もはや社会現象…ラブライブ!の衝撃の売上 ラブライブ!は、「電車男」以来、10年間注目されてきた「オタク」の印象を大きく変えた“事件”でもあり、特に2015年は快進撃に次ぐ快進撃であった。 2015年6月の劇場版アニメは興行収入28.6億円、200万人もの観客が動員された。2014年4~6月のアニメ2期からの人気は途絶えず、劇場版『ラブライブ! The School Idol Movie』は、ブルーレイディスク(BD)販売初週で約19万4000枚を売り上げるなど、「オバケアニメ」級の大ヒットとなった(注2)。 3月のアニメジャパンには“聖地巡礼”である神田明神の神田祭ブースが並び、2015年末の紅白歌合戦では初めてグループでアニメ声優たちが登場を飾った。また、2015年のユーキャン流行語大賞に「ラブライバー」という言葉がノミネートされる形となった。このように、2015年は、“ラブライブの1

90年代〜00年代にかけて、オタクコンテンツこそが世界に比肩しうるコンテンツだと喧伝されていた。 曰くハリウッドの映画監督はみんなアニメを参考にしている。 ジェームズ・キャメロンやジョージ・ルーカスは『攻殻機動隊』や『パトレイバー』が大好きだ。オタクコンテンツこそが想像力の最先端であり、日本のオタクは嗜好の最先端を走っている。 それは同時期に『エヴァンゲリオン』や『カウボーイ・ビバップ』が放映されることで実証されているかのように見えた。 しかし、現状を振り返ってみてどうだろうか。 『カウボーイ・ビバップ』以降のアニメで、世界に胸を張って輸出できるものがあるだろうか。 その後のアニメは奇形化し、オタクの性的な欲望を充足させるためのものに自閉していった。 せいぜい『涼宮ハルヒ』や『まどかマギカ』ぐらいのヒットが出るぐらいで、オタクの内輪受け以上のものになっていない。 なぜ90年代のオタクコン

うちの飼い猫のふうちゃんの具合が悪いのでnoteを書くどころじゃなくて昨日はお休み。本日も猫に赤ちゃん言葉で話しかけるのに忙しいのでアイドル話でお茶を濁すことにしたい。本日はハロプロからちょっと離れてAKB48、そしてAKB商法の成立のあたりのお話。モー娘。ブームが下火になり、大量に生まれたモーヲタが、さまざまな分野に離散集合を繰り返した中で、比較的マイナーだったAKB48へ流れた組数人からのヒアリングから作ったものですね……。自分もごく初期神田に住んでいたということもあり、路上で見ていってください!と声を上げる篠田麻里子を尻目にガラガラだった秋葉原の劇場にオタに連れられて見に行ったものです。 ■はじめてAKBが握手を行った日 AKB48は、2005年におニャン子クラブで一世を風靡した秋元康が総合プロデューサーを務め、「会いに行けるアイドル」をキャッチフレーズに秋葉原に常設劇場を持つかた

調査要綱 矢野経済研究所では、次の調査要綱にて国内の「オタク」市場に関する調査を実施した。 1.調査期間:2017年9月~10月 2.調査対象: アニメ/漫画(電子コミック含む)/ライトノベル/同人誌/プラモデル/フィギュア/ドール/鉄道模型/アイドル/プロレス/コスプレ衣装/メイド・コスプレ関連サービス(メイド喫茶・居酒屋・マッサージ、コスプレ飲食店、コンセプトカフェ等)/オンラインゲーム/アダルトゲーム/AV(アダルトビデオ・DVD、ダウンロードコンテンツ含む)/恋愛ゲーム/ボーイズラブ/ボーカロイド(関連商品含む)/トイガン関連商品を扱う事業者、及び業界団体等 3.調査方法:当社専門研究員による直接面談及び、電話・FAXによるヒアリング、インターネット調査、文献調査を併用 <「オタク」市場とは>本調査における「オタク」市場とは、一定数のコアユーザーを有するとみられ、「オタクの聖地」
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