はじめに これは「フィヨルドブートキャンプ Advent Calendar 2025」の15日目の記事です。fjord-calendar.jp 昨日の記事は id:unikounio さんの「【Obsidian】Thinoで思考の整理を楽しもう」と、 id:hiroblogdesu さんの「フィヨルドブートキャンプに入会して丸2年が経ったのでモチベについて語らせてください」でした。 今回はメンターである僕、伊藤淳一がふだんの業務で生成AIをどんなふうに使っているのかを紹介したいと思います。 また、記事の後半ではフィヨルドブートキャンプ生に向けて、プログラミング初学者が生成AIを利用する際の注意点についても書いてみます。 【もくじ】 はじめに どんな生成AIを使っているのか どんなときに使うのか 自分でコードを書いてもいいが、ちょっと面倒なとき 自分で調べてもいいが、時間がかかりそうなとき

Deleted articles cannot be recovered. Draft of this article would be also deleted. Are you sure you want to delete this article? 概要 地方の公立高校に在籍する筆者が、文化祭の整理券システムを開発したときの話をまとめました。大勢の人に使ってもらうサービスを作ったのは初めてだったのですが、失敗含め自分にとって良い体験になりました。 突っ込みどころも多いと思うので、ご指摘等ありましたらコメントしていただけると嬉しいです。 作ったもの 高校の文化祭で、クラスごとにやる企画の整理券を端末で取得・管理するWebシステム(以下、整理券システム)を作りました。イメージとしては、病院とかの予約システムに近い感じです。 機能 整理券の取得・管理 参加したい企画を選んで、整理券をスマ

……春にして君を離れ……でも今は春じゃないわ、十一月じゃありませんか…… アガサ・クリスティ『春にして君を離れ』 はじめに この文章は、「競技プログラマーのためのコーディング面接、これだけ」というタイトルで書き始めたものだ。以前よりソフトウェアエンジニアの教育をしており、年によってはGAFA が揃うこともある。Google のソフトウェアエンジニアだけでも10年近く毎年入っており、教えられて入った人も教えるようになり、今年曾孫(4代目)のGoogle ソフトウェアエンジニアが誕生した。ただこの育成速度ではまったく十分ではない。年間一万人の桁で育てる必要があると考えるので教え方自体を広めることにした。書き進めていくうちにコーディング面接に有用なだけでなく、むしろ学習や仕事全般に共通する話になった。おそらく、汎用性がある話ではあるのだろう。外資系コンサルタントや外資系金融機関の人たちが時々
はじめに C#は急速に進化してきた言語です。10年前の「当たり前」は、今では保守性やパフォーマンスの観点から非推奨になっていることもあります。 今回は、レガシーシステムの保守や段階的なリファクタリングに携わる開発者向けに、よくある「昔の書き方」から「現在の推奨」への置き換えパターンを、すぐに実装できるスニペット集としてまとめました。 C#開発の現場に入ると、新規開発でない限り意外と古いコードを見ることが多いと思います。 今まで受け継がれてきたシステムは大量にあり今でも10年以上前のシステムが元気に動いています。 そして開発者も容易に書き方を変えることはしません。プロジェクトととして統一する狙いもあると思います。それでもコードは確実に進化してます。ぜひ覚えておいてほしい「今と昔のコード」を集めてみました。

技評さんのサイトで「JavaでAIプログラミングをはじめよう」という短期連載をやってました。 LLMを動かして接続してRAGやMCPも組んでひととおりやってみるという連載になってます。JavaでAIプログラミングをはじめよう 記事一覧 | gihyo.jp ● 初回は、LM Studioを使ってQwen3 1.7Bをローカルで動かしてHttpClientで呼び出すという、準備的な回。 今ならGPT-oss 20Bでもいいかもしれないけど、Qwen3 1.7Bのほうがどんな環境でも動くんじゃないかと思います。JavaでLLMにアクセスしてみよう | gihyo.jp ● 第2回は、定番ライブラリのLangChain4jを使うという回。 LangChain4jを使ってみよう | gihyo.jp ● 第3回はFunction CallingとRAGです。 ちなみに、技評さんのサイトでダウン

