これは「あらたま・いくおのAdvent Calendar 2025」5日目のエントリです。 昨日はyuya moriさんの『「マネジメントやるのもその育成も無理ゲー」を整理する』でした。 ぼくがこのアドベントカレンダーに登録しようと思ったのは、「あらたま・いくおのマネジメントRadio」がとても好きだからです。 ぼくは言語優位・視覚優位なタイプで、耳からの情報処理があまり得意ではなく、Audibleやポッドキャストを聴く習慣はほとんどありません。ですが、お二人のポッドキャストは、仕事柄共感することも多く、自分にとって身近な話題が多いのですんなり聴くことができ、いつも楽しませてもらっています。 お二人のお話を聴いていると、「いつも楽しそうだな〜」と微笑ましい気持ちになります。マネジメントにまつわる話題なので、時にはシビアな話もあるわけですが、そういうときにもあまり深刻さは感じません。きっと日
AIのせいか年をとったせいか、おそらくその両方で、ビジネスのやり方が変わって、ふんわりした話にばかり関わっている。 「生成AIを使って暗黙知化したプロセスを形式知化して、御社のサプライチェーンをオプティマイズして、セールスをグロースさせます」とか「エンジニア間のスキルギャップをスクラムによってファシリテリテーションして御社のデベロップメント課題をイシュー化します」とか、なんだかそういった感じの話に関わっているのだ。 こういうふんわりした案件は、会議で何を発言しても面映ゆくなるというか、口に出せば出すほど脳が痒くなってくるような感覚があって、結局お前達の求めているものは売り上げと人員整理によるコストカットであって、もっと言えば人間の求めるものは不老と美食とセックスなんだから、そうはっきりと言え、と会議室の真ん中で叫びたくなってくるのを必死でこらえているのだった。 以前は、私の仕事はこんなでは

「もっと成果を出さなきゃ」「スキルを増やさなきゃ」。そんな焦りに押され、やることを積み重ねていないでしょうか?けれど、本当に働き方を変えるのは“足し算”ではなく、“引き算”かもしれません。この企画では、エンジニアたちがあえてやめたことと、その後に訪れた変化をたどります。ムダをそぎ落とした先に残る、本当に大切な仕事や自分らしい働き方とは。誰かの“やらない選択”が、あなたの次の一歩を軽くし、前向きに進むヒントになりますように。 こんにちは、飯田意己(@ysk_118)です。現在、株式会社ログラスでHead of Engineeringを務めています。2020年にエンジニアとしてログラスに入社し、1人目のエンジニアリングマネージャー、VPoEを経て、現在の役割に至ります。 プライベートでは3人の子どもを育てる父親でもあります。朝6時半に起きて子どもたちと朝食をとり、保育園に送ってから出社。週の半

砂を使って熱をためる、通称「砂電池」がフィンランドに導入されました。今回導入された砂電池の高さは13メートル、幅は15メートルもあり、世界最大のものだと紹介されています。 World’s Largest Sand Battery Now in Operation - Polar Night Energy https://polarnightenergy.com/news/worlds-largest-sand-battery-now-in-operation/ Finland unveils world's largest sand battery for heating https://newatlas.com/energy/largest-sand-battery-finland-pornainen/ フィンランド企業のポーラーナイト・エナジーが開発した砂電池は、再生可能エネルギーの発

要件定義で意識していることを言語化したくなった こんにちは、のんピ(@non____97)です。 皆さんは要件定義で意識していることを言語化したくなったことはありますか? 私はあります。 いくつかのプロジェクトで要件定義をしてきましたが、改めて考えると、普段は感覚でやっている箇所も多くあったなと感じています。 そこで、改めて言語化することで、プロジェクトごとのブレを抑えたり、さらにどういった対応が必要なのかが整理できる予感がしてきました。 ということで、以降、要件定義で意識していることと要件の例を紹介します。 なお、「要件定義とは」や「要件定義の進め方」は語りません。書籍やインターネット上に先人たちが大量にアウトプットしてくださっているため、そちらを参照ください。 特にIPAが公開している「ユーザのための要件定義ガイド 第2版 要件定義を成功に導く128の勘どころ」や「システム再構築を成功
こんにちは、しんざきです。最近暑くなってきましたが、皆さん体調大丈夫でしょうか。 いきなり全然関係ない話から始めて大変恐縮なんですが、最近ジャンププラスで連載している「野球・文明・エイリアン」という漫画がめちゃ面白いです。この漫画と「サンキューピッチ」が同じ媒体に掲載されているというのは一つの特異点というか、極めて稀な現象だと思うので皆さん読んでみてください。 この記事で書きたいことは、大体以下のようなことです。 ・次女の部活で、日程調整のプリントをなかなか出してくれない人がいました ・調べてみたら「親に伝わっていない」ということが根本原因でした ・親用の連絡チャットを作って連絡事項をそちらに流すことで解決しました ・他人の行動や考え方を変えるというのは本当に大変です ・無理に変えようとすると、その人の反発どころか周囲への悪影響まであってろくなことがありません ・「この人を変えなきゃ」と思

