インターネット上で募集したショートストーリーをまとめた『嘘みたいな本当の話』(イースト・プレス)が話題を呼んでいる。「戻ってくるはずがないのに、戻ってきたものの話」「犬と猫の話」「あとからぞっとした話」などさまざまなジャンルごとに応募された1,000文字以内の掌編作品が詰め込まれた本書。アメリカ人作家・ポール・オースターがラジオで作品を募集して大成功を収めた『ナショナル・ストーリー・プロジェクト』の日本版だ。本書に収められた149にも及ぶ作品は、そのどれもが、誰もが人生で一度は経験があるような、ちょっと感動させられる話や、ひやっとした気持ちにさせるもの、くすっと笑わされてしまうものなど、日常の些細な出来事を追った物語ばかり。しかし、一般的な読者投稿本よりもレベルが一段上なのは、選者である内田樹と高橋源一郎による功績が大きいのだろう。 そして、「ナショナル・ストーリー・プロジェクト(以下、

(第145回芥川賞・直木賞講評 2011.7.18 07:03 産経新聞 http://j.mp/r084gA ) 円城作品の評価は二分した。高く買う委員がいる一方、「(純文学が対象の)芥川賞の範疇ではない」との意見や、知識の間違いを指摘する委員もおり、得票は限られたものに。 今回は東日本大震災後、初の選考会。震災が選考に与えた影響については、山田さんは「まったくない。芥川賞に関して即座に何かをするものではないという認識は委員の皆さんにあったと思う」と説明した。(磨井慎吾)」 村上龍_RVR @rvr_ryugenhigo 『サイエンスフィクション的な要素があったり、通常の物語とは違う文学世界をつくるときに、そういったディテールで間違うと、決定的だって言ったんですよ。』 村上龍RVR龍言飛語 今回は第145回芥川賞についてです。明日更新予定です。 http://t.co/ncbHGwa 2

kikulog 記事一覧 カテゴリー別記事一覧201410 2014/10/22 江本勝氏の死去 201409 2014/09/12 生協の「書評対決」の書評 201407 2014/07/04 「いちから聞きたい放射線のほんとう」サポートページ 201406 2014/06/04 「いちから聞きたい放射線のほんとう」訂正箇所 201404 2014/04/23 朝日新聞に書評が出るようです [kikulog 647] 2014/04/09 理研CDBの騒動について [kikulog 646] 2014/04/07 博士論文中での剽窃について [kikulog 645] 201403 2014/03/17 「いちから聞きたい・・」のあとがき [kikulog 644] 2014/03/03 論文: Structural flexibility of intrinsically disord
風間賢二 @k_kazama マキリップの<イルスの竪琴>三部作がハヤカワ文庫FTから創元推理文庫に移籍して、ちょっとビックリ。FT文庫の読者層が変化してしまったんだね。マキリップのその作品、かつてはFTのドル箱のひとつだったのに。年老いたぼくに言わせれば、FT読者のリテラシー能力は確実に下降している。 2011-06-21 21:20:14 千野 帽子3月4日共著TOKYOMACHオンラインイヴェント @chinoboshka あのレーベルから「英語圏現代作家のシリーズもの」ばかり出るようになった1990年代にはすでに「白人か白人に似たなにかしか出てこない小説を読みたい女の人」が顧客だったと思います。QT @k_kazama 年老いたぼくに言わせれば、FT読者のリテラシー能力は確実に下降している。 2011-06-21 21:25:43 風間賢二 @k_kazama @chinobos

1 が あ る の に な と し て れ る こ と あ る い は な ど の が あ る で を む こ と と の を む の と は う こ と だ ろ う と つ ま り の の た め の と い う の は め て な こ と で あ る と わ た し は � て い る ん で す が さ ん が め て の の に な ら れ る に あ た � て は ど ん な お ち な ん で す か に じ た を む の は こ れ が め て で す そ れ ど こ ろ か が に じ た を い た こ と も あ り ま せ ん で す か ら の と し て が さ れ る と い う も な い の で と し て は す る と い う よ り む し ろ い ろ い ろ ば せ て も ら い た い と い う ち が い な に を ば れ る ん で
マーゴット・ウェディング 憂鬱な現在は薬で、歪んだ過去はセラピーで解決。息子が妹と寝ようと、隣人が屋内で豚を解体しようと個性。すべては対症療法。少なからず肯定的な視点が含まれているのが、恐ろしい。救済…
今年も書きました、ノーベル文学賞予定稿。そして、今年も使われませんでした(泣)。 来年こそは使って欲しいですね。 村上春樹さんのノーベル文学賞受賞を祝う 村上春樹さんが今年度のノーベル文学賞を受賞した。「ようやく」という感じがする。 毎年この時期になるとメディアから「受賞予定稿」を求められる。だから、このセンテンスを書くのもこれで六回目である。もちろんこれも予定稿。『1Q84』が現実の1984年とは別の1984年の世界の出来事を描いていたように、私もまた毎年「村上春樹がノーベル文学賞をもらった(現実には存在しない)世界」についての短い物語を書いてきたわけである。私は小説というものを書いたことのない人間であるから、たぶんこれが私の書いた唯一のフィクションということになる。 受賞奉祝記事には毎年ほぼ同じことを書いている。それは村上春樹の「世界性」を構成するのは何かという問いである。村上文学は一
一応、生存報告を。大量に書きたいことは色々あるのだけれども駆け足で。 さて深町秋生さんの新作「ダブル」はすごい傑作。作家としてメルクマールになる一作であるのは間違いない。 ダブル 作者: 深町秋生出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2010/09メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 66回この商品を含むブログ (22件) を見る ネットでは女刑事が人気ですが、個人的には主人公の仇役である新興マフィアのボス・神宮がとても魅力的。名前から分かるとおり、「ダークナイト」のジョーカーをモチーフにしたキャラクターである。 「覇権的な秩序よりも、享楽的な混沌」を追い求め、「聞くたび毎に過去の経歴が違う」「自分とベースを同じくする主人公の本性を暴きたがる」あたりなどにそれはたびたび言及されています。 ゼロ年代的な悪役であるジョーカーをどのようにしたら倒せるのか。 言い換えるなら 「ジョーカーを倒せ

