息子は強度行動障害と言われ、その名前が市内では轟いていたようで、多くの施設や事業所に関わりを拒否され、現在の事業所にたどり着くまで長い時間を要した。 数秒目を離すとどこかに行ってしまい、保護された各区にある警察署を、あと少しで制覇する勢いの時もあった。 気になったものを壊してまで中身や構造を確認し、イラついては近くの大物から小物まで破壊した。 自傷により人の皮膚はここまで破けるのかと、そのバイオレンスっぷりに卒倒しそうになった。 これらの問題行動は猪突猛進で行い、止めるのは至難の技。 けれど、上には上がいるものだ。息子の問題行動を先回りして止められるスーパー支援員たちに、息子は幸運にも出会うことができたのだ。 その出会いが、振り返らずに突っ走る猪突猛進の息子を、走らずに「自分の意思」で「交渉」によって自分の思いを伝えようとするまでに成長させた。 息子の行動を大きく転換させた現在の事業所のス
Published 2020/04/18 17:43 (JST) Updated2023/10/11 09:34 (JST) 海で釣りをしているとき、獣に襲われる危険性を想定する人は、はたしてどれほどいるだろうか。2月下旬。長崎市内の男性は、同市小江町の岩場でイカ釣りをしている最中に突然、イノシシに襲われ、〝返り討ち〟にした。「命を守るために無我夢中。アウェー同士の闘いだった」。体に負った傷が癒えてきた男性に再び現場を訪ねてもらい、約10分間の死闘を振り返ってもらった。 「自分も足場が悪いアウェー(本拠地ではない意味)で、イノシシも舞台が海ということでアウェー。つまりアウェー同士の闘いだった。自分は何度か釣りに来ていた場所だった分、足場にも慣れていてこちらに勝機があったと思う。ここで死にたくないという気持ちだけだった」 ●突進で飛ばされ 2月24日午後4時ごろ。同市内で個人タクシーを営む

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