かこか 🔧 生産技術系エンジニア課長 @kakoka_2019中国の工場を見た人がだいたい言うのが「自動化がすごく進んでてビックリした。完全に日本は負けてる。すぐに追いつかないと」みたいなやつ。 確かに見た目の凄さ、派手さは負けてるのかもしれないけど、なぜ日本の多くの工場ではそれができないのかという推測までをセットで語ってくれる人はほぼ見たことがない。できないのか?やらないのか?やる必要がないのか?見た目だけじゃなくてもっとちゃんと考察しないと、トヨタ生産方式に踊らされてるのと同じで、ただ自動化することだけが目的になってしまうと思う 2025-05-10 14:48:34 うぃっちわっち(丁稚) @Witchwatch99 何度も言ってる話なんだけど、日本はバブルの頃に今の中国以上の自動化を達成してるんだけど、そんな工場で残ってるのは半導体製造業位で何故それらの工場が無くなったのかが分

広木大地が考察する、EMの本質と未来:不確実性、フェイルファスト、そしてAI時代の生存戦略 2025年5月2日 一般社団法人 日本CTO協会 理事 / 株式会社レクター 代表 広木 大地 2008年に株式会社ミクシィに入社。同社メディア開発部長、開発部部長、サービス本部長執行役員を務めた後、2015年退社。株式会社レクターを創業。技術経営アドバイザリー。著書『エンジニアリング組織論への招待』がブクログ・ビジネス書大賞、翔泳社技術書大賞受賞。一般社団法人日本CTO協会理事。エンジニアリングマネージャー(EM)の役割は多岐にわたり、その定義も変化し続けています。特に、急速に進化するAI技術は、私たちの働き方や組織のあり方に大きな変革を迫っています。 この変化の時代に、EMとして本当に向き合うべきことは何なのでしょうか?本記事では、日本のエンジニアリングマネジメント領域を牽引してきた広木大地

ステークホルダーの「インサイト」を掴むと、合意形成がラクになる。プロダクト思考で組織を動かす方法 2025年4月16日 アソビュー株式会社 CPO 横峯 樹 新卒でガイアックスにエンジニアとして入社後、アウトドアレジャー予約サービス「そとあそび」の開発に携わり、M&Aを経てアカツキでプロダクトマネージャーに転身。その後、そとあそび代表取締役を務め、2021年にアソビューへ参画。「アソビュー!」の事業責任者を経て、現在は執行役員CPOとして、マルチプロダクト戦略の推進やプロダクト組織の強化に取り組み、プロダクト開発の体制づくりやスケールに注力している。 X:@tyokomine プロダクトマネージャー(以下、PM)の役割は多岐に渡りますが、その中でも苦労している人が多いものの一つにステークホルダーマネジメントがあります。PMが描くプロダクトビジョンを社内外の理解者・協力者とともに実現するた

今日書きたいことは、大体以下のような話です。 ・昨年入社した新人さんが、人生二度目かというレベルで「助けを求めるのが上手い人」でかなり驚いています ・助けを求めるのが上手い人は、大体下記のようなことができています -手遅れになる前に「困っています」を出力できている -何がしたくて、何が出来ていないかを言語化できている -何をやろうとしたか、どこまで試みたかを言語化できている -普段の進捗をちゃんと周囲に報告・共有している -助けを求める際、必要な人を巻き込めている -自然と感謝の言葉を口に出来ている ・これが自然に出来る人は色んなところで得をしますよね ・ただ、ここまでできなくても、ただ「困っています」「進んでいません」をちゃんと出力できるだけでも上司としては十分ありがたいです ・新人さんは、遠慮なく弱音を吐きつつ、少しずつでも「助けを求めるノウハウ」を蓄積していけるといいんじゃないかと思