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「あたらしい『源氏物語』の教科書」 (イースト・プレス) 「どうせ私なんてブスだし」と、自分の外見を卑下していませんか? 外見が悪いからモテない、結婚できないと、自分に希望を持つのを諦めてしまった女性、まずは末摘花(すえつむはな)の図太さを真似てみましょう。ベストセラー『乙女の日本史』(東京書籍)の著書・堀江宏樹氏による新刊『あたらしい「源氏物語」の教科書』(イースト・プレス)は、22名の個性豊かなヒロインの恋愛観を女性目線で読み解いた新解釈の一冊。おひとりさまからキャリアウーマン、勘違い女に不美人までもが登場し、恋愛に悶え苦しむ姿は平安時代とは思えないほど超リアル。そんな現代にも通じる恋愛模様から、不美人なのに幸せを勝ち得たヒロインの生き様について伺ってきました。 ――『あたらしい「源氏物語」の教科書』には、こういう女って現代にもいる! というヒロインが大勢出てきました。 堀江宏樹氏(以

国土交通省の特別機関である国土地理院は22日、実際の世界と同じ大きさの原寸大世界地図が完成したと発表した。プロジェクトチームは細川政権時代の93年に発足。完成まで17年を要したことになる。 国土地理院の間宮忠敬院長は午後の会見で、1分の1スケールの世界地図が完成したことを明らかにした。同プロジェクトは、軍事衛星など地球全体を観測・記録するシステムに対する時代の要請が高まってきたことから93年、建設省(当時)を中心に発足。17年間で計1兆3千億円の予算をかけた大型プロジェクトとして進行していた。 間宮院長は「当時は日本が軍事衛星を持つことに対して、中国や韓国など隣国が大きな懸念を示していたため、測量班が地道に土地を測量していくしかなかった。この17年間で地震などによって多少地形が変わった部分もあるが、99%以上は変化していない」と説明。地図の活用については「軍事面だけでなく、さまざまな国策に

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カラパイア » 画像 » サブカル・アート » 生物兵器派と機械ロボット派に分かれて戦うパラレルワールド、もうひとつの第一次世界大戦「レバイアサン」 スコット・ウエストフェルドの描くファンタジーなパラレルワールドの舞台は1914年の第一次世界大戦。ヨーロッパの国々はダーウィンの発見から偶然生まれた、遺伝子操作生物武器を生み出した英国を中心とする「Darwinist」と、歩くロボットタンカーのような機械技術に優れたドイツを中心とする 「Clanker 」の二大勢力に分かれていた。 そんなパラレルワールドの勢力図がこれなんだそうだけど、なかなかにファンタスティックファンタジーなんだ。 *クリックで壁紙サイズに拡大できるよイラストはケイス・トンプソンが手がけているんだけれど、モンスターのような生物兵器とロボットが戦うそんな世界が一目でわかる作品なんだ。 ケイス・トンプソンの描くファンタジーイラ

「一人でお茶を」なるブログに次のようなエントリが立っていたので紹介。いや、こういう良記事が時々あるから週刊金曜日は侮れない。金光翔氏*1が批判する佐藤優を活用する限り、週刊金曜日を買う気は全くないが。他人のトンデモ(この場合、小熊「1968」)を批判するのは結構なのだが、だったら自分の雑誌にトンデモ(佐藤優)を活用しないでほしい。 金氏の主張を全て支持しているわけではないが、佐藤の件では週刊金曜日より金氏が正しいだろう(金氏のブログ内での主張で明らかにおかしいと私が思うのは、氏が共産党と民主党現政権を同一視していることである。共産の政権批判が弱いと言うならまだしも「小沢疑惑追及」「普天間基地問題でのブレ批判」をしている以上、同一視するのはおかしい)。 「週刊金曜日:「田中美津、『1968』を嗤う」(http://d.hatena.ne.jp/nessko/20091225/p1)から一部引
新潮新書 2009年11月 巻頭の「はじめに」になんだか奇妙なことが書いてある。この本には独創性はなく、体系性がなく、厳密性もないが、それについての批判には一切答えるつもりはないというのである。独創性がないというのは、すべて先人の説の受け売りであるということであり、体系性がないというのは、思いつきで書いていくので起承転結とか序破急とかの構成を期待するなということであり、厳密性がないというのは大風呂敷で大雑把な話であるということで、大雑把であればあそこも抜けている、これについては考えていないというところが多々あるのは当たり前、したがってそのような当たり前の批判には答える必要などない、そういう論理展開である。 最近の内田氏は東奔西走、講演をしたり、インタヴューに答えたり、とんでもなく忙しい生活を送っているようである。そうであるなら勉強する時間はない。仕込みをする時間がないから、過去に勉強した先

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