UNIX の父であるケン・トンプソンは、C言語の元になったB言語の開発者で、B言語の前に Bon という言語を作っていたことで知られています。この Bon についての詳細は不明で、失われた言語だと思っていましたが、Bon のマニュアルがネットに落ちており、詳細が分かりました。 そういうわけで、Bon の概要解説という誰得情報をお伝えします。 ケン・トンプソンはB言語を作る際に、Bon を元にしたわけではなかったようですが、同一人物が開発した言語ですので、多くの共通点が見られます。B言語、C言語、Goとの共通点や相違点を見ればケン・トンプソンの設計思想を垣間見れるかもしれません。 Bon はインタプリタ言語であり、入力したプログラムがすぐに実行されるイミディエイトモードと、記憶されたプログラムを実行するストアドモードがありました。若い人にはわからないかもしれませんが、BASIC インタプリタ

V8エンジンは、JavaScriptの実行性能を最大化するために3つの特殊化されたコンパイラを戦略的に使い分けています。 Sparkplug:高速な非最適化コンパイラ Maglev:中間層の最適化コンパイラ TurboFan:高度な最適化コンパイラ これらが実行頻度に応じて段階的に適用されることで、最適なパフォーマンスを実現しています。 Sparkplug:常識を覆した高速コンパイラ V8 v9.1で導入されたSparkplugは、従来のコンパイラ設計の常識を完全に無視することで、驚異的な高速コンパイルを実現しました。 核心的な実装 通常のコンパイラは、ソースコード → AST → 中間表現 → 最適化 → 機械語という段階を踏みます。しかしSparkplugはこれらを全て省略し、バイトコードから直接機械語を生成します。実装の中核は、コンパイラ全体が実質的に巨大なswitch文を含む単一の

並列モード 事前準備:Google Calendar Tasks に乱雑にメモを書き留めてる 特にやることを決めずに tmux(or zellij) で3分割で並べる メモを拾って投げ込む ログが止まってないかだけを見ている メインタスクのトークン消費を圧迫しない範囲で、他タスクの流量を調節 ApproachingUsage Limit... がでてないと、仕事してる気にならない アイデアモード 並列モードの一つを「思いつきための実験するための枠」に 「このURL/論文読んで、試しに実装して再現して」 「こういうLint プラグインがほしいんだけど作れる?」 「WebGPU でpytorch 移植できる?」 重要: 中身をまったく見てない 一通り走りきった後で、どのように成功/失敗したかを確認 うまくいったらGitリポジトリや利用単位に切り出す ゴール設定からワークフロー設計 ゴー
こんにちは。ruby-devチームの遠藤(@mametter)です。 次期バージョンのRubyでは、pathnameがRuby本体組み込みとなり、require "pathname"なしで利用可能になる予定です。Rubyで書き捨てスクリプトを書いてる自分のような人は地味にうれしいかもしれません。 Feature #17473: Make Pathname toembedded class ofRuby -Ruby -Ruby Issue Tracking System さて、pathnameの組み込みがマージされた直後、非常に興味深いバグが発生しました。 今回はそのデバッグの経緯を技術ブログとして共有したいと思います。 問題の発生:特定環境でのみ失敗するテスト コミッタのhsbtさんがpathnameの組み込み化をマージした後、なぜかRubyのCIの一部が落ちるようになりました。
Claude Code に全部賭けて個人開発(モバイル、ウェブ、拡張機能)を自動化した話 - 5 万円吹っ飛んだ実録 ベータテスト申込み 一緒にテストしませんか? (iOS と Andriod で各10名限定でβテスト公開しています!モバイルブックマークアプリ探している方是非是非!) Product Hunt ← Product Hunt で一位目指します!応援よろしくお願いたします! 💸 まず衝撃の事実から... 全部で 5 万円くらい気づいたら吹っ飛んだよ!(Claude Code の従量課金で) iOS,Android, Web,Chrome拡張機能,Go の全てをClaude Codeに90%くらい書かせました。 正直、最初は「Claude Code ってどのくらいコストかかるんだろう?」と軽い気持ちで始めたのですが、気づいたら請求額が 5 万円を超えていました。でも結論か

