をするにしても有効な技術ですので、必ず習得するべきものです。また日々のアウトプットをより良くすることにつながるので、なるべく早いうちに学んでおくとさらに効果的です。 ドラゴンクエストで例えると、基礎スキルの習得はバイキルト(攻撃力を上げる呪文)やスクルト(防御力を上げる呪文)のようなもの。 これらの呪文は、必ず戦闘の一番最初に使いますよね。基礎スキルもこれと同じで、早い段階で習得することによりその後の展開が断然有利になってきます。 そんなわけで、元書店員で仕事

『仕事の速い人が絶対やらない時間の使い方』(理央周著、日本実業出版社)の著者は、トヨタ系列の日系企業に就職し、入社3年目に外資系企業のフィリップモリスに転職。以後はアマゾンやマスターカードなど10社を経験してきたという人物。 それらの職場で、多くの優秀な人たちと働くなかで学んだのは、「仕事には、こなすことが目的の『作業』と、価値を生み出すことが目的の『価業』のふたつがある」ということだとか。もちろん、大切にしなくてはいけないのは「価業」だということになります。仕事の遅い人は、「作業」に追われ、仕事をしたつもりになっていることが多いと言えます。一方、仕事の速い人は、「作業」はどんどん効率化して時間を短縮し、そのぶん、成果につながる「価業」を充実させる時間の使い方をしているのです。(「『なにをやめるか』を決めるだけで『仕事の速い人』になれるーーはじめに」より) 重要なのは、貴重な「人生の経営
どこの組織であっても「できる人」は2つの能力が高い。 一つは知識や概念を獲得する能力。いわゆる学習能力。 もう一つはすぐに実行に移す能力。いわゆる行動力。 この2つの能力を兼ね備えた人が、「できる人」だ。 学習能力はオープンマインド、開かれた心の持ちようから出てくるものであり、新しい物を受け入れたりする能力にも関わる。実行力は勇気や主体性などと大きな関わりがある。 論理的思考や、傾聴などはスキルとして後から身につけることができるが、上の2つは人間の根源的な部分に直結しているため、ごまかしが効かない。 しかし「できる人」かどうかを見極めるのは結構難しい。 話をしたり、学歴を見たりするだけでは上の2つの能力を備えているかどうかを判断することが困難だからだ。 ところが、ある経営者が「それは一緒に食事でもして話せばすぐに分かる」という。 どうやるのですか、と尋ねたところ、その席上で「本について話を

些細な意味の取り違えが、ときにもっと大きな誤解へと変わることがあります。その誤解がさらに雪だるま式に大きくなり、大きな問題へと発展し、信頼を失うことさえあります。些細な認識のズレが、その後のパフォーマンスに大きな影響を及ぼしかねないのです。自分が言わんとしていることと、実際に言ったことの不一致がつまり、Anne Loehrの述べる「認識のズレ(Perception Gap)」です。彼女は、その著書「A Manager'sGuide to Coaching:Simple and Effective Ways to Get the Best from YourEmployees(「マネージャーのためのコーチングガイド:社員のベストを引き出すためのシンプルかつ効果的な方法」)で、この「認識のズレ」について語っています。 彼女はその著書の中で、こういった認識のズレを回避するためにはプロセスを

「xxx君。それ、手抜きだよ」 とあるIT企業になんとか就職して1ヶ月。 ようやく仕事に慣れてきたと思いはじめた頃。 必死になってキーボードを叩いていた僕に向かって、チームリーダである杉田先輩が冒頭の言葉を投げかけてきた。 「えっ...(そんなつもりじゃ...)」 困惑した表情を浮かべる僕の心を見透かすように、杉田先輩はこう続けた。 「xxx君は一生懸命やっているつもりかもしれないけれど、そのやり方では非常に効率が悪い」 「この一ヶ月、xxx君がどうしたら効率よく作業が出来るようになるか、何度かアドバイスしてきた。でもxxx君はそれを全く実践していない。もう少し自分でも考えて」 「これはお勉強じゃなくて仕事なんだから。決められた期間内に終わらないといけないんだよ。その中でいかに効率よく出来るか考えないのは、手抜きと同じだよ」 作業は効率よく終わらせるべき。 当たり前のことだ。 だけど、ひた

