先日、ある会社の社長がやってきてホームページのリニューアルを依頼してきた。社長は、それまで営業の対面販売を中心にやってきたので、ホームページにお金をかける必要性を感じていなかった。しかし、最近自分の会社のホームページのひどさに愕然としたというのだ。 「検索しても自分の会社のホームページが出てこないんだよね」と話は続き、SEOの話になってくる。SEOに関する仕事の依頼は、これまではショッピングサイトからが多かった。それがここ2年ぐらいは、金融サービスや中小企業向けのサービスなど、対面営業が中心の企業からの依頼が増えている。インターネットだけで完結しない商売でも、検索エンジンとホームページが顧客の決定プロセスに大きな影響を与えている。そのことが経営者にも認識されてきたようだ。 筆者は2000年頃からSEOに取り組くんできたが、こういった社長の言葉を聞くと、SEOが企業のウェブサイトにとって当
昨日のエントリーには、たくさんのブックマークをいただいたが()、興味深いのはそこで引用したCraig Raynoldの論文にもたくさんのブックマークが付いたという事実だ()。1987年のSIGGRAPHで発表された論文が、こんな形で「再発見」されて若い学生や技術者たちに読まれることになる、というところが何とも言えずに楽しい。私から見れば「『群れ』のシミュレーションが作りたいならRaynoldの論文を読めば良い」などという情報は「知っててあたりまえの常識」なのだが、知らなかった人にとっては「貴重なノウハウ」なのだ。 「インターネット以前」は、この手の情報共有はものすごく難しかった。それどころか、逆にこの手の情報を会社の内部ですら「自分だけのノウハウ」として抱え込むことによって差別化を計ろうとするせこい技術者がたくさんいた。つまり、「他の人が簡単に手に入れることができない知識・情報を持っている
情報開示:本記事の著者であるEmre Sokulluは、2007年3月に検索エバンジェリストとしてHakiaに加わっている。以下の記事はいかなる意味においてもHakiaの見解を代表するものではなく、Emreの個人的な意見である。Googleは若いマンモスのようなものだ。すでに十分強いが、まだ成長の最中だ。四半期決算は良好で、オンライン広告スペースに対する評価が上がっていることは、GoogleがNASDAQでの勢いを維持する最大の要因になっている。しかし、ここで土俵の外側からGoogleキラーのシナリオを考えてみることにしよう。読者の方はわたしがオープンソースで頭がいっぱいだということをご存じかもしれないが(例えばopenhumanやsimplekdeなどのわたしのプロジェクトから)、これを反映して、わたしの提案はオープンソースに基づくものだ。これをGoogle@Homeと呼びたい。 最初

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