何があっても開発だけは止めない。誕生29年、圧縮解凍ソフト「Explzh」作者の不屈【フォーカス】 2025年5月27日 圧縮解凍ソフト「Explzh forWindows」開発者 鬼束 裕之(pon software)フリーランスエンジニア。1996年に圧縮解凍ソフト「Explzh forWindows」を公開し、同年シェアウェア化。以来、29年間にわたってメンテナンス・保守を行う。2007年からは、個人での非商用利用に限ってはフリーウェアとして提供している。解凍に特化したフリーソフト「Archive Decoder」も公開している。 「Explzh forWindows」公式サイト 1996年から提供されている、「Explzh forWindows」(以下Explzh)という個人開発の圧縮解凍ソフトウェアがあります。 正式には「Explzh(エクスプローラエルゼットエッチ)」

読みやすいコードとは何か 読みやすいコードとは、脳に負荷がかからないコードである。脳に負荷がかからないコードとは、人間の脳の特性に配慮して書かれたコードである。したがって読みやすいコードを書くには、まず人間の脳の特性を把握する必要がある。読みやすいコードの特徴は、この人間の脳の特性から論理的に導かれる。 また、「コードを読む」とは過去から未来への情報伝達、または自分から他者への情報伝達であり、情報理論における以下の2つの数学的原理にも支配される。 頻出する情報には共通の符号を割り当てることで情報を圧縮することができる。 失われた情報を復元することはできない。 この記事に書かれた内容はプログラムに止まらず、ドキュメント、記事の執筆など、プレインテキストによって情報を伝達する際には一般に適用可能である。 もしもこの記事を読むのが面倒であれば、以下の5つだけを覚えておけばよい。 ひとつの処理の単

はじめにGophers Japanでは、Gopher道場というGoを体系的に学ぶ場を提供しています。2025年は4月より数年ぶりにオンラインにて開催しています。 2週間に1回のペースで開催しています。次回は2025年5月7日(水)に開催予定ですので、ぜひご参加ください。本稿では、2025年4月23日(水)に開催した基本構文の範囲から問題を作ったため、そちらの紹介をします。 問題 ここで紹介する問題は、Gopher道場の講義動画(の音声)や講義資料を元に作成したGPTsに作問してもらったものです。講義で扱った内容を復習でき、単純には解けない問題にしてもらいました。 問題1 以下のプログラムはエラーになります。なぜエラーになるのかを考え、修正してください。

知識ゼロでもプログラミングができた!ChatGPTと5時間格闘したリアル体験記2025.04.28 22:0032,386 小野寺しんいち 最初にお伝えしておくと、昔も、そして今も、私にはプログラミングの知識はまったくありません。 それなのにできたんです。そんな自分でも、プログラミングができたんです。そう、ChatGPTさまさまで!ChatGPTを使って、プログラミング知識ゼロからツールを完成させたリアルな体験、共有します。 効率よく情報収集したい、から始まったImage: Generated with Dall-E 3ニュースのインプットって、大切だけど結構大変じゃないですか? メディアの種類もどんどん増えて煩雑になる中で、どうやったらもっと簡単に、だけど的確に情報をゲットできるのか、考えていたんです。 そこで思いついたのが、AIに任せちゃおうというアイディアです。ChatGPTを使

ミノ駆動 @MinoDriven 昨日ゲームプログラミングしてる最中 うちの子「パパの書くプログラムってif文すごく少ないね」 僕「よく気が付いたな。同じ動きのコードでも何も考えずに書くとif文だらけで読みにくくなるんだ。if文をあまり書かないよう設計すると皆に喜ばれるぞ」 とインプットしておいた。 2020-02-25 11:48:13

生成AI時代は「Visual Studio Code」一択ではない? 注目の次世代コードエディタとは RedMonk:LLMの台頭は「全ての開発者ワークフロー」を再考する機会に 「開発者体験の最前線を走るMicrosoftだが、AI技術の進化は新たな波を生み出している」――調査会社のRedMonkは、LLMの台頭がコードエディタに及ぼしているトレンドの変化や、開発者が注目する次世代コードエディタに関する見解を発表した。 調査会社のRedMonkは2025年2月21日(米国時間)、LLM(大規模言語モデル)の台頭がコードエディタに及ぼしているトレンドの変化や、開発者の間で注目されている次世代コードエディタに関する見解を発表した。 RedMonkは「LLMやAI(人工知能)の普及/イノベーションには、誰一人として無縁ではいられない」とした上で、「『Visual Studio Code(以後、V

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