究極的に言ってしまえば、私は「できるだけ努力をしないで生きよう」という考え方が、最も大事なことではないかと思っています。(210ページより) 『努力不要論――脳科学が解く! 「がんばってるのに報われない」と思ったら読む本』(中野信子著、フォレスト出版)の著者は、こう記しています。大胆にも思えますが、その裏側にあるのはこんな思い。 世の中を見ていると、じつに無意味な努力を重ねさせられ、そのうえに搾取されてしまっている人が多いことがわかるのです。本当は、声を上げるべきなのに、すべて自分のせいにしてしまう。(「はじめに」より) つまり、「努力すればなんとかなる」「息苦しいのは、努力が足りないせいだ」という考え方は間違っている。努力を否定するという意味ではなく、「不本意な努力」をしないようにすべきだということ。しかし、そのためにはどうすればいいのでしょうか? 第7章「努力をしない努力をしよう!」か

一日中メールのチェックをしてるような気がすることはありませんか? 仕事のメールにひっきりなしに返信しなければならないのは、大事な仕事をしている時にはかなり邪魔になります。しかし、周囲で起きていることを無視するほどの「フロー状態」になるように仕事のやり方を見なおせば、しっかり集中できるようになります。 四六時中メールをチェックしているような気がしても、実際にはそうではありません。しかし、労働時間の28%はメールのチェックに時間を取られています。つまり、週に約13時間、年に約650時間はメールのチェックをしている計算になります。ほとんどの人は、メールをするのが主な仕事ではないでしょう。毎日メールのチェックと返信をしていると、大事な仕事の時間を取られ、結果的に生産性が落ちてしまいます。 メールと生産性 米紙『米ニューヨーク・タイムズ』では、Chuck Klostermanさんがメールをゾンビにた

コミュニケーションが苦手で困っている人は、プレゼンテーションを成功させるためにどうしたらいいのか──。そんなテーマをもとに『困っている人のためにアイデアとプレゼンの本』(福里真一著、日本実業出版社)を書いた著者の職業は、CMプランナー。缶コーヒー「ジョージア」の「明日があるさ」シリーズ、トミー・リー・ジョーンズ主演による缶コーヒー「BOSS」の「宇宙人ジョーンズ」シリーズなどを手がけた人物だといえば、ピンとくる人も多いのではないでしょうか。 しかし、華々しい経歴を持ちながらも、実は「いま世の中で、一番必要とされている『コミュニケーション能力』がまったく欠けているタイプ、人との会話がなかなか3分以上続かないタイプ」なのだとか。 なのに、どうして大きなプレゼンをいくつも通すことができたのでしょうか? 第一章「困っている人のためのプレゼン術」に目を向けてみましょう。 「プレゼンがうまそう」という

Inc.:出張の多い百戦錬磨の営業マンの士気を確実に高め、活動を後押しする簡単な方法を紹介しましょう。 Harvard Business Reviewが最近出版した統計調査によれば、企業が出張に1米ドル投資すると、平均で9.50米ドルの売上が得られ、そのうちの純利益は30パーセントになるとのことです。さらに、重役クラスのビジネスマンの81パーセントが景気の減速に伴い、顧客との接触の機会を減らすのではなく、逆に増やす必要に迫られていると強調しています。 このようなリターンを、空港のセキュリティに悩まされたり、劣悪なホテルのベッドに悩むことなく得られれば良いのですが...方法はあるかもしれません。Harvard Business Reviewの調査によれば、出張時のストレスの三大要因は、時間のロス、予期せぬ出来事、生活リズムの狂い(普段と違う食事時間、運動習慣の変化、就寝時間の変化)であるとの

By: Keoni Cabral 以下の記事で、佐々木さんが知的生産とライフハックについて考察されていました。 » 知的生産をライフハックする 正しくは、 知的生産の技術=ライフハック なのです。 これを掘り下げてみましょう。 言葉の流れ まずは、言葉の流れに着目します。 1969年に出版された『知的生産の技術』によって、「知的生産」と「知的生産の技術」という言葉が認知されるようになりました。この本では、知的生産という行為がやがて一般的になることが示唆されていますが、著者が学者であったため、どちらかというとアカデミックな技法として受け取られていたかもしれません。 その後に続いたのが「仕事術」です。「仕事術」が含有する成分はたくさんあるわけですが、その中に情報を扱う技術が混ざっていることは確かでしょう。つまり、「知的生産の技術」で紹介されていたものが、そのまま受け継がれたわけです。 そして近