ふつうの会社員が投資の勉強をしてみたら資産が2億円になった話【電子限定特典ページ付き】 (幻冬舎単行本) 作者:斗比主閲子幻冬舎Amazon 幻冬舎さんのつてで、『ふつうの会社員が投資の勉強をしてみたら資産が2億円になった話』をご恵贈いただいた時、どうしたものだろうと思った。著者ははてなブログで長く活動しているトピシュさんだから縁はある。でも、お金の本を私に送られても楽しめないんじゃないの? という心配だ。 ところがこの本は面白かった。お金についてのハウツー本であるだけでなく、資産形成のために必要な精神が活写されているように読めて、そこが面白かったからだ。 結論を書いてしまおう。 資産を形成するための根本的な精神とは、トピシュさんに内面化されているだろう、ホモ・エコノミクスの精神だ。ここでいうホモ・エコノミクスの精神がトピシュさんと同じぐらい「うまく」内面化されていて実行可能なら、きっと資

僕は食品会社に勤務する営業部長だ。中小企業なのでやることが多い。新規開発営業の他にもイベント時のスーツアクター(トナカイくん/トン吉)当番、トナカイくんとトン吉の保守管理等重要業務も任されている。最近は、食材高騰や人件費高騰や人不足の直撃を受け、それらを担当する中間管理職が慌ただしく動いているため、彼らの手が回らないマネジメント業務もやらされている。事業本部長の代理である。事業本部長は「代理だから難しく考えなくていーよー。難題に当たったら持ち帰ってねー」とライト感覚で言ってくれた。 取り急ぎ対応する必要があったのは某小規模事業所。責任者とその他パートスタッフの関係がうまくいっていないという報告を受けての対応だ。マネジメント業務を代理で受ける際に、落ちついている事業所を任せるという約束をしていたので、ルール違反っちゃあ違反だけれども、事業所収益は問題がないので、そういう意味で問題がないという
僕は食品会社で働く営業部長だ。人不足により、ヘルプで現場に赴く機会が増えている。昨日は、ウチの会社がマネジメントを任されている飲食店のヘルプだった。仕事自体は周囲の声を聞いて、決められたとおり、ちゃっちゃっちゃっと働くだけなので楽勝。運営部門の担当者からマネジメント業務も任されていた。そこで働いていただいているパートスタッフの労働契約更新に係るヒアリングだ。「基本的には皆さん継続と聞いています。問題ありません」と事前に聞かされていた。 出勤している6名のパートさんから話を聞いた。全員が現在の働き方を継続したいという希望を持っていた。予算作成のためには労務費をある程度確定させる必要がある。僕はそれぞれのパートさんにどれくらい働きたいのか訊ねた。全員が「年収の壁ギリギリまで働きたい」意向。年収の壁を越えて、たくさん働きたいという人はいなかった。メインは旦那の収入。「では年間で103万円を切るよ

マネージャーになると、1on1や評価のタイミングで期待を伝える一環として誰かにフィードバックする機会が増える。マネージャーになって初めて誰かに明確にフィードバックするという経験をする人は多いと思う。自分もそうだった。 今思うと、マネージャーになる前にフィードバックの練習をする機会は色々あったと感じる。自分がもっと意識してやっておけばよかったと思いつくものをざっと書き出してみる。 チームの振り返り 対個人ではなくとも、自分がよかったと感じたこと、問題だと思っていることを言葉にして伝える練習になる チームにもよるけれども、できるだけ積極的に意見を出し、伝え方のレパートリーも増やしていけるとよい アンケート回答 人事施策やイベントごとなどでアンケートを求められた時に、きっちり答えるようにするのもよい練習になる よかったことや改善してほしいことを相手に伝わるように言葉にするのは、慣れないと難しい。
※この記事は、2024 Speee Advent Calendar 19 日目の記事です。 昨日の記事はこちら:tech.speee.jp はじめに こんにちは、不動産DX 事業部でエンジニアをしている 22 新卒の高島です。社内ではたかてぃーと呼ばれています。 新卒で入社してから 3 年がそろそろ経とうとしており、あっという間すぎる 3 年目だったなと振り返りつつ、4 年目に向けた仕込みを進めています。 そんな私は 2 年目の2023 年 5 月からチームメンバーを持ち始め、2024 年 4 月からはマネジメント役割を一部委譲してもらいピープルマネジメント(以降、マネジメントと表現します)を主導しています。 現在は 3 人のメンバーのマネジメントを担当しており、上長でありエンジニアリングマネージャーの石井さんと協力しながらチームの開発成果定義、メンバーの目標設定や定期的な振り返りを
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く