交渉では最初に金額を提示した方が不利とよく聞きますが、逆に交渉の席で最初に金額を提示した人の方が、より高い金額を手にできるのだそうです。これを心理学者は「アンカリングの法則」と呼んでいます。最初に提示された情報に、かなり認識が偏ってくるのです。例えば、給与交渉の場合、誰かが最初に金額を提示すると、それを基準として変動可能な範囲が設定されます。あなたが最初に高めの金額を設定をすれば、人事担当者は少し下げてくるかもしれません。しかし、低めからスタートして交渉で上げようとするよりは、一般的に強い立場になれます。 ノースウェスタン大学の経営学教授Leigh Thompson氏は、次のように言っています。 ほとんどの人が、交渉の席で最初に条件を提示してはいけないと、かなり強く思っています。私たちの研究と、それを裏付ける多くの研究によると、これはまったくの反対です。最初に条件を提示した人の方が、より良

「Keep Calm and Carry On (平静を保ったまま、やり続けよう)」とは、第二次大戦中に英国政府で作成されたスローガンのポスターで、現在では数多くのデザインに用いられています。 『Emotional Intelligence 2.0』の著者で、TalentSmartandの共同設立者であるトラヴィス・ブラッドベリー氏は最近、成功を収めた人たちがどのように「Keep Calm and Carry On」しているのかについて解説しました。 あなたが持ち合わせているものに感謝すること あなたが感謝しているものについて深く考えるということは、単に「正しい」行為であるだけではなく、あなたの内面を変えることにもなります。というのは、ストレスホルモンであるコルチゾールが、それによって23%減少するからです。 「もしこうだったら?」と考えるのをやめること 可能性についてあれこれ心配するのに

あなたが心から尊敬する人、憧れる人、共に時間を過ごしたいと思う人を思い浮かべてみてください。彼らはお金持ちではないかもしれません。社会的に成功していないかもしれません。誰でも知っている有名人でもないかもしれません。 それでも、人々から慕われ、尊敬される人々が存在します。彼らは、他の人と何が違うのでしょうか。彼らは与える達人です。寛大で、利他の心を持ち、見返りを求めません。彼らにとっての成功とは、他人の幸せと成功によって得られるものなのです。 では、彼らが与えるものとは何でしょうか? 以下、彼らが与えることに長けている10のものを挙げてみます。 1.褒める 誰でも1つは取り柄があります。だからこそ、誰でも賞賛と感謝を得る資格があります。業績の良い社員を高く評価するのは簡単です。反対に、平均的な人を褒める理由を見つけるのは難しいものです。褒めることが得意な人は、簡単な褒め言葉が「平均的な人間を

『京大アメフト部出身、オールジャパン4度選出の組織変革コンサルタントが見つけた仕事でもスポーツでも成長し続ける人の「壁をうち破る方法」』(安澤武郎著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)の著者は、京都大学在籍時にアメリカンフットボールで学生日本一を2回経験したという人物。個人としても、そののち入社した鹿島建設時代を含め、オールジャパンに4度選出されているそうです。 一方、その過程で何度か苦境に立たされたこともあるとのこと。それらの経験に基づいて書かれた本書は、壁にぶつかったとき、いかに乗り越えるべきかを説いた書籍。第2章「アクションの壁に挑む」に目を向けてみましょう。 成功率6割で行動する 「いい仕事をしたい」「成功したい」「人の役に立ちたい」という欲求があるため、人は少しでもうまくいきそうな行動を選びたがるもの。過去の成功体験にこだわり、失敗経験のあることがらには及び腰になってしまいがち
会社で働いていたころに、「技術研修」という研修を数ヶ月受けることになった。この研修はIT系の会社にはよくあるタイプの研修で、コンピュータの構成やインターネットがつながる仕組みあたりの講義からはじまって、プログラミングやデータベースの扱い方を学び、最後は業務に即して作られた課題を提出して終わる。 この研修は、基本的には未経験者も経験者も同じように受けることになったので、一応経験者の部類に入る僕には比較的優しいものに思えた。一方で、未経験の人はだいぶ苦労しているようだった。あくまで業務に近い領域までの知識が求められるので、初学者にとってはかなりの「詰め込み教育」だったのだと思う。終盤になるにつれ、消化不良を起こしているであろう人たちが目に見えて増えていった。 そういうこともあって、最後の課題は経験者があっさりと提出し、未経験者は時間を限界までかけた末になんとか提出する、という傾向にあった。